ようこそ乱数の支配する教室へ   作:桜霧島

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あけおめ!


乱数の悪魔「へっへっへ!作者よ、ここで軽井沢に介入しないのはオリ主としてどうなんだい?ダイスロールして決めてみろよ!」
乱数の女神「いいえ、作者よ。悪魔の言うことに耳を貸してはいけません。私がダイスロールして差し上げましょう。さあ、祈りの力を捧げるのです。」






23 船上試験2日目

 

 

※()内は前話での変動

 

学力 :63(±0)

知性 :57(+1)

判断力:75(±0)

身体能力:84(仮上限)

協調性:62(±0)

 

総合 68.2(+0.2)C+ランク

 

 

 

 

第23話

 

 

 

 

 

 昨晩のディスカッションが終わったあと、申グループの試験が終了したとのアナウンスが出た。裏切りが出たのだろう。

 一之瀬に聞いてみたがBクラスのメンバーは関わっていないようだ。この人狼ゲームもどきで嘘つきを見つけ出したのだろうか。それとも何か法則があるのだろうか。

 

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乱数生成イベント

 船上試験2日目の行動

 

1 自室 :学力

  ※坂柳イベント

 

2 図書室:知性

  ※椎名イベント

 

3 デッキ:判断力

  ※綾小路イベント

  →試験のからくりを看破る確率10%アップ

 

4 トレーニング:身体能力

  ※龍園イベント→柴田、安藤イベント

 

5 網倉、南方と遊ぶ:協調性

 

6 バッドイベント:ランダムステータス低下

 

 

 ダイス結果:3(デッキ)

 

 判定:判断力 +1

 

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 朝食を同室のクラスメイトと摂ったあと、何となしにデッキに出てきた。プールに行く者、カップルで行動する者、様々だ。

 そうして周囲を観察しながらベンチでぼんやり試験のことを考えていると、一人でフラフラしていたDクラスの綾小路と出会った。

 

 「何をしてるんだ?」

 綾小路が感情の無い声で尋ねてくる。

 

 「特に何も。暇を持て余している。綾小路は卯グループだろ?うちの一之瀬と津辺さん、安藤さんはどうだ?」

 

 「優秀な人材だと思う。正直ちょっと羨ましいくらいだ。あとオレみたいな奴にも優しく接してくれる。」

 

 この辺は本音だろうな。Dクラスは纏まりに欠けているし、今回のようなある意味チームでの頭脳戦は個人頼みになってしまう。

 

 「一之瀬はお前にやらんぞ。彼女は今回、卯グループで本気で勝ちに行くそうだ。暴くのか守るのか知らないが。―そう言えば、債務者はどうだ?今回の試験でPPが入れば返済しても余裕があるだろう?」

 

 「アイツなら辰グループだ。」

 

 「それは・・・少し厳しいな。相手が揃っている。まあ払えなかったら利息マシマシなだけだ。」

 

 「・・・先日の無人島試験、Aクラスのリーダーを当てたのはお前か?」

 

 「神崎だよ。そっちこそ、Dクラスで他クラスのリーダー当てとリーダー外し、やったのはお前だろ?」

 

 「いや、堀北だ。」

 

 あーね、君ならそう言うよね。

 

 「アイツ、最終日にいなかったじゃないか。まあ、何にせよCクラスの龍園がDクラスの陰の実力者を暴こうと躍起になっている。お前は―襲われてもなんとかなりそうだが、周りの奴をあんまり巻き込まないようにしてやれよ。洋介の彼女とか。そう言えば昨日見てたぞ、遠巻きに静観していたのは。」

 

 「こっちにも色々と事情がある。と言うか、お前、軽井沢に気に入られてるぞ。昨日のアレ以来、目線が平田よりお前をチラチラと追っている。」

 

 え、うそん?俺、NTR趣味なんて・・・いや、あったわ。ハル●ワ先生とかめっちゃ好きだし。いやでも流石に同じ部活の奴の彼女には手え出さんよ。

 興奮して話それたわ。確かにギャルだけど可愛いよね、軽井沢さん。

 

 「・・・聞かなかったことにする。綾小路は恋人とか作らんの?」

 

 「ああ、良い人がいればな。」

 

 見てくれは良いのになあ。勿体無い。

 

 「で、話逸らされかけたけど、今回の試験のお前の勝利条件はどこだ?―ああいや、ウチの手札は特に無い。各人の実力次第、臨機応変に柔軟な対応を、というやつだ。」

 

 「・・・Dクラスは無人島で派手に勝ちすぎた。最低限、大負けしなければ問題無い、と思う。」

 

 「となると、カギはやっぱりCクラスの動向だな。Aクラスも亀のように引き篭もってるし、潰し合ってくれるなら御の字だ。優待者の選ばれる基準とかわかればもう少しやりようもあるのに。」

 

 「全くだ。」

 

 「ちなみに昨日の申グループの試験終了はDクラスが絡んでいるのか?」

 

 「・・・高円寺が指名したそうだ。」

 

 「それはご愁傷さま。まあでもあの変人なら合ってることもあるだろ。ところで綾小路、どうして“十二支”なんだろうな。お前はこの意味をどう考える?」

 

 「さあ、何かの順番が関係するんじゃないか?生まれ年はだいたい皆一緒だからな。」

 

 順番、順番ねえ。優待者は何かの順番に沿って選ばれている?成績?網倉、小澤、南方・・・・・・未にまつわる何かがあるのだろうか。

 

 その後、俺は綾小路と二言三言話して別れた。相変わらず感情のこもらない、何を考えているのかわからん奴だ。

 それにしても軽井沢さんなあ。何か洋介と居るときを見てもあんまり楽しくなさそうなんだよな。洋介は優しいから何やかんや面倒見たくなるところがあるのかもしれん。でもまあ、注意しておこう。変な噂も立てられたくないし、立ったら次は一之瀬に物理的に拘束される。

 

 その後は軽くトレーニングをしてコンディションを調整。部活組も遊び飽きてきたのか、戻ったときのことを考えているのか、結構トレーニングをする人は多くなってきた。洋介の姿は見ないが、きっと何処かで時間を見つけてやっていることだろう。柴田颯や安藤さんも最近はここで見ることが偶にある。

 

 しかしこの話し合いの合間の時間、本来はここで談合するなり交渉するなりの時間なんだろう。1クラスだけで優待者の法則を見つけることは困難だし、1クラスだけ勝てば、次の試験での標的にされる。赤信号、みんなで渡れば、怖くない。そんな協力相手を探すゲームでもある。

 坂柳さんはともかく葛城は交渉相手に向かないし、龍園と組むのはBクラスの生理的嫌悪感があるから無理。消去法としてDクラスになるが、一部を除いてアホの集団であるのは一学期の頭から変わらない。あと池と山内と言ったか、プールでうちの女子たちを変な目で見続けてたギルティな愚か者と仲間になるのは嫌だね。控えめに言って殺意しか沸かない。

 

 

 そんなこんなで2日目1回目、通算3回目のディスカッションだ。もはや俺は法則性を見つけることに柁を切っている。だから話し合いなんて正直無用だ。

 ということで今回はUNOを持ってきた。ソシャゲはさっき暇なときにログボ回収終わったし。

 参加者は俺達3人と、Dクラスの井の頭さんと王さんだ。他の奴らはスマホぽちぽちしてるから、暇そうにしてた2人を誘っただけで、他意はない。

 Cクラスは龍園の許可が無いと動けないのだろう。遠巻きにこちらを見ている。

 

 「はい、輝くんUNOって言ってないー!」

 「言ったよ!」

 「言ってない!」

 「あの・・・言ってないと思います。」

 

 ディスカッションが終わる頃には程よく打ち解けることができたようだ。話を聞いてみると、2人とも桔梗ちゃんと仲が良いみたいだ。

 

 「桔梗ちゃんは何グループなの?」

 

 「辰グループです。」

 

 あー。これは色々とストレス抱えてそうだな。会えたら話くらいは聞いておこう。

 

 「そう言えば小澤くんは櫛田さんと仲が良いんですよね。ご飯行ったって言ってましたよ?」

 

 「へー、その話詳しく聞かせてくれるかな?」

 

 やばい。麻子ちゃんとこずえちゃんがチベットスナギツネの目になってる。でも大丈夫、その件は一之瀬大明神の許可をとってある(事後)。あ、そう言えば帰ったら一之瀬をあそこに連れて行かなきゃな。

 

 「なんでも、とても雰囲気の良いレストランの個室で『好き』って言われたとか。」

 

 違う違う、そうじゃ、そうじゃない。

 

 「麻子ちゃん、どう思う?」「ギルティ。」

 

 言い訳を聞いてくれる気は無いようだ。この2人は一之瀬と仲良しだからなー。今度は土下座だけで許してくれるといいなー。

 

 「輝くんって、初対面めっっっちゃ臆病なのに、打ち解けると肉食系だよね。昨日は帆波ちゃんともデートしてたし、学校では櫛田さん?あとニ年の先輩?あとCクラスの女子とも仲が良いとか。あ、この船でAクラスの女子に告られたとか聞いたことあるな。」

 

 「自己紹介で気絶してたこの子が大きくなって・・・私らは悲しいよ。」

 

 「何で君らそんなに俺のこと詳しいのさ!というか君らとだって遊びに行ったし、他も変わらないよ!」

 

 「そりゃあイケメンランキング4位だし、Bクラスの中では神崎くん、颯くんとイケメンスリートップだし、輝くん、颯くん、それからDクラスの平田くんを加えたサッカー部3人は結構女子から人気だし、それなりに目立ってるよ?」

 

 こずえちゃんが指をおりながら解説する。え、俺、そんなことなってるの?割と白目むきそうなんだけど。

 

 「それ聞くとどんなチャラ男なんだって思うよねえ。本人は意識失いそうだけど。Dクラスの2人もこんな悪い男に捕まらないよう気をつけなよ。」

 

 麻子ちゃん、やめて。助けて。Dクラスの2人も頷いてないで。

 

 「で、結局輝くんは誰が好きなのさ!」

 

 「あー、うー、内緒ってことで!」

 

 

 

 

 いやあ・・・女子連合軍は強敵でしたね。ディスカッションが終わったあとも詰められっぱなしだった。

 

 

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乱数生成イベント

 軽井沢を救うのは誰だ?

 

 1d6ダイスロールで奇数が出れば輝が介入、偶数なら原作通り綾小路ルート。

 

 

 ダイス結果:3(輝が介入)

 

 

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 3回目のディスカッション後、洋介から電話が掛かってきた。

 

 「もしもし、小澤くん?時間があったらで構わないんだけど、談話室に来れないかな?」

 

 「いいぞ。今から行くから5分ほど待ってくれ。」

 

 到着すると、洋介と軽井沢さんが談話室にいた。

 

 「来てくれてありがとう、小澤くん。軽井沢さんが昨日のトラブルの件でお礼が言いたいって。」

 

 「小澤くん、昨日は、その、ありがとう。すごく怖かったけど、助けてくれて感謝しているわ///」

 

 あかんって。彼氏の前でそんな女の顔したらあかんって。

 何これめちゃくちゃ嫌な予感がするぞ。午前中、綾小路とした会話がフラグになっている可能性が・・・。

 

 「小澤くん、僕からもお礼を言うよ。・・・実は僕たちは本当の彼氏彼女の関係じゃないんだ。僕は特定の誰かに肩入れするのは好まない。軽井沢さんがトラブルになったとしても、話し合いの場を作ってあげることが精一杯だ。」

 

 うっそだろお前。諦めんなよ。

 

 「―だから、彼女の相談に乗ってあげてほしい。もちろん、誰かに聞かれたら僕の名前を出してもらって構わない。だけど軽井沢さんにも新しい選択肢が必要だと思うんだ。」

 

 「小澤くん・・・お願い。私を、守って・・・!」

 

 要するにアレだろ、地雷女の処理に困ったから俺にも責任を押し付けようってことだろ?イケメンランキング2位から4位に乗り換える女って客観的に見てアウトだし、友達の彼女に手を出す俺はもっとアウトだろ。

 

 ・・・っていうか、こういうのこそ同じ卯グループの綾小路の出番だろうが!何やってるんだ、間に合わなくなっても知らんぞ!

 

 その後、洋介と軽井沢さんから、付き合う(?)ようになった経緯とCクラス女子とのトラブルの話を聞かされた。・・・やっぱり綾小路も巻き込むしかないな。

 俺は4回目のディスカッションを前に、別方向で頭を悩まさせられることになった。

 

 






お、お、おふぁっくですわー!!
軽井沢ルートなんて準備してないですわよ!!

でもね、一番困るのは乱数次第で船上試験の結果、Aクラスに上がれてしまうことなんだ…。そうなるとどうなるかって?体育祭がAとDで無双になるんだ。どうしよう…。



ようこそ百鬼夜行の跋扈する教室へ
https://syosetu.org/novel/304986/

絶賛併筆中ですが、ある程度書き溜めないと出せないので少々お待ちください。。。

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