というわけで、コラボ回&新章開幕ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
29話
幻想郷の喫茶店、
「あれが、霜月雪華か。まあ、気をとられてるうちに桜とやらを回収するか。」
男は桜の気配を探り、そこまで転移する。
「♪〜」
私は、雪華様のためのご飯を作っていた。今あの方は鍛錬に出ているからだ。
しかし突然後ろに気配が現れる。
「誰!?」
「『干渉』」
その声とともに桜の感覚が消えた。
「ぐ…!」
体から力が抜けた。
「特に恨みはない、が眠ってもらおう。」
その言葉で、桜の意識が薄れていく。
「桜!」
「せっ…か、様…」
嫌な予感がしたので帰ってくればこれだ。
「桜を離せ!」
桜華を抜刀する。
「……つまらんな。」
「…なんだと?」
無意識の怒りが湧き上がる。
「今のお前では、俺には勝てん。」
零は指を鳴らす。
その瞬間、外から大きな音が鳴り響いた。
「何だ…!」
一瞬、気が逸れた。
「ほら、甘い。」
一瞬で零は距離を詰め、雪華を吹き飛ばす。
「くっ…!」
ほぼ反射で何とか後ろに跳び、ダメージを軽減したが、それでも10メートルは吹き飛ばされた。強い。
「精々、外の奴らを倒せるくらいの戦力が無きゃな。じゃあな。」
男は桜とともに消えた。
「待て!くそっ!
…仕方ない、外の奴らをやらないと。」
「雪華、大丈夫なの!」
来てくれたのは風見幽香。僕の母さん。
「大丈夫だ、母さん。少し手伝って。」
「勿論よ、あなたの頼みなら。」
そして、音が聞こえた方へ向かう。
外に居たのは、巨大な亀と
「母さんは亀のほうを頼む!」
「分かったわ!」
雪銀を喚び、応戦する。
「この程度!」
身体能力は高いが、その分脆いようだ。
攻撃力にステータスを全振りしたらしい。難なく撃破。
そしてあの亀へ向かおうとしたその時。
「くっ……!」
「母さん!?大丈夫!」
「大丈夫よ。ただ、厄介ね。」
その理由は、母さんが実演してくれた。母さんが放った弾幕が、そのまま帰ってきたのだ。
「なっ…!?」
なんとか弾き返すも攻略法が分からない。恐らく、奴自身の攻撃力は皆無。反射して相手を倒すのだろう。
逆に言えば、こちらから攻撃しない限り安全ということ。その間に頭を回す。
反射は恐らく魔力によるもの。自身をコーティングするなりしているのだろう。
待て、それならば。そうなれば実験だ。弾幕を放ち、奴を観察する。
…予想通りだ。
「母さん!何でもいい、弾幕を撃ってくれ!」
「…何か考えがあるのね?」
「ああ。」
「信じるわよ?」
「頼む。」
「三つ数えたらいくわよ。
…3、2、1、ここよ!」
母さんの弾幕が奴へと向かう。当然反射されるが、その直後、ほんの刹那だけ魔力反応が無くなる。その刹那をつき、雪銀を構え、振るう。予想通り、弾かれない。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
一刀両断。大亀を撃破。
「母さん、ありがとう。」
「いいえ、当然のことよ。」
「いってくるよ。」
「…ええ、いってらっしゃい。」
そして、奴の居る場所へ向かう。
絶対に許さない。