始まりました、まだレト京終わってないのに新しりーじゅ。こっちはレト京より読みやすいかな?
一日目とありますが別に一日目でなくて結構。次は恐らく二日目から始まるけど、まだ一日も経っていない。
シリアスっぽい表紙絵とは裏腹に、このシリースはギャグヨウ素多めだから、覚悟しとけよ!
こんな世界はまっぴらだ。実に不公平だ。アンイクオリティーだ!
生まれた時から食う側か食われる側か決まっていて、貧乏か裕福か決まっていて、強いか弱いか決まっているなんて、不公平以外の何物でもないじゃないか!
でも、結局権力のあるものに従って、権力者についていった方が安定した暮らしが手に入る。権力が守ってくれるんだからな。この世界はそうやってできている。
だけど、そんなものただのまやかしだ!
権力に抑圧されていることに、皆が気づいていないだけなんだ!
だからな、そんな世界は私かひっくり返してやる!
強者を挫き、弱者がものをいう楽園。最高だろ?
今まで弱者が味わってきた屈辱を、高いところから見て身の振りをしてきた奴らにとんとことんと味合わせてやる!
今日から幻想郷は崩壊する!
「まだそんな下らねえこと言ってんのか、お前」
「なんだぬえっちょ。くだらねえってこたあねえだろ!」
「ぬえっちょとは私の事か?今初めてそう呼ばれたが」
封獣ぬえ。私の数少ない友人の一人。数年前の10日に及ぶ逃走劇の末、賞金首の私を賞金稼ぎどもから密かに匿ってくれたのが彼女。
以来、山にある絶好の隠れ家(場所なんざ教えるわけねえだろ)でほとぼりが冷めるまで隠れていた私の下に、ちょくちょく顔を出しては、奴が修行している(ところなんか想像もできんが)寺から持ち出した食いもんなんかを私に分けてくれている。ばれたら相当まずいんじゃないか。なんせ、寺のアマだって私の事を捕えようとした奴らの一人だからな。
「あん時懲りたんじゃねえのか?散々追っかけ回されて、里中お前の顔だらけになってたんだぞ?」
「あんなんで諦めてレジスタンスが務まるかよ!」
「レジスタンスって務まる務まらないの話なのか?」
今日は珍しく私の方からぬえに相談に来た。
「とにかく、協力してくれそうな仲間はいねえのか?」
「付喪神じゃあダメなのか?」
「ダメに決まってんだろ。私の所為で居場所を失っただの、付喪神なんかにしやがってだの、ほざいてやがる」
もともと捨てられていた奴が大半だったらしいが。
「まああれだ。どうしてもってんなら、教えてやらないこともない」
「本当か!?どこにいる?」
「ちょっくらついてこい」
ぬえに案内されてやってきたのは、山の裏側。表側ってのは、守矢神社とかいう新興宗教の社が鎮座している方で、ここはその裏側。
仮にも指名手配犯の私が闇雲に空を飛ぶわけにもいかないので、歩いて移動している。
「んで、お前が私をどこに連れて行こうとしているのか。もうそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」
「まあ来て見りゃわかるって」
目的地到着。
山の麓の深い森の中。井戸の後か、地面に穴が開いている。
「この穴がどうしたってんだ?ぬえ」
「ちょっとその穴覗いてみてよ」
穴に身を乗り出し、中を覗いてみる。中は暗くて底が見えず、どこまで続いているかわからない。
「おい、この穴がなんだってってうぉあ!?」
深い穴に身を乗り出しているところだっていうのにケツを思いっきりき飛ばしやがった。
当然頭っから真っ逆さま。だが、そこで諦める私ではない。能力で身体の上下を反転させると、空を飛んで奴の下に戻ろうとしたが。
「あんたには逆さがお似合いだろ。一生地の底から出てくんな」
出てきたところを蹴り上げられたら抵抗のしようがねえっての。
気を失ってそのまままた真っ逆さま。あんにゃろ、覚えてろよ!
私は気を失ったまま、地獄まで続いていそうな穴の中をただひたすらに落ちていった。
穴の中に落ちてしまった天邪鬼、果たしてどうなる?
幻想郷のレジスタンスは、仲間を見つけることが出来るのか?
次回、正邪、死す!(大嘘)