鎮守府の片隅で   作:ariel

39 / 106
今回の主役は、雷巡の木曾改二に登場してもらいました。料理は、ここの所肉系のガッツリした料理が続きましたので、今回はあっさり食べられる高野豆腐です。こういう料理は、酒にも合いますし、単独でもちょっとした時に食べたいですね。


第三四話 木曾と高野豆腐の煮物

「鳳翔さん、うちの木曾が北方艦隊から丁度整備のために帰ってきたから、何か食べさせてやって欲しいクマ。木曾、今日は姉ちゃんが奢ってやるから、しっかり食べるクマ。」

 

開店からしばらく経った頃、普段あまり鎮守府では見かけない木曾さんが、球磨さんに連れられて入店しました。私の記憶では、球磨さん五姉妹の中で、次女の多摩さんと末っ子の木曾さんは、北方艦隊に組み込まれており、この鎮守府を開けている事が多いです。どうやら今日は、たまたま鎮守府に整備のために帰還した木曾さんを労うために、長女の球磨さんが私のお店に連れてきたようですね。

 

「木曾さん、お久しぶりですね。なんだか逞しくなりましたね。それといつも、珍しい北の食材を私のお店に持ってきてくれてありがとうございます。今回もシマエビをありがとうございました。」

 

「鳳翔さん、いいってことよ。もう漁の時期は過ぎているから冷凍物で申し訳ないけど、それでも良いならまた持ってきてやるぜ。どうせ俺は、北に居るんだから気にしないてくれよ。後、球磨姉ちゃんが迷惑かけてたら、俺が注意してやるから、いつでも言ってくれよ。ボカッ…痛ぇ~よ、姉ちゃん。冗談だって。」

 

「木曾、姉ちゃんにそんな口を聞くとは、いい度胸だクマ。いくら重雷装艦に改装してもらったからと言って、あまり舐めた口を聞いていたら、絞めるクマよ。」

 

あらあら、頭の上に球磨さんからの拳骨を貰った木曾さんが、大人しく頷いていますね。たしかに、球磨さん姉妹の中で北上さん、大井さん、そして木曾さんの下の三人は、重雷装艦に改造され、この鎮守府でも屈指の攻撃力を誇る切り札的な存在ですが、それでもお姉さんの球磨さんには今でも頭が上がらないようです。おそらくこれは、球磨さんの人徳に依るところなのでしょうね。基本的に重巡以上の姉妹の場合、同じ地区に作戦で投入される事が多いですが、軽巡以下の場合は普段は離れている事が多いため、それでもきちんと姉妹間の連携がとれる球磨さんのところは、本当に素晴らしいと思います。

 

「木曾さん、何か食べたい物がありましたら、言ってもらえれば作りますけど、どうしますか?」

 

「そうだな、折角だから出汁の染み込んだ旨い高野豆腐の煮物を作ってくれないか?あれは、北方艦隊じゃほとんど食べられないからな…。折角鎮守府に戻って来られたんだから、鳳翔さんの作った旨い高野豆腐が食べたいや。それと、日本酒熱燗で。」

 

「ん?木曾、そんなので良いクマか?折角、姉ちゃんが奢ってやるんだから、肉じゃがや焼き魚でも良いクマよ。」

 

「あ~、そういう事なら、すき焼き(調子に乗るんじゃないクマ!)ボカッ…痛ぇ~よ、姉ちゃん。冗談だって。それに今日の俺は高野豆腐が食べたい気分だから、これで良いんだよ。」

 

高野豆腐ですか。私のお店でもよく出るメニューですし、戦艦娘達がお酒のつまみに注文する事が多いですが、軽巡洋艦クラスの木曾さんが注文してきたのは、少し意外でしたね。久しぶりの鎮守府ですから、もっとお腹に貯まる肉類や魚類を注文すると私も思っていたので、少し驚きました。とはいえ、北方艦隊では蟹や鮭などの魚介類の補給は非常に豊富だと聞いていますし、肉類の補給もかなりあるようですから、そういう意味では鎮守府に帰ってきて、このようなホッとする料理が食べたい…という気持ちも理解出来ます。

 

とはいえ、まずは熱燗を出しておきましょうか。今日の木曾さんは、長距離航海を終えて鎮守府に戻ったばかりです。ですから、飲みやすいようにさっぱりとした日本酒を熱燗でお出しした方が良さそうですね。今うちにあるお酒で、熱燗でさっぱり飲めるお酒ですか…定番ですが、長野の明鏡止水が良さそうです。このお酒は非常に飲みやすいお酒で、料理の邪魔をしませんから、高野豆腐とも相性は良いでしょうからね。それでは徳利に明鏡止水を入れて、これをお鍋で…。あまり熱くしすぎると駄目ですから、これくらいの温かさでいいですね。後は、軽いおつまみになるような物…イカの沖漬けがありましたから、これを一緒に出しておきましょう。

 

「あっ、鳳翔さん。ありがとう。早速飲ませてもらうよ。ま、ま、姉ちゃん。とりあえず一杯いこうぜ。」

 

「おっ、木曾も気が利くクマね!早速いただくクマ。ほら、お前も飲むクマ。」

 

「はぁ~、やっぱり落ち着いて飲む熱燗は最高だな~。しかもこのお酒、物凄くスッキリした飲み口なんだが、熱燗で飲むと凄く落ち着くよ。こうやって、姉ちゃんと一緒に飲む酒も悪くないもんだな。」

 

北から帰ってきた木曾さんは、あまり気にならないのかもしれませんが、この辺りもだんだん寒くなってきましたし、熱燗が美味しい時期にもなりました。目の前の木曾さん達も、イカの沖漬けを肴に熱燗で一杯やり始めましたね。積もる話もあると思いますから、ゆっくり楽しんでもらえたらと思います。さて、それでは私の方は、今の内に注文された高野豆腐の煮物を作ってしまいましょうか。

 

高野豆腐の煮物…今回は付け合せをどうしましょう。普通に考えれば、高野豆腐の付け合せですと、干し椎茸を水で戻した物を一緒に出すのが一般的です。ですが今日は、木曾さんが久しぶりに帰ってきた目出度い日ですから、少し彩を添えて華やかに見せるために、サヤエンドウと人参も一緒に入れましょうか。方針が決まってしまえば、干し椎茸から取った出汁汁と、戻した干し椎茸は常備していますので、直ぐに高野豆腐の煮物は出来ると思います。

 

まずは、高野豆腐を戻さなければいけませんね。少し温かいお湯をボールに準備して、ここに高野豆腐を浮かべます。これでしばらく放置しておき…そろそろ中までしっかり水分が入りましたね。それではこれを軽く絞ってから、一口で食べられる大きさに包丁で切り分けます。一度瑞鶴さんにこの作業を任せたところ、何も指示をしなかった私が悪いのですが、熱湯で高野豆腐を戻したため、悲惨な高野豆腐が出来上がった事があります。しかし戻す時のお湯の温度さえ間違えなければ、芯まで柔らかい美味しい高野豆腐になります。

 

次に一緒に煮物にする人参の方も切り分けましょうか。折角彩として入れるのですから、久しぶりに飾り切りをしてみましょうか。まずは人参の皮を剥いて、薄く輪切りにします。そして中心に届かないように、外側から小さく三角に切り込みを入れて…これを等間隔に五ヶ所入れれば、桜の花状の人参が出来上がりました。桜は時期外れかもしれませんが、人参をこう切る事で、料理全体を華やかに見せる事ができます。

 

サヤエンドウは後から入れますので、とりあえず準備はこれくらいで…そういえば、今回も木曾さんからシマエビを貰っていましたから、これも一緒に入れましょうか。ちょっと大変ですが、解凍した海老を、尾の部分だけを残して殻を全部取り除いたら、丁寧に背わたの部分を爪楊枝を使って取り除きます。そして塩水で洗ってから、腹の部分に切り込みを入れて、水分を拭き取れば準備は完了です。

 

それでは、いよいよ煮ましょうか。出汁に日本酒、醤油、砂糖、みりんを入れた物に、戻した高野豆腐を入れます。そして沸騰したら弱火に火を調整してから、飾り切りした人参を入れて、人参と一緒に高野豆腐を煮ます。そしてこれとは別の鍋で、戻した干し椎茸と海老、サヤエンドウを煮てしまいます。こちらは干し椎茸の戻し汁に、日本酒、醤油、砂糖、みりんを入れた物で煮るわけですが、しっかり具材に火を入れるために、落とし蓋をしてから煮立て、ある程度のところで弱火に切り替えて、じっくり煮込んでいきます。

 

海老の色が非常に鮮やかで華やかな感じがしてきましたね。そろそろよろしいでしょうか。それではこれを器に盛りつけるわけですが、まずは高野豆腐を器に乗せて、干し椎茸、人参、サヤエンドウを入れて、最後に赤と白が鮮やかな海老を入れたら、高野豆腐を煮ていた出汁汁を少し入れて…これで完成です。高野豆腐も出汁汁をたっぷり吸って、とても美味しそうに見えますし、これなら木曾さんも満足してくれるのではないでしょうか。

 

「木曾さん、高野豆腐の煮物が出来ました。木曾さんから今回貰ったシマエビも使ってみましたので、どうぞ召し上がってください。」

 

 

 

軽巡洋艦 木曾

 

 

おっ、なんか凄く綺麗な料理が出てきたぜ。俺が頼んだのは高野豆腐の煮物だったんだが、あれってこんなに派手な料理だったかな。ま、いいか。鳳翔さんが作ってくれた料理なんだから、旨いに決まっているから気にしても仕方ないからな。たぶん、こうやって作った方が旨いんだろうさ。

 

俺の名前は木曾。現在、多摩の姉貴と一緒にうちの鎮守府から北方艦隊に回されて、北の守りを任されているんだが、今日は久しぶりに整備などの関係で鎮守府に戻ってきたんだ。そしたら、一番上の球磨の姉ちゃんに捕まって、飯を奢ってやるから一緒に来いという事で、鳳翔さんのお店に連行されたんだよな。まぁ、俺も鳳翔さんのお店で久しぶりに旨い物が食べたかったら丁度良かったんだが、球磨の姉ちゃんは強引なんだよな、まったく。

 

それにしても、この高野豆腐の煮物は凄く色合いが綺麗だな。食べるのが勿体無くなるくらい綺麗だぜ。特にこの人参で出来た桜の花、やっぱり和食はこうでなきゃな。こんなの北方艦隊では絶対出ないから、ここでしか食べられないってもんだ。じゃ、まずは高野豆腐から食べてみるか。旨っ…流石は鳳翔さん、やるじゃないか。高野豆腐の独特な歯ごたえ、クニュッとした柔らかい食感、噛むたびに高野豆腐の中から出てくる出汁の味、やっぱりこれだな。高野豆腐から染み出てくる出汁の味も上品な薄味とくれば、もう最高じゃないか。こういう上品な和風の味を味わうと、つくづく鎮守府に帰ってきたと実感するよ。

 

そしてこの彩のために添えられた桜の形をした人参に、緑色の綺麗なサヤエンドウ。目で色や形を楽しませてくれるだけじゃなくて、歯ごたえも高野豆腐とは全く違っていて、食べていて本当に嬉しくなってくるぜ。そうそう、この小さな椎茸も食べてみないとな。…ウンッ、これは旨すぎるぜ。出汁の染み込んだ高野豆腐も旨いんだが、やっぱり旨味が凝縮された椎茸、クッと噛むと周りの出汁とは異なる旨味が染み出てきて…これはたまらないな。

 

とりあえず、熱燗を引っ掛けながら、もう一個高野豆腐行ってみるか、嫌、やっぱり次は海老だな。たしかこれは、俺が今回鳳翔さんに土産で持ってきたシマエビだが、北方艦隊ではこんな上品な食べ方しないからな。こういう薄味の上品な出汁で海老を食べると、海老の甘さが実感出来るってもんだ。北に戻る前に、出来るだけこの味を堪能しておかないと、次に食べられるのは何時になることやら。早く作戦を終了させて、鎮守府に戻りたいぜ。

 

ふぅ~、美味かったな。あっという間に鉢に取り分けてもらった高野豆腐の煮物が無くなっちまったぜ。鳳翔さんの鍋にはもう少し残っているみたいだから、もうちょっと出してもらうかな。あれ?姉ちゃん、海老嫌いだったのか。海老だけ残してら。勿体ないから、俺が食べてやっても問題ないよな?

 

「なんだなんだ、球磨の姉ちゃん、海老嫌いだったのか。俺が貰ってやるよ。」

 

パクッ

 

 

 

鳳翔

 

 

私が作った高野豆腐の煮物、木曾さんに気に入ってもらえて本当に良かったです。久しぶりに高野豆腐が食べたいと言われましたので、シンプルな高野豆腐の方が良かったかもしれないと思いましたが、私の出した少し華やかな高野豆腐の煮物でも楽しんでもらえたようです。やはり彩も大事ですからね。木曾さんは、既に御自分の高野豆腐の煮物を全て食べきってしまったようなので、鍋に入っている残りをお出ししましょうか。あの感じでは、まだ満足していないようですから。

 

あらっ?木曾さんが球磨さんの鉢から、海老を取ったかと思うと、自分の口に入れてしまいましたね。球磨さんは、あまりの出来事に呆然とした表情をしていますが…大丈夫でしょうか。

 

「木曾!!!何、姉ちゃんの海老を勝手に取っているクマ!これは姉ちゃんの大好物だから、最後に残しておいたんだクマ!それを勝手に取るとは、そんな悪い子に教育した覚えはないクマ!」

 

「な…なんだよ、姉ちゃん。好きな物を最後まで取っておくって、子供じゃないんだからさ。てっきり残していたから、食べないと思っただけで…な、なにも悪気があった訳じゃないんだから…ボカッ、ボカッ、痛い、痛いって、姉ちゃん。悪かったからさ、そう怒るなよ。」

 

人によって、好きな物を先に食べる子も居ますが、最後まで取っておく子もいるわけでして…。どうやら球磨さんは、後者だったようですね。それにしても少し困りました。といいますのは、今回高野豆腐と一緒に煮た海老は、木曾さんと球磨さんにお出しした二匹分だけ。つまり、余分がないのです。そしてあの感じでは、球磨さんは海老を食べないと納得しないでしょうし…困りました。

 

「全く…お前のようながさつな妹を持って、姉ちゃんは悲しくて悲しくて涙が出てくるクマ!」

 

「嘘つけ!姉ちゃん、涙一つ流していないじゃないか。」

 

「あまりに悲しすぎて、涙も出ないだけクマ!」

 

あらあら…折角、仲良く私のお店に来たかと思えば、姉妹喧嘩を始めてしまいましたね。とはいえ、見ている分には仲良く喧嘩をしているようにしか見えませんので、私もそうですが、周りの他の艦娘達も微笑ましく見ているわけですが。さて、どうしましょうかね。海老自体は木曾さんが大量に持ち込んでいるため、まだ残っていますので、とりあえず串をうって塩焼きにでもしましょうか。

 

「まぁまぁ、二人とも。木曾さん、あまり人の物をとって食べては駄目ですよ。それでは、うちの赤城さんや利根さん達と同類になってしまいますから(鳳翔さん、赤城はそんな事しないですよ!…たぶん。)(わ…吾輩だって、そんな事は時々しかせぬぞ。失敬な!)、これからは気をつけてくださいね。球磨さんも、今日は可愛い妹が折角戻ってきた嬉しい日ですから、とりあえず落ち着きましょう。木曾さんの持ってきたシマエビはまだありますから、これを塩焼きにして出しますので、喧嘩は止めてくださいね。」

 

「ま…まぁ、海老が食べられるのなら、許してやってもいいクマ。」

 

「ふぅ…助かったぜ。姉ちゃんは、こうなると結構長引くからな~ポカッ…って、痛ぇ~よ、姉ちゃん。海老の塩焼きは俺がおごるから、それで許してくれよ。」

 

どうやら、話が纏まったようですね。それでは、私は海老に串をうって、早速塩焼きを作りましょうか。二人とも久しぶりに会えたのですから、今日は最後まで楽しく過ごして欲しいものです。今日の鎮守府は平和です。




なんだか久しぶりに本当に平和な鎮守府が帰ってきました。キャラの濃い常連さんが出てこないと、これほど平和に鳳翔さんのお店の時間が過ぎていくのですね(笑)。木曾さんや長女の球磨さんのキャラも結構濃いと思うのですが、この物語ではそれを上回る強者の艦娘達がかなり出ていますので、結果的に今回の話は平和裏に終わったのでしょうね。個人的には、アッサリした雰囲気を醸し出す、木曾さんはキャラ的に好きですから、料理の方もアッサリ系の高野豆腐としてみました。

高野豆腐、これ時々我が家の食卓にも並びますが、薄味でありながら非常に存在感のある料理だと思います。歯ごたえは非常に独特で、あのクニュクニュ感は好きですし、口の中に入ってからジワ~ッと染み出てくる出汁の味、あれは最高です。東北などでは、凍み豆腐と呼ぶようですが、私自身はやはり出身地の関係で、高野豆腐という呼び方に馴染みがあります。

さてこの高野豆腐ですが、今回のように煮物として出すのも美味しいですが、肉巻きで焼いても私は好きだったりします(笑)。私はまだ食べたことがないので、味の批評は出来ませんが、私の同僚が言うにはグラタンにしても美味しいそうですが…高野豆腐のグラタンってどんな感じなんでしょうね^^;。豆腐のグラタンは食べたことありますが、高野豆腐は…う~ん、あまり想像がつきません。どなたか知っていたら、教えてください。

これから師走にかけてかなり時間的に厳しい生活のため、一週間に一度の投稿が限界な気がしています。となると今年中に投稿出来る話は、最大で7~8話。おそらく外伝が1つくらいは入ると思いますので、誰を主人公にしましょうかね。料理の方は和食中心でいく以上、ある程度決まってくると思いますが、クリスマスくらいは、加賀さん主催の瑞鶴のための七面鳥の丸焼きパーティーですかねw。

今回も読んでいただきありがとうございました。




高野豆腐の煮物 (四人分)

高野豆腐 :4枚くらいで十分 (戻した後で350-400g)
干ししいたけ :8-10枚
さやえんどう :8-10個
海老     :4匹

だし汁    : 250 mL (薄味にする場合は、醤油や砂糖の量を調整)
日本酒    : 10 mLくらい
醤油     : 10 mLくらい
みりん    : 15 mLくらい
砂糖     : 10 gくらいかな
塩      :味の調整で少々

干ししいたけの戻し汁 :200mL(干し椎茸などを煮る分)
日本酒        :5 mLくらい
醤油         :5 mLくらい
砂糖         :5-10gくらい
みりん        :10 mLくらい
塩      :味の調整で少々

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。