鎮守府の片隅で   作:ariel

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今回は少し時期的には早いのですが、今が旬の北海道は厚岸の牡蠣を使って牡蠣フライにしました。主人公は、とても仲が良い重巡四姉妹から那智さんを選択。なんとか出張中にも関わらず投稿出来た…。


第三〇話 那智と牡蠣フライ

「おぅ!鳳翔さん、今日は牡蠣が入ってるぜ!宮島のじゃないが、厚岸の大物が50個!全部買ってくれるなら、勉強させてもらうぜ。」

 

牡蠣の時期はもう少し後だと思っていましたので驚きましたが、この時期にこんなに大きな牡蠣は珍しいですね。呉鎮守府から江田島を挟んだ向こうに側にある宮島は牡蠣の大産地ですが、ここの牡蠣は11月頃から大物が店に並びます。これに対して北海道の牡蠣は今が正に旬。この大きさの厚岸産の牡蠣となると、かなりの値段になると思いますが、これは是非仕入れたいですね。とはいえ、これだけの量の牡蠣を、一つ一つ殻から取り出すのは流石に少し手がかかりますし、今日は赤城さんも瑞鶴さんも任務中です。…どうしましょうか。

 

「そうですね…買いたいのは山々なのですが、流石に非力な私がこの殻を50個も開くのは…。」

 

「んん?鳳翔さんともあろうお方が、何言っているんだ?最近でこそあまり見かけないが、昔はよく赤城のお嬢ちゃんや加賀のお嬢ちゃんを連れて買い物に来ていただろ?それで、あの二人が我侭を言った時は、その場で拳骨を落として、そのまま鎮守府まで引っ張って行った鳳翔さ…(バキッ)…あぁぁ、いや…その…俺の勘違いだったようだな。どうも昔の事は記憶が曖昧になっていけねぇ。よし!俺が殻は全部はがして、身だけにしておいてやるぜ。」

 

あら、言ってみるものですね。流石に、私がこの鎮守府に赴任してきた頃からの、長い付き合いのお店だけあります。本当でしたら自分のお店で殻から取り出して、新鮮な牡蠣を使いたいところですが、捨てる殻の量もバカになりませんし、折角のご好意なのでお願いしてしまいましょう。それに、これを使って牡蠣フライを作れば50個でしたら今日中に無くなってしまうのは間違いありませんから、鮮度の問題もなさそうですし。

 

 

今日は開店してから牡蠣フライを注文するお客さんが多いですね。長門さん達を始めとする戦艦娘や、加賀さん達空母娘も注文しましたから、あっという間に無くなってしまいそうです。50個あった牡蠣も、あっという間に残すところ13個になってしまいました。やはりこの時期に美味しい牡蠣フライが食べられるとあって、皆さん注文したようですね。

 

「鳳翔さん、今日も来たぞ。とりあえず、一通りの料理と私のボトルを出してくれ。…足柄、お前のボトルはこの間、空になっただろう。今日は私のボトルで飲もう。」

 

「いらっしゃい、那智さん。それに妙高さん、足柄さんに羽黒さんも、いらっしゃい。」

 

今日も妙高さん達四姉妹が来ましたね。妙高さん達は、ほぼ毎日のように私のお店にやってくる重巡洋艦四姉妹。実はかなり裕福なようで、私のお店で連日のようにお酒を楽しみ、料理を楽しんでくれる、うちのお得意さんでもあります。今日は何を注文するのでしょうかね。

 

「あれ?ねぇねぇ、妙高姉さん、那智姉さん。あれ見てよ。今日は牡蠣フライあるみたいなんだけど。ちょっと早くない?」

 

「あら本当ね、足柄。牡蠣フライが美味しいのは来月くらいかなと思ったのだけど…そういえば、周りの子達も頼んでいるみたいね…かなり大きい牡蠣みたいだだから…私達も頼んでみましょうか。羽黒も食べる?」

 

「はい!羽黒も食べます。」

 

やはり他の艦娘達の様子を見て、牡蠣フライを頼むみたいですね。しかし残念な事に牡蠣の残りは僅か。四人分となると一人当たりの量は少しになってしまいますが、どうしましょうか。

 

「あの…妙高さん。すいませんが、牡蠣の残りは13個しかありませんので…二人分がせいぜいだと思いますが…」

 

「しまった…出遅れたか。妙高姉さん、とりあえず残っている牡蠣を全部揚げてもらって、こっちで適当に分けて食べるという形で良くないか?私も少しでもいいから食べたいからな。」

 

どうやら結局那智さんの意見が通ったようで、那智さんから、残っている牡蠣を全て牡蠣フライにして出してくれという注文が出ました。まぁ四人の内、二人だけしか牡蠣フライが食べられないよりは、残りを全部揚げてもらって全員で分けて食べた方が公平ですから、当然といえば当然の注文かもしれません。

 

それでは、牡蠣フライを作りましょうか。まずはお店のご主人の『ご好意で』剥いてもらった牡蠣に、水と片栗粉を軽くまぶしてから、あまり力を入れないように慎重に汚れを落とします。これくらいで大丈夫ですね。それではこの牡蠣を、水を貯めたボールに移して、丁寧に洗って細かい汚れなどを落とします。後は、水から取り出して水気を丁寧に拭き取らなくてはいけません。この後に牡蠣を揚げるわけですから…水気が残っていては油が跳ねてしまいますので、ここは慎重にいきましょう。

 

そういえば、肝心な事を那智さんに聞いていませんでした。そうです、牡蠣フライにつけるソースです。ここは好みが分かれる所ですから、先に聞かなくてはいけませんね。

 

「那智さん、牡蠣フライのソースどうしますか?リクエストがあれば、可能な限り応えますが。」

 

「う~ん…そうだな。普通のソースとレモン…いや、これでは少しありきたりすぎるな…。」

 

「那智姉さん、迷う事なんかないじゃない。醤油よ醤油!醤油ならどんなフライだって美味しく食べられるじゃない。」

 

醤油ですか…たしかに足柄さんが言うとおり、醤油はフライ物全般に合いますし、牡蠣フライも美味しく食べる事が出来ます。そして那智さんが最初に考えたソースとレモン。これは正に牡蠣フライの定番中の定番。しかし、那智さんは悩んでいるようですね。

 

「那智、それなら私に任せてくれない?今回は少しお洒落にタルタルソースにしましょう。」

 

「あぁ、流石は妙高姉さん。それは良さそうだ。鳳翔さん、タルタルソースで頼む。」

 

どうやら話がまとまったようですね。しかし妙高さんは、カレーを作る時に肉をブランデーでフランベしたりと、意外と凝った洋食が好きなようですね。今回もタルタルソースを指定してきましたし、あなどれません。さて、タルタルソースは少し作るのに時間がかかりますので、牡蠣フライを揚げる前に作ってしまいましょう。

 

まずはゆで卵を作ります。そして卵を茹でている間に、玉ねぎを微塵切りにして、しっかり水にさらしておきましょう。後は出来上がったゆで卵を細かく刻んで、これと水にさらした微塵切りの玉ねぎ、そしてらっきょうの甘酢漬けの微塵切り、マヨネーズ、酢、レモン汁をよく混ぜて…ちょっと塩味が足りませんね…塩を少し入れて味を調整して、胡椒を少しふってアクセントをつけたら、後はパセリを少し入れて出来上がりです。本当でしたらピクルスなどを微塵切りにして入れるのですが、生憎私のお店にはピクルスはありませんので、らっきょうの甘酢漬けを微塵切りにして入れてみましたが、味見をした限りでは全く問題ありませんし、非常にさっぱりした感じのタルタルソースなので、これなら牡蠣フライの旨味とも良く合いそうですね。

 

タルタルソースが出来ましたから、次は牡蠣フライの衣の準備ですね。やはり牡蠣フライは、中はジュワッとした食感で、周りはサクッとした物が美味しいと思います。ですから、薄力粉、卵、パン粉の順番で牡蠣の周りに衣をつけて、高めの温度の油で一気に揚げてしまいましょう。牡蠣フライは揚げすぎてしまいますと、折角の中の柔らかい牡蠣が台無しになってしまいます。ですから短時間で一気に表面を揚げて、後は余熱で中に火を通さなくてはいけません。この大きさの牡蠣ですから…二分も揚げれば十分ですね。

 

パチパチパチ…ジュー…パチパチパチ…いい感じに揚ってきましたね。表面がこんがりキツネ色になってきました。これくらいで良いですね。後は皿にキャベツの千切りを乗せて、そこに揚げたての牡蠣フライを並べて…タルタルソースをかけたら完成です。しかし…那智さん達は四人、そしてお皿に並べた牡蠣フライ…残った牡蠣を全部という事なので13個揚げましたが…最後の1個を巡って喧嘩にならなければいいですね。…いえ、あの四姉妹は一応妙高さんがきちんと纏めていますから、喧嘩にはならないと思いますが…。

 

「那智さん、牡蠣フライ出来ましたよ。熱いうちにどうぞ。」

 

 

 

重巡洋艦 那智

 

 

牡蠣フライか…私も大好きだが、これは妙高姉さんや足柄や羽黒も好きな料理の一つだな。今日、鳳翔さんのお店に来たらメニューにあったので注文してみたが、まさかこんな時期から牡蠣フライが食べられるとは思っていなかったな。実際のところ、本当に大きな牡蠣フライが出てくるのか少し心配していたんだが、目の前に出された皿に盛られた牡蠣フライは、それは見事な大きさの牡蠣フライで、私も少し驚いたぞ。早速食べてみるとするか。

 

大振りな卵型の黄金色をした塊。時々鎮守府の外の料理屋で見かける小振りの牡蠣フライではなく、ずっしりとした大きさと重さの素晴らしい牡蠣フライだな。しかし…流石にこの大きさでは、私でも一口では食べられないな。まずは食べられるだけ一口で食べてみるか。妙高姉さんが注文したタルタルソースをしっかり乗せて…よし行くぞ。

 

ほへは(これは) ふはひ(うまい)…。サクッとしたフライの衣が破れると、中から柔らかい牡蠣が出てくるのと同時に、私の口の中に牡蠣の香りと旨味がジュワッと広がる。…これは絶品だ。これだけ肉厚の牡蠣となると、出てくる旨味も半端な量ではないな。それに姉さんのリクエストで決まったタルタルソース。程良い酸味と甘み…これが牡蠣の旨味やちょとした塩味に本当にマッチしている。やはりこういうのは、妙高姉さんに任せるに限るな。足柄が頼もうとしていた醤油でも美味しく食べられるのだろうが、やはりこのタルタルソースには適わないだろう。

 

タルタルソースの中で、時々ちょっとした歯応えが感じられて、それを噛み潰すと急に酸味と甘味が口の中に広がるんだが…これは一体なんだろうな。たしか昔、妙高姉さんがタルタルソースを作った時は、ピクルスというキュウリの酢漬けを入れていたと思うんだが、それなのだろうか…。

 

「あら…このタルタルソースはラッキョウの甘酢漬けを使っているのですね。流石は鳳翔さん。凄く美味しいですし、牡蠣フライとも本当にあいますね。」

 

…フム。らっきょうの甘酢漬けをピクルスの替わりに使っているのか。…それを直に見破った妙高姉さんもそうだが、それを普通に作った鳳翔さんも流石だな…私も少し本気で料理を勉強してみるか…。重巡洋艦ではないが、軽巡の川内や阿武隈も料理が上手いと聞くし、私も負けていられないな。まぁ、少し学べば足柄くらいには直に追いつけるだろう。

 

まぁ、そんな先の事は明日になってから考えればいいな。まずは目の前の牡蠣フライを食べなければ。たしかに大きな牡蠣フライだが、これだけ美味しいと直に食べる事が出来てしまう。早速もう一つ…ウン、これも旨い。濃厚な牡蠣の旨味とタルタルソースの酸味や甘味が…これは手が止まらないな。あのいつも五月蝿い足柄も、物も言わずに食べているし…こんな時期からこれ程美味しい牡蠣フライが食べられるとは…今日は運が良かった。

 

皿の上の牡蠣フライの残りは1つ…さて、どうするべきか…

 

 

 

鳳翔

 

 

妙高さん達四姉妹も他の艦娘達と一緒で、今回の牡蠣フライに満足してくれたようですね。あの足柄さんまで、物も言わずに牡蠣フライを口に運んでいますから、おそらくかなり気に入ってもらえたのだと思います。喜んでもらえて本当に良か…あぁ、やっぱり。

 

四人で13個。普通に考えれば、一人3個ずつ食べて、最後に1つ残ります。そして残った牡蠣フライが誰の物になるのか…。妙高さん達四姉妹の真ん中に置かれたお皿の上には、私が予想した通り、最後の牡蠣フライが1個ちょこんとお皿に乗っています。しかし、それを囲む四姉妹の目は、あまり穏やかな目ではありません。…妙高さんなら、上手に差配すると思っていたのですが…妙高さん自身も、今回の牡蠣フライがかなり気に入ってしまったようで、最後の1個を自分の物にしようとしてしまったため、誰も仲裁する人が居なくなってしまったようですね。…どうしましょう。

 

あら、いつも大人しい羽黒さんが果敢に打って出たようですが、妙高さんを始め、那智さんや足柄さんの睨みつけるような視線に躊躇して箸が止まりましたね。…この感じでは、羽黒さんは競争から脱落ですね。そうなると、妙高さん、那智さん、足柄さんの三人に勝者は絞り込まれるようですが…。妙高さんと那智さんが目で何か合図していますね…。おやおや…二人がかりで、足柄さんに無理やり日本酒を飲ませて…足柄さんもノックダウンですか。穏やかな解決法ではありませんが、これで年長の二人に勝者が絞られました。

 

妙高さんと那智さんの無言のにらみ合いが続いています。あの…出来れば、まだ熱い内に早く食べてもらいたいのですが…。お互いに箸を伸ばしては、相手の箸でガードされて…これでは完全に戦闘状態です。あの妙高さんまで、ここまで最後の1つに拘るとは思っていなかったので、少し意外です。

 

 

「鳳翔さん、こんばんは。少し遅くなりましたが、任務が終わったので赤城来ました。あっ!牡蠣フライではないですか。これ赤城大好物なのです。あれ?一つ残っていますね。誰も食べないのでしたら、赤城がいただきますね!」

 

えっ??妙高さんと那智さんの牽制と睨み合いを尻目に、赤城さんの手がお皿に伸びて…牡蠣フライをつまむと、それが赤城さんのお口に…。

 

「ふぅ…美味しい牡蠣フライでした。妙高さん達も、残すくらいなら最初から少なめに頼めばよかったと思いますよ。しかし、そのおかげで今回赤城は牡蠣フライが食べられましたから、感謝しますね。」

 

あらあら…あまりの出来事に、妙高さんと那智さんも呆然として、口をパクパクさせながら、赤城さんを指差しています。しかし、ここでどちらが食べたとしても遺恨が残ると思いますから、ある意味今回はこういう解決で良かったような気がするのですが…いえ、妙高さん達は絶対に納得しないでしょうね…。それに赤城さん…お客さんの料理を勝手につまみ食いするのは流石に駄目ですよ。

 

「ほ…鳳翔さん、流石にこれは酷くないですか?私達だってもっと食べたかったのですが…。」

 

「いくら相手が主力の一航戦だと言っても、これは酷すぎる。何か替わりの料理を要求する!」

 

まぁ、そうなるでしょうね。仕方ありません。何か一品、『赤城さんのツケ』で妙高さん達に料理をお出ししましょう。たしか、金目鯛がありましたから、少し早いかもしれませんが、白味噌仕立ての鍋料理でも作りましょうか。この魚は、身がプリッとしていてとても美味しい魚なので、鍋料理にしても焼き魚にしてもとても美味しいですから、お詫びには丁度良いかもしれません。金目鯛はかなりの高級魚ですが、赤城さんのツケは元々凄い額ですから、今回多少加わったとしても、どうせ直に返せるような額ではありませんし…これに懲りて、人の料理をつまみ食いするのを止めてもらえれば、私もありがたいです。




実は今日、午後から東京で仕事があったのですが、運よく前泊が出来ましのたで、午前中に久しぶりに靖国神社と遊就館に行って来ました。あそこの展示物には、色々賛否両論あると思いますが、個人的には日本人であれば一度は見た方が良いと強く思います。特に特攻隊関連の遺品や遺書は、一度は見てもらいたいな…と。まぁ、作者は艦これが好きですから、遊就館で軍艦関連の展示物は食い入るように見る事になり(初めての遊就館ではないのですが、それでも毎回こんな感じですw)、そのため一周周るのにかなりの時間が必要だった訳でして…あやうく仕事に遅刻しそうになった事は職場には内緒ですw

さて、つい先日我が家でも厚岸の牡蠣が手に入りまして、早速牡蠣フライを作って食べました。この時期は広島の牡蠣は少し早いかもしれませんが、北の北海道ではまさに今が旬。たしかこの時期に、厚岸では牡蠣祭りなるものも開催されているようでして、私もそのうち行って見たいな…と思いつつ、未だ夢が叶っていませんw

牡蠣フライにかけるもの。これは色々な意見が出そうですね。作者としてはタルタルソースが結構好きなのですが、シンプルにソースとレモンという人も居ると思いますし、足柄のような醤油派も居そうだな…と思っています。個人的には、牡蠣には酸味が合うと思っているので、レモンなどは必須ですし、タルタルで食べる時も少し酸味が強いタルタルかな…と思いますが、皆さんはどうでしょうか。

タルタルソースの正式なレシピですと、ピクルスを入れる…となっていると思いますが、今回鳳翔さんがやったような、らっきょうの甘酢漬けを入れてもとても美味しいですから、勇気のある人は是非一度お試しください。

つまみ食いのため、赤城さんのツケがまた増えてしまいましたし、金目鯛となるとかなりの額になりますが、どうせ赤城さんが返せるとは鳳翔さんも思っていませんので、結局は赤城さんの労働時間が増えるだけのような…w

今回も読んでいただきありがとうございました。





牡蠣フライ(四人分)

牡蠣  小振りなら20個 大降りなら12個でいいかも

片栗粉 少し (洗う時に使用)

衣用(衣として使う分よりも少し多目に準備)
薄力粉   適量
卵     適量
パン粉   適量


タルタルソース(ちょっと多目かも)
卵           2個
玉ねぎ         1/2で十分かと
ラッキョウの甘酢漬け  4-5個
マヨネーズ       大さじ10
レモン汁        小さじ2
酢           小さじ2
塩           ちょっと
胡椒          ちょっと
パセリ         ちょっと

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