鎮守府の片隅で   作:ariel

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今回は三連休で少し時間が出来ましたので、一つ物語を書いてみました。料理ですが、ここしばらくコテコテの和食でしたから、ちょっと毛色の違う料理にしてみようと思い、典型的な欧州料理ですが自分のお気に入りの料理にしました。主人公…そういえばゴーヤを出して以来、潜水艦を出していない事に今更ながらに気付き、潜水艦に登場してもらう事にしました。

また順番的には外伝でも良かったのですが、ここしばらく外伝的なお話が続きましたから(クリスマスや正月など)、もうしばらく通常回を続けようと思います。



第四四話 イクとパプリカの肉詰め

「いひひっ、鳳翔さん、鳳翔さん!ついにイク達、待遇が改善されたなの!だから、今日はイク達お祝いのご馳走なのね!」

 

開店して早々に、イクさん達潜水艦娘が五人、私のお店に飛び込んできました。潜水艦の子達は、ゴーヤさんを始めとして元気な子が多いのですが、今日は特に元気が良いですね。ハチさん、イムヤさん、そしてシオイさんは少しだけ嬉しそうな顔をしていますが、ゴーヤさんとイクさんはとても嬉しそうです。イクさんは待遇が改善されたと言いましたが、先日金剛さんとの訓練の結果、待遇改善を勝ち取ったのでしょうか。少し聞いてみましょうか。

 

「皆さん良かったですね。先日の金剛さんとの『訓練』の結果、待遇改善を勝ち取ったのですか?それと待遇改善と言いましたけど、お休みが増えたのですか?」

 

「う~ん、鳳翔さん、それはちょっと違うデチ。先日の訓練は…たしかに始めはゴーヤ達が金剛さんを追いまわしたけど…途中からはゴーヤ達が逃げ回るので精一杯だったデチ。今回の待遇改善は、イクの交渉の結果デチ。お休みは増えていないけどぉ…お小遣いが増えたんデチ!」

 

えっ?先日の訓練でゴーヤさん達が逃げ回ったのですか?金剛さんの装備では潜水艦に反撃など出来ないと思いますが…何かあったのでしょうか?それにお小遣いが増えたと言っていますが、金剛さんがそう簡単に艦娘達のお小遣いをupしたとも考えられませんし、しかもそれを勝ち取ったのがイクさんという事も気になります。こう言っては申し訳ないのですが、イクさんは少しぬけている所がありますし…金剛さんに騙されている可能性が…。これは少し確認した方が良さそうですね。それにハチさん達が微妙な笑顔をしているのも少し気になります。

 

「あの…金剛さんが貴方達に反撃をしたのですか?金剛さんは戦艦ですから、貴方達に反撃など出来ないと思ったのですが…。それとお小遣いが増えたというのは、どれくらい増えたのですか?」

 

「それが…先日の訓練、私も始めは他の子と一緒に晴嵐と模擬酸素魚雷で金剛さんを追い回していたのですが…。訓練の途中で、鎮守府正面の夜間警戒から浦風さんと谷風さんが丁度戻ってきちゃって…。金剛さんが、浦風さん達に助けを求めたから…浦風さんが『今回こそ金剛さんを潜水艦から守るんじゃ!』と言い始めて…そこからは模擬爆雷で私達が一方的に叩かれたんですよね…。」

 

「そうなんですよ…はっちゃんも途中から、浦風さんと谷風さんに追い回されて、大変だったんです。でも訓練だから…仕方ない。ただ…金剛さんは途中から、浦風さん達に全部任せて戻ってしまったみたいで、そこからははっちゃん達、浦風さん達から一方的にやられたんですよ…。」

 

えっ??先日、初霜ちゃんからは、金剛さんは翌日、椅子から立ち上がる事も大変なくらい、筋肉痛に襲われていたと聞いていますが、まさか…途中で訓練から戻っていたのですか?…ひょっとして、あの人の同情を買うための演技…ですか?金剛さんの妹達は、うちの娘達と一緒に神通さんにコッテリ絞られたようですが、肝心の金剛さんには上手に逃げられましたか…。やはり一筋縄ではいきません。…だとしたら、お小遣いアップの話も怪しいものですね…。

 

「鳳翔さん!今回はイクが頑張って金剛さんと交渉して、待遇改善を勝ち取ったのね。これまでは一月に十五枚しかもらえなかった間宮さんのお小遣い券なんだけど、交渉の結果、二日に一枚貰える事になったのね!だから今まで半月の間おやつが食べられたけど、残りの半月はおやつ抜きだったのに、これからは二日に一度必ずおやつが食べられるようになったの!イクの交渉力には金剛さんもタジタジだったのね、いっひひひひ。」

 

「イクよくやったデチ!これで、ゴーヤ達の待遇も少し改善されたデチ!」

 

…こういうのを朝三暮四と言うのでしょうね…。二日に一枚のおやつ券という事は、一年は365日ですから182もしくは183枚のおやつ券になります。これまでは一月に15枚という事でしたから、15×12で180枚。たしかに僅かではありますが、待遇改善と言っても良いと思いますし、比較的冷静なシオイさんやハチさん、そしてイムヤさん達はその辺りの計算をした上で少し喜んでいるのだと思います…。

 

しかしゴーヤさんやイクさんは、実態以上に喜んでいる気が…。それに…半月の間おやつが食べられなかったというのは、イクさん達が月の前半で全てのおやつ券を使ってしまっているだけだと思うのですが…。そしてその辺りを金剛さんに上手に誤魔化されたという事でしょうね。どうしましょう。教えても良いのですが、折角喜んでいるところに水をさすのも考えものです。

 

「鳳翔さん…言いたい事は分かるけど、ここはイムヤ達の顔に免じて言わないでもらえると、助かるわぁ…。」

 

どうやら冷静な三人の意見は共通しているようですね。イムヤさんの意見に、ハチさんとシオイさんが静かに頷いていますから間違いありません。…分かりました、折角喜んでいるのですから、何も言わないでおきましょう。それに僅かとはいえ、たしかに待遇は改善されたようですから。

 

さて…そういう事であれば、何かこの五人に料理を作ってあげようと思いますが、何が良いでしょうかね。いつもこの子達には、様々な海産物を貰っていますし、私としてもたまにはこの子達を喜ばせてあげたいと思います。とりあえず希望を聞いて、それに副う料理を作りましょうか。

 

「イクさん?何か食べたいものはありますか?出来るだけ要望に副う物を作りますので、何かありましたら言ってください。」

 

「いひひっ、イク、肉料理がいいのね~。お腹一杯食べられて~、美味しい肉料理が食べたいのぉ~。」

 

肉料理ですか…。そうですね…私がいつもお店で出す料理とは少し違いますが、今日は美味しそうなパプリカが幾つか入っていますし…、パプリカの肉詰めでも作りましょうか。ピーマンの肉詰めでも美味しいのですが、パプリカの方がピーマンよりも肉厚なので野菜の旨味も感じられますし甘みも強いです。そして単純な肉詰めではなく…欧風に米なども入れて食感を変化させて…トマトソースで煮込んでみましょうか。

 

まずは大きな赤いパプリカを人数分の五個準備して、パプリカのヘタの部分を丸く切り取ります。そして切り取った穴から、丁寧に中の種などを取除き水洗いします。そしてここが重要なのですが、お米を今のうちに研いでおき、これを水の中にしばらく漬けて置きます。さて、それでは中に詰める具材の準備をしましょうか。まずは玉ねぎと人参を微塵切りにしてからボウルに入れて、豚挽き肉と混ぜます。

 

このよく混ぜ合わせた具材に一度火を通すために、この具材をフライパンに移して軽く炒めたら、ここに先程水に漬けていた米から十分に水を切って、この中に米を投入します。ここで米同士がくっついてしまわない様に、かき混ぜながら米が透き通るまでしっかり炒めてしまいます。一応具材の方にも味をつけた方が良さそうですね。塩と胡椒で軽く味をつけたら、これでパプリカに入れる予定の具材は完成です。

 

それではこの具材を、先程ヘタの部分を切り取ったパプリカの中に詰め込みます。この料理は最終的に煮込む料理のため、このパプリカの肉詰めを鍋でコトコト煮込む訳ですが、この際に中に詰めた具材がパプリカの外に出てしまっては、元も子もありません。ですから、このパプリカの肉詰めでは、具材をしっかり中に詰め込まなくてはいけません。そして煮込んでいる途中でパプリカが鍋の中で倒れて具材が外に出ないように、この時点で出来るだけ鍋にぎっしり詰め込み、パプリカの肉詰めが煮込んでいる途中で動かないように気をつけます。

 

次に煮込むために使うトマトソースを作りましょうか。トマトジュース、トマトの水煮、そしてローリエ、コンソメをフライパンに入れて、中火でしばらく煮込みます。沸騰してきたら、オリーブオイルを少し混ぜて塩と胡椒で味を整えたら、蓋をしてから火を弱めて、さらにしばらく加熱したら出来上がりです。後はここで作ったトマトソースを、パプリカの肉詰めがギッシリ並んでいる小鍋に入れて、20分から30分程煮込んだら出来上がりです。

 

 

肉を詰めたパプリカの表面が良い感じに柔らかくなり、トマトソースの色がついてきました。そろそろ食べごろでしょうか。煮込む時間などが必要でしたから、イクさん達を少し待たせる事になってしまいましたが、イクさん達は嬉しそうにおしゃべりに興じていますし、軽いツマミやお酒はだしてありますから、大丈夫だったようですね。

 

それでは出来上がったパプリカの肉詰め煮込みを一つずつ小鉢に取り分けて、煮込んだ際に使用したトマトソースを入れ、酸味などを加えるためのサワークリームを少し添えて…これで完成です。作る手間が掛かりましたけど、イクさん達に喜んでもらえると嬉しいですね。

 

「さぁ、皆さん。パプリカの肉詰めを作ってみました。どうぞ召し上がってください。」

 

 

 

潜水艦 伊19 (イク)

 

 

いっひひひひ。今日はお祝いなのね!いつもいつも秘書艦の金剛さんから、オリョール資源回収作戦を指示されている、イク達恵まれない潜水艦にとって今日は、待遇改善という記念すべき日なの。イクの活躍であの金剛さんから勝ち取った待遇改善。ハチやシオイ、それにイムヤはあまり喜んでいないけど、イク達のお小遣いが劇的に増えた素晴らしい出来事なのだから、もっと喜ぶべきなの。それに鳳翔さんも、イク達にお祝いの美味しい料理を作ってくれたの。

 

でもこの料理は初めて見るのね。イク達が時々食べるピーマンの肉詰めの親分のような物が小鉢に一つ入っているの。それにいつものピーマンの肉詰めは、ケチャップをつけて食べるのに、この料理はトマトソースの中に入っているのね。なんだか不思議な料理だけど、早速食べてみるのね。小鉢の縁に何か白い物があるみたいなの…でもこれはまず使わずに食べてみるのね。

 

一緒に出てきたフォークとナイフを使って、まずは綺麗にピーマンの親分と中身の具を切って…イクはフォークとナイフを使うのは上手いのね。まずは一口分とって…。ウンッ、美味しいのね!いつものピーマンの肉詰めよりも、すごく肉厚なピーマンで、しかもピーマンよりも甘いのね。肉厚なピーマンの親分から出てくる野菜の美味しい汁と中の具から溢れ出てくる肉汁、それとトマトソースの味が混ざって、素敵な味なのっ!

 

それに中に詰まっていた肉の詰め物も、いつものとは全然違うの。歯応えが…って、これお米が入っているの。お米のつぶつぶした食感と、玉ねぎや人参のしっとりとした食感、それにお肉の旨味が最高なの。流石鳳翔さん、これは凄く美味しい料理なのね。それにしても、ピーマンの親分に入ったお肉の部分、ずっしりとした重量感でお肉を食べた…という気分になって、物凄くお腹が膨れるの。

 

そういえば、小鉢の縁についていた白い物をまだ使っていなかったの。早速これを少しトマトソースに混ぜて、もう一口ピーマンの親分の肉詰めを食べるのね。あっ…この白いの酸っぱいチーズみたいなのね。トマトソースに混ざると、酸味だけではなくて、クリーミーさやまろやかさまで出てくるのね。この少し味が変わって酸味が加わったソースを使ってピーマンの親分の肉詰めを食べたら、さっきの具材からの肉の旨味が更に引き立つの。甘くて食べ応えがある柔らかいピーマンの親分、それに中につまった美味しいお肉に、お米のツブツブ感、それとこのソースの酸味。パーフェクトなのねっ!

 

 

 

鳳翔

 

 

どうやら、イクさん達はこの料理を喜んでくれたようですね。あまり私の店では使わないパプリカに、トマトソースやサワークリームですから、普段食べなれない味に戸惑うかもしれないと思ったのですが、どうやらその心配は杞憂に終わったようです。パプリカの肉詰めは、オーブンなどで焼くタイプもありますが、トマトソースで煮込む事で、焼いた物とはまた違った美味しさが出ます。和食とは少し異なりますが、たまにはこのような料理も良い物ですね。

 

「あら…その料理、とても美味しそうですね。鳳翔さん、その料理私達にも食べさせてください。飛龍と蒼龍も勿論注文するでしょう?」

 

「そうじゃ、鳳翔。我輩も食べたいぞ。第一、なんで我輩がそんな美味しそうな料理を目の前にして、黙って見ていなくてはならんのか!?」

 

はぁ…貴方達は先程の私の作業を見ていなかったのですか?この料理をこれから作るには、煮込まなくてはいけませんから時間がかかるのです。それに貴方達、その時間を黙って待っていられるのですか?

 

「作るのは構いませんけど、これから煮込むとなると時間がかかりますよ。貴方達、それを我慢して待てるのですか?それに…今回はイクさん達のお祝いだから、この料理を作ったのです。」

 

「そういえば、イクさん達がこのような物を食べるのは珍しい事ですね。何か良い事でもあったの?」

 

「あっ、加賀さん。そうなのね!イク達の待遇が改善されたのね!今日はそのお祝いなの。いっひひひひ。」

 

イクさんが得意気に、加賀さんに対して自分達の待遇が改善された事を説明し始めましたね。加賀さんはしばらく神妙にイクさんの話を聞いていましたけど、途中から少し考える素振りをして…やはり気付きましたね。ですが、喜びに水をさすのは…。

 

「イクさん。また金剛さんに騙されたの?それだと、もらえるおやつ券の数は、ほとんど変わらないわ。」

 

あぁぁ…やっぱり加賀さんが、説明してしまいましたか。加賀さんが、私が始めにイクさん達にお通しで出した黒豆の煮物の豆を使って、お小遣いがほとんど増えていない事を説明し始めました。そして始めは、不思議そうな顔をしていたイクさんとゴーヤさんの顔がだんだん険しくなり…そうでしょうね、騙されたという事が理解できれば、そうなりますよね…。

 

「イク、金剛さんの所にこれから抗議に行くの!お小遣いの量がほとんど変わっていないのね!」

 

「ゴーヤも一緒に行くデチ!また金剛さんに誤魔化されたデチ!」

 

どうやら二人で、これから金剛さんの所に怒鳴り込みに行こうとしているようですが…私の予想ではまた丸め込まれるような気がするのです。実際に僅かではありますが、お小遣いの総量は増加している訳ですし、シオイさん達はそれを納得しているようですから。ですが怒りに火がついたイクさんは、たぶん私の説得には応じないでしょうね。しかし、これだけ頭に血が上ってしまっていては、これから金剛さんに抗議をしたとしても、下手をすると更に上手に誤魔化されて待遇が悪化する可能性もあります。仕方ありません…。

 

「加賀さん?申し訳ありませんが、イクさん達について行ってあげてください。それでイクさん達が今以上に不利な条件を出されたら、助けてあげてください。」

 

「…分かりました。仕方ありませんね。それではちょっと行って来ますので、この料理私達の分も作ってください。私が戻ってくる頃には、出来ていると思いますので。」

 

そうですね。おそらくこれから金剛さんの所に行って…となるとそれなりに時間がかかるでしょうから、今回の料理をこれから作っても十分に間に合いそうです。私の無理を聞いてもらう訳ですから、加賀さんの希望も叶えてあげなければいけません。それでは、もうひと頑張りしましょうか。

 

 

その後、私の店に戻ってきた加賀さんが、新たに作ったパプリカの肉詰めのトマトソース煮込みを嬉しそうに食べながら、今回のイクさん達の抗議の結果を話してくれました。なんでも今回の交渉の途中で、『それでは、私も最大限譲歩しま~す。一週間に三枚の間宮さんのおやつ券でどうね?』などと、以前よりも大幅に待遇悪化になる選択肢を提示してきたそうで、加賀さんが直にツッコミを入れたそうです。結局イクさん達も、下手をするとこれ以上の待遇悪化を招く可能性を考えたようで、今回僅かではありますが、待遇が改善した事を重視して今回の提案に納得したようですね。

 

流石に今回のお話を聞いて、私もイクさん達が気の毒になってしまいましたので、今後は私のお店にこの子達が何か持ってきた時は、その都度ご馳走することにしましょう。そしてそれを告げた時、ようやくイクさん達の顔に笑顔が戻りました。今日も鎮守府は平和です。




今回登場させたパプリカの肉詰め。これは私が昔々、旧ユーゴに赴任していた際、向こうのスーパーで偶然購入した缶詰でこれを食べて以来、好きな料理の一つになり、今でも時々作る料理です。欧州では普通の缶詰なのかもしれませんが(たぶん、東欧に限らず西欧にもあると思いますが、ちょっと自信ありません)、缶詰の中に一つパプリカの肉詰めがそのまま入っていた事に感動しましたし、肉と一緒に米がパプリカに詰められていた事も最初驚きましたが、この米の食感が素晴らしく、すぐに好きな料理になった次第です。たしかその缶詰のソースも、少し酸味がありクリーミーなトマト系のソースでしたから、サワークリームかヨーグルトが入っていたのだと思いますが、今となってはもう正解は分かりません^^;

そんな経緯もあり、向こうに赴任していた時、そして日本に帰国した後も、時々この料理を作っています。ピーマンの肉詰めも好きですが、ピーマン以上に肉厚で甘みの強いパプリカで肉詰めを作りますと本当に美味しいですから、機会がありましたら是非トライしてみてください。問題は…パプリカが少し高い事ですが、おそらく普通の人であれば一つで満腹すると思いますので(パプリカ大きいですから)、結果的に値段はそれ程変わらないかな…とも思います。大事な事は、具材の中に米を入れることですが、これは騙されたと思って是非一度食べてもらえると、美味しさが分かってもらえるかな…と^^;

これ、元々はどこの料理なのでしょうね…。パプリカ使っていますから、ハンガリー料理のような気もしますが、ヨーグルトなどの酸味を入れているとなるとトルコの方の料理な気もします。旧ユーゴでは、当時の周りの友人達もこれに似た料理作っていましたから、東欧圏の南の方では普通の料理なのかもしれませんね…そうなると歴史的にトルコの影響大きいですから、トルコ料理が元になるのかも…。いずれにせよ、美味しい料理ですから何処の料理でもいいやw。

今回、イクを始めとする潜水艦娘達、金剛による朝三暮四作戦によりゴーヤとイクは騙された形で書きましたが、一応待遇は僅かに改善されていますから…シオイ達は増分を理解した上で納得している形にしています。そして正月の三が日にあった、金剛VS潜水艦チームの強制練習の結果ですが、思わぬ所から真相が鳳翔さんの耳に入ってしまいましたw。

やはり流石は、私の鎮守府の秘書艦である金剛さん。高速戦艦らしく逃げ足は素早く、尚且つ前大戦からの友人である浦風らをけしかけて、三人の妹達とは異なり見事に危機から脱したようです。さらに翌日、提督の同情を得るために演技までして、初霜以下、周りの艦娘達を上手に誤魔化したその手腕、流石ですねw。私もこれくらい上手に世渡りしてみたいですが…現実はなかなか厳しいですw

今回も読んでいただきありがとうございました。


パプリカの肉詰め(四人分)
パプリカ(大) :4個 (色はどの色でもいいですが、赤と白がお奨め)
豚挽き肉    :300 g (パプリカの大きさによりますが、おそらく四つ分ならこれでOK)
玉ねぎ     :1個
人参      :1本
米       :1合
塩・胡椒    :具材の味のお好みで

トマトジュース :180 mL
トマトの水煮  :1缶
ローリエ    :1-2枚
コンソメ    :5-10 g
塩・胡椒    :適量
オリーブオイル :少し

サワークリーム :一人5-10gを食べる時に小鉢につけて、お好みで

サワークリームを混ぜると、酸味やクリーミーさが加わり、味が一気に変化しますので、是非試してみてください。

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