世界掲示板   作:aroma moko

66 / 67

お待たせしてしました


1999年12月30日

 

 

当記録は1999年12月30日から翌年2000年1月1日に発生した『しもべ』残党による大規模テロの記録です。

 

当記録に収められているのはニューヨーク市警、緊急サービスの通信記録、ニューヨーク州兵、国連本部警備小隊、FBIニューヨーク支局のボディカム記録の文字起こし及びインタビュー記録です。

 

[ニューヨーク市警通信記録]

 

[ニューヨーク州兵派遣記録]

 

[国連本部警備小隊戦闘記録]

 

[FBIニューヨーク支局捜査記録]

 

>>>>>......再生を開始します。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

12/30/1999 09:45

 

NYPD 通信司令室 

 

午前8:41分ー8:57分

 

セントラル:『通信司令室より111アダム』

 

111アダム:『111アダム(11アダム)ですどうぞ』

 

セントラル:『10-33(爆発物疑い)。場所はブライアント・パーク』

 

111アダム:『マジかよ……11アダム、現場へ向かう』

 

セントラル:『10-4(了解)。84(現着)時に一報せよ』

 

???:『(不明瞭)……からセントラル』

 

セントラル:『10-5(再送願う)』

 

111PS(路上犯罪取締班)『11PS(路上犯罪取締班)からセントラル』

 

セントラル:『11PS(路上犯罪取締班)、どうぞ』

 

111PS(路上犯罪取締班):『我々も現場へ向かう』

 

セントラル:『10-4(了解)、11アダムも了解か?』

 

111アダム『あぁ、まもなく84(現着)』

 

セントラル:『10-4(了解)、現着時刻は0857、公園管理人がパーク入り口にて待機中。EOD(爆発物処理班)の出動が必要な場合は報告せよ』

 

 

111アダム到着から3分後の0900時、ブライアント・パークにて爆発が発生。111アダムと公園管理人の計3名と周囲にて見物していた47名が聴覚障害や破片による負傷。

 

緊急サービスが派遣される。

 

 

同日0920。

タイムズスクエアにて売店が大爆発。周囲にいた民間人・観光客に甚大な被害が発生、緊急サービスが派遣される。

 

同日0923。

ユニオンスクエアパーク、ワシントン・スクエア・アーチ、チャイナタウンにある銀行、フォーリー広場、ニューヨークBETA戦争戦没者慰霊碑にて爆弾が爆発。

 

多数の911により市警の対応能力が低下。

 

以下はオペレーターの対応記録。

 

オペレーター『911、事故ですか?事件ですか?』

 

通報者『ば、爆発だ!突然ゴミ箱が爆発した!!』

 

オペレーター『落ち着いてください、何方で爆発が?被害者などは居ますか?』

 

通報者『場所はブライアントパークだ!んで…あぁ……』

 

オペレーター『どうしました?』

 

通報者『け、警官が…死んでる…』

 

オペレーター『なんですって?…分かりました、すぐに必要なサービスを向かわせます。貴方は現場から動かないでください』

 

通報者『はぁ!?また爆発が起こる様な所にいろってか!?』

 

オペレーター『貴方には現場に到着した各サービスに状況説明をお願いしたいのです』

 

通報者『あぁ…くそ!俺は黄色のキャップを被って入り口に立ってるからな!』

 

オペレーター『ありがとうございます』

 

0900の通報記録終了。

 

続いて0920の同オペレーターの通報記録

 

オペレーター『911、事故ですか?事件ですか?』

 

通報者『爆発だ!』

 

オペレーター『あー、ええ、その案件は対応しております』

 

通報者『嘘つけ!たった今起こったんだぞ!?』

 

オペレーター『はい?…場所は何方ですか?』

 

通報者『フォーリー広場だ!』

 

オペレーター『…分かりました、対応します』

 

(オペレーターのマイクからは物凄い数の連絡通知音が鳴り響いている。この段階で分間の通報数は300件を超えた)

 

フォーリー広場の爆発はニューヨーク市庁舎からも観測された結果、市庁舎や証券取引所、国連本部等の重要施設へのテロ対応が早まった。

 

 

そして同日0947頃。マンハッタン南端から約南に17km程の距離にあるグレーブズエンド湾内に停泊していた中型貨物船から、コンテナによって偽装されていたソ連製Mi-8ヘリが出現。

 

飛行中の当該機を捉えた映像には両側のスタブウィングにロケットポッドが搭載されているのが確認できる、尚撃墜された機内を捜索したところ、フランス製広域ECMジャマーを搭載しているのが判明。

 

この機体はアッパー・ニューヨーク湾を北上、ガバナーズ島を通過しブルックリン橋・マンハッタン橋・ウィリアムズバーグ橋に数発ずつロケット弾を発射し橋にダメージを与えている。

 

このダメージによりブルックリン・マンハッタン橋の上を走行していた一般車両を破壊し通行止め。

 

ウィリアムズバーグ橋はロケット弾の当たりどころが悪かったのか一部道路が川へ落下、重装備の輸送が困難に陥いるという事態に。

 

当該機はそのまま北上、国連本部ビルに接近し4発のロケット弾を発射し17階19階24階27階に被弾。

 

幸い職員に死者は出なかったが、地上にて屋外警備に出ていた統合軍警備小隊の隊員に割れたガラス片が降り注ぎ若干名が切り傷を負った。

 

ここで国連本部ビル警備に就いていたMBSの記録映像と通信記録を見てみましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

09:48 統合軍特殊警備小隊

アント小隊 アント1-1

エリオット・パーカー中尉

 

“機体はイーストリバーから接近してくる小型ボート等が無いかを見張っている”

 

『小隊本部より警戒中の各ユニットへ、湾岸警備隊からの通報で南方より未登録の大型ヘリが接近して来ている模様、尚当該機はロケットポッドを搭載し飛行途中に複数の橋に発射、かなりの被害が出ているらしい、視認しだい撃ち落として構わん』

 

「タートル1了解」

 

“各員から了解の声が聞こえる”

 

“上空警戒の為機体を動かして南方よりの視界を確保しようとした時、突如FCS(火器管制システム)が誤作動を起こす”

 

“その間にもヘリは接近して来ている”

 

「なんだ?」

 

“機内システムは強力な妨害電波に晒されている事を示している”

 

「これは!?」

 

“すぐに周囲の状況を把握しようと索敵カメラを動かすもののあまりに強力なECMの為センサー類が役に立たず僚機はヘリが飛んでいる方向とは違う所へ指向している”

 

「くそ!しょうがない!アント小隊各機へ!FCS、各センサー共に使用不能!直接照準で奴を落とせ!」

 

“ECMで無線機が使えないにも関わらず無線機に叫ぶ

 

“コックピット正面装甲ドアを開放しコックピット内に搭載されている非常用照準器を展開する”

 

「何のためにコックピット内に照準器と射表があると思ってる!こう言う時の為だろうが!」

 

“搭載されている25mm機関砲に初弾が装填される”

 

“機体の両スタブウィングが煌めくと噴進煙を撒き散らしながらロケット弾が飛来し、何かを言う前にビルに突き刺さっていく”

 

“爆音の中アント1-1は目標の距離を大まかに測定する”

 

「あぁ……大体200から3、いや400くらいか?…こんな事になるんだったら海兵隊時代の教官の教育、もっとちゃんと聞いておくべきだったか」

 

“周囲にいた一般職員が悲鳴を上げながら逃げ惑う”

 

“足元では警備小隊の機械化歩兵装甲を纏った兵士が搭載されている12.7mmガトリングガンを構えようとしていたが、頭上からの大きなガラス片が頭部を叩いた為片膝をついた”

 

“目標ヘリは体勢を立て直しつつ、地表を動き回る人々へ照準を変えている”

 

「…っ…神よ!」

 

“トリガーを引き3発の25mm機関砲が発射されるが、目標の少し下を通過する”

 

「やっべ!!」

 

“すぐに照準システムを調整するが、その前に相手のロケット弾が2発アント1-1に飛来する”

 

「やばいやばいやばいやばい!!」

 

“足元にいた機械化歩兵が12.7mmガトリングガンと5.56mmマシンガンを飛来するロケット弾に発射し1発を撃墜した”

 

“機体の腕に搭載されている展開式シールドを広げ防御姿勢を取ろうとするが間に合わずコックピット付近に被弾”

 

ここからは足元に居た機械化歩兵の頭部カメラ

25mm機関砲が外れた直後

 

統合軍国連本部ビル警備中隊

クイーン2-3 アンジェリカ・フーバー少尉

 

「外してんじゃねぇよ!このタコ!?」

 

“敵ヘリの両スタブウィングからロケット弾が発射される”

 

「俺じゃねえよなあ!?狙ってんの!!」

 

“機体のマイクが左肩から発射されるガトリングガンの射撃音と右手に持つマシンガンの発砲音を拾う”

 

「頼むぜブッダ!」

 

“1発を撃退したが、その破片が胸部に追突し、膝を着きながらもう1発を迎撃しようとするが間に合わずアント1-1に被弾”

 

「クソッタレ…!」

 

“崩れ落ちるアント1-1のコックピットブロックに走り寄る”

 

“内部では顔の左半分が血に塗れたパーカー中尉が見えた”

 

「アッハハハ!あんた運が良いな!今引っ張り出してやる!」

 

“コックピットから引き摺りだそうと腕を伸ばし、引っ張ったが動かない”

 

「……ぐっ…コックピットの部品が……ぁ…脚を挟んでる…」

 

“そう言われ該当部を見るフーバー少尉、確かに潰れた両脚とそこから零れ落ちる血液を確認した”

 

「それ……よりっ!どけぇ!!」

 

“パーカー中尉はフーバー少尉の頭を押し退け再度25mm機関砲を連射”

 

“発射された11発の25mm砲弾は目標のコックピット・ローター基部に命中、撃墜された”

 

「おいおいおい……あんたスーパーソルジャーだぜ」

 

「……主よ感謝…しま…す……」

 

「!マズイ!!」

 

“フーバー少尉は機械化歩兵装甲の両腕をコックピット内部に突っ込みパワーアシストを全開にして脚を潰していた部分を投げ飛ばした”

 

「止血ジェルを投与するからな!大丈夫だぞ!…救護室!重傷…無線使えないんだったか…?…よし」*1

 

“パーカー中尉を横抱きにし本部ビル1階に設けられている医務室に突撃するフーバー少尉”

 

「どけどけ!重傷者だ!!」

 

“途中にある椅子やテーブル、自動ドア等を突進しながら突破し医務室に到達する”

 

「ドク!へいドク!やべぇ患者だ!」

 

“蹴破る様に入って来たフーバー少尉に拳銃を向けた中隊医官だが、装備と横抱きにされているパーカー中尉の姿を見てぎょっとする”

 

「すぐにベッドに!」

 

“すぐに横にされたパーカー中尉に群がる医官と看護兵達”

 

「処置は!?あぁ、いや止血ジェルか、よくやった!」

 

「バイタル危険域です!」

 

「患者の血液型はA!」

 

「すぐに輸血パックを!」

 

“先程の医官がフーバー少尉の肩を叩く”

 

「良くやってくれた、君は任務に戻りたまえ」

 

「了解ドク、そいつを頼んだよ…スーパーソルジャーなんだ」

 

“手袋を付けた医官は片手を挙げて応えた”

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

国連本部ビルがヘリに襲撃されている時、ハドソン川では別の襲撃事件が発生していた。

 

大型の河川輸送船3隻がロックフェラーパークに乗り上げ搭載されていたBMP1 12両、旧ソ連製MBS6機を揚陸、これらの勢力は全速力で国連本部ビルを目指し侵攻を開始。

 

道中制止しようとした警察官達を射殺しながら揚陸から45分後に国連本部ビル前に到着、特殊警備小隊の残存MBS3機と交戦しBMP1両と旧ソ連製MBS2機を破壊されるが警備小隊の機械化歩兵装甲3人、MBS1機を中破させ戦闘は膠着状態へ。

 

この段階で当該テロリストグループは国連本部前に4両のBMPを残し7両を市内の各所へ配置、国連本部へ向かおうとしていたニューヨーク市警部隊と激しい戦闘を行っている。

 

さらに市内の各所から武装したテロリストグループも複数確認され戦闘終了後に集計された人数は312名だった。

 

ニューヨーク市長は大統領へ非常事態が進行していることを通告、州兵を動かす旨を伝えている。

 

大統領も承認し、国内のデフコンを2へ移行させ追加の攻撃に備えた。

 

 

この後もニューヨーク市では散発的な戦闘は続いたものの、住民避難に奔走していたニューヨーク市警、本部ビル周辺で防衛線を築いていた本部ビル警備中隊と特殊警備小隊には敵に攻撃する余裕は無く。

 

テロリストグループもある一定の境界線からは前に出てこなかった。

 

これでしもべによるマンハッタン島襲撃事件初日の記録を終了します。2日目のログが読みたい場合はこのまま待機してください。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

441:アメリカ

おい勘弁してくれょ…

 

442:カナダ

よりによって統合政府に関しての会議の時にやるか」

 

443:ロシア

おいこらアメリカぁ!!?警備はどうなってんだ!

 

444:アメリカ

すみませぇん…(´;ω;`)

 

445:イタリア

これでテロリストアタックが成功したらヤバい!なんとしても止めろ!

 

446:フランス

今襲撃してるしもべの拠点はブラフか!?中からバッキンガム宮殿襲撃計画とか書かれてる紙見つけたが

 

447:イギリス

今!その実行犯をぉ!捕まえましたぁ!

 

448:中国

でかした!

 

449:日本

アメリカとは違いぐう有能

 

450:アメリカ

み、みてろぉ…!今に一網打尽にしてくれる…!

 

451:インド

インド特使の事、よろしくお願いしますね…?

 

452:ドイツ

なぁんか無理そうなんだよなぁ?

 

 

 

 

 

 

*1:
止血ジェルは宇宙空間でもすぐに止血できる様に開発された医薬品、出血部に投与或いは塗る事で血管収縮剤と鎮痛剤、トリモチ状のジェルが傷口にくっつき止血する

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。