現代艦しか建造されない鎮守府(仮)   作:秋月艦隊

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第38話 鎮守府安定【提督side】

多数のミサイル陣地に航空基地の拡大と鎮守府が様変わりした日から既に一週間が過ぎていた。

その間に、俺は艦娘たちとハッスルした妖精さん達に事情聴取を行い、事態の確認を進め当時、何が起こったのかを書類にまとめた。

 

「なになに…」

 

[鎮守府防衛設備報告書]

今後の方針会議が行われた翌日に完成していた各種防衛設備を下に記述する。

【沿岸防衛設備】

・長距離対艦ミサイル発射管×8基

・対空機関砲×16門

・長距離索敵レーダーサイト×4基

・近距離迎撃ミサイル×30基

【航空基地】

・大型飛行場滑走路×3

・F-15C×20機

・F-4×42機

・A-6×36機

・F-18×16機

・E-2×4機

【陸上部隊】

・M1エイブラムス主力戦車×3両

・M109 155mm自走榴弾砲自走砲×6両

・96式自走120mm迫撃砲×6両

・M163対空自走砲×12両

ets...

 

「一週間かけて自分の目で確かめなきゃ信じれない量だな…」

 

膨大な量の物資が使われているような気がするが、これでも艦娘を建造するのと対して変わらない程度の資源しか使っていないと言うのだから驚きだ。

 

「艦娘達に聞いても必要最低限だとしか言わないからな…」

 

なお、提督の見えない所で防衛設備は随時更新されており、中には深海棲艦を仮想敵にしたものではなく、明らかに人類の空母打撃群並の戦力が複数投入されることを想定した設備も用意されていることを提督は知らない。

 

「ま、まぁ…鎮守府の運営に支障をきたさなければ大丈夫か」

 

何故か未だに物資が防衛設備の名目で減っている気がするが、深いことは考えずに次に目を向ける。

 

「ふゆつき、ちょっと確認したいんだが」

「りょうかい」

 

今日の秘書艦を務めるふゆつきを呼び、鎮守府内の物資備蓄状況と今後の遠征について話す。

 

「――と言うふうにしたいんだが」

「うーんと…それならまずは艦娘を増やさないと」

 

ある程度説明した段階でふゆつきに確認を取る。

ふゆつきは少し悩んだ素振りをした後に、艦娘の絶対数が足りていない点を指摘した。

 

「具体的には?」

「理想は艦載機運用能力を持った艦娘1人に対潜対艦のバランスがいい艦娘を4人くらい」

「艦載機運用能力ってことはインディペンデンスみたいな?」

「――それじゃオーバースペック、対潜ヘリとか垂直離着陸機が運用出来れば十分だよ」

「…なるほどな」

 

納得と共にこの鎮守府が以前と比べて規模が大きくなり、少数の艦娘では手が足りなくなりつつあると理解した。

本来ならば、よりこまめに艦娘の数を増やすべきかもしれないが、状況が状況であるため多数の建造を行うべきだろう。

 

「よし、善は急げだ」

「…提督が思いつきで動くと後処理が大変」

「…ウッ、もちろん皆にも相談するぞ妖精さんだっているしな」

「妖精さんを理解者に持ってくる時点で…」

 

ふゆつきの小言を黙殺し、工廠向かい建造を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ふぅ…これで一段落だな」

「はい、お疲れ様でした提督」

 

ブルーリッジから受け取った書類に目を通し、一日の作業を終えて息を吐く。

この頃、深海棲艦による進行も落ち着いてるからか鎮守府の空気も以前より明るくなっている。

厄介な内地の大本営もなりを潜め、建造・開発も無事に完了した我が鎮守府は軌道に乗り早急に対応するべき事も無くなり、現在は遠征艦隊の編成と近海の制海権維持に注力している段階である。

 

「鎮守府も落ち着いたし1度大本営に連絡を取った方がいいか?」

「あまりお勧めはしませんが…そもそも大本営がここに何かしらの要求を出すとは思えませんが」

「定期報告も最近は無視されがちだからな…」

 

ブルーリッジの言い分は最もだが、名目上とはいえ大本営の隷下に属す鎮守府の1つとして無下にする訳にも行かない。

義務報告ではないため所属する艦娘の数は伝えていないが、義務報告である建造・開発を行った回数や物資の状況などは報告しなければならないなど、大本営の影響下にいる以上避けられない事ではある。

 

「まぁ…大本営がここに何かしてくる事は無いだろうし、報告義務のあるものだけ上げておけばいいだろう」

「それもそうですね…ん?これは?」

「…それは大本営から出される命令書だな、前回は着任した時だったが、大抵は何らかの雑用だな」

 

書類の山からブルーリッジが取り出した命令書、俺は彼女からそれを受け取ると密書された封手早くをあけ、内容を確認する。

最前線の鎮守府に下される指令などは、大抵予算の都合上消費しなければならない作業が回り回ってここまで来るだけで、大した物ではない。

実際、前回の指令書は深海棲艦の調査と言う名の最前線への左遷だったしな…今回も大した物じゃないだろう。

 

――その時はそんな事を考えていた――

 

「は?」

 

その一文を見た瞬間、自身の目を疑った。

それほど衝撃的であり自身の置かれている状況に似つかわしくない、一文であったからだ。

――しかし、何度見ても文章は変わることは無かった。

 

"ソロモン諸島での戦闘報告のため内地に帰還せよ"?

 

――新たな騒乱の幕が上がる――

 

 




なんか書けたので投稿します。
一応沿岸防衛用の設備はキーロフの主張で東側の兵器で占められていて、その他は西側諸国(ほぼアメリカ)の兵器で揃えられているって妄想してます。(設定が面倒)
必要に迫られたら設定が生えてきます。
あと、アンケートです。
ちょろっと出てきた新しい艦娘の話です、次回以降順次登場させます。
上位三艦種を出す予定なので何とぞよろしくお願いします。

新しい艦娘(上位三艦種が登場)

  • キティーホーク級(空母)
  • アメリカ級(強襲揚陸艦)
  • いずも型(軽空母?)
  • あたご型(護衛艦)
  • モスクワ級(巡洋艦)
  • フォレスト・シャーマン級(駆逐艦)
  • ネウストラシムイ級(フリゲート)
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