鎮守府の片隅で   作:ariel

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やはり師走になると忙しくなりますね。最近は思うように飲み屋にすら行けない日々を送っています…といいますか、もう少しすると忘年会の連続なので、強制的に飲む事になる訳ですが^^;。まぁ、毎回のように飲んでいたら大変な事になってしまうので、余程親しい人との忘年会以外は、適当に済ませる予定ですがw。冬になると鍋物、煮物と美味しい物が揃っていますね…。という事で、今回の料理は煮物の一つ、治部煮にしてみました。


第三七話 龍驤と治部煮

外も寒くなり、夏の間は麦酒がよく売れていた私のお店ですが、最近は最初から日本酒、しかも熱燗を注文する艦娘達が増えてきました。そのため注文される料理も、煮物系の料理が人気となってきたため、私も毎日のように様々な煮物料理を準備しています。とはいえ、毎回異なる煮物料理を作るのは流石に大変なため、ほとんどの日はうま煮を準備している訳ですが…たまには少し違う煮物を作ってみましょうか。…そうですね、鶏のむね肉がありますから、片栗粉をこのむね肉に塗して、今日は治部煮を作りましょう。

 

本当ですと治部煮を作るには、鴨肉が必要なのですが、鶏肉でも十分に美味しい治部煮が作れますから、今回は代用品ではありますが鶏のむね肉で作ってみようと思います。一緒に入れる具材は…そうですね、野菜の方は人参、チンゲン菜、椎茸これだけあれば、彩を考えても十分ですね。それに焼き豆腐もありますし、かなり華やかな冶部煮が作れそうですね。それでは、早速作ってしまいましょうか。

 

まずは椎茸の石づきの部分を取除いて、絞った布巾で汚れを取除いたら、先に軽く茹でておきます。次は人参ですね。以前もそうでしたが、和食は見た目も大事。ちょっとした飾り切りをする事で、料理全体が一気に華やかになります。ですから、今回も人参は5mm程の厚さで輪切りにしたら、縁の部分を少しだけV字型に5箇所程等間隔に切り込みを入れて花びらの形にした後、V字に切り込んだ辺りから中心に向って切り込みを入れて、その切り込みに向けて表面を斜めに切り取る事で、人参で花びらを作ります。これも軽く下茹でしておきましょうか。

 

焼き豆腐は一口大に切れば良いですから、残りはチンゲン菜ですね。あまり大きく切ってしまっては、火の通りが均一ではなくなってしまいますし、食べ難くなってしまいますので、長さを三等分程に切っておきます。後、鶏むね肉の方も下準備だけはしておきましょうか。治部煮を作る際は、鶏肉には片栗粉を軽く表面に塗しておき、肉の表面に少しだけトロミのある層を作るのがポイントです。切り分けた鶏のむね肉に厚くなりすぎないように片栗粉を塗して…これで下準備は全て完了ですね。

 

それでは、いよいよ煮ていきましょうか。まずは、鍋に出汁を入れてこれを煮立てます。そして、煮立った出汁に対して日本酒、みりん、醤油、砂糖、塩を入れて、ここに片栗粉を塗した鶏肉を一度入れて数分間煮ます。鶏肉はあまり長い間煮てしまいますと固くなってしまいますので、火が通ったら一度取り出しておきましょうか。

 

それではこの汁にチンゲン菜を入れて火を通したら、ここに既に下茹でした椎茸、人参、そして焼き豆腐を入れて再び数分間煮て味を染み込ませていきます。最後に一度煮ていた鶏肉を再び鍋に入れたら再び短時間煮て…これで完成です。今回は一人分ずつお椀に綺麗に盛り付けてお出しする予定ですから、それぞれの野菜や豆腐、そして鶏肉がグチャグチャにならないように、少し場所を分けて茹でましたが…綺麗に盛り付けた冶部煮…お客さんの艦娘達は喜んでくれるでしょうか。

 

 

「あら龍驤、今日は久しぶりに来てくれたのですね。ゆっくりしていってくださいね。」

 

「鳳翔さん、久しぶりや。今日はこの二人がウチに美味しい物を奢ってくれるという事になったんや。だからウチ等に美味しい物を食べさせたってくれるか?ほな、二人共今日はしっかり頼むで。」

 

龍驤が奢ってもらう?どういう事でしょうか。見れば、隼鷹と千歳が龍驤と一緒に来ていますが・‥。こういう言い方は変かもしれませんが、龍驤は軽空母の中では、私と同じように古参組のため、空母寮では正規空母並に恵まれた環境の筈です。ですから、龍驤が後輩の隼鷹や千歳に奢るのでしたら理解出来ますが、その逆というのは・‥。とはいえこの面子ですから、大方空母寮でお酒絡みで何か問題を起こして、その尻拭いを龍驤にしてもらった・‥という事でしょうね。ひょっとして、昨晩あの人が話していた件でしょうか…ちょっと聞いてみましょう。

 

「隼鷹、千歳?貴方達が龍驤に奢るというのも珍しいですね。空母寮で一体何をやらかしたのですか?」

 

「え?・‥え?な・‥何もやってない・‥よ?私等が空母寮で悪い事なんて・‥や・‥やっている訳ないじゃないか。鳳翔さんも人が悪いぜ。そ・‥そうだよな?千歳?ハハハ」

 

「え?も・‥勿論よ。そ・‥そんな、私達が空母寮でお酒飲んで大暴れなんて・‥そ・‥そんな事する訳ないじゃないですか、鳳翔さん。」

 

傍目から見ても動揺している事が丸分かりですね。そのような態度では、いくら言い訳をしても何も説得力はありません。どうやら私の予想が正しかったようで、この二人が空母寮で酔っ払った挙句に大暴れして・‥龍驤がその問題を先輩として処理したようですね。二人の態度に龍驤はニヤッと笑っただけですし・‥肝心の龍驤が何も言わない以上は、私もこれ以上の追求は止めておきましょう。

 

「三人ともお酒はどうしますか?」

 

「鳳翔さん、酒は・‥一番安い酒でいいよ。大五郎の3Lの紙パックでいいから出してよ?」

 

「あぁ?隼鷹、ウチに高い酒は飲ませんと言うんか?それならこっちにも考えがあるで。鳳翔さん、そこの久保田の萬寿を頼むわ。」

 

「龍驤様・‥そればかりはご勘弁を・‥。ほら、千歳からもお願いしろよ。あんな高い酒飲まれたら、私等破産だよ~。」

 

…うちには、紙パックのお酒は置いていないのですが…。それに通常であれば、龍驤もきちんと後輩の事を考えてくれると思うのですが、余計な事を言ったばかりに・‥とんだ藪蛇ですね。とはいえ、隼鷹や千歳も私にとって大事なお客さんですから、少し助け船を出してあげましょうか。この子達でも問題なく払えて、それで美味しく飲めるお酒…大吟醸ですが、このお酒なら値段的に大丈夫ですね。

 

「龍驤、久保田の萬寿も美味しいお酒ですが、眞澄の純米大吟醸『山花』はいかがですか?香りが凄く良いお酒ですし、大吟醸なのですが甘さは控えめですっきりした飲み口ですから、お料理にも合いますしきっと気に入ると思いますよ。」

 

「ほほぉ~。流石鳳翔さんのお店やな。ほな、今日はウチそれにするわ。隼鷹も千歳も、フォローしてくれた鳳翔さんに感謝しておくんやで?」

 

「た・‥助かった・‥。鳳翔さん、本当に助かったよ。」

 

「あ、ありがとうございます。鳳翔さん。」

 

本当に困った子達です。まぁ、話は纏まったようなので、紹介したお酒を冷で出して・‥。後は一通りの料理を出して、しばらく放っておいたほうが良さそうですね。隼鷹と千歳にしても、龍驤に色々と感謝しなければいけない事があるようですし。私はそれを聞かない方が良さそうです。

 

 

「・‥隼鷹、千歳。という事で、今後は少し自重するんやで。いつまでもウチが尻拭いをするという訳には行かへんし、二人とも姉妹艦も居るんやから、気ィつけるんやで。」

 

「わ・‥分かっているよ、龍驤・‥様。あっ、お皿空いてるみたいだから、何か頼むよ。お~ぃ、鳳翔さん、料理追加。」

 

「コラッ、隼鷹。本当に分かっているんか?全く・‥困ったやっちゃ。あ~それとな、料理なんやけど、何か煮物を頼むわ。そろそろウチも落ち着いた物が食べたいんや。」

 

「はいはい、龍驤様。鳳翔さん、煮物三人前お願いしますね。隼鷹も食べるでしょう?」

 

龍驤達三人組から料理の追加があるようですね。あの後、お酒の方は気に入ってもらえたようで、何度か追加注文が入りましたが、食事の追加もするようです。煮物料理という事ですし、折角作った治部煮を出しましょう。小鉢に鶏肉、細工切りした人参、椎茸、チンゲン菜そして焼き豆腐を綺麗によそって、少しだけ汁を入れて・‥。これでよろしいですね。

 

「今日の煮物ですが、治部煮を作っていますから、これを出しますね。三人ともどうぞ。」

 

 

 

軽空母 龍驤

 

 

全く・‥鳳翔さんが空母寮に居た頃は、ウチが余計な事せんでもよかったんやけど、ほんま最近はきっついわ。赤城や加賀が空母寮を全て仕切ってくれれば問題ないんやけど、赤城達も他の軽空母はまだしもウチには遠慮があるようだし。まぁ、昔は一緒に一航戦組んでいた仲だから、気持ちは分からんでもないんやけど・‥。けどな?だからと言って、軽空母全部をウチが面倒見るというのもどうかと思うで?

 

まぁ、軽空母の連中は基本的に真面目なのが多いから問題ないんやけど、それでもこの二人はあかん。なんや昨日は。空母寮で大酒飲んで、大暴れした挙げ句にドアを破壊しましたって・‥。それに加賀も加賀や。空母寮仕切るなら、全部仕切れっちゅうねん。『軽空母の事は、龍驤に任せていましたから、今回の事はそちらで処理してもらえますか』って、なんやねん。結局ウチが提督の所に謝りに行って、新品のドアを付けてもらう交渉に行く事になったやんか。

 

大体、なんで無実のウチが、この二人の事であの金剛に嫌味を言われなあかんのや。『Hey! 龍驤。備品は只ではないネ。いくら空母が花形と言っても、もう少しあなたの飛行甲板のように慎ましくしてもらわないと、困るデ~ス!』・‥余計なお世話だっちゅうねん!いつかギャフンと言わせたるから、見とき。

 

まぁ、肝心の提督からは『龍驤も大変だな。申し訳ないとは思うが、軽空母の事はよろしく頼む』って言ってくれて苦労を理解してくれとるみたいやから、ウチとしては満足しとるんやけどな。それにしても・‥この二人、ほんまに反省しとるんか?加賀の言葉ではないけど、先輩のウチに対する敬意っちゅうもんが、足りんのとちゃうんか?もっとも、鳳翔さんの所で奢るという事で、手を打ったウチもウチなんやけどな。

 

それにしても鳳翔さん、また料理の腕上げたなぁ。空母寮に居た頃も料理は上手いと思っていたけど、今日の料理もほんまに旨いわ。まぁ、こういう旨い酒に旨い料理を食べると、ウチの怒りも氷解していくっちゅうもんや。そういう意味では、隼鷹も千歳も一応、弁えとるという事やな。

 

ほほぉ、この煮物の料理も綺麗なもんやな。人参がわざわざ花の形に切られとるし、人参の橙色に、葉物の緑色、椎茸の濃い茶色に、焼き豆腐の焦げ目の入った白色、後なんやこれ?肉やと思うけど、表面が少しプルンとした感じで光沢があるんやな。いずれにせよ、ほんまに綺麗で美味しそうな煮物や。早速いただくか。

 

ふぅ・‥これ鶏のむね肉やな。しかし・‥鶏肉にしては、表面がプルッとした食感で、表面の部分に出汁の旨みがしっかり染み込んどって、しかも中はあっさりした味の鶏肉…ええなぁ、これ。たぶん、鶏肉の周りを粉物で覆ってから、煮物にしとるんやろうけど・‥それにしても見事な料理や。それにこの煮物の味・‥最初に花形の人参を食べた時は、旨みがしっかり入っているけど、ちょっと薄味やと思ったんやけど・‥鶏肉に物凄く合っとるわ。こういうのを上品な薄味と言うんやろうな。まぁ、呑兵衛の隼鷹や千歳には勿体無い味やな。葉物も・‥しっかりした歯応えに、汁がしっかり絡まっておって、ほんまに旨い。これ何の葉物やろ・‥最初はほうれん草かと思ったんやけど、これはそんな歯応えやなくて、もっとしっかりした歯応え・‥たぶんチンゲン菜やな。

 

煮物に椎茸は、ほんまに反則や。ただでさえ旨い煮物の味に、椎茸を噛むたびに中から湧き出てくる旨みが重なって、これはあかんわ。焼き豆腐もアッサリしたこの煮物の味を更にアッサリしてくれて・‥ほんまにええな。この煮物、具によって様々な歯応えが楽しめて、なおかつ典型的な和風の味付けなんやけど上品な薄味・‥。それに鳳翔さんに勧められたお酒、たしか『山花』だったか?これも薄味の煮物の味を邪魔せん、すっきりした飲み口で、料理の味を引き立ててくれるわ。このままやと、あっという間に煮物が無くなってしまうやんか。

 

それにしても、鳳翔さんの料理の腕に感心してばかりもおられへんな。ウチも少し料理を練習した方が良いかもしれん。最近、空母寮でも正規空母の瑞鶴がメッキリ料理の腕を上げてるとも聞くしなぁ。うかうかしておられへんで。

 

 

 

鳳翔

 

 

私が空母寮から出た後、龍驤には大変な苦労をかけてしまいましたので、今日私の目の前で美味しそうに料理を食べている姿を見ますと、少し申し訳ない気持ちも出てきます。本来であれば、私が退寮した後は、赤城さんと加賀さんが空母寮の全ての面倒を見ることになっていたと思うのですが、あの娘達も元同僚だった龍驤には遠慮があったようで、その結果軽空母達の面倒は全て龍驤に任せていたようです。

 

昨晩帰宅したあの人から話を聞いたのですが、昨日龍驤が空母寮で起こった出来事の後始末のために執務室にやってきたと言っていました。あの時は何の事かよく分かりませんでしたが、どうやら今目の前に居る隼鷹と千歳の後始末だったようですね。正規空母達の中では、瑞鶴さんの後始末を加賀さんがよく行っていると赤城さんからは聞いていますが、軽空母達の中では龍驤がその役割をしているのですね。本当にご苦労さまです。龍驤の治部煮の碗が空いたようですし、サービスでお代わりをお出ししましょうか。

 

「龍驤、いつもご苦労様です。良かったら、その治部煮お代わりを出しましょうか?私からのサービスです。」

 

「あっ、鳳翔さんすまんな。おかわりいただくわ。それにしてもこの煮物、ほんまに旨いわ。この呑兵衛な二人には、勿体無い味やで。」

 

あらあら、龍驤の言葉に隼鷹と千歳が一瞬憮然とした顔をしましたが、流石に今日は貴方達、何も文句は言えない筈ですよ。まぁ、本人達もそれは理解しているようで、今は苦笑いをしていますが。それに貴方達・‥これくらいで済んで本当に良かったと思いますよ。貴方達がもし正規空母でしたら・‥お手伝いに来る瑞鶴さんの話を聞いていますと、こんな事で済んでいたとはとても思えません・‥。

 

「パンパカパ~ン。鳳翔さん、私達にもその治部煮もらえるかしら~。とっても美味しそうですから、私達も食べたいの。それに・‥隼鷹さんも千歳さんも、良い先輩を持って良かったですね。私達重巡洋艦寮は、空母寮とは違って自由はあるかもしれないけど、あまりそういう先輩後輩の関係はないから、見ていて羨ましいわ。」

 

「たしかに、愛宕の言うとおりじゃな。重巡洋艦寮は、姉妹毎には纏まっておるが、あまり全体を取り仕切っている艦娘はおらんからのぉ・‥。そういう意味では、空母寮を見ていると羨ましいぞ。あっ、鳳翔、吾輩と筑摩にも治部煮を頼む。」

 

なるほど・‥。私はどうしても空母寮を中心に見てしまいますので、あまり気づかなかったのですが、たしかに重巡洋艦寮などでは、空母寮のように中心になって取り仕切っている子はいないようです。そういう観点から見れば、空母寮は全体的にまとまっていると言っても良いのかもしれませんね。

 

「まぁ、そういう意味では、私も千歳も空母寮でありがたかったと思うよ。なんせ、私達の面倒を見てくれている龍驤・‥様は、この通り、胸は小さいけど、器の大きいお方だからな~、ヒャッハ~!」

 

「そうそう、龍驤様が私達軽空母を纏めてくれているおかげで、色々フォローもしてもらえるのよ。龍驤様は、体は小さいけど、器は大きな方なのよ。」

 

…このお馬鹿さん達は、自分が何を言っているのか理解しているのでしょうか。もう酔ってしまった…とも思えませんが…。龍驤の箸を動かす手が完全に止まっていますし、顔を下に向けてもう一方の手がプルプル震えています。さて…壊されると困る料理の入った大鉢をカウンターの上から避難させたら、私も少し避難しましょうか。こんなお馬鹿さん達の面倒を普段から見ている龍驤には、本当に頭が下がります。

 

「おんどりゃ~、舐めとんのか!」

 

私のお店、今日も賑やかな事になりそうですね。まぁ、料理類は粗方避難させましたが、何かあったら今回は、隼鷹と千歳の支払いに追加しましょう。




治部煮、本当は鴨肉でやるようですが、鶏肉レシピの方がおそらく一般的に普及していますし、私がよく行く飲み屋でも鶏肉で治部煮やっているので、今回は鶏肉タイプの治部煮にしています。これ鶏肉でも十分美味しいですし、鶏肉の周りのプルッとした層がまた合うんですよね。個人的にはとても好きな煮物の一つです。

治部煮は今回紹介したやり方以外にも、様々な具材が合いますから、お好みで色々入れてもよいような…。代表的な所では、焼き豆腐の代わりに麩を入れる事もありますし、小松菜を入れてもよろしいかと…。また、最後に山葵を載せると、味にアクセントが出ますので、お奨めです(今回は使っていませんがw)。

さて今回登場した日本酒ですが、まず久保田の萬寿は超有名所ですから説明不要ですね。百寿、千寿、萬寿の順番に高くなっていきますが、萬寿クラスになると酒の好みに関係なくスッと飲めてしまう危険な酒になります。私は甘口の酒の方が好きなのですが、流石に萬寿クラスの日本酒になると、甘口ではなくてもすんなり飲めてしまう訳で…。こういう酒を飲むときは飲みすぎに気をつけています。

また眞澄の大吟醸山花。眞澄は有名な蔵元ですが、その中でもこの酒は非常に危険な酒ですw。大吟醸は基本的に雑味がなくすんなり行けるのですが、この酒はその中でも甘さ控えめでかなりクリアーな味でして…薄味の日本食には本当に合います。こちらは、久保田の萬寿ほどは高くない(四合瓶で2500円くらいだったかな…萬寿ですと4000円くらいしてしまいます。)ので、比較的手軽に楽しめるかと…。

今回の主役、そろそろ軽空母にしようかな…と思った結果、鳳翔さんの次に古株の龍驤にしてみました。この鎮守府の空母寮は基本的には加賀が取り仕切っている訳ですが、軽空母については龍驤に遠慮して、龍驤に任せているというスタイルのようですね。まぁ、この物語の軽空母達は正規空母娘程キャラを立たせていないと思いますが、それでも隼鷹と千歳は別口のようです。こんな後輩が居たら、胃が痛くなりそうですねw。

今回も読んでいただきありがとうございました。

治部煮 (四人分くらい)

鶏のむね肉 400 gくらい
片栗粉  鶏肉に塗す分
人参   1本
椎茸   8個程
チンゲン菜 1~2株
焼き豆腐 一丁

濃い目の味が好きなら、適当に調整を…
出汁   360 mL
日本酒  15 mL
砂糖   25 g
みりん  30 mL
醤油   45 mL
塩    ちょっと

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