鎮守府の片隅で   作:ariel

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そろそろ駆逐艦の回です。そしてもうそろそろ、夕雲型を本格的に出したい…のですが、夕雲型はどの子を出しても曲者揃いなんですよねw。年齢的には、おそらく駆逐艦の子達の中では一番大人びていると思います…という事は、睦月型達とは違い『物の道理』をちゃんと理解している子が居ても不思議ではない訳でして…。今回は、ある意味鎮守府の問題児でもある夕雲姉さんが今回の主役になりました。料理は久しぶりに海軍メニューです。


第七四話 夕雲とフーカデンビーフ

小料理屋『鳳翔』 鳳翔

 

 

「巻雲は、今日は折角来たので、煮魚が食べたいですっ!…でも焼き魚もいいですよねぇ。」

 

「巻雲姉さん何言ってるんだ?折角だから長波は炒飯食べたいなぁ。」

 

「秋雲は牛丼が良いんだけどねぇ~。」

 

(コホンッ)

 

今日は珍しい組み合わせのお客さんが来店ですね。夕雲さんに巻雲さん、長波さんに秋雲さんですか。今日の開店とほぼ同時に、四人揃って来店です。おそらくですが、正月のお年玉がまだ残っているようで、それを使って私のお店で食事のようですね。ただ…少しだけ気になるのは、巻雲さん、長波さんそして秋雲さんも、物凄く夕雲さんに気を使っているように見えるところです。

 

夕雲さんは長女ですから、秋雲さんはともかくとして妹達から気を使われるというのは、私も理解出来るのですが、今日の三人の様子は尋常ではありません。四人とも座敷に居るのですが、三人とも座布団を夕雲さんに渡して、夕雲さんは四枚の座布団の上に座っていますし、先程からメニューを見て自分達が食べたい物を話し合っていますが、チラチラと夕雲さんの方を伺っている様子です。あら?夕雲さんが小さく咳をしましたね。夕雲さんの咳に三人ともビクッとしたような表情を浮かべて静かになってしまいました。

 

「夕雲はフーカデンビーフがいいですね…。」

 

「!はわわわ…夕雲姉さん。巻雲もフーカデンビーフが食べたいと思っていた所ですよぉ!」

 

「!き…奇遇だなぁ。長波もたった今、フーカデンビーフが凄く食べたくなった所だな!」

 

「あ…秋雲も、最初からフーカデンビーフが食べたかったんだよねぇ~。」

 

やはり様子がおかしいですね。先程まで三人とも別々の物を注文しようとしていたと思うのですが、夕雲さんの…まるで鶴の一声のような一言で、全員が同じ物を注文する事になりそうです。まぁ、皆さん色々と事情があると思いますので、敢えて詮索するつもりはありませんが、まるで三人とも夕雲さんに弱みを握られている…ような感じですね。

 

「ふぅ…巻雲さん達も夕雲と同じ物を注文するのね?えぇ、分かったわ。鳳翔さん、フーカデンビーフを四人前お願いしますね。…どうやら巻雲さん達も理解しているようで良かったわ。今日の御飯が誰のおかげで食べられるのか?という事を…うっふふ。」

 

「はわわわわぅ!も…勿論、夕雲姉さんのお…おかげです。」

 

「も…勿論、長波もよ~く理解しているから!」

 

「神様、仏様、夕雲様。秋雲も勿論分かっているから。」

 

やはりこれは何かありそうですね。巻雲さん達三人は、まるで夕雲さんを崇め奉るかのように一斉に土下座状態です…。あの様子では、今日の勘定は夕雲さんが全部纏めて払うような雰囲気ですね。まさかとは思いますが、三人とも全部お年玉等を使いきってしまい、鎮守府食堂でも食べられないような状況の所を、夕雲さんに助けてもらったという事なのでしょうか…。いずれにせよ、四人分のフーカデンビーフの注文が入りましたから、急いで作ってしまいましょう。まぁ、それとなく座敷の様子を見ていれば、あの四人の状況も分かると思いますし…。

 

しかし、私のお店に時々来る駆逐艦の子がよく注文を入れるのですが、フーカデンビーフ…結構人気ですね。たしかに見た目も綺麗で味も美味しく、それでいてボリュームもありますから好まれているというのは私もよく分かります。今日はトマトソースを使ったフーカデンビーフを夕雲さん達に出してあげましょうか。

 

さて、それではまずは中身となる茹で卵を作らなくてはいけません。この料理は、茹で卵を中心に置き、周りを挽肉で包んでオーブンで焼く料理です。そしてお出しする時は、出来上がった物を切って、真ん中に茹で卵の切り口が見えるようにしますから、黄身の部分がきちんと真ん中に来るように茹で卵を作らなくてはいけません。ですから時々卵を回しながら、茹で卵を作らなくてはいけないのです。折角綺麗な料理ですから、見た目も大事ですからね。

 

次に茹で卵を包む肉の部分を作りましょうか。まずは玉ねぎを微塵切りにして炒めておきます。そしてハンバーグを作るような要領で、牛肉の挽肉に炒めた玉ねぎ、そして卵とミルクでふやかしたパン粉を混ぜて、更に塩と胡椒、ナツメグの粉を加えてよく混ぜ込みます。これで全ての準備が整いましたね。

 

後はここで準備した物を、耐熱容器に入れてオーブンで焼くだけです。それでは、少し深めのパウンドケーキを作る時に使用する容器に、まずは先程準備した肉の生地を1/3程敷き詰めて、表面をならしておきます。そしてこの上に殻を剥いた茹で卵を乗せて、この茹で卵が完全に隠れるように、上から残りの肉の生地を容器につめていきます。しっかり肉が敷き詰められたようですね。それでは、出来上がった物をオーブンで焼きましょうか。今回は時間もそれ程ありませんから、200度程で30分焼きます。余熱も出来ていますし、早速焼き上げましょう。

 

 

良い感じで焼きあがりましたね。肉汁がしっかり出ており、フーカデンビーフを容器から取り出すと、容器の中にはお肉の脂も含めてかなりの量の肉汁が残っています。今日はトマトソースも作らなくてはいけませんから、この肉汁も混ぜて、肉の旨味の詰まったトマトソースを作りましょうか。それではフライパンに、この出てきた肉汁を入れて、ここにニンニクと玉ねぎの微塵切りを加えたら弱火で一端炒めます。そしてここにホールトマトの缶詰を入れて…バジルの粉をふったら、一端煮立ててから弱火に戻して少しだけ煮詰めます。後は、形が僅かに残っているトマトをしっかり崩したら…最後に塩で味を整えて、トマトソースも完成ですね。

 

それでは早速お出ししましょうか。まずは取り出したフーカデンビーフをザクッと卵の断面が見えるように切り分けます。…良い感じですね。卵の黄身が中心に見え、その周りを肉が包み込んでいる綺麗な断面が作れました。これをお皿に取り分けて、先程作ったトマトソースをかけたら…。付け合せの野菜を適当に載せて完成です。

 

…そういえばこの料理を作る為には、それなりの待ち時間がありましたから、私も少しだけ注意してお座敷の様子を伺っていたのですが…やはり少しおかしいですね。夕雲さんの一挙手一投足に、残りの三人が完全に振り回されている…といいますか、気の使い方が尋常ではありません。この状態で本当に料理を楽しんでもらえるのか…少し不安はありますが、とりあえず温かい内に食べてもらいましょうか。

 

「皆さん、お待たせしました。フーカデンビーフが出来ましたので、今そちらに持って行きますね。翔鶴さんお願いしますね。途中でつまみ食いは駄目ですよ。」

 

 

 

駆逐艦 夕雲

 

 

ふぅ…フーカデンビーフは久しぶりね。こういう綺麗な料理、夕雲は大好きなのだけれど、この料理は残念な事に鎮守府食堂には置いていないから、食べたい時は鳳翔さんの所に来ないといけないのが…ね。今回はお正月の羽根突き大会で、巻雲さん達のお年玉を全部巻き上げたからこうやって食べに来られたけれど、いつもは夕雲でも、そう簡単に注文出来ないのよね…。

 

同じ駆逐艦の初霜さんからは、『あまり姉妹からお年玉を巻き上げるのは良くないわ』と言われたけれど、こうやって還元もしているし…まぁいいじゃない。初霜さんも姉妹艦とは、今年のお正月にお年玉を賭けて遊んでいたと思うけれど、初霜さんのように勝ちすぎず負けすぎず…というのは難しいのよね。それに、夕雲達は元々貰っているお年玉の額も少ないから…。今度、提督の所に行って『甘えてくれても、いいんですよ?』なんて言えば、追加のお小遣いが貰え…ないわね。金剛さんの監視があるし、それに鳳翔さんも居るから、夕雲ではとても無理だわ。

 

さて気を取り直して、早速食べてみようかしら。鎮守府食堂の目玉焼きハンバーグも美味しいのだけれど、やっぱり肉と卵が一体化したフーカデンビーフは別格だわ。ナイフで切ってもズシッとした感覚が分かるこのしっかりしたお肉の部分、そして中に入った綺麗な卵。食べてしまうのがもったいないくらい綺麗な料理ね。…そう、これだわ、この味…好きよ。余計な脂分が抜けている肉の部分だけれど、それでも旨味はしっかり入っているし、卵と一緒に食べると味も食感もまろやかになるわ。

 

これに甘酸っぱいトマトソースが絡むと、お肉の部分の味も引き立つし…やっぱり目玉焼きハンバーグとは段違いね。あらっ?このトマトソース、甘酸っぱいだけでなくて、美味しさ…と言うか、お肉の旨味のような物も感じられるわ。多分、このトマトソースも作るのに手間が掛かっているのでしょうけれど、こんなトマトソースは鎮守府食堂では食べられないわね。

 

それに目玉焼きハンバーグは、目玉焼き部分が半熟だから、食べている途中で溶け出した黄身を、ハンバーグのお肉に絡めて食べるけれど、こっちは茹で卵で途中で黄身が崩れないから、卵そのものと一緒にお肉を食べる感じなのよね。やっぱり鳳翔さんのお店ね。ふぅ…幸せだわ。とりあえずライスを少し食べてから、もう一切れのフーカデンビーフも食べないとね。あら?巻雲さん達も静かね?食べるのに一生懸命なのかしら。

 

…巻雲さん、口の周りにトマトソースがべったりついていますよ。本当に世話が焼ける子ね。仕方ないわ、夕雲が拭いてあげないと。

 

「巻雲さん、お口の周りにトマトソースがついていますよ?ほら、こっちに来なさい。夕雲が拭いてあげるわ。」

 

…長波さんは、もう少し綺麗に食べないと駄目ね。あんなにガツガツ食べていたら、折角のフーカデンビーフが崩れてしまうわ。この夕雲の妹なのだから、夕雲を見習って丁寧に食べて欲しいわね。

 

「長波さん?そんなに食べ散らかしたら駄目よ。こういう料理は、もっとマナー良く食べないと駄目ね。」

 

…秋雲さんも…本当に困った子ね。さっきから写真ばかり撮影していたみたいで、まだ一口も食べていないのね。後からあの子が描いている絵の資料にしようと思っているのでしょうけれど、冷めたら折角の美味しい料理が台無しよ。

 

「秋雲さん…。折角の料理だから温かい内に食べないと、作ってくれた鳳翔さんに悪いですよ。写真はそれくらいにして、早く食べなさい。」

 

ふぅ…一応、夕雲の言う事を皆聞いてくれたけれど…本当に手が掛かる子達ね。甘えてくれるのは良いけれど、夕雲は貴方達のお母さんじゃないのよ?

 

 

 

鳳翔

 

 

お出ししたフーカデンビーフ、秋雲さんは食べるまで時間がかかりましたが、全員気に入ってくれたようで、美味しそうに食べてくれていますね。それに夕雲さん、まるであの三人のお母さんのように色々と世話を焼いていますね。まぁ、これだけ面倒見が良いからこそ、巻雲さん達も、夕雲さんを慕っているのだと思いますが、これが毎回となりますと夕雲さんも大変そうですね。

 

そういえば料理を食べている時は、巻雲さん達もそれ程夕雲さんに気を使っていないようですが、先ほどは一体なんだったのでしょうね。丁度初霜ちゃんも来ていますから、少し聞いてみましょうか。

 

「あの、初霜ちゃん?さっきまで夕雲さんに対して、巻雲さん達が物凄く気を使っていたのですが、駆逐艦寮で何かあったのですか?」

 

「あ…鳳翔さん。それが…。」

 

珍しい事もありますね。あの初霜ちゃんが言い難そうな表情をしています。何か拙い事でも聞いてしまったのでしょうか…。

 

「実は駆逐艦寮で今年のお正月に、それぞれのお年玉を賭けて、姉妹艦で羽根突き大会をしたの。初霜達は勝ったり負けたりだったから、お年玉の増減はほとんどなかったのだけれど…。夕雲さんは、あの三人相手にもの凄く勝ったみたいで…その…。」

 

はぁ…。ようやく事情が分かりました。初霜ちゃんは最後まで話してはくれませんでしたが、おそらく夕雲さんが、巻雲さん達を相手に羽根突き大会で勝ちすぎた結果、巻雲さん達のお年玉が全部取られた…という事なのでしょうね。そしてそのお金で今日は私のお店に夕食を食べに来たという事ですか。とはいえ、負けた巻雲さん達も連れてきており、今日はご馳走してあげるようですから、結果的には勝負で勝った分を還元している…のでしょうね。ですから、まだうちの馬鹿娘達よりはマシなのかもしれません。

 

「なる程、駆逐艦寮でそのような事があったのですか。ですが初霜ちゃん?あまり賭け事をしたら駄目ですよ?あまり賭け事ばかりしていると、憲兵さんが来ますからね。とはいえ、夕雲さんは負けた相手にもちゃんと還元しているようですから、うちの馬鹿娘達よりは余程大人の対応なのですが…はぁ。」

 

うちの馬鹿娘達は、年始挨拶にうちに来た翌日、再び麻雀にうつつを抜かしていたようです。そして憲兵さんがやってきそうな額のお金が動いたようで、その結果が…今日は翔鶴さんと大鳳さんが私のお店のお手伝い。勿論大幅に勝ったと思われる赤城さん達ですが、全て自分達の食費に充てるようで、負けた翔鶴さん達に還元する気は全くないようですし…。ですから、今回の夕雲さんの姿を見てしまいますと、駆逐艦である筈の夕雲さんの方が、うちの馬鹿娘達よりも余程大人に見えてきてしまいます。あらっ?夕雲さん達も全員が食べ終わったようですが、再び巻雲さん達が夕雲さんに気を使い始めましたね。

 

「夕雲姉さん。今日美味しい御飯が食べられたのは、一にも二にも夕雲姉さんのおかげです。巻雲とっても感謝していますよぉ。」

 

「神様、仏様、夕雲姉さん。今日食べられたのは、全て夕雲姉さんのおかげだって、長波も分かってるよ!本当に感謝さ!」

 

「今日はラッキ~!あの…夕雲様、出来れば秋雲、デザートも食べたいんだけど…。夕雲様も、まだまだ行けそう?」

 

なんと言いますか、あちらはあちらでコントのような状態ですね。三人揃って、夕雲さんに再び土下座をしつつ…秋雲さんはデザートまでおねだりですか。とはいえ、夕雲さんも満更ではなさそうな表情ですし、あれはあれで全員が楽しんでいるのかもしれませんね。まぁ、今回はきちんと還元もしているようですから、夕雲さんに一言言うのは止めておきましょうか。今日も鎮守府は平和です。

 

 

 

 

 

 

ここからはネタです…多分。

帰り道  Yuh-Gumo

 

 

ふぅ…どうやら無事に終わったわ。結局鳳翔さんには怒られなかったし、アドバイスをしてくれた初霜さんには感謝ね。あまりにも賭けに勝ちすぎたから、ちょっと拙いかな…と思っていたけれど、初霜さんのアドバイスで本当に助かったわ。こうやって負けた子に対して還元する姿を鳳翔さんに見せることで、この行為が提督にも伝わる…その結果…うっふふ。

 

「夕雲さん、上手く行ったみたいね。美味しい料理も食べられて、ポイントも稼げて…初霜の言ったとおりになったでしょう?」

 

「えぇ、初霜さん。本当に感謝しているわ。あっ…これ、今回のアドバイス料よ。取っておいて。」

 

初霜さんは、駆逐艦寮ではあまり目立つ子ではないけれど、ちゃんと見ていれば重要な子だという事は、夕雲はよく分かっているわ。今回のお正月のお年玉も、皆は気付いていないようだったけれど、初霜さんが貰ったお年玉の額は、大型艦のお姉さん達からも回収していたから、他の子とは文字通り桁が違っていたわ。あの金剛さんとも仲が良いようだし…夕雲もその恩恵にあずかりたい…と思っても仕方ないじゃない。夕雲には、面倒を見ないといけない妹達も多いから…。

 

「まぁ夕雲さん、こんなに貰ってもいいの?初霜は少しアドバイスしただけなのに。」

 

「えぇ、これは夕雲からの感謝の気持ちだから、遠慮しなくていいわ、初霜さん。その代わり、またこうやってアドバイスを貰えないかしら。夕雲は本当に初霜さんには感謝しているのよ?」

 

そう…ここは初霜さんとの関係を作るためにも、きちんとお礼を渡しておかないといけないわね。初霜さんは、こういった形があるお礼は凄く好きみたいだから…。

 

「そういう事なら初霜も喜んで受け取るわ。また何かあったら初霜に言って頂戴。」

 

うっふふ、ちゃんとお礼を受け取ってくれたわ。やっぱり初霜さんは夕雲が思っていた通り、贈賄は大好きみたいだし、物の道理を分かっているわね。夕雲もこれで多少は、夕雲型の長女としてやりやすくなりそうだわ。これからが楽しみね、うっふふ。




夕雲姉さん…逃げてぇ~、その子に関わったら駄目ですって!夕雲姉さん、とっても可愛い子なのですが、今回の正月のグラフィックがいけませんw。あれはどう見ても、お年玉を姉妹艦から巻き上げたようにしか見えないわけでして(全部同じポチ袋ですからw)。という事であのグラフィックを見た瞬間、今回の物語が頭に浮かんでしまいました。そして…夕雲型はそれなりに年齢高そうですから、駆逐艦寮の中では地味に羽振りが良い初霜を注意深く見ており、その恩恵にあずかりたい…と思っている子が居ても不思議ではないな…と…はい、全部作者の言い訳ですw。

さてフーカデンビーフ。この料理を普通に置いているレストランはあまり無いと思いますので、名前は知っていても食べた事無い人は結構いるかもしれません。とはいえ、見た目は卵の入ったミートローフですし、味的には目玉焼きハンバーグの亜種のような物ですから(今回の話中の夕雲ではありませんが、味は微妙に異なります)、意外とイメージしやすい料理かな…と思っています。

作り方としては、本などではラップを使って茹で卵を肉で巻き込むような形で包む…と書いてある物も多いような気がします。ですが、個人的にはパウンドケーキを作る時に使う容器を使って、肉を敷き詰めるようなやり方で作った方が楽かな…と思っています(完全に自分の主観ですがw)。ですから、自分で作るときは大体今回の方法で作っていますので、興味がある人は是非一度お試しください。

しかし…結果的とはいえ、今回の話で初霜の『お友達』が出来てしまいました。金剛→初霜→夕雲な感じですが…夕雲姉さんは、自分の妹達を養っていく(?)ために悪魔に魂を…というよりは、初霜についていれば自分達夕雲型も美味しい目が見られる…と思っているような。ですから初霜の親分が出てきた時にどう転ぶのか…微妙なところだったりします。

今回も読んでいただきありがとうございました。


フーカデンビーフ(四人分)
挽肉(牛):350 g
玉ねぎ  :1個
卵    :3個
パン粉  :10 g
ミルク  :適量
塩    :適量
胡椒   :適量
ナツメグ :適量

ホールトマト:1缶
玉ねぎ   :1/8くらい
ニンニク  :1欠片
バジルの粉 :適量
塩     :2-3 g

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