東方雪月花   作:くらんもち

30 / 57
皆さんお久しぶりです。
というわけで、コラボ回&新章開幕ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!


虚無の零と雪の熾天
29話


幻想郷の喫茶店、桜舞う春(スプリング・ブロッサム)。しばらく平穏であったが、突如として空間が捻れ、1人の男が現れた。

 

「あれが、霜月雪華か。まあ、気をとられてるうちに桜とやらを回収するか。」

男は桜の気配を探り、そこまで転移する。

 

 

 

 

 

「♪〜」

 

私は、雪華様のためのご飯を作っていた。今あの方は鍛錬に出ているからだ。

しかし突然後ろに気配が現れる。

 

「誰!?」

「『干渉』」

その声とともに桜の感覚が消えた。

 

「ぐ…!」

 

体から力が抜けた。

 

「特に恨みはない、が眠ってもらおう。」

 

その言葉で、桜の意識が薄れていく。

 

「桜!」

「せっ…か、様…」

 

嫌な予感がしたので帰ってくればこれだ。

 

「桜を離せ!」

 

桜華を抜刀する。

 

「……つまらんな。」

「…なんだと?」

 

無意識の怒りが湧き上がる。

 

「今のお前では、俺には勝てん。」

 

零は指を鳴らす。

その瞬間、外から大きな音が鳴り響いた。

 

「何だ…!」

 

一瞬、気が逸れた。

 

「ほら、甘い。」

 

一瞬で零は距離を詰め、雪華を吹き飛ばす。

 

「くっ…!」

 

ほぼ反射で何とか後ろに跳び、ダメージを軽減したが、それでも10メートルは吹き飛ばされた。強い。

 

「精々、外の奴らを倒せるくらいの戦力が無きゃな。じゃあな。」

 

男は桜とともに消えた。

 

「待て!くそっ!

…仕方ない、外の奴らをやらないと。」

「雪華、大丈夫なの!」

 

来てくれたのは風見幽香。僕の母さん。

 

「大丈夫だ、母さん。少し手伝って。」

「勿論よ、あなたの頼みなら。」

 

そして、音が聞こえた方へ向かう。

 

 

外に居たのは、巨大な亀と蜥蜴人間(リザードマン)だった。

 

「母さんは亀のほうを頼む!」

「分かったわ!」

 

雪銀を喚び、応戦する。

 

「この程度!」

 

身体能力は高いが、その分脆いようだ。

攻撃力にステータスを全振りしたらしい。難なく撃破。

そしてあの亀へ向かおうとしたその時。

 

「くっ……!」

「母さん!?大丈夫!」

「大丈夫よ。ただ、厄介ね。」

 

その理由は、母さんが実演してくれた。母さんが放った弾幕が、そのまま帰ってきたのだ。

 

「なっ…!?」

 

なんとか弾き返すも攻略法が分からない。恐らく、奴自身の攻撃力は皆無。反射して相手を倒すのだろう。

逆に言えば、こちらから攻撃しない限り安全ということ。その間に頭を回す。

反射は恐らく魔力によるもの。自身をコーティングするなりしているのだろう。

待て、それならば。そうなれば実験だ。弾幕を放ち、奴を観察する。

…予想通りだ。

 

「母さん!何でもいい、弾幕を撃ってくれ!」

「…何か考えがあるのね?」

「ああ。」

「信じるわよ?」

「頼む。」

「三つ数えたらいくわよ。

…3、2、1、ここよ!」

 

母さんの弾幕が奴へと向かう。当然反射されるが、その直後、ほんの刹那だけ魔力反応が無くなる。その刹那をつき、雪銀を構え、振るう。予想通り、弾かれない。

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

一刀両断。大亀を撃破。

 

「母さん、ありがとう。」

「いいえ、当然のことよ。」

「いってくるよ。」

「…ええ、いってらっしゃい。」

 

そして、奴の居る場所へ向かう。

絶対に許さない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。