鎮守府の片隅で   作:ariel

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おひさしぶりです。前回の投稿から一ヶ月程経過してしまいましたが、通常話の第45話を投稿します。まだ寒い時期なので、今回は汁物の中から野菜タップリのけんちん汁を選びました。今回の主人公は最新鋭軽巡姉妹達から、次女に登場してもらう事に…。


第四五話 能代とけんちん汁

まだまだ冬の寒い日々が続きます。このような寒い日には温かい汁物の料理が好まれますし、私のお店でこの時期に多くの艦娘達が注文する料理を見ても、汁物の他には、おでんや煮物など汁気をたっぷり吸った料理が多いような気がします。そのため私も、注文される汁物に少しでも味の変化をつけるため、豚汁や潮汁、そして粕汁など様々な汁物を、ここ最近日替わりで用意しています。とはいえ最近はこの汁物を目当てにやってくる艦娘もおりますし、とある事件を切欠にこの汁物の消費量が大幅に増えてしまったため、最近は大鍋ではなく寸胴鍋で汁物を作っている訳ですが、これが結構大変な作業でして…。私としては、このような事件を立て続けに起こした空母娘達に、文句の一つでも言ってやりたい今日この頃です。

 

この最初の事件は、先日私が豚汁を準備していた日に起こりました。事件を起こしたのは某一航戦の空母娘なのですが、私がたまたまカウンターから離れており、相方のもう一人の一航戦の空母娘がカウンターに居た事が原因です。後からその時カウンターに座っていた伊勢さん達に話を伺ったのですが、お客さんとしてやって来た側の一航戦の娘は、私が豚汁を大鍋で準備していた事を確認してから、カウンターに居た相方に『今日は汁物が食べたいですね…赤城さん、豚汁定食をもらえるかしら。』などと注文を入れたそうです。勿論私のお店に、このようなメニューは当時存在しません。

 

ですから本来であれば、カウンターに居た相方の一航戦の空母娘は、この注文を断らなくてはいけなかった筈なのですが、『豚汁定食…素敵な響きです!とりあえず豚汁を丼に入れますね。それと適当に惣菜を皿に入れて、後は御飯を丼に…と。加賀さん、これで十分ですよね?…後で、赤城も豚汁定食をいただきますね!』などと、この注文を通した挙句に、大鍋に入っていた豚汁を、自分達が普段使っている特注の丼になみなみと入れたそうです。そしてその光景を見ていた他の艦娘達が黙って見ている筈もなく…。本当に困った娘達です。その日はしっかり一航戦の二人にお説教をしたのですが、あの娘達は本当に反省したのでしょうか。

 

そして翌日、今度は別の軽空母娘が事件を起こしました。その日は前日が豚汁だったため、粕汁を準備していました。粕汁は酒粕を用いて作る、少し甘めの美味しい汁物ですから、これを好きな艦娘は多いため、私も普段より多めに作ろうと思い、大鍋二つ分の粕汁を準備していたのです。そして私が、座敷に居た妙高さん達とおしゃべりをしてカウンターから席を外していた時に、次の事件が起こったのです。その時にカウンターに居たのは、お調子者の某五航戦の空母娘でしたし、カウンターには日本酒を飲みながらクダを巻く商船改装型軽空母と、それを必死で止めようとする姉妹艦が居たのが運の尽きでした。

 

相方の姉妹艦が必死で止めるのをほとんど相手にせず、その軽空母娘は次々と日本酒の杯を重ねていき、『ヒャッハ~、まだまだ私は飲み足りないよ!瑞鶴さん、お銚子もう一本、よろしく~。』などと新たな注文を入れたそうです。そしてこれに対して、相方が『隼鷹!いい加減にしなさい。瑞鶴さん、もう隼鷹にお酒は出さないでください!』と、注文を止めたと私は後から聞きました。本来であれば、そこで注文は取り消されて話は終わっていたはずなのですが、ここで某五航戦の空母娘が余計な一言を言ったようです。

 

『隼鷹…飛鷹もこう言ってるからさ、もうお酒は止めた方がいいんじゃない?あっ、でも今日の汁物は粕汁だから、これ飲めば多少はお酒の香りも楽しめるんじゃないかな?それに、これならアルコールも入ってないし、これ注文してみたら?』という一言に、軽空母二人が反応し、粕汁を飲み始めたようです。…そして、これまで粕汁を注文していなかった呑兵衛の軽空母がこれを非常に気に入ってしまったようで、次々と追加注文をした結果、カウンターに居た某五航戦の空母娘が途中で面倒になり、やはり丼で粕汁を出したようです。そしてその光景を見ていた他の艦娘達が…。勿論その日の粕汁も、多めに作っていた筈なのですが、閉店よりもかなり前に全部無くなってしまいました。

 

結局これらの事件が重なった結果、私のお店ではその日の汁物を用いた定食というメニューが新たに誕生してしまい、私は毎日のように大量の汁物を作らなくてはいけなくなってしまったのです。そして結果的に、この事が私に更なる悩みの種を増やしたのです。この汁物の定食はそれなりに人気となり、一部の艦娘達を中心に毎日のように注文する子が出てきました。そして彼女達の要望から、飽きが来ないように、ここ最近は毎日のように汁物の種類を変えている状態です。折角食べてもらう訳ですから、やはり毎日同じ物では申し訳ないのでこれは仕方ないのですが、毎日汁物の種類を考えるのも結構大変ですね。

 

さて今日の汁物、何を作りましょうか…。昨日は鮭やタラが余っていたので、北海道の三平汁を作りましたし、その前は豚汁を作っています。…そうですね、ここ数日は肉や魚の汁物が続いていますから、今日は野菜を中心にした汁物でも作ってみましょうか。丁度里芋もありますし…精進料理が元になったけんちん汁にしましょうか。

 

最近は鶏肉を入れるタイプのけんちん汁もあるようですが、今日は完全に野菜類だけでけんちん汁を作りましょう。また清まし仕立てのけんちん汁もありますが、明日は潮汁を作ろうと思っていますので、今日は味噌仕立てにしましょうか。

 

まずは、けんちん汁には欠かせない、蒟蒻と豆腐の準備ですね。蒟蒻はしっかり塩で揉んでから、水で塩を洗い流します。そして一度熱湯で茹でて匂いや滑りなどを完全に消さなくてはいけません。また普通の蒟蒻でしたら包丁で綺麗に四角に切り分けるのですが、けんちん汁の場合は、手で一口大にちぎる事で、蒟蒻に少しゴツゴツした舌触りを残します。また豆腐も木綿豆腐を使い、包丁で切るのではなく、少し大きめに崩すような感じで分けていきます。後は豆腐をザルに移して、完全に水気をきっておきましょう。

 

次は野菜ですね。まずは定番の里芋です。このネットリとした食感を出す事が出来る里芋は、けんちん汁の具材から外せません。まず里芋の皮を剥いてから水気を切って、一度塩をふってから、少し塩を揉み込みます。そして水を使って、揉み込んだ塩と一緒に表面の滑りを洗い流さなくてはいけません。里芋のネットリとした食感はとても良いのですが、表面の滑りは汁全体に渋みを出してしまうので、この滑りだけは取り除かなくてはいけないのです。またけんちん汁では、野菜類などは基本的に一度ごま油で炒めるのですが、この里芋については少しだけ熱湯で火を通しておかなくてはいけません。完全に火を通してしまいますと、他の野菜との火の通りに差が出てしまいますので、切り分けたら…そうですね3分程、茹でておきましょう。

 

後は汁物には定番の大根と人参、そして牛蒡ですか。大根と人参は食感を残すために少し厚めに半月状に切り分けて、牛蒡は笹がきでいいですね。そういえば椎茸も余っていましたから、これも細切りにして入れてしまいましょう。とりあえずこれで具材の準備は完了です。それではまずは具材に火を入れていきましょう。けんちん汁の具材は一度ごま油で炒めて、胡麻の香りをつけるのがポイントです。

 

まずは、けんちん汁を作る鍋にごま油をひいたら、大根、人参そして牛蒡を入れて軽く炒めます。そしてある程度火が通った段階で、次に予め少し火を通した里芋、椎茸そして蒟蒻を入れて更に炒めます。最後に大きめに崩した豆腐を入れて炒めたら、具材の準備は完了ですね。後はここに出汁汁や日本酒などを入れて中火で煮ていくのですが、灰汁などを丁寧に取り除かなくてはいけません。

 

最後はここに味噌を溶けば完成ですね。あっ、一つ忘れていました。煮込んだ後に、少しだけ隠し味に醤油を入れて味を整えておきましょう。これで完成です。今日も寒いですから、汁物の消費は激しいと思いますが、今回は寸胴鍋で作っていますし…流石にこの量であれば閉店まで大丈夫だと思います。万が一にも余ってしまったら、赤城さんや瑞鶴さんに持ち帰らせて、明日の空母寮の朝御飯にでも使ってもらえば良さそうですね。

 

 

「こんばんは、鳳翔さん。今日は阿賀野姉ぇも連れてきました。最近阿賀野姉ぇは肉ばかり食べていてお腹が出てきていますから、今日は野菜中心でお願いします。」

 

「ねぇ、能代。そういう恥ずかしい事は大きな声で言わないでよ。矢矧にバレたら、ま~た矢矧に怒られるよ…。」

 

あら、いつもは二水戦の軽巡仲間と私のお店に来る能代さんが、今日はお姉さんの阿賀野さんを連れて来店ですね。そういえば、能代さんや矢矧さんは私のお店でよく見かけますが、阿賀野さんの姿は、私の店であまり見かけた事がありません。そういう意味では、今日は珍しい組み合わせですね。それにしても…先日の夕張さんではありませんが、私のお店はダイエットをするためのお店ではありません。…能代さんは何か勘違いをしているのではないでしょうか。一応、釘を刺しておきましょうか。

 

「こんばんは、阿賀野さん、能代さん。阿賀野さんは久しぶりですね。元気にしていましたか?それと能代さん?私のお店はダイエットをするためのお店ではありませんよ?」

 

「鳳翔さん、聞いてくださいよ!ここに居る阿賀野姉ぇは、ここ最近焼肉やトンカツなど太る物ばかり食べていまして…お腹の肉が出てきているのです。このままじゃ動けなくなるのも時間の問題ですから、今日は栄養バランスの取れた料理を食べさせようと思いまして、ここに連れてきたのです。ほらっ、阿賀野姉ぇも、少しは反省してよっ!」

 

あらあら…。能代さんに怒られた阿賀野さんも、どうやら図星のようで、流石にバツが悪いのか、私から視線を外していますね。それに阿賀野さんには能代さんの他にも妹があと二人いまして…残念ながら一番末っ子の酒匂さんはこの鎮守府に赴任していませんが、三番目の妹である矢矧さんは、次女の能代さんに輪をかけてうるさ型の妹です。先程の話ではありませんが、今回の阿賀野さんの失態が矢矧さんに知られれば、能代さんに言われる以上にうるさく注意される事は間違いありません。それが分かっているため、能代さんも今のうちに阿賀野さんをなんとかしようと思い、うちに連れきたようですね。しかし…野菜中心のメニューでカロリーを抑えると言われましても…どうしましょうか。

 

そうですね、今日作っているけんちん汁であれば、ごま油や味噌は使っていますが、具材は野菜中心ですし、蒟蒻や豆腐も入っていますから…これの定食を勧めてみましょうか。今日の汁物定食は、けんちん汁に御飯、そしてキンピラ牛蒡に筑前煮に糠漬けという簡単なメニューですが、これならカロリーは低めで、栄養バランスも取れていますから…。

 

「そうですね…そういう事でしたら、今日はけんちん汁をつくっていますから、このけんちん汁の定食はいかがですか?これなら野菜はたっぷり入っていますし、しかも熱々のけんちん汁を食べれば体も温まりますよ。」

 

「ほらっ、阿賀野姉ぇ、今日は私達二人共これにするよっ、分かった?」

 

「あぁ、いいじゃないの~。…ふぅ」

 

 

 

軽巡洋艦 能代

 

 

本当に阿賀野姉ぇには、困ったものです。私と矢矧は二水戦の訓練で毎日動いていますから、体は引き締まっていますけど、阿賀野姉ぇはね…。本人は『第十戦隊の訓練で忙しいぃ~』なんて言っていますが、第十六駆逐隊の雪風も、第十七駆逐隊の浜風も二水戦の訓練に来ていますから、それが嘘だって分かっているのです。もっとも、今はこの鎮守府も忙しくないので、休める時に休みたいという阿賀野姉ぇの気持ちも分かりますから、私は何も言いませんが…これ、矢矧にバレたら、また怒られそうですね。

 

今日は二水戦の訓練が早く終わった後で、久しぶりに阿賀野姉ぇを連れて鳳翔さんのお店にやってきましたが、たまには一緒に来るのも悪くないですね。『阿賀野姉ぇに野菜を中心とした栄養バランスの良い料理を食べさせて』と鳳翔さんに注文しましたら、汁物の定食が出てきましたが、これ美味しそうですね。見た目は、具材が多めの普通のお味噌汁に見えない事もないですが、豆腐が少し崩れたような感じですし、蒟蒻もちぎって入れたようなゴツゴツ感があって、面白そうですね。

 

早速豆腐からいただきましょう。あれ?この豆腐煮込んだだけでなくて、別に火が入っているんですね。形が少し崩れていて、ちょっとした焦げ目があって固くなっていますから、ほんの少しだけボソッとした食感がありますし…この香りは胡麻油の香りですね。食欲をそそります。それに蒟蒻も、このゴロッとした一口大の塊、口に入れるとゴツゴツした舌触りと、プルンとした食感がなんとも言えません。

 

野菜の方も汁気をたっぷり吸った大根や、旨みが詰め込まれた椎茸、そして歯を立てるとスッと分かれていく柔らかい人参に、歯応えのある牛蒡。これらの野菜が軽い胡麻油の香りと一緒に口の中に入ってきますから、能代…箸が止まりません。御飯、御飯が必要です。鳳翔さんもやっぱり分かっていますね。今回の定食、御飯はちゃんと丼に入れて一杯出してくれました。今度はこの御飯を口に入れてから、けんちん汁をいただきます。

 

御飯のツブツブ感にお味噌汁の汁気が口の中で混じって、更に野菜や豆腐が…本当に素晴らしいです。あっ…何かネットリとした食感の物を噛んだ感じがしますが…これ里芋ですね。これまで食べてきた大根や人参、そして豆腐や蒟蒻とは全く異なる濃厚な食感…そしてお味噌汁の味噌の味がとても合っています。能代はジャガイモが入ったお味噌汁も好きですが、この里芋の独特な食感も、物凄く気に入りました。

 

あ…阿賀野姉ぇ…いくら美味しいからと言って、丼に入ったけんちん汁に御飯を入れないでくださいっ。見ている私の方が恥ずかしくなりますから。ちょっと、そこで目で能代に同意を求めないでください。…でも、あの食べ方の方が、もっとこのけんちん汁を楽しめるかも…。口ウルサイ矢矧も居ませんし、た…たまには、私がやってもいいですよね。そうと決まれば。

 

「鳳翔さん、けんちん汁のお代わりをお願いしますっ!」

 

「阿賀野もお願いしますねぇ~。」

 

 

 

鳳翔

 

 

カウンター席に居る阿賀野さんと能代さんが、けんちん汁の中に御飯をつっこみました。まぁ、うちに来るお客さんの中には、これよりも更に豪快に食べている艦娘達も居ますから、これくらいの事では私も驚きません。それにこのような汁物の中に御飯が入りますと、たしかに美味しいですから、好きなように食べてくれれば良いと思います。しかし、丼のような器にけんちん汁を入れて出したのですが、更にお代わりというのは…。

 

たしかにけんちん汁は野菜や豆腐がメインの汁物ですから、カロリーは比較的低めなのですが、それでもこれだけ大量に食べてしまえば、あまり意味がないような気がするのです。それに御飯はもうちょっと噛んでから食べなくては、消化にもよろしくありません。追加の注文をお出しする時に、一応注意しておいた方が良さそうですね。

 

「はい、能代さん、阿賀野さん。追加のけんちん汁です。ですが、いくら御飯をけんちん汁に入れたからと言って、もうちょっと噛んでから食べないとダメですよ?御飯は飲み物ではないのですから。」

 

「そ…それは分かっているのですが、なかなか箸が止まらなくて…。能代、お恥ずかしい限りです。ほらっ、阿賀野姉ぇも、掻き込むのやめてください。」

 

「能代も鳳翔さんも、そう固い事言わなくても良いよぉ~。こんな食べ方、矢矧が居たら絶対に出来ないから、今しか出来ないんだよぉ?」

 

…そうでしょうね、矢矧さんが居たら絶対に怒るでしょうね。矢矧さんはこういう所はとてもキッチリしていますし、時々軽巡仲間ではなく二水戦の駆逐艦を連れてくる時も、食事の作法についてはかなり厳しく注意していますから。…だからこそ、私は今注意しているのですが…。能代さんは私の注意に一応掻き込むのを止めましたが、阿賀野さんは…。…どうやらもう手遅れですね。矢矧さんが来店し…こちらの様子に気付きましたね。

 

「阿賀野姉ぇ…こんな所で何をやっているの!そうやって掻き込んで食べたら駄目だって、いつも私が言っているじゃない!お味噌汁に御飯を入れるのは美味しいから百歩譲っても、そうやって掻き込むのはみっともないといつも言っているでしょ!能代姉ぇも、阿賀野姉ぇをちゃんと止めてよ!」

 

「や…矢矧…。あ~ぁ…ま~た矢矧に怒られる。やだなぁ…。」

 

「阿賀野姉ぇ!怒られるのが嫌なら、やらなければ良いだけでしょ!!」

 

あらあら…阿賀野さんの言い分に矢矧さんが完全に怒ってしまいましたね。それに能代さんも、矢矧さんのお説教が始まりそうな雰囲気を察して、さり気なくカウンターから座敷に撤退しようとしましたが、矢矧さんに首根っこを掴まれて撤退に失敗したようです。

 

これはお説教が長引きそうです。それでは私は、矢矧さんが阿賀野さん達にお説教をしている間に、他の艦娘達の注文をさばいてしまいましょう。カウンターの片隅で矢矧さんのお説教が続いていますが、今日も鎮守府は平和です。




久しぶりに少しずつ書いていた通常話を投稿する所まで持ってこられました。仕事の方は、なんとか初動の忙しさは一段落つきましたが、もうしばらくは慌しく動きまわる事になりそうです。また、大体いつもは一話分を一気に書いていたため、今回のように何日かに分けて一話を書くことはあまりなかったのですが、日をあけると前回何処まで書いていたかな…と結構ど忘れしていたりと、今回は少し苦労しました。

現在開催中の冬イベント、今回はほとんど時間が取れないため、先週の土・日に貯めていたバケツを削って一気にE5までクリアーしました。天城さんもそうですが、香取にU-511とネタにするには困らない艦娘が一気に出ましたから、そのうちこの子達を主役にして物語りを書いて見たいですね。それにしても初風…何時になったら私の鎮守府に赴任してくれるのだろうかw

そして艦これのアニメも始まりましたね。実は私、まだアニメの方はほとんど見ていないため、これについてコメントは出来ないのですが、色々と賛否両論あるようですね。まぁ落ち着いたら、纏めて見ようかと思っています。という事で、アニメで新しく設定が出てきた艦娘については、この小説ではほとんど反映されていませんので、アニメとは少し違う!と言うのは無しでお願いします。

さて、今回のけんちん汁。汁物は冬の定番ですし、豚汁などを含めて色々ありますが、このけんちん汁は、豆腐などをごま油で炒めてから汁物にするため、独特の香りや食感が楽しめる一品だと思っています。けんちん汁には、今回紹介したような味噌汁仕立てもそうですが、お澄まし風にした物や、醤油・味醂・日本酒で味を作るタイプなど、様々な物がありますが、お好みに合わせて使い分けると良いと思います。私個人としては、今回登場させたタイプが一番好きですね…。

阿賀野・能代・矢矧(本当はここに酒匂が居る筈なのですが、私の鎮守府には居ないんですよね…。)の三人、ゲーム内では結構良いキャラしているな…と思っています。私の中では、阿賀野は独特な雰囲気を醸し出していますし、能代は真面目なキャラ(努力家?)、そして矢矧はしっかり者な感じですかね…。長女よりは妹達の方がしっかりしているという点では、某航空巡洋艦姉妹と似ているな…と思いますが、あちらの長女よりは阿賀野はノンビリした感じかな…と考えて、今回の物語にしました。たぶんこの姉妹達の中では、能代が一番苦労しているのではないかとw

次回、いつ投稿出来るか全く白紙状態ですが、そのうち今度は戦艦を主人公にして書きたいな…と思っています。次の投稿の頃はおそらく暖かくなり始めているでしょうから、そろそろ春の料理ですかね…。

今回も読んでいただきありがとうございました。


けんちん汁(四人分)

大根 :1/3本
人参 :中1本
牛蒡 :1/2本
椎茸 :20g
里芋 :200-300gくらい
豆腐 :1丁
蒟蒻 :板コンニャク一枚
出汁 :600-700mLくらい
   (同量の水に、出汁の粉末でもOK)
ごま油:適量
味噌 :適量
日本酒:少し
醤油 :少し

他にも蓮根や油揚、ネギなどお好みで具材は追加してください。


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