博多発10時43分・特急「かもめ」殺人事件   作:新庄雄太郎

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次の日、南と高山と小海は寝台特急「さくら」に乗って長崎へ


第四章 高山・長崎へ

次の日、南と高山と小海は16時37分発の寝台特急「さくら」に乗って長崎へ向かった。

 

「知ってる、寝台特急「さくら」は東京と長崎を結ぶ寝台特急なんだけど、これは2番目に出来たんだよ。」

 

「へぇー、高山君乗ったことあるの。」

 

と、小海は言った。

 

「うん、僕が小学生の頃に乗ったことあるけどね。」

 

「へぇー、高山は鉄道オタクなんだね。」

 

「うん、まぁね。」

 

「千歌の話だと、善子と友人は夜行に乗って長崎へ行ったのか。」

 

「うん、友人と一緒に行くって言っていたからな。」

 

「ほう。」

 

寝台特急「さくら」と言えば食堂車である、食堂車は寝台特急の魅力の一つである、寝台特急「さくら」の食堂車には長崎名物の「ちゃんぽん」が用意されている。

 

「僕は、ハンバーク定食。」

 

「私は、フライ物。」

 

「俺は、ちゃんぽんだ。」

 

と、車窓を眺めながら食事をした。

 

名古屋を過ぎると、夜になっていた。

 

そう言っていると、南と高山達は寝台で一眠りすることにした。

 

そして、次の日南と高山達が乗った寝台特急「さくら」は瀬戸内海で朝を迎えた。

 

「やっと、朝か。」

 

「ええ。」

 

「門司と博多を過ぎたら、長崎か。」

 

「ええ。」

 

10時53分、寝台特急「さくら」は定刻通り長崎駅に到着した。

 

「どうも、ご苦労様です、私は長崎県警の遠藤と言います、こちらは中島巡査部長。」

 

「どうも。」

 

「公安特捜班の南です。」

 

「同じく、高山です。」

 

「小海です。」

 

南と高山達は、長崎県警のパトカーに乗って本部へ向かった。

 

長崎県警察本部

 

「はい、被害者は車内のトイレで死亡している所を発見し、車掌と2人の女の子が発見したそうです。」

 

「それで、その発見者って言うのは。」

 

「ええ、二人の女の子だそうです。」

 

「ほう、その女の子って言うのは。」

 

「はい、名前は高見千歌と黒澤ルビィって言っていました。」

 

「うーむ、この2人が発見者か。」

 

「ええ。」

 

「車掌は、直ちに佐賀公安の連絡し、調べたところ毒殺と判明しました。」

 

「ほう、毒殺と言うのは。」

 

南は遠藤警部に言った。

 

「被害者は、カプセルを服用した後にトイレで倒れて死亡したんです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「それで、怪しい客は乗っていませんでしたか。」

 

「いやー、そこまではな。」

 

「それで、その二人は。」

 

と、高山は刑事たちに言った。

 

「事件が起きた列車は分りますか。」

 

「ええ、調べて見ると10時43分発の特急「かもめ11号」です。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「犯行時刻は、博多から鳥栖の間って事になりますね。」

 

「ええ。」




そして、犯人が使ったトリックとは?

謎は深まるままです。
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