「まったく、彼はいっつも無茶するなぁ……!!」
お師匠様もそう思いません?と振り返る。
「まあ、仕方ないでしょう。彼らしいわ。」
「そんな雑談してる場合じゃないですよー!?」
ここで天使達を迎え討つのは鈴仙、永琳、早苗のチーム。
各々の武器を使って倒してゆくものの、やはり数的不利が目立つ。その時だった。
『異界の幻想郷より応援あり!』
彼の通信が入った。
「援軍ですか、それならもう少しだけ頑張りましょう!」
鈴仙と永琳が頷く。
「…お前らは、味方であってるのか?」
そんな彼女たちのもとに現れたのは一人の青年だった。
「彼がそう言ってたんなら、そうなんじゃない!見てるなら手伝ってほしいけど!」
発砲して天使を倒しながら鈴仙が応える。
「悪いが、俺は戦わん。」
「じゃあ何故来たの?」
呆れを隠そうともしないのは永琳。
「俺の役目は《視る》事だからな。ほら、始まるぞ。」
その時だった。地面を揺らすほどの轟音が彼女達が最初向いていた方向から立て続けに鳴り響いた。
「これは!?」
早苗と鈴仙は勿論、普段落ち着いている永琳でさえ驚きを現した。
「派手にやってるなぁ。あんたら、あんま俺から離れるなよ?」
「あ、貴方は、一体……?」
「俺か?俺は
「…何を監視しているの?私達?」
永琳は鋭い目線を向けた。
「まさか、なんでそんなことを?」
「じゃないと説明がつかないから。
──答えなさい。貴方は敵なの?」
「敵だったらここに弾丸の雨が降り注いでるぜ?あいつ等みたいにな。」
「…それもそうね。」
永琳は弓を下ろした。
「それに俺は戦闘力は皆無だしな。」
「まあ、明らかに戦闘向きでは無いものね。」
「それよりも上で撃ち下ろしてるやつの方がよっぽど戦闘向きだ。」
「あんな小さな女の子が銃を乱射してるなんて、シュールにも程がありますよ……。」
「そうか?」
「しかもあんな大きなライフル。明らかに体格が足りてません。」
早苗は弾幕を放ちつつ彼女を見た。
「あれは特殊なやつだからな。お、武器変えたっぽいな。」
数秒後、先程の轟音は止んだが、変わり巨大な光の柱が辺りに突き立っていく。
「わわ!」
「ちょいと失礼!」
鈴仙の横をすり抜けたのは着物姿の少年。紡ぎ手だ。
「紡ぎ手さん!?」
彼は手にした双刀を用いて先程の光柱を免れた天使達を神楽のような動きで斬り伏せていった。
「おーおー、あいつも戦えるのか。」
「今のとこ
そして、数秒の間に、生き残った者達は全滅していた。
「やるじゃないか、これで俺等の仕事は終わりだな。」
「いいえ、まだまだですよ。貴方達という戦力を遊ばせておけるほど、楽ではないんですよ。というわけで次お願いします。」
「あー?面倒だな。」
「お願いしますから。
鈴仙、早苗、永琳、あんたらも。」
「はいはい分かってる。」
そして3人は駆け出していった。
第二の戦場、銃殺。