戦姫絶唱シンフォギア GENERATION2 作:1052667
[NOサイド]
情報参謀サウンドウェーブは聖遺物を装備していない黄色いスポーツカーに変形するトランスフォーマーだ。
聖遺物を装備していない理由は、二課などの組織に探知されずに諜報活動をするためだ。決して弱いわけではない。
だが、トランスフォーマーは金属生命体。
聖遺物を装備していれば大丈夫だが、サウンドウェーブは自らそれを拒否した。そして今日も、スモークスクリーンから受けた諜報活動をしていた。
「休暇...?」
『ああ。最近働かせすぎたからな。少し休め。』
「休ムベキハスモークスクリーンデハナイカ?アノ少女ノ正体ハ―――」
『うるせぇ!』
「・・・・・・・」
『・・・すまねぇ。大丈夫だ、問題ねぇよ。』
「了解シタ。」
ただし今日は休暇をもらっていた。
とはいってもやることがないので町の中をドライブするしかないのだが。
しばらく走っているとノイズの警戒警報が聞こえたので、非戦闘員の彼は逃げ出すことにした。
しかし、近くに人間の少女が1人いるの見つけた。ほっといてもいいのだが、彼が調べた情報の中にある人物と一致したため、助けることにした。
少女の近くに移動し、ドアを開ける。
「乗レ。」
「――!」
少女は驚くが、後ろから来るノイズを見て乗ることにした。
ノイズから逃げること数十分。廃倉庫に入って行くサウンドウェーブ。
ドアを開けると、少女が出たのでサウンドウェーブも変形する。
「荒イ運転ダッタナ。怪我ハナイカ?」
少女は驚いた表情をしたが、すぐに真剣な顔になる。
「トランスフォーマー?なんで私を助けたの?」
「ホットイテモ良カッタ。ダガアル人物ニ恩ヲ売ッテオクベキダト思ッタカラ助ケタ。」
「あなたならノイズを倒せるんじゃないの?テレビに写ってるジェット機はノイズを倒してたけど...」
「トランスフォーマー全員ガノイズト戦エル力ハナイ。俺ニハノイズト戦ウ力ハイラナイ。」
「・・・さっき恩を売るって言ってたけど誰に?」
「秘密ダ。」
少女はこちらを観察するように見る。
「ねぇ、名前は?」
「デストロンゴーボッツ、情報参謀サウンドウェーブダ。」
「私は小日向未来。助けてくれてありがとう。」
サウンドウェーブは頷く。
「ねぇ、サウンドウェーブさん。少し相談にのってもらってもいいかな。」
「何故俺ニ?」
「丁度いいから。」
とはいってもサウンドウェーブも暇なので相談にのってあげることにした。
「親友と喧嘩しちゃって。その間に銀髪の知らない子が親友と仲良くしたんだ。」
「嫉妬カ?」
「そうかも...」
「ソウイウノハ先ニ謝ッタ方ガイイ。喧嘩トイウノハドチラニモ落チ度ガアル。」
「・・・・・・そうだよね。」
「ソンナ顔スルナ。少シドライブシヨウ。ソノ間ニ謝罪ノ言葉ヲ考エレバイイ。」
サウンドウェーブは黄色いスポーツカーに変形する。未来が乗り込むと、走り出す。
=====================
[スモークスクリーンサイド]
暇だ。ノイズが出ねぇ。
トランスフォーマーになってから殆ど戦いばっかりだったし。そんな事を考えてるとフーリガンが話しかけてきた。
「よお、スモークスクリーン!」
「なんだ、フーリガン?」
「暇か?釣りしに行こうぜ!」
釣り?そういやぁ、アメリカでやったな。
「いいぜ。」
アタシは釣り道具(TFサイズ)を持ってフーリガンと一緒に川まで移動する。
「スモークスクリーン、今回は俺が新記録取ってやるぜ。」
「いや、アタシの記録は超えられねぇよ。」
フーリガンには負けられねぇな。
もし負けたら
「あれ?スモークスクリーンさーん!」
急に声が聞こえてきたと思ったら響のやつがいた。なんでいんだよ。しかも隣には銀髪クローンもいる。
「響じゃねえか。何してんだ?銀髪クローンもいるし。」
「銀髪クローンって、どこで情報仕入れたんだよ。」
「えっと、クリスちゃんに街の案内をしてて。」
「クリス...?」
「ああ。アタシの元になったオリジナルの名前らしい。そいつの両親にも会った。」
「マジかよ...」
そうか。生きてるんだな...
「スモークスクリーンさんは何してるの?」
「ああ。フーリガンと釣り勝負するとこだ。最近働きすぎって言われたからな。」
「とっとと始めようぜ!」
さっ、釣りの続きを―――
「スモークスクリーン!レーダーにノイズの反応が出たぞ!」
「チッ、タイミングわりいな。トランスフォーム!」
アタシは変形すると、コックピットを開ける。
「響、乗れ。送ってやる。」
「え!?良いんですか?」
「ああ。ノイズの反応がある場所は結構遠い。クローン、お前はフーリガンに乗れ。」
響を乗せて現場に向かう。アタシも甘くなったな。
「スモークスクリーンさんって、なんで人間を辞めたの?」
またそれかよ。
「死にかけた、こうなる以外に助かる道はなかったんだよ。別に後悔はしてねぇ。」
「辛くないんですか?」
「辛くねぇよ。そろそろ着くぞ。」
アタシとフーリガンは着陸して2人を下ろすと変形する。
「Balwisyall Nescell gungnir tron」
「Killiter Ichaival tron」
「「トランスフォーム!」」
ノイズめっちゃいるな。
「上空の方はアタシとフーリガンがやる。地上は頼むぞ。」
「任せてください!」
「行くぞ、撃って撃って撃ちまくれぇ!」
=====================
[NOサイド]
一方、響とクローンは地上にいるノイズを倒していた。
しかし、突然悲鳴が聞こえてくる。
「未来の声だ!」
「わかんのかよ!」
響は声のした方に向かう。そこにはノイズに襲われているサウンドウェーブと未来がいた。
「未来!」
「響!」
響はノイズを倒して未来に近づく。
「未来、大丈夫!?」
「大丈夫だよ。それとごめんなさい!」
「へ?」
「このサウンドウェーブさんに聞いたの。響が皆のために戦ってて、なんで隠していたのかを。」
響はサウンドウェーブの方を一瞬見るが、すぐ未来に視線を戻す。
「私の方こそごめんね。未来に何も言わなくて。」
「・・・・・・イイ感ジノ雰囲気ノトコ悪イガ周リヲ見テクレ。」
サウンドウェーブの声で周りを見る響と未来。
ノイズが3人を囲んでいた。すると上空から大量のレーザーが降り注ぎ、ノイズが全て炭化する。
「たくっ、んでサウンドウェーブがいんだよ。」
「「スモークスクリーン(さん)!!」」
上空にいたスモークスクリーンとフーリガンが降りてきた。
「お!黒い車が来たぞ。あのおっさんか?」
フーリガンが指さした方向から黒い車がやってくる。弦十郎だ。
「じゃ、アタシ達は帰るか。トランスフォーム!」
「え!?ちょっと待ってください!」
「じゃあな!」
スモークスクリーンとフーリガンは飛んで行き、サウンドウェーブはいなくなっていた。
ギアを解除した響とクローン。誰も気づかなかったが未来の服のポケットに黄色いミニカーが入っていた...