鎮守府の片隅で   作:ariel

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今回はイベント中なので留守番組で物語を書くか…と思ったのですが、実は今回のイベント、主力は水雷戦隊で、戦艦や空母はほとんど出ていないんですよね^^;。という事もあり、今回は長門さんの相棒である陸奥さんを主役として、イベント留守番組の話を物語にしてみました。料理の方は、お酒と一緒でも勿論美味しいですが、御飯と一緒に食べても美味しい信田巻きです。


第六九話 陸奥と信田巻き

現在私の居る鎮守府は作戦行動中なのですが、今回は、これまでの作戦期間中とは少し鎮守府の雰囲気が異なるようですね。これまで大作戦が発動していた時は、戦艦娘や空母娘を中心とした多くの大型艦の艦娘が作戦に投入され、鎮守府内は留守を預かる僅かな艦娘達だけが居ました。ところが今回の作戦では、水雷戦隊を中心としたいくつかのグループが出撃していっただけで…これまで作戦の中心に据えられていた大型艦の艦娘がほとんど鎮守府でお留守番のようです。

 

今振り返ってみますと、作戦開始時こそ霧島さんや比叡さんを中心とした比較的大きな艦隊が鎮守府を出撃していきましたし、途中インド洋方面に山城さんと扶桑さんを中心としたグループも出撃していきましたが、それでもほぼ全ての主力部隊は鎮守府で留守番…今回はかなり異例の作戦のようですね。おかげで私の小料理屋も、これまでの作戦中は閑散とした状態になるのが常でしたが、今回は作戦期間中にも関わらずかなり混雑しています。流石に飲酒は許可されていませんから、大騒ぎする…という事はないのですが、出撃が許可されていない…という事で、大型艦の子達の中には少し不満そうな子も居るようですね。

 

「ねぇ、鳳翔さん。やっぱりおかしいでしょ?私と長門がお留守番なのよ?大和や武蔵もお留守番のようだし…鳳翔さんのところの空母娘達もほとんどお留守番でしょう?大丈夫なのかしらね…。」

 

「まぁ、我々が動くほどの作戦ではない…のかもしれないが、やはり不満は残るな…。連合艦隊の旗艦であるこの長門が留守番というのは…。」

 

これまで数多くの戦いに参加してきた第一戦隊のお二人も今回は揃って留守番組のようで、表立って文句は言っていませんが、内心では多少の不満があるようですね…。今はお酒が出せませんから、このお二人にお酒を飲んでもらって少し憂さを晴らしてもらう…訳にはいきません。ですから、せめて食べ物だけでも少し落ち着いた物をお出ししましょうか。落ち着いた味の料理を楽しみつつ、少しおしゃべりでもすれば、多少はこのお二人の気分も晴れるのではないでしょうか。

 

「長門さんも陸奥さんも、普段の作戦では先頭に立って参加しているのですから、今回くらいは少し後方で万全の状態で待機…というのも良いのではないですか?今は作戦中ですからお酒は出せませんが、せめて落ち着いた味の料理を出しますので、今日は少しゆっくりしていってください。」

 

「まぁ…たしかに鳳翔さんの言うように、今回くらいは後方待機というのも悪くないだろうな…。陸奥、今日はゆっくり料理でも食べて、少し私達も落ち着くか。」

 

「そうね、長門。ところで鳳翔さん。落ち着いた味の料理と言ったけれど、何を出してくれるのかしら?今はお酒が飲めないから、単独で食べられる料理というと、限られていると思うけれど…。」

 

そうですね…。たしかにお酒が無い状態で、料理だけで単独で食べられる物。そして落ち着いた味の料理。勿論、煮物などをお出ししても良いのですが、折角なので少し工夫したいところですね…。落ち着いた味の料理という事で、煮物に近い料理という線は捨てられませんし…そうです!少しだけ手間がかかりますが、見た目も綺麗ですし、白出汁で信田巻きでも作りましょうか。豆腐や油揚もありますから、問題なく作れそうです。

 

「陸奥さん?信田巻きでも作ろうと思いますが、いかがですか?白出汁で作りますから見た目も綺麗ですし、落ち着いた味の料理だと思いますよ。それに今日の煮物の味とも少し違いますから、味の変化も楽しめると思います。」

 

「あら…それは良さそうね。長門?今日はそれをお願いしましょうよ。」

 

「そうだな…陸奥。鳳翔さん、それじゃ信田巻きを二人分頼む。」

 

長門さんも陸奥さんも納得してくれましたから、早速信田巻きを作りましょうか。ただ…長門さん達が注文した二人分ではなく、少し多めに作った方が良さそうですね。私と陸奥さんや長門さんの会話を隣で聞いていたビスマルクさん達がこちらをチラッと伺うように見ましたし、座敷で憮然とした表情で御飯を掻き込んでいる赤城さんと加賀さんの箸が一瞬止まったような気もしました。おそらくこの料理を食べる事になる長門さん達の反応を見て、彼女達も追加注文しそうですから、少し多目に最初から作っておきましょう。

 

信田巻きは、油揚げで豆腐と挽肉を混ぜた物を巻きますが、見た目を綺麗にするために一緒にいくつか野菜も巻き込みます。どのような野菜を巻いても良いのですが、やはりここは定番ですが、色合いを考えて人参といんげんを巻いて、オレンジ色と緑色の美しいコントラストを料理に出しましょうか。

 

それでは始めに具を包む側となる油揚げの準備をします。この料理では、最終的に全ての具材を油揚げで巻かなくてはいけませんから、油揚げを広げて油抜きをしなくてはいけません。油揚げを半分の高さ部分で三方向から切り開き、油揚げを広げます。そして上から熱湯をかける事で簡単に油抜きをしておきましょう。

 

次は中身の具も準備しましょうか。まずは人参を細切りにして、インゲンも長さを合わせたら柔らかくするために両方とも軽く塩茹でします。そして水切りした木綿豆腐、鶏の挽肉、卵そして日本酒と塩をしっかり混ぜ合わせます。豆腐を裏ごしして完全に滑らかな食感にしても美味しい信田巻きになるのですが、今回はほんの少しだけボソッとした食感が残るように加減して混ぜます。これで中の具材は全部揃いましたね。それでは準備できた具材を、油抜きした油揚げで巻きましょうか。

 

油揚げの裏面に少しだけ小麦粉をまぶしたら、準備した具材を乗せ、さらに人参とインゲンを中心に配置したら、これをクルクルクルと巻き込み、最後にかんぴょうで結びます。これで全ての準備が整いました。それではこれを、今回は見た目を美しくするために白出汁で煮ましょう。お鍋に信田巻きを並べたら、ここに白出汁、醤油、日本酒、砂糖、そしてみりんを入れて弱火でじっくり火を通します。後は最後に塩で味を整えたら完成ですが、今回はお酒がありませんから、少しだけ薄味に仕上げておきましょうか。

 

 

どうやら火も全体的に通ったようですね。それでは最後に中身が綺麗に見えるように、一つの信田巻きを三つほどに切り分けて、切断面が見えるようにお皿に配置したら、煮ていた白出汁を少しかけて…これで完成です。丁度中央部付近にオレンジ色の人参と緑色のインゲンも綺麗に見えていますし、色合いも丁度良いのではないでしょうか。長門さんや陸奥さんも喜んでくれると良いのですが…。

 

「長門さん、陸奥さん。信田巻きが出来ましたのでどうぞ。味付けは白出汁仕立てにしていますから、料理の色合いも良いと思いますが…。」

 

「あら?あらあらあら、とても綺麗な料理ね。長門、早速頂きましょうよ。」

 

「うん。そうだな、陸奥。早速食べるとするか。」

 

 

 

戦艦 陸奥

 

 

今回の作戦、提督は一体何を考えているのかしら。主力である筈の私や長門が留守番で、水雷戦隊の子達だけを送り出しているようだけど…本当に大丈夫なの。たしかに霧島達も出ているようだし、山城達もインド洋方面に出撃しているけど、肝心の第一戦隊の私達が留守番というのは…ねぇ。流石に私も長門も大人だから、あそこの座敷に居る空母娘達のように、自棄食いなんてしないけれど、それでもちょっとガッカリしている事は間違いないわねぇ…。

 

そんなちょっと残念そうな表情をしていた私達を見かねた鳳翔さんが、今日はとても綺麗な料理を出してくれたけれど、この料理が少しでも私達を慰めてくれるといいわね…。油揚げで具材が巻かれた信田巻き、真ん中には人参とインゲンの綺麗なオレンジ色と緑色の模様が入っているわね。やっぱり白出汁を使っているだけあって、余計な色がつかずに素材そのものの綺麗な色が楽しめて…見ているだけでもお腹が空いてきそうな料理だわ。

 

早速食べてみないとね。あら…良い香り。綺麗に切られた信田巻きを一つ箸で取って、口に近づけた瞬間に漂ってくる出汁の香りが良いわね。本当に落ち着く香りだわ。早速口の中に入れて…。油揚に染み込んだ出汁が、一口噛んだ瞬間に口に広がって…それにこれは挽肉から出てくる旨味ね。さっき鳳翔さんがこの料理を作っているところも見ていたから、この料理の中身が豆腐と挽肉で出来ている事は知っているけど、こんなに旨味が出てくるとは驚きね。それに豆腐の甘みと…滑らかなんだけど、ちょっとだけボソッとした歯応えも良いわ。一番芯にある人参やインゲンも、豆腐と挽肉で出来た具材とは違う歯応えと味…これも完璧だわ。

 

本当ならこんなに美味しい料理を食べたら日本酒が飲みたくなってしまう所だけれど、少しだけ薄味に仕上げているのね。これならお酒なしでも問題ないわ。それにこういう落ち着く味の料理を食べると、私の気持ちも落ち着いてくるわね。作戦中だけれど、たまにはこうやって一歩後ろに下がって、皆を後ろから見守る…こういうのも悪くないのかもしれないわね。これまで私も、長門と一緒にみんなの先頭に立って戦ってきたけれど、ひょっとして提督が私達を今回後ろに下げたのは…私達にみんなの戦いを後ろから見せるため…なのかしら。

 

…あらあら長門ったら、いくら美味しいからといって、御飯を掻き込みながらこの料理まで掻き込むのは、少しマナー違反よ。こういう美味しい料理は、一つずつ丁寧に食べるべきよ…。

 

「長門、こんなに美味しい料理なのだから、ゆっくり食べましょうよ。そんなに掻き込むように食べたらもったいないわ。」

 

「ム…いや…その…なんだ。あまりに美味しかったから、つい…な。そうだな、折角の料理だ。陸奥、今日は酒はないが、この料理を肴にゆっくり話すか。今回の作戦で、私達の出番はないようだが、皆の戦いを後ろで見守る…というのも悪くないかもしれないな。」

 

そうよ長門。あなたもこの料理を食べて、私と同じ気持ちになったのだと思うけれど、皆の戦いを後ろから見守る…というのも悪くないと思うわ。勿論、次の作戦は是が非でも前に出してもらいたいところだけれど。そう…たまにはね。鳳翔さんに今回出してもらった、この落ち着く感じがする綺麗な料理、私達の気持ちを変えてくれた素晴らしい料理だったわ。

 

 

 

鳳翔

 

 

どうやら長門さんも陸奥さんも、先程の少し残念そうな表情が消えて楽しそうにおしゃべりを始めましたから、少し落ち着いてくれたようですね。これだけ反応がありますと、私も今回少し手間がかかりましたが、信田巻きを作った甲斐があります。やはりこのように落ち着いた味の料理を食べますと、気分も少し落ち着くのでしょうね。長門さんと陸奥さんは、誰もが認めるこの鎮守府の中心的な艦娘です。ですからこのお二人が浮き足立ってしまいますと、他の子まで影響が出てしまいますから、それが収まったという意味で、今回の料理は本当に良かったと思います。それにしても…うちの馬鹿娘達ときたら…。今も座敷で自棄食いをしていますが、少しは長門さん達を見習って、ドッシリ後方で構える…という事を覚えてもらいたいものです。

 

「鳳翔さん。その料理美味しそうね。私達ドイツ組にも、同じ料理を作って頂戴。最近ようやく私達も日本食の味が分かってきたから、私達も食べてみたいわ。」

 

「はい。ビスマルクさん。それでは、プリンツオイゲンさん達の分も含めて4人分お出しすればよろしいですね。」

 

「えぇ、お願いするわ。」

 

やっぱり、ビスマルクさん達からも注文が来ましたか。先程から長門さん達が食べている姿を興味深そうに見ていましたし、プリンツオイゲンさんは私が料理している姿もチラチラ見ていましたから、注文があると思っていました。…となると。

 

「鳳翔さん。こっちに18人分お願いします!」

 

…赤城さん。大鳳さんが出撃中ですから、正規空母娘は全部で9人。1人二人前ずつ食べる…注文の数の意味は分かりますが、この料理は大食いするための料理ではありません。それに赤城さん達だけにそれだけ出してしまいますと、隣の座敷に居る軽空母娘達の分が無くなってしまいますし、他のお客さん達の分にも影響が出てしまいます。

 

「赤城さん。少し落ち着いてください。とりあえず人数分出しますから、今日はそれで我慢するのです。貴方達も、少しは長門さん達を見習って落ち着きなさい。」

 

「は…はい。」

 

さて…それでは、先程かなり余分に作っていましたから、これを切り分けて全ての注文に対応しましょうか。それにしても…毎回作戦中は、私にとって丁度良い休憩期間なのですが、今回は私が大変な状態になってしまいましたね。これは、今回の作戦が終了したら、あの人に今回の埋め合わせをしてもらわなくてはいけませんね。…今日の鎮守府は大変な一日になりそうです。

 

 

ガラッ

 

「Hey! 鳳翔。提督から指示が来たネ。やっぱり、Everybodyここにいましたネ。これから言う艦娘は、直に出撃デ~ス。インド洋方面への増援ネ。」

 

そういえば、今回は金剛さんも鎮守府で留守番ですし、あの人もこの鎮守府から総指揮をとっていましたね。それにしても、この段階での増援ですか。おそらく何か状況が変わったのだと思いますが、金剛さんが私のお店に来て増援の指令を伝えるという事は、戦艦や空母など主力組の出撃という事ですね。金剛さんの言葉に、戦艦娘や空母娘も事情を理解したのか、一瞬の静寂が私のお店を包みました。

 

「まずは戦艦組からは、ビスマルクが出撃ネ。またドイツから増援が来るようですから、インド用方面に進出して合流するデ~ス。それともう一人主力戦艦に出撃命令が出ていま~す。誰が行きますカ?」

 

「陸奥?私達のどちらが行く?」

 

「いいえ長門。今回はあの子達のどちらかに任せた方がいいわ。今回私達は、後ろでみんなの戦いを見守る。そうでしょ?」

 

「…そうだったな。大和、今回はお前が行け。武蔵でもいいのだが、やはり錬度を考えればお前が行くべきだ。しっかり頼むぞ。」

 

「はい長門さん。戦艦大和、推して参ります!」

 

戦艦組は、ビスマルクさんと大和さんが出るようですね。それにしても長門さんや陸奥さん…今回は完全に裏方に回る事に決めたようですね。ここで自分の希望を押し通さずに、大和さんに全てを任せるという判断が出来るところが、流石は連合艦隊の旗艦といったところなのでしょうね。

 

「それと空母組からは、軽空母二人分の出撃命令が出ていマ~ス。今インド洋に居る山城達からの無電で、強力な潜水艦姫が現れたそうデ~ス。制空権確保と対潜作戦が可能な軽空母に出撃命令ネ。」

 

「!軽空母赤城、出ます!」

 

「!鎧袖一触よ。軽空母加賀、出撃します。」

 

…貴方達…一体いつから軽空母になったのですか。第一、貴方達は潜水艦に対して無力でしょう。戦艦娘達のまとめ役である長門さんや陸奥さん達は、あれだけ素晴らしい判断が出来たというのに…うちの馬鹿娘達は…。あまりの事に、他の正規空母娘達もそうですが、軽空母娘達も呆れていますよ。しかし…少しおかしいですね。いつもであれば、ここまで戦いに赴くことに拘るような子達ではなかったと思うのですが…。

 

「コラッ、赤城に加賀。何を阿呆な事ぬかしとるねん。今回はウチ等軽空母の出番やろ。どうせ出撃手当てで小銭稼ごうとしとるんやろうけど、そうは問屋が下ろさへんで。隼鷹、飛鷹、出番や。軽空母魂見せてきや。」

 

「りゅ…龍驤。べ…別に出撃手当てなんて考えていないですよ。まさか、そこで小銭を稼いで食費に当てようだなんて、か…考えている訳ないじゃないですか。ね…ねぇ、加賀さん?」

 

「そ…その通りだわ。赤城さん。わ…私達栄えある一航戦がそのような事を考えるわけ…ないわ。」

 

なるほど…。そういう事ですか。出撃手当てによる臨時収入を期待して…。…これは少し御仕置きが必要ですね。それ程小銭稼ぎがしたいのでしたら、しっかり稼がせてあげましょうか。

 

「赤城さん、加賀さん。それ程お小遣いが欲しいのでしたら、うちの店をしばらく手伝ってもらいます。とりあえず、今日の片付けからお願いしますね。しっかり働いてもらいますから、覚悟してください。」

 

まったく…本当に困ったものです。赤城さんも加賀さんもこれで少しは反省してくれると良いのですが。あまり馬鹿な事ばかりしていますと、いくら戦場では頼りになる先輩だとしても、そのうち瑞鶴さんや葛城さん達からも馬鹿にされてしまいますよ。

 

「Hey! 鳳翔。本当に空母はFunnyな子が多いですネ。とりあえず話はまとまったデ~スか?後は対潜水艦作戦デ~スから、Oh淀と、駆逐艦も1隻増援で出すネ。駆逐艦は…大和が出るなら、連携を考えれば初霜で決まりデ~ス。初霜、しっかりやってくるネ。あとこれ、買い物リストネ。作戦が終了したら、帰りに昭南島でこのリストの物を購入してくるネ」

 

「分かったわ、金剛さん。」

 

…ここにもう一人、超問題児が居ましたね。金剛さん…自分の言う事を聞く初霜ちゃんを出撃組に捻じ込み、作戦起点の昭南島で自分の買い物までやらせる。…しかも性質が悪い事に大和さんと一番連携が取れるという表向きの理由まで満たしていますから、あの人にお願いして初霜ちゃんを出撃組から外させる訳にも行きません…。本当に困ったものです。

 

いずれにせよ、主力艦を中心とする増援部隊を投入するようですから、作戦も大詰めの段階にきているという事のようですね。今回の作戦主力は水雷戦隊の子達ですが、全員無事に戻ってきて欲しいものですね。




今回のイベント…時間的な問題もあり、実は先週の土曜日の段階でE5までクリアーしていました。バケツはそれなりに消費しましたが、なんとか短期決戦で今回も完走することが出来てまずは良かった…なのですが、相変わらずドロップが渋い…w。なんだかんだ言ってドイツ空母は落ちましたが、それでも新規大型艦をドロップで…というのは、正直止めてほしいな…と思っています。E5の嵐…堀に行くべきか止めるべきか…^^;

さて今回登場させた信田巻き。これは内部を様々な物に変えることが出来ますので、結構色々なレシピがありますが、個人的にはシンプルな人参とインゲンだけを豆腐と挽肉と一緒に混ぜた物と一緒に巻き込むタイプが好きです。毎回という訳ではないのですが、私も飲み屋で時々注文する定番な料理のため、本当はもう少し早くこの料理を登場させたかったのですが、結果的にこれまで出す事が出来ませんでした。という事で、今回は丁度戦艦娘の回になりましたし、このような落ち着いた料理に合いそうな陸奥さんが主役になったため、思い切って今回登場させる事になりました。

信田巻きは、あまり派手な料理ではありませんしボリュームのある料理でもないため、若い人が好んで食べる…というよりは、少し落ち着いた年齢の人の方が好きな料理かな…という印象が強いです。ですからこの料理に合う艦娘となると、やはり戦艦娘であったり、重巡ですと妙高さんくらいかな…な印象なんですよねw(別に年増という訳ではないのですが、なんとなく雰囲気的にという事ですw)。

それにしても赤城さんと加賀さん…流石に一航戦が軽空母を名乗ったら駄目なようなw。どうやら出撃手当てという給与加算を狙っていたようですから、鳳翔さんに扱使われてお小遣いを稼ぐ未来が待っていそうです。個人的には、加賀さんが鳳翔さんのお店で働いている日に、瑞鶴辺りが『今日の瑞鶴はお客さんなんだよ!?』なんてやってくれた日には、とても楽しそうな事になるな…と思っていますがw

さて、イベントも半分程が過ぎてしまいましたが、皆さん完走は出来たでしょうか。
今回も読んでいただきありがとうございました。


信田巻き (四人分)

油揚げ:4枚

豆腐:150 g
鶏挽肉:150 g
卵:1個(四人分なら半分程使用)
日本酒:適量
塩:適量

人参:1/2本
インゲン:8本
かんぴょう:4本

小麦粉:適量
白出汁:400 mL
醤油10 mL
日本酒:30 mL
砂糖:12 g
みりん:30 mL
塩:適量

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