次の日、南と高山と小海は16時37分発の寝台特急「さくら」に乗って長崎へ向かった。
「知ってる、寝台特急「さくら」は東京と長崎を結ぶ寝台特急なんだけど、これは2番目に出来たんだよ。」
「へぇー、高山君乗ったことあるの。」
と、小海は言った。
「うん、僕が小学生の頃に乗ったことあるけどね。」
「へぇー、高山は鉄道オタクなんだね。」
「うん、まぁね。」
「千歌の話だと、善子と友人は夜行に乗って長崎へ行ったのか。」
「うん、友人と一緒に行くって言っていたからな。」
「ほう。」
寝台特急「さくら」と言えば食堂車である、食堂車は寝台特急の魅力の一つである、寝台特急「さくら」の食堂車には長崎名物の「ちゃんぽん」が用意されている。
「僕は、ハンバーク定食。」
「私は、フライ物。」
「俺は、ちゃんぽんだ。」
と、車窓を眺めながら食事をした。
名古屋を過ぎると、夜になっていた。
そう言っていると、南と高山達は寝台で一眠りすることにした。
そして、次の日南と高山達が乗った寝台特急「さくら」は瀬戸内海で朝を迎えた。
「やっと、朝か。」
「ええ。」
「門司と博多を過ぎたら、長崎か。」
「ええ。」
10時53分、寝台特急「さくら」は定刻通り長崎駅に到着した。
「どうも、ご苦労様です、私は長崎県警の遠藤と言います、こちらは中島巡査部長。」
「どうも。」
「公安特捜班の南です。」
「同じく、高山です。」
「小海です。」
南と高山達は、長崎県警のパトカーに乗って本部へ向かった。
長崎県警察本部
「はい、被害者は車内のトイレで死亡している所を発見し、車掌と2人の女の子が発見したそうです。」
「それで、その発見者って言うのは。」
「ええ、二人の女の子だそうです。」
「ほう、その女の子って言うのは。」
「はい、名前は高見千歌と黒澤ルビィって言っていました。」
「うーむ、この2人が発見者か。」
「ええ。」
「車掌は、直ちに佐賀公安の連絡し、調べたところ毒殺と判明しました。」
「ほう、毒殺と言うのは。」
南は遠藤警部に言った。
「被害者は、カプセルを服用した後にトイレで倒れて死亡したんです。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、怪しい客は乗っていませんでしたか。」
「いやー、そこまではな。」
「それで、その二人は。」
と、高山は刑事たちに言った。
「事件が起きた列車は分りますか。」
「ええ、調べて見ると10時43分発の特急「かもめ11号」です。」
「ほう、なるほどね。」
「犯行時刻は、博多から鳥栖の間って事になりますね。」
「ええ。」
そして、犯人が使ったトリックとは?
謎は深まるままです。