女勇者のお供は僻み系少女   作:てりのとりやき

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勇者時代、狼女さんがフニ(すごい好き!)と女勇者(なんかいい匂いがする)に思ったこと

 

 朝。魔王軍幹部、四天王の一人――アスモは戦慄に震えながら自宅前の道路沿いにいた。

 そこには灰色の長髪と獣耳、太い尻尾を持った狼女がなぜか道に手を突き、四足になって鼻をくんくん使っている光景が。

 

「な、なにをしてますの? ウルさん」

 

 ウルと呼ばれた女は、アスモと同じく四天王の一人である。ちなみに当代魔王の娘でもある。そんな、他より筋肉質な体を持つウルは、忙しそうに道のあちこちを嗅ぎまわりながら説明した。

 

「んぁ? この辺から匂うんだよ……フニの匂いが……」

「ええ……」

 

 もちろんアスモは、自分の屋敷にマーニャとフニを匿っている事を誰にも伝えていない。二人とて他の魔物に正体がばれるような下手は打たないだろう。

 つまりこの狼女は自身の勘と嗅覚でここまで追ってきたのだ。

 色々とドン引きである。

 

「まるっきり犬! 犬ですわウルさん! あなた本当に四天王の一人なんですの?! 私の同僚ってこんなのしかいないんですの!?」

「うるせーな痴女、あたしは今忙しいんだよ……アスモはパンツがん見せエロ担当しとけよ……」

 

 この駄犬め……! と女がしてはいけないドギツイ表情のアスモを放って、ウルは四足歩行のままハッとなって顔を上げた。

 狼女の目線の先には、アスモの屋敷が。

 

「ここかっ。この家かっ! 開けろ! 開けろォ! フニー! フニ――!」

「ちょっウルさんやめて! 扉! 扉が壊れますわー!」

 

 そんなこんなでマーニャ達の存在はあっけなくウルにばれてしまった。

 朝食も済ませていないアスモ、マーニャ、フニの三人はウルをどうするかで悩んでいた。

 

「どうやって分かったのかしら……」

「へへん、あたしの鼻はすごいぞ! フニの匂いがどこからでも辿れるからな」

「うぇぇ」

 

 ソファに座るフニはすごく嫌そうな顔をした。そんな栗毛の少女にウルは後ろから腕と足でがっしり抱きついている。

 

「ウルさんはこのお二人をどうするつもりですの?」

「そう言うアスモはどーすんだ?」

「そ、それは……」

 

 質問に質問を返されたアスモは少し躊躇った様子で口ごもった。

 アスモとて魔物だ。戦争相手の人間とこうして共に暮らしている時点で魔物としては間違っている。間違っている、のだが。

 

「人の味方……というわけではありませんよ? ただ私は、マーニャさんが美人だしフニさんが可愛いので、お二人をもっと知りたいなと」

「欲求に素直すぎねえかそれ」

「ウルさんに言われたくないですわ」

「どっちもどっちだと思いますけど」

 

 ぼそっと呟いたフニに、また狼女がひしと抱きつく。体格差のせいでフニが喰われているみたいだった。

 

「その点あたしはフニの味方だ。人間の味方じゃなく、フニだけの味方なんだ。すごいだろー!」

「熱烈ねえ」

 

 ウルとの出会いは一年ほど前か。魔王の呪いで狼の姿をしていた彼女を、フニが今の姿に戻してやった事がある。その時どういうわけかウルはフニを好きになって、求愛までした。

 

「まあ、いいんじゃないですか、気にしなくても」

 

 フニが狼女の抱擁を苦しそうにしながら、そんなことを言った。

 

「ウルは悪い魔物じゃないと思います。それに難しいことを考えられる子じゃないですし」

「まあ確かにそうなのですけれど……」

 

 マーニャとアスモは目を合わせる。今、年端もいかない少女に子供扱いをされた狼女はそんなの関係なく嬉しそうだ。ウルはフニにしか興味がないようだし、とりあえずフニに任せてみるか。

 そういう事になった。

 

 

 

 

 どどどどどど、という激しい足音が聞こえる。フニはちらと部屋の扉を見たが、すぐに興味を失って作業に集中し直した。

 すると、扉がぶっ壊れる勢いで開け放たれ、フニがもう一度顔を上げるよりも早く飛び込んでくる物体がひとつ。

 

「フニー!」

 

 灰色の髪に太い尻尾、尖った三角の獣耳――ウルである。女は猪突猛進、椅子に座るフニの膝に顔から突っ込んだ。当然のように少女の太ももへ顔を押し付ける筋肉質な女に、フニは手を動かしながら尋ねる。

 

「なんですか」

「なんでもないっ」

 

 ウルは馬鹿なのでたぶん本当に何でもないんだろうな、とフニは思った。そう何度も出会っているわけではないが、出会い頭に求愛してきて誘拐するような女だし。

 

「なにやってんだ?」

「編み物ですよ」

 

 木製の針を動かしながらフニは答える。柔らかい肌色の毛糸はちょっとした長布を構成しつつあった。

 

「編み物は魔法構築と感覚的に似てるところがあるので、たまに練習してるんです」

「んへー」

「それにマフラーのひとつでも編めれば、お姉さまにプレゼントできるじゃないですか」

 

 ふうん、とウルはあまり興味なさそうである。フニの頭二つ分大きなこの狼女は、見た目で言えば20代半ばほどに見えるが実年齢は10歳だったりする。細々した作業よりも、体を動かす方が好きなんだろう。

 

「なあなあ」

 

 しばらくフニの膝枕から少女を見上げていたウルは、やがて飽きてきたのか少女のお腹を触ったり頬に触れようと手を伸ばしたり、ちょっかいを出し始めた。うざそうな顔をしたフニが無視して編み物を続けていると、ウルの頬がぷくうっと膨らむ。

 

「かまえよー」

「……なんですか。集中してるので、大人しくしてくださいね」

「む……」

 

 ついには邪魔をするなと釘を刺され、ウルの眉がぴくぴくした。大好きな少女に相手をしてもらえない腹いせにか、フニのロングスカートをめくる狼女。やることがスケベである。

 

「へへへフニのスカートの中だ……」

「わたしの貧相な体を見て興奮するのも珍しいと思います」

 

 フニは色々面倒くさいのか、スカートの中に頭を突っ込んでハアハアしてる狼女を放置した。スカートの布越しにウルの三角耳がびくんびくんと痙攣している。

 

「かぷ」

 

 いきなりウルがフニの太ももの内側を甘噛みしてきた。

 

「ちょっと。噛まないでください」

「ふひほふほほほおいひい」

「フニのふともも美味しい、ですか? 噛みながら喋るのお行儀悪いですよ」

 

 噛み跡を残されても困る。フニが布越しに頭をなでてやると、ようやく構ってもらえて嬉しくなったのか狼女はスカートから頭を出してニコニコ笑った。

 

「それマーニャにプレゼントすんのか?」

「まあ、出来がよければ」

「なあなあ、あたしには? あたしにはプレゼントないのか?!」

「今のところは」

「そうかー」

 

 冷たくあしらわれても、ウルはちっとも残念そうにしていない。価値基準のよくわからない(まもの)だ。また膝枕の上でごろごろしだしたウルに、小さな興味を覚えてフニは聞いた。

 

「ウルはどうしてわたしの事、そんなに好きなんですか」

「んー……顔、かなあ」

「……」

 

 フニがすごく微妙そうな顔になった。まあフニもマーニャの美貌が好きなので人の事は言えない。

 

「わたしはお姉様のことが第一ですよ。それでいいんですか」

「フニが誰を愛そうと、あたしはフニが好きだ!」

 

 真っ直ぐな言葉。フニの手が止まる。極々わずかに、少女の丸くて大きな瞳が揺れた。

 少し、少女は考える。

 今の状況をだ。

 ここは魔物領で、魔王軍の幹部の自宅。人が敵対する者の屋敷で、フニは今暮らしている。

 元々魔王領への潜入と調査を目的とした任務だった。だがマーニャは魔物の幹部級を――更に言えば魔物の大勢を変えられる者達を仲間に引き込もうとしている。

 人類の味方ではなく、女勇者の味方に。恐らくマーニャは……。

 

「もしもわたしとお姉さまが敵対するような事があっても、ウルはお姉さまの味方をしてあげてください」

「それはフニの敵になれって話か」

 

 先ほどまで頭のネジが緩んだような顔をしていた、ウルの頬が引き締まる。賢い子だ。

 少女は頷いた。

 

「お姉さまは……自分一人でどこか遠くへ行こうとしているのです。わたしでは考えられないようなところまで」

 

 そこまで分かっても、その先がフニには理解できなかった。

 マーニャの心には勇者になる前から頑なな部分があった。それはフニのような卑屈に捻くれた以上に、意固地な、鋼鉄の精神。そんな彼女が、硬すぎる心で何かを成そうとしている。あるいは勇者になった『あの日』から決めていたのだろうか。フニにはマーニャの目的が読めない――それでもずっと傍に居られたらと願う。

 だけど、もしかしたらとも考えてしまうのだ。マーニャはフニとも距離を置いて事を成そうとしているのではないか、と。

 

「わたしでは、お側に居られないのかもしれない。だからその時はウルに助けてほしいのです。お願いしても、いいですか」

「――嫌だぞ」

「ええっ」

 

 即答されてフニが思わず素っ頓狂な声を上げた。よくよく見れば、ウルはすごく不満そうに眉根を詰めている。

 

「あたしはフニだけの味方でいたいんだ。なのにフニはあたしにフニの敵になれって言う。そんなのおかしい! 絶対ヤダ!」

「駄々をこねないでください」

「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダー!」

 

 首を横に振ってじたばたしたウルは、また少女のスカートをめくってその中に頭を突っ込んだ。人のスカートを布団みたいに使うのはやめてほしいのだが。

 

「うう、フニがいじわるを言う……このままフニのお腹で一生暮らすんだ……すべすべして気持ちいい……」

「へそを鼻でぐりぐりするのやめてください」

「はっ。フニのへそから、香ばしいにおいがする……」

「真面目な話をしているんですよ」

 

 直に女の鼻の感触がするこそばゆさに、ウルを叩く。

 

「お願いします。ウルにしか頼めない事なんです」

「あ、あたしにしか?」

 

 スカートの中からくぐもった動揺の声。丸出しの尻尾が逆立つ。

 

「あなたは魔物だけど、でも、魔物の枠にとらわれない考え方ができるから」

「んー……。ん~っ。難しい、難しいぞフニ。あたしの頭がめちゃくちゃ回ってるが答えがでない!」

 

 フニのスカートの中で、ウルの頭が左右に揺れた。表情は見えないがかなり悩んでいるらしい。太い尻尾がさっきからくにゃくにゃしている。

 

「……。よし、わかった」

「おお」

「お願いには、報酬が必要だと思うんだ」

「おー……」

「……頭めっちゃ撫でてくれたら、いいぞ?」

 

 ウルは死ぬほど単純な魔物だった。

 そういうところが嫌いになれないんだろうなあ、とフニはウルを全力で撫でまわしながらそんな事を考えた。

 

 

 

 

 夜。寝ていたマーニャは、天井から響いた物音に気付いて目を覚ました。

 鳥が屋根に降りたのだろうか。いつもなら気にしないはずの些細な事が、マーニャの胸をざわつかせる。

 ……呼ばれている気がした。

 

「……」

 

 体を起こして、ベランダに出た。誰もが寝静まる時間帯、街灯も消えた魔王領首都は死んだように寝静まっている。屋敷の最上階の一室から屋根を見ようと体を伸ばすと、そこに――。

 

「よう。マーニャ」

 

 灰の髪色は月光を浴びて美しく輝き。優雅にたなびく尻尾は艶やかにしなる。

 屋根の上。そこに、銀狼がいた。

 

「……何か用?」

「マーニャに言っておきたいことがあってな。こっち、来てくれ」

 

 今朝とは打って変わった落ち着いた声音に、マーニャは冗談の通じない雰囲気を感じた。フニを前にした蕩けた女と、今の彼女のどちらが本性なのだろう。

 時折アスモが屋根に上るのか、ベランダには屋根へ通じる梯子がかかっている。それを使ってウルの隣に腰掛ければ、狼女は空に浮かぶ月を指差した。

 

「ここから見る月が一番好きなんだ、あたし」

「よく来るのね」

「まあな。アスモとは知り合って長いし」

 

 たぶん、そんなとりとめのない雑談をしたいわけではないのだろう。ウルは急に難しい顔をして言った。

 

「ひょっとするとあたしは魔物じゃないのかもしれない」

「……どういうこと?」

「あたしも、異世界の“人間”ってことさ。母上の血を継ぐってことは、きっと世界を超えるってことなんだろうな」

 

 若年性健忘症って知ってるか。子供に赤子の記憶がないあれだよ。そんな、お前たち生命が持つ当たり前があたしには無い。

 

「あたしは無精卵の命なんだ。母上は、誰とも愛さずにあたしを産んだ」

 

 それは何故か? 

 魔王は孤独だからだ、とウルは笑った。

 

「だからあたしは愛が好きだ。それはきっと……持つ意味が違う異種同士でも繋がれる唯一の魔法だからな」

 

 ウルは自身の言葉を本気で信じている様子だった。

 

「なあマーニャ。お前、世界を変えるんだろ?」

「一応、そのつもりよ」

「きっとこれまで以上に激しい戦争があるんだよな?」

「間違いなくね」

「ならマーニャ、手伝ってやるよ。あたしが」

「あら。驚いた」

 

 まさかあなたの方から申し出があるなんて。――どうしてウルからそんな提案があるのかなんて予想できるけど。

 

「それはフニに言われたから?」

「ああ! 言われたんだ。フニに、何があってもマーニャの味方をしろって」

「……あの子ったら」

「頭すっげーたくさん撫でてくれたからな、仕方ないから味方してやる」

 

 現金なのねと苦笑するマーニャに、得意げになったウルは鼻をこすった。

 

「あたしは世界中が敵だろうとマーニャの味方をやる(・・)。マーニャを世界中が殺したいと思っても、あたしだけは守るさ。約束は守らないとな」

「それは、ありがたいことね」

「――それでもだ」

 

 ニィ、とウルの口が横に伸びる。描いた弧から僅かに尖った八重歯が見えた。

 

「マーニャ。お前のせいでフニを泣かせるような事が起きるなら」

 

 そうして狼女は、満月を背にわずかに体を前に倒す。下からマーニャを伺い見上げたウルは、鋭い爪を女に突き立てた。

 

「最後には、お前を殺すよ」

 

 その時、ウルの全身から尋常ではない量の魔力が噴き上がった。灰色をした炎は空へと舞い上がり、瞬く間に月の輝きすら覆い尽くす。マーニャの表情はぴくりとも動かない。

 

「だから誓いな」

 

 それは宣告である。

 

「命をかけて、フニの望む未来を作るんだって。お前の人生すべてを賭けてフニを幸せにするんだと。――でないとお前の味方をする者は、どこにもいないよ」

「……ああ。あなたは、心の底からフニを愛しているのね」

 

 マーニャは笑っていた。嬉しそうに、喜ばしいと全身で表していた。

 ウルの殺意など一切恐怖することなく。ただただフニの事だけを考えている。そんな彼女の様子に魔物は気づいてしまった。――この女は、とうの昔に死への恐怖を捨てている。

 

「ひとつだけ、訂正しておくわ。私を殺していいのも、生かしているのも、フニよ」

「……なんだ、マーニャは、死ぬのが怖くないんだなあ……」

「そうね。私は勇者になった日に、そういうものを捨てたのよ」

「訳ありなんだな」

「私はね、フニの未来を根こそぎ奪ってしまったの。あの子に与えられるべき栄光も、栄華も、未来も、何もかも」

 

 彼女にしては曖昧な言葉だった。それだけ言いたくない過去ということだろう。

 

「私が勇者になった『あの日』の前夜、フニは過去改変魔法を起動しようとしたわ。――フニはね、自分の存在を消し去ろうとしたのよ」

「……おいおい。超極大魔法は魔力総量の問題で起動できないはずだぜ」

「ええ。起動できなかった。あと一歩のところでね」

「……」

 

 ウルの表情から悪戯っぽさが全て抜けた。残ったのは殺し合いの修羅場に身を置く兵士の顔。ぞっとするほど凍った目つきは、マーニャの言葉を疑っている。

 月光を受けて輝く豊かな黒髪を、マーニャはそっと撫でる。彼女は事の真偽を明確にしないまま続けた。

 

「過去は変えられないし、変えたくないだけの思い出もある。間違いなく言えるわ、フニと出会ってからの記憶には最高のものしかない。だから私は……あるべき未来を取り戻したいだけなのよ」

 

 過去を懐かしむマーニャは、星空を見上げながらうっとりと頬を緩めていた。至上の喜びに浸る顔は恋する乙女のようで。そして噛みしめるように数秒だけ目を閉じ、ウルへと向き直った女の顔には。

 

 

 

「そのためなら、世界中が何度か不幸になってもいいと思う」

「……」

 

 

 

 そこに、濃密な闇がひとつ。

 夜の世界。星と月の光すら溶かすような絶色の黒。瞳も、髪も、艶をなくしてただ黒い。

 

「……もう寝るわ。おやすみなさい」

「おう。おやすみー」

 

 そうしてマーニャが屋根から下りて、ベランダから室内に戻ったのを音で確認してから、ウルは重い重い溜息を吐いた。

 

「マーニャのやつ、相当だな。本人は気づいてないだろうけど……」

 

 個人の幸福を得るために、世界全体を不幸にしようとするその傲慢。目的のために不要なものをそぎ落とした精神構造。それは、まさしく……。

 

「――魔物そのものだぜ」

 

 そこまで落ちぶれてしまったのか、と少しだけウルは悲しくなった。

 まだマーニャが勇者ではなかった頃、彼女はとても瑞々しい表情をしていたのに。あの頃のマーニャは結構好きだった。フニの次くらいだけど。

 ……けど、それくらいヤバい考えができねえと望んだ未来なんて手に入らないよなあ。

 

「ごめんな、母上。あたしはフニといられる未来に乗った!」

 

 マーニャは間違いなく、詰めの一手(・・・・・)を起こそうとしているに違いない。でなければ魔王軍の幹部に接近する必要がないのだ。

 わざわざ殺されるかもしれない危険を冒してまで、一体マーニャは何を成す?

 考えても考えてもウルの脳では答えまで導けない。けれど確信できた。

 

「始めようぜ世界」

 

 ――革命は、もう近い。

 その時に最高の戦争が出来るなら、ウルはそれだけで十分だった。

 

 

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