美しい艦娘【Blueridge】…彼女の笑顔の裏では?
私が初めて提督に感じた印象は【軍人】だった。
真っ白な軍服に長身でスラリとした外観、整えられた前髪に柔らかな容姿…しかしその瞳には強い意思が宿っており、泥臭く足掻くかつての"指揮官達"の影を私は見た。
こちらに合わせて鎮守府内を歩き始めた私と提督はゆっくりと状況を加味するように執務室の場所に向かった。
木製の床に年季ものの机と多少豪華な椅子、微かに潮の匂いと木のいい香りが漂う執務室は何処と無く懐かしさを覚えた。
「提督…」
「…私は無能だったんだ、それも相当に醜悪な存在として司令部には知らされてたし、な…大本営としても体裁が悪かったんだろう、だから私は最前線に送り込まれたんだ。今頃、日本に私の居場所は無いだろう」
私の名前・兵装・任務などと順当に質問に答えていると大きな謎が生まれた、彼ほどの提督が何故こんな場所に?ましてや他の艦娘や部下は?
──その疑問はあっさりと解決した。
その時、提督から語られた内容は衝撃的な物だった。
…無能?そんな訳ない、妖精さんにあれだけ好かれていてお側に居ると心地よいお方が無能などと蔑まれていいはずがない。
司令部の面子を保つために左遷ですって?いつの時代も優秀な人物は上の人間との関係が悪くなると聞きますがこんな最前線に捨て駒のように送り込むなんて日本と言う国は何を考えているの?挙句の果てに生まれ育った母国に居場所がないですって?
───なんて酷い。
こんなに傷つき、弱り果ててしまうまで…一体どれほどの戦いを経験してきたのでしょう?本当ならば今すぐにでもその苦しみを取り除いて差し上げたい…でも、私では力不足です…残念ながら私はあくまでも【旗艦】…ならば【旗艦】らしく行きましょう。
「──提督、大丈夫です」
「ブルーリッジ…だが」
不安そうな顔をする提督、その手を握りしっかりと目を合わせる。
「ならばッ!!このショートランド泊地から見返してやりましょう!提督ならば出来るはずです!私は信じます!」
「ブルーリッジ…そう、だな…ここからだ俺たちはここからスタートするんだ」
「はいっ!お供します!」
強い意志を持って断言する提督…かつての指揮官達とも違うが泥臭くかっこいい私の提督、このブルーリッジを建造してくださった愛しい人。
…提督は私が守る。
どんな存在からだろうと…私は"彼の艦娘"他の誰のものでもない、彼だけの為にある艦娘よ。
深海棲艦だろうが無能な日本政府だろうが、それこそかつての
待ってなさい
私は必ずあなた達を後悔させてあげるわ。
「…それでは建造しましょうか提督♡」
「ふむ…」
我らが世界最強の第七艦隊が蘇り提督を傷つける全てを葬り去ってしまう時まで…それまでは、我慢しましょう。
今はまだ耐え忍ぶときですわ…だけど、全ての準備が整った時彼らはどんな表情をするのでしょうか?
──世界最強の復活は近い──
はい、ここら辺でキャラ紹介をしておきます。
【提督】
名前はまだ無い。
艦これ世界に転生した一般提督の人。
転生時に神様っぽいのに初心者でも余裕で無双できるよう現代艦を建造出来るようにしてもらっているが、本人は知らない。
体質的に艦娘や妖精さんに非常に好かれる…が、本来の艦これに登場する艦娘たちには悪評が広がっているため嫌われている。
ちなみにそこそこのイケメンである、が何故か普通の人にはモテないと言う不幸体質である。
【ブルーリッジ】
提督が初めて建造に成功した艦娘。
正体はアメリカ第七艦隊旗艦【Blueridge】である。
改になると艦砲やミサイルが無くなる代わりにCIWSや大量のレーダーが追加される。
提督の境遇に同調し提督の為に頑張ろうとしているが、基本的にやることなすこと空回りしがち。
ロシアと中国が苦手で日本政府が嫌いである。
理由はロシアと中国は社会主義だから、そして日本が嫌いなのは第七艦隊が戦っている時に見殺しにしたから、実際はただ見殺しにした訳では無いが、現場の人間や船立ちからすれば同じことである。
同様の理由で第七艦隊の他の艦艇も日本を大なり小なり嫌っていることが多い。
本作のヒロイン候補。
太字や点滅などのフォント関係
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これまで通りで大丈夫
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無くて良い
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更新速度あげるんだよあくしろよ