戦姫絶唱シンフォギア GENERATION2   作:1052667

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名もなき少女

 

[スモークスクリーンサイド]

 

 

デュランダルを臨時基地に置いてるからノイズが攻めてくると思ったが...

全然せめて来ねぇな。

お!サウンドウェーブからの連絡だ。

 

 

『コチラサウンドウェーブ。』

 

 

「どうした?」

 

 

『鎧ノ少女ガ響ヲ攻撃中。』

 

 

「わかった、すぐ行く。」

 

 

よし、出動だ。

 

 

「サイバージェット!行くぞ!」

 

 

「「「了解!!」」」

 

 

鎧の少女め、とっ捕まえて尋問してやる。

 

 

 

=====================

 

 

 

アタシはフーリガンを連れて現場が見れる位置にやってきた。

なんか響のやつが自己紹介してやがる。

とち狂ってんのか?話し合いで解決しようとしてる。

 

 

「あの女馬鹿なのか?」

 

 

「馬鹿だ。話し合いで争いが終るんだったらアタシ達が武器を人間に向けることはないのにな。」

 

 

「俺は戦いたいだけだがな。」

 

 

おっと?響のギアに変化が?鎧のやつを押してやがる。

やるじゃねぇか。

 

 

「俺たちはいつ頃行く?」

 

 

「お互いが疲れ切ったらだ。」

 

 

ん?あいつ、ネフシュタインの鎧を響に弾き飛ばしやがった!勿体ねぇ!

てか今度は赤いシンフォギアを纏ってやがる。

 

 

「フーリガン、行くぞ!」

 

 

「よっしゃ!」

 

 

アタシの合図と共にフーリガンが鎧の女に一発打ち込む。

 

 

「響、無事に退院したようだな。」

 

 

「あ、スモークスクリーンさん!お米ありがとうございます!」

 

 

「てめぇら、アタシを無視すんじゃねぇ!」

 

 

だから口調被ってんだよ!

 

 

「てめぇに勝ち目があると思ってんのか?」

 

 

「!!??」

 

 

フーリガン、スペースケース、スカイジャックの3人が赤いギアの女を囲っている。

 

 

「くっ...」

 

 

「スモークスクリーンさん、あの子はどうするんですか?」

 

 

「連れて帰る。個人的にも聞きたいこととかあるしな。」

 

 

ん?ノイズ反応?上空から!?

 

 

「気をつけろ!上からノイズが来る!」

 

 

「危ない!」

 

 

響のやつ、赤いギアのやつをかばったぞ!?

 

 

「ごめん、あなたに当たりそうだったから、つい...」

 

 

「っ!?馬鹿にして!余計なお節介だ!」

 

 

「―――命じたこともできないなんて、貴女はどこまで私を失望させるのかしら」

 

 

「誰だ!!」

 

 

アタシ達が声のした方向を見るとソロモンの杖をもった金髪女性がいた。

 

 

「フィーネ!」

 

 

フィーネって言うのか。

 

 

「・・・もう貴女に用は無いわ。せっかく作ってあげたのに。」

 

 

「うそ... だろ...」

 

 

作ってあげた?何を言ってるんだ?

てかネフシュタインの鎧持って逃げやがった!

 

 

「スペースケース、スカイジャック、あの女を探せ!」

 

 

「「了解!」」

 

 

 

=====================

 

 

 

「申し訳ない。逃げられてしまった。」

 

 

「大丈夫。それよりこの女だ。」

 

 

アタシはフーリガンの手に握られてる女を見る。この女はギアを解除してるな。顔が絶望してる。まるで生きてるのを諦めたような顔だ。

 

 

「こいつ、どうすんだ?」

 

 

「臨時基地まで持ち帰る。」

 

 

と、思ってたら黒い車が数台やってきた。おっさんと人気者か。

 

 

「よお、遅かったな。」

 

 

「スモークスクリーン!その少女をどうするつもりだ?」

 

 

「こいつはこちらで預かる。」

 

 

人気者が悔しそうな顔をしてこっち見てる。

渡すかよ。

 

 

「悪いが彼女はこちらで保護させてもらう。」

 

 

は?前線にも出ない司令が何言ってんだ?

 

 

「やだね。」

 

 

アタシはスペースケースとスカイジャックに合図を送る。

 

 

「フーリガン、そいつを連れて臨時基地まで戻れ!」

 

 

 

=====================

 

 

 

 

[NOサイド]

 

 

それは一瞬だった。

弦十郎はスペースケースを一発殴り、怯んだスペースケースの銃を奪い引き金を引く。

銃口から出たレーザーは空中に飛び立ったフーリガンの羽を打抜き墜落、しかもフーリガンはスカイジャックと衝突。

この間約5秒である。

スモークスクリーン倒れてるフーリガンのコックピットを開け、中にいる少女を確認する。

 

 

「よかった、無事だ。」

 

 

スモークスクリーンは少女の無事を確認して自分のコックピットにいれ、弦十郎の方を見る。サイバージェットは全員倒れていた。

 

 

「あんたホントに人間か?」

 

 

「俺は正真正銘人間だ!」

 

 

「んだよその身体能力。どんな鍛え方したらそうなんだよ。」

 

 

「飯食って映画見て寝る!」

 

 

「はぁ!?」

 

 

驚くスモークスクリーン。

 

 

(・・・まずいな... このおっさんの身体能力ならアタシは逃げられないな。)

 

 

スモークスクリーンはスクリーンワインダーを弦十郎に向ける。しかし引き金を引く様子はない。

撃ったところで無意味なのがわかっていたからだ。

 

 

「・・・取引しねぇか?」

 

 

「取引...?」

 

 

「こちらが所持している聖遺物を1つやる。その代わりにこの女を貰う。どうだ?」

 

 

「断る。子供を守るのが大人の努めだ。」

 

 

倒れてるフーリガン達は起き上がり始めた。

 

 

「・・・・・・デストロン、退却(リトリート)。」

 

 

スモークスクリーンはコックピットから少女を出すと、サイバージェット達を連れて逃げていった。

スモークスクリーンは現場から離れると、サウンドウェーブに連絡を入れる。

 

 

「サウンドウェーブ、二課を盗聴、盗撮できるか?」

 

 

『了解。』

 

 

スモークスクリーンはサウンドウェーブから送られてきたを映像を見る。

少女は温かいものを飲んでるようだった。

 

 

『さて、君はこちらで保護させてもらう。』

 

 

『・・・わかった。』

 

 

『ねぇ、名前は何ていうの?』

 

 

『・・・ねぇよ。』

 

 

「――え?」

 

 

『――え?』

 

 

『――え?』

 

 

『――は?』

 

 

(名前がねぇだと?)

 

 

『先は長くないし、全部喋る。だからアタシを自由にしてくれないか?』

 

 

『わかった。』

 

 

『まず、アタシは実験体なんだ。』

 

 

『実験体?』

 

 

『ああ。アタシは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――死んだ人間のクローンなんだ。』

 

 

 

スモークスクリーンは驚いた。

いや、スモークスクリーンだけじゃない。二課の面々も絶句しているようだった。

 

 

「サウンドウェーブ、今から言う人間が生まれた病院を調べてくれ!」

 

 

『了解。』

 

 

(アタシの予想が正しければ... これはドレッドウイングに相談だな。)

 

 

 




☆サイバージェット
航空部隊。
メンバーは
・フーリガン
・スペースケース
・スカイジャック
の3人。
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