それから2日後、リムルも無事に目覚め、鬼人たちとの交流を済ませた。そして、ベニマルとハクロウは警備隊の稽古や街の巡回、シオンはリムルと俺の側近として、ソウエイは周囲の偵察にシュナはドルドたちのいる防具や服を作っているところへ、クロベエはカイジンの工房で各々作業をしていた。俺とリムルは街の偵察も終わり、ハクロウに稽古をつけてもらっていた時、ソウエイがやってきて、リザードマンの集団が周辺の村のゴブリンたちを仲間にしているという情報をくれた。この地にもくる可能性も高いとのこと。
リ『リザードマンか。』
《告、リザードマンとはジュラの森の湿地帯を縄張りとしている種族です。》
サ『そんな奴らがどうして』
ベ『オークロード戦に向けて戦力を増やしているとかですかね』
リ『ならばこの地にくる可能性は高いな。ひとまず、こっちからは手出ししないでくるかどうかを待ってみよう。』
そうして、ベニマルやハクロウと別れた後、シオンと共にシュナの所に行き、織り機の調子や絹などの生地の製作進度を聞いたりした。その時シオンとシュナが俺とリムルを奪い合ったのは言うまでもないだろう。ひとまず報告が終わり、シュナと別れて食堂に向かうことにした。
サ『あれ、ベニマルとハクロウも来てたのか』
ハ『これはこれはリムル様にサウラ様。お二人もお食事に?』
リ『ああ、なんでもシオンが作ってくれたらしいからな。』
ベ・ハ『っ!そ、そうですか。』
サ『お前たちも食べないか?』
ベ『いや、俺は大丈夫です。さっき食ったんで』
ハ『わしも、今はお茶だけで十分です。』
サ『(ベニマルやハクロウのこの反応。もしかしてやばいやつか?)』
サ『あー、リムル?俺やっぱりでかい肉を食いたいからちょっと狩ってくるよ』
リ『あ!おい、サウラ!?』
俺は身の危険を感じ、その場から逃げ出した。その後、シオンはやはりお約束だったようで、その被害を受けたのはリムルではなくゴブタだったと、ベニマルに聞いた。そして、シオンの料理監督も押し付けられたと。
俺はベニマルを慰め、談笑することにした。のだが、
ソ『サウラ様、ご報告がございます。リザードマン一向が街の入り口へと到着しました。』
サ『わかった!すぐ向かう。』
ベ『サウラ様!俺もついていってよろしいだろうか。リザードマンの思惑が知りたい。』
サ『わかった。じゃあついてこい。ソウエイ、リムルへ報告を頼む。あと、今後はリムルにはじめに報告してくれ、俺はその次でいい。』
ソ『承知しました。』
俺とベニマルは街の入り口に向かった。すでにリムルとシオン、リグルドがおり、リザードマンと話をしていた。