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すしざんまいの社長のお店です。
※()内は前話での変動
学力 :63(±0)
知性 :56(+1)
判断力:75(±0)
身体能力:84(仮上限)
協調性:62(±0)
総合 68.0(+0.2)C+ランク
第22話
同じ未グループの麻子ちゃんとこずえちゃんと朝ご飯と作戦会議のため人気のレストランに来た。もちろん個室だ。朝から両手に花とか見る人が見れば滅されるな。多分百合の間じゃないから許してくれ。
俺もそうだが、2人とも同じ部屋の女子の動向を調べてくれたみたいで、やはりというか、優待者に選ばれるかどうか次第という結論になった。
その時、ちょうど8時になり、メールが送られてくる。
「『厳正な調整の結果、あなたは優待者に選ばれませんでした』か。2人はどう?」
「私もー。」「私もー。」
この先の行動指針をどうするか悩んでいると、クラスチャットに一之瀬から指示が飛んできた。何々・・・『優待者になった人は全力で隠し通せ、選ばれなかった人は無理せず確証が得られない限り指名するな』か。何だかAクラスの葛城みたいな戦略だな。確かに大勝ちするメリットも無いし、負けるメリットはもっと無い。
きっとクラスメイトには無理をさせないが、一之瀬自体は当てに行くか、間違わせさせるか、だな。勝つにしても負けるにしてもそれくらいが丁度良い。1度目のディスカッションが終わったら様子を聞いてみるか。
「2人はこれからどうするつもり?俺は・・・」
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・乱数生成イベント
船上試験初日(午前)
1 自室 :学力
※坂柳イベント
2 図書室:知性
※椎名イベント
3 デッキ:判断力
※綾小路イベント
→試験のからくりを看破る確率10%アップ
4 トレーニング:身体能力
※龍園イベント→柴田、安藤イベント
5 網倉、南方と遊ぶ:協調性
6 バッドイベント:ランダムステータス低下
ダイス結果:2(図書室)
判定:知性 +1
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「俺は図書室に行ってみるよ。少し調べたいことがあるんだ。あと他クラスの動きも探ってみる。」
兎にも角にもCクラスの動向だ。万が一最大獲得ポイントの450CPを奪われるとBクラスの立場も危ないし、一之瀬が更に危ない立場に立たされる。俺がCクラスのリーダーなら、Dクラスと組みながらAとBを狙い撃つ。・・・ならAとは組める立場か?
「おっけー♪まあ、折角の豪華客船なんだから輝くんも楽しまなきゃダメだよ!」
本当に良い仲間に恵まれた。守護らなければ・・・!
「おはよう、椎名。」
「おはようございます、小澤くん。」
嬉しそうな顔でトコトコと寄ってくる。何というか、彼女と居ると落ち着くんだよなあ。部活で体を動かすことばっかりしてるから、こういうタイプだと気が休まるというか―。
「優待者には選ばれたか?」
「さあ、どうでしょう。小澤くんは何グループですか?」
「俺は未グループだ、椎名は?」
「残念です。私は虎です。」
「椎名は、Cクラスは今回の試験はどうするつもりなんだ?」
「ふふっ。内緒です♪」
おっふ。これは破壊力抜群だ。一之瀬で慣れていなければ致命傷だった。
「でも何かわかったら連絡入れますから。小澤くんも何かわかったら教えてくださいね。」
「ああ、ありがとう。」
その時、椎名の電話が鳴った。椎名の顔に緊張が走る。画面を見ると龍園と表示されている。
「ちょっとすみません・・・。えぇ、図書室です。・・・わかりました、向かいます。・・・小澤くん、ごめんなさい。呼び出されてしまったので、外しますね。」
「龍園か・・・。先の無人島では勝ちきれなかったからな。椎名も無理はするなよ。お前が傷つく姿は見たくない。」
「・・・ありがとうございます。」
椎名を見送った俺は『十二支』についての文献を調査する。この学校が無駄なことをするとは思えない。十二支というモノが意味するものは必ずあるはずだ。
ちなみに俺も勘違いしていたが、干支と十二支は本来別物だ。干支は、十干と十二支を合わせて暦を形作るものだ。例えば2023年は卯年だが、十干でいうと癸(みずのと)だ。だから「癸卯」が干支となる。
また有名な話としては、十二支は方角や時間を表すこともある。今回俺は羊グループだが、方角で言えば南南西、時間で言えば午後2時頃だ。だから何だという話でもあるが、この学校では知らないということは罪でさえある。十二支同士の相性や何やもあるが、そこまではいいだろう。
何故十二支なのか、十二、十二、・・・星座ではダメなのか?
そもそも厳正な調整とは何だ。無作為に4クラス平等では無いのか。
そんなことを考えていると昼前になっていた。麻子ちゃんとこずえちゃんと合流してご飯でも行こうかな。
Now Loading…
13時00分、1回目のディスカッション、顔合わせだ。正直、知っているやつが居なくて困る。学校から指示された自己紹介でもするか。
「誰も話しださないから俺から切りだそう。俺はBクラスの小澤輝だ。俺から時計回りで学校から言われている自己紹介をしようと思うのだが、どうだろうか。」
そう言うと一部のメンバーはホッとしたような顔をするが、だんまりをしていた集団から宣言が飛び出る。
「我々Aクラスは如何なるディスカッションにも参加しない。これは確定事項だ。」
「は?学校から言われているんだから自己紹介くらいしろよ。もしこれでペナルティでも支払わされるんならお前らに請求するからな。じゃあ麻子ちゃん、宜しく。」
俺はサクッとAクラスを無視して始める。葛城も橋本も神室さんもいないから正直、怖くはない。意外とCもDも真面目に自己紹介はやってくれている。んー、強気でプッシュしてみるか。心の中の債務者が「押せ・・・!押せ・・・!」と言っている。
「みんな、協力してくれてありがとう。Aクラスはこれで腰抜けだとわかったと思う。」
「何だと!?」
「おや、如何なる話し合いにも参加しないと言っていたような気はするが・・・流石Aクラスだ、見事に統率が取れているじゃないか。」
半笑いで挑発してみると、顔真っ赤なAクラスの人間が睨んでくる。おや、意外と効くもんだな。
さて、今回はこれくらいで良いだろう。俺は肩をすくめて目を閉じる。実はこの辺りまでは麻子ちゃん達と打ち合わせ済だ。次回以降は方針を決めてないから、とりあえず一之瀬と神崎に相談だな。
「よし、時間になったし帰ろう。」
次はトランプとかUNOでも持って来ようかな。
「あ、麻子ちゃんとこずえちゃん、暇になったし遊びに行こうか。ついでに時間潰せるものでも買いに行こう。」
デートやデート!
・・・ん?あれは洋介の彼女の・・・名前なんだっけ。何か揉めてるな。っていうか綾小路、遠目に見ているのはわかってるぞ。止めてやれよ。
詰り合いはヒートアップし、手が出る寸前だ。知らない仲ではないし、止めるか。
「そこまでだ。何をもめている。」
「誰よアンタ!関係無いなら話しかけないで。」
「残念ながらそこの彼女は俺の友達の彼女なんだ。知らん振りは出来ない。これ以上騒ぐなら先生に報告する。」
「・・・何よ。行くわよ。」
ガラの悪い集団だ。どうせCクラスだろう。この子、名前なんだっけ・・・確か軽井沢さん?
「大丈夫?顔が青くなってるよ。」
「ううん、大丈夫。・・・ありがとう、あの、サッカー部の・・・。」
「小澤だ。まあ、それなら良かった。洋介に宜しく伝えといてくれ。それじゃあ。」
Now Loading…
夕食前、麻子ちゃんとこずえちゃんと別れた俺は一時間ほどのトレーニングを終え、偶々デッキで話し合っていた一之瀬と神崎に出会った。
「輝くんは随分と楽しんでるみたいだにゃー?」
一之瀬が何故かジト目だ。
「え?一之瀬だって遊んだりなんだりしてるだろ。」
「麻子ちゃんやこずえちゃんだけじゃあ飽き足らず、風の噂ではCクラスの女の子ともいい感じだと聞きましたけどにゃー?」
え、椎名さんとのアレがいい感じに見えるの?ちょっと嬉しいけど何か違うよなぁ。
「コミュ障が成長したことは喜ばしいことじゃないか。」
相変わらず一之瀬はプンスコしている。
「私、そう言えば輝くんと遊んだ記憶があんまりないなぁ?・・・Aクラスの女の子に告白されたって聞いたし。」
「告白自体は断ったし、一之瀬とはプール行ったろ?」
「プールはみんなで行ったんじゃない!」
置物になってた神崎が口を出す。
「小澤、次の話し合いまで一之瀬と各クラスの偵察と作戦会議、後は夕食でも行ってこい。」
えー。ほら、白波さんが遠くから睨んでるよ。だから一之瀬と二人きりとか割と身の危険を感じるんだよなあ。
「・・・サー。」
Now Loading…
とりあえず一之瀬は何とかなった。真面目な方の話では、彼女は卯グループになり、綾小路とさっき出会った軽井沢らと一緒のグループらしい。揉めていた話も共有しておいた。神崎は各クラスのリーダー格が集まる辰グループか。これは多分学校の意図的なものだろうな。俺は綾小路は警戒しておけと伝えておき、自分はやれるだけやってみる、と伝えた。
その後はまあ、デートだな。楽しかったけど詳しくは割愛する。色んな人に睨まれたことは間違いない。
その後、2回目のディスカッションは特に進展なく、Bクラスの3人でトランプした。Dクラスは羨ましそうに見てたから次は誘ってやるか。
稀に強者ムーブをかます輝くんは星之宮によって卯グループか辰グループにされそうな気配もありますが、女神様の信徒たる輝くん相手では仕方ないですね。
次は百鬼夜行の続きを投稿します。
ようこそ百鬼夜行の跋扈する教室へ
https://syosetu.org/novel/304986/
絶賛併筆中!
多分次回の更新は年明け以降ですが。笑