鎮守府の片隅で   作:ariel

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このお話では、神通さんは何度も登場しているのですが、川内さん&那珂ちゃんはほとんど出していない事に気付きましたw。この辺りは完全に作者の好みが入っていた訳ですが(史実的にも、やはり華の二水戦旗艦の神通さんが一番印象が強いわけでw)、ゲーム開始当初からお世話になるコモン艦の子達は極力出したい…と思い、今回は川内さんに登場してもらう事になりました。艦これキャラ的には、川内さんと言えば夜戦(個人的には、神通さんの方が夜戦のイメージが強いのですがw)。という事で、旗下の第三水雷戦隊を引き連れて夜戦訓練に向う筈が…


第七六話 川内とカツのみぞれ煮

「鳳翔さん、これから夜間戦闘訓練だから何か食べさせてくれない?」

 

「あら川内さん。これから訓練ですか?それでしたら、何か消化の良い物でも準備しましょうか。」

 

丁度夜の八時を回ったころでしょうか。軽巡洋艦の川内さんがいきなりお店に飛び込んできました。どうやら今日は夜戦訓練があるようで、これから訓練海域に向うようです。軽巡洋艦の川内さんは、この鎮守府では第三水雷戦隊の旗艦を任されている子で、第十一駆逐隊の吹雪ちゃん達や、第十九駆逐隊の敷波ちゃん達を指揮しています。軽巡洋艦の子達は基本的に夜間戦闘が好きな子が多いのですが、その中でも川内さんは特に夜間戦闘が好きなようで、それもあって第三水雷戦隊の子達は夜間訓練が多いようですね。川内さんは、訓練前に何か食べたい…と言っていますが、流石にこれから激しく動く訳ですから、何か消化の良い軽い物を準備してあげるのが良さそうですね。

 

「駄目駄目、鳳翔さん。これからしっかり動くんだから、パワーの出る物食べさせてよー。とりあえず、カツとか揚げ物がいいかな?あっ、でもアッサリ食べられる味にしてね?」

 

「あ…揚げ物ですか?」

 

「そうそう揚げ物ね。はやく食べさせて~!」

 

その…これから直に訓練に向かう訳ですから、揚げ物は止めておいた方が…。しかも揚げ物で尚且つアッサリ食べられる味とは…かなり無茶な要求ですね。とはいえ折角の要望ですから、川内さんの希望を叶える形で何か食べさせてあげたい所です。…そうですね。味としてはアッサリというより、少し濃い目の味になってしまいますが、比較的食べやすく消化の助けも期待出来る大根おろしと一緒に食べられる料理、カツのみぞれ煮でも作ってあげましょうか。幸いな事に、訓練開始までまだ少し時間があるようですから、今から作っても十分に食べる時間はあると思います。

 

「分かりました川内さん。それではカツのみぞれ煮を準備しますから、少しだけ待っていてくださいね。」

 

「やった~。美味しい料理が食べられそうだぁー。はやくお願いね!」

 

さて、それではあまり時間もないでしょうから、急いで料理を作ってしまいましょうか。まずはこの料理の一番中心となるカツを作らなくてはいけません。みぞれ煮とは、大根おろしと一緒に少し濃い目の味付けでカツを煮る料理のため、豚カツでもチキンカツでもどちらを使っても美味しく食べる事が出来ます。とはいえ、今回は豚肉が少し余っていますから、豚カツでみぞれ煮を作ろうと思います。

 

まずは通常と同じ手順でロースカツを作りましょうか。今回のロース肉は比較的柔らかい肉ですから、特に叩かずにそのままカツにしてしまいましょう。まずはロース肉に塩と胡椒を少し振っておきます。そして全面に小麦粉をまぶしたら、一度余分な小麦粉を落としておきます。そして準備が出来たロース肉を、卵とサラダ油で作った溶き卵の中を一度くぐらせて全面に溶き卵をつけたら、最後にパン粉をまぶして…後は揚げるだけですね。

 

油がだいぶ熱くなってきましたね。それでは衣の素を少しだけ油に落として、油の温度を確かめておきましょうか。…大丈夫ですね。油に落とした衣が途中まで沈んでから、ゆっくり浮き上がってきましたので、170度程度になっていると思います。それでは衣をつけたロース肉をこの中に入れて、一端綺麗に揚げてしまいましょう。まずは、そのまま3分程揚げてから、一度油の中で肉をひっくり返します。後は表面がカリッとするまで揚げるだけですから、更に数分揚げて…これで大丈夫ですね。それでは油からロースカツを引き上げて、一度油をきっておきましょうか。

 

ここからは、この揚げたカツを使ってみぞれ煮を作ります。まずはみぞれ煮で一番大事な大根おろしからですね。この時期は大根をかなり仕入れていますからまだ余分がありますし、少し多目におろしておきましょうか。そして出来上がった大根おろしは、ザルに入れて一度水をきっておきます。今回は最後に料理全体に色合いをつけるためにワケギを散らしますから、こちらも刻んでおきましょうか。

 

それではカツなどを煮込むための汁を作りましょう。鍋に出汁、醤油、砂糖そしてみりんを入れて一度煮立たせます。そしてここに、水分を切った大根おろしを入れて、大根おろし全体に汁が行き渡るように煮たら、ここに一口大に切ったロースカツを入れて更に煮立たせます。…そろそろ良いでしょうか。それでは出来上がったカツをお皿に並べたら、一緒に煮ていた大根おろしをザッと上から乗せて、少し煮汁もかけます。そして最後にワケギを散らしたら…これで完成ですね。

 

この料理であれば、通常のカツよりも少し濃い目の味で食べられますから、川内さんも満足感を感じてくれると思います。そして濃い目の味付けですが、大根おろしも一緒になっていますので、その分あっさりしていて食べやすく消化にも良いですから、訓練前の食事としては丁度良いのではないでしょうか。

 

「川内さん、カツのみぞれ煮が出来上がりました。この料理なら、川内さんの要望に添っていると思います。温かい内にどうぞ。」

 

「やったぁー!鳳翔さん、ありがとう!いただきまーす。」

 

 

 

軽巡洋艦 川内

 

 

今日は久しぶりの夜戦訓練の日。久しぶりの夜戦だよ、夜戦!前回の夜戦訓練の時は、張り切りすぎて途中でお腹空いちゃったけど、今回はしっかりここで食べるから、これで朝までバリバリ夜戦訓練が出来るね!駆逐艦達との集合時間まで、あと1時間。今の内にしっかり食べておかないとっ!あれっ?この料理何?私が注文していたのは揚げ物だったし、鳳翔さんもカツの…何だったっけ?カツの料理を作ると言っていたと思うんだけど。この料理どうみても煮物だよね?…でもいっか、とりあえず食べてみよっと。

 

あー、なるほど。カツが煮てあるんだ。上は…大根おろしかな。とりあえず一緒に出ているから、纏めて食べてみないとねー。お皿全体から凄く美味しそうな香りがしてるよ。早速一口。ぅあっ!何これっ!普通のカツと全然違うよ。何て言うのかな…カツの衣の部分に、甘辛くてしかも旨味があるような濃い味が染み込んでいて…。このシットリとして柔らかくなっている衣の部分にちょっと歯を当てただけで、その美味しい濃い味の汁が口の中に…。いいよね~、こういうの。好きだな~。勿論、お肉の部分はしっかりした歯応えが残っているし、脂身から出てくるジューシーさも最高っ!普通は豚カツのサクッとした衣が良いんだけど、これだけしっかりした味が染み込んでいると、汁を吸った柔らかい衣で食べる豚カツもいいよね~。

 

しかもこんな濃い味の筈なのに、全く気にならないくらい食べやすいなんて…そっか、大根おろしが入っているからかな。この大根おろしにもしっかり汁が染み込んでいるから、全然大根の辛味を感じさせないけど、食感は完璧に大根おろしなんだよね~。しかも大根おろしに残っている水気で衣の部分に染み込んでいる汁よりは少し薄目になっていて…更に大根おろしから来る甘味も合わさって、凄く食べやすいよ!…これは、御飯も絶対に必要。…うん、間違いないよね。

 

「鳳翔さん、御飯も頂戴。」

 

そうそう…こうやって白い白米と一緒に、汁気をたっぷり吸い込んだカツと大根おろしを食べる。これだよ、これっ!う~ん、やっぱり考えたとおり最高の組み合わせだよね。大根おろしであっさり食べられるけど、普通よりは濃い目の甘辛いカツを一口食べたら、その味を一度消すために白米を掻き込む…う~ん、幸せっ!今日は夜戦訓練もあるし、こんな美味しい料理も食べられるなんて、本当に幸せだなっ!

 

…あれ?もう無くなっちゃったの?駄目駄目、こんなんじゃ全然足りないよっ。夜戦訓練の前にもっと力つけないとっ!

 

「鳳翔さんっ、これお代わり!」

 

そうそう、まだ集合時間まで時間あるし、大丈夫大丈夫。早く次のカツのみぞれ煮来ないかな…。

 

 

 

鳳翔

 

 

私が考えたとおり、今回川内さんに作ってあげたカツのみぞれ煮は、川内さんの好みにピッタリあったようですね。しかし…お代わりを要求してきていますが、集合時間は問題ないのでしょうか。まぁ、夜戦が大好きな川内さんですから、その集合時間を忘れるような事はないと思うので、問題ないとは思いますが…。ただ、あっさり食べられるとはいえ、揚げ物は揚げ物です。ですから本当は、あまり訓練前に食べる…というのは良くないような気もします。とはいえ、川内さんは水雷戦隊の旗艦を勤めるほどの軽巡洋艦ですし、自分の体調の管理は問題ない…ですよね?

 

一瞬、私のお店の常連でもある第二水雷戦隊の旗艦三人組の顔を思い出してしまいましたが…流石に川内さんは長女でもある訳ですから、大丈夫だと思います。…いえ、あの三人が甘味の魅力にとりつかれ過ぎなだけで、巡洋艦の子としては特殊な例なのではないでしょうか…。

 

川内さんからは同じ物をリクエストされていますので、早速先程のカツのみぞれ煮を作ってあげましょうか。とはいえ、今回は少し余分に作る必要がありそうです。先程から、カウンター席に座っている利根さんもそうですが、座敷に居座っている赤城さんも、川内さんに出してあげた料理のチェックをしていましたから、間違いなく彼女達から追加の注文が入る事になりそうです…。

 

 

「川内さん、出来上がりましたので、どうぞ。」

 

「やったー、待ってました!やっぱり、美味しい物はいいよねー。」

 

川内さんは嬉しそうに、新しいカツのみぞれ煮を受け取り、早速箸をつけようとしました。あらっ?なんで赤城さん達がここに居るのですか?先程までは大人しく座敷に居たと思うのですが…。利根さんも含めて、私のお店の常連さんでもあり、問題児でもある艦娘達が、いつのまにか川内さんを取り囲むような位置に移動しています。

 

「…川内さん。ちょっと味見をさせてもらえますか?先程から、美味しそうな香が漂っていましたから、赤城としては一度味見をしたいな~なんて思っていたんですよね。」

 

「川内よ、重巡洋艦でもある我輩の頼みを断るなどという事は、勿論ないじゃろうな?我輩も味見をしてみたいぞ。」

 

…その、この二人の味見は絶対に味見だけでは終わらない…と思います。とはいえ、今回は一応余分に作っていますから、味見で少し食べられたとしても問題ない…とは思いますが。

 

「えー、この料理私のだよ?ま、いいっか。一口だけだからね?約束よ?」

 

「えぇ、勿論約束は守りますよ。それでは一口…あらっ、これは美味しいですね…『あと一口』。」

 

「うむっ、我輩も一口だけいただくぞ。こ…これは…我輩も、『もう一口』いただくのじゃ。」

 

どうせこんな事だろうと私は予想していましたよ、私は…。やはり余分に作っておいて正解だったようです。赤城さんも利根さんも、『あと一口』『もう一口』などと言いながら、結局川内さんに出してあげた筈の料理を完食してしまいました。川内さんも、あまりの出来事に文句も言えずに呆然とした表情で、自分の目の前のお皿から文字通り消えていく料理を眺めています。これは…お説教コースですね。

 

「貴方達っ!何をやっているのですか。川内さんとは『一口だけ』という約束だったでしょう?私もちゃんと聞いていましたよ。川内さん、余分に作ってありますので、もう一度出しますね。それと貴方達はそれでお終いです。赤城さんも利根さんも、少し反省してくださいっ!」

 

「ヒ…ヒィ…。あ…赤城は、ちょっと魔が差しただけで、決して約束をやぶるつもりは…(赤城さん、今は反省しておいた方がいいわ。これ以上お母さんを怒らせたら、この料理どころか今日帰らされてしまうわ)。…はい、反省しています。川内さん、ごめんなさいね。」

 

「わ…我輩もちょっと箸が止まらなくなっただけじゃぞ?別に悪気があった訳では…(姉さん?これ以上馬鹿な事を言っていると、明日のおやつは抜きですよ?)。…いや、勿論反省しておるぞ…うむっ。川内すまなかったのぉ。」

 

まぁ、一応は反省しているようですね。赤城さんには加賀さんが、そして利根さんには筑摩さんが何か耳打ちをしていたのが気になりますが、二人とも反省はしたようで、川内さんに謝罪しました。川内さんも、新しい料理が出てくるという事で安心したようで、赤城さん達を許すようです。…あらあら、すっかり意気投合したようで、赤城さんと利根さんが川内さんの両脇に、自分達の席にあった料理を持ってきて座りましたね。どうやらここからは、三人で少し食べるようです。今日も鎮守府は平和ですね…。

 

 

ガラッ

 

「あ~っ、やっぱりここに居ました。川内さん、もう集合時間過ぎていますけど…既に全員集まって…」

 

「川内さん…初雪も頑張って炬燵から出てきたのに、旗艦の川内さんが居ないのは駄目…全然駄目。」

 

…そういえば、川内さんは今日夜戦訓練があったのではないですか?私もすっかり忘れてしまっていましたが、赤城さんと利根さんに勧められて、川内さんはいつの間にか、かなりの量の料理を食べてしまっています。私のお店に吹雪ちゃんと初雪ちゃんが飛び込んできましたが、完全に集合時間は過ぎていたようですね。そして、お店に飛び込んできた吹雪ちゃん達も、川内さんの前に並んでいる空のお皿の数を見て、呆然として沈黙してしまっていますし、川内さんも『しまった!』という表情を見せています。

 

「あ…あれ?えー、もうこんな時間!?ごめん、ごめん特型駆逐艦。今から行くよー…って、あれ?動けない…。」

 

「川内さん…食べすぎですよ。そんなに食べたら動けなくなるのは当たり前じゃないですか~。」

 

「そう…間違いなく食べ過ぎ…。今日の訓練は無理。私は帰って、もう一回炬燵に潜る…うん。」

 

私も途中から完全に失念していましたが、元々カツのみぞれ煮を作ったのは、訓練前にあっさり食べられて消化がそれなりに良い揚げ物料理…という川内さんのリクエストでした。そして途中まではその事をきちんと覚えていたのですが…。おそらく川内さんも同じで、赤城さんと利根さんが両脇に座るまでは、夜戦訓練の事をきちんと覚えていたのだと思います。

 

「あ…赤城のせいではありませんよっ、鳳翔さん。」

 

「わ…我輩も、し…知らぬぞ。」

 

私のちょっとした視線で、赤城さんと利根さんが直に弁解をし始めましたが、流石に私も、この二人の責任とは思いません。

 

「いや…今回は私の失態だよね…。特型駆逐艦?とりあえず今日の夜戦訓練は中止。お詫びという訳じゃないけど、みんな呼んできて。私が少し奢ってあげるから。」

 

「えっ!川内さん、本当に私達にここで奢ってくれるのですか?わ…分かりました。吹雪、直にみんなを呼んできます。」

 

「…私は部屋に戻る。」

 

あらあら…。川内さんにとって何よりも好きな夜戦訓練は中止になってしまったようですね。流石にあれだけ食べたら動けないですし…妥当な判断だと思います。そしてそのお詫びという事で、自分の指揮下の駆逐艦達に奢ってあげるようですね。約一名、部屋に戻る事を主張している子もいますが、吹雪ちゃんから『団体行動だよっ!』と言われていますから、おそらくその主張は却下されると思います。

 

この様子では、これから第三水雷戦隊の駆逐艦の子達がお店に来ると思いますから、少し賑やかになりそうですね。私も急いで、軽く食べる事が出来る料理や、少し甘い物を準備しましょうか。それと…。

 

「赤城さん、利根さん、貴方達に全く罪が無いという訳ではないのですから、少しは川内さんを助けてあげてくださいよ?」

 

「は…はぁ。そうですね。分かりました、赤城も少し出しましょう。」

 

「仕方ないのぉ…。川内よ、我輩も少し助けてやるぞ。」

 

赤城さんと利根さんの言葉に、川内さんも少しホッとしたような表情を浮かべました。川内さんの指揮下にはそれなりの数の駆逐艦が居ますから、流石に川内さん一人で全部支払いをするのは大変ですからね。

 

今日は川内さんの失敗で夜戦訓練が流れてしまいましたから、おそらく川内さんは明日にでも、秘書艦の金剛さんから怒られる事になると思います。とはいえ、ミスは誰にでもありますし、川内さんは自分の指揮下の駆逐艦の子達にちゃんとお詫びもするようですから…今回は私から直接、あの人に口添えをしてあげましょうか。




やはりゲームの最初の頃から馴染みのコモン艦の艦娘の皆さんは、どの子もそれなりに愛着がありますので、比較的簡単にストーリーが組み立てられるような^^;。本来であれば、三度の飯よりも夜戦が好きな川内さんですが、たまには食欲に負けてしまう…というのもアリなのではないでしょうか。いえ…おそらく一番悪いのは、川内さんにどんどん食べさせた赤城さん&利根さんのような気がしないでもありませんし、失念していたとはいえ鳳翔さんにも多少の責任は…w

カツに限らず、みぞれ煮は結構美味しいな…と思っています。味付け自体は比較的濃い目なのですが、大根おろしがどっさり入る事で非常に食べやすくなりますし、あの食感も含めて非常に料理が美味しくなるんですよね。私個人としては、豚カツのみぞれ煮が一番好きなのですが、私の家内はチキンカツの方が美味しいでんない?な感じですし、白身魚や揚げ茄子などのような野菜にも合うわけで…結構使い勝手のよい料理な気もします。

そして今回の作品でも川内さんが体験していますが、このみぞれ煮、豚カツを食べてもみぞれ煮にするだけで、非常にあっさり食べる事が出来てしまうんですよね。とはいえ、流石に激しく動く前に豚カツを食べるのはいかがなものか…とも思うのですが^^;。しかし、第三水雷戦隊の子達、今日は夜戦訓練がなくなってしまいましたが、代わりに鳳翔さんのお店で奢ってもらえる事になりましたから、結果的には良い一日になりそうですね(初雪ちゃんを除くw)。ただ…何かの間違いで、この日に第二水雷戦隊の旗艦三人組が居合わせていたら…。

「姉さん?良かったら、代わりに私が第三水雷戦隊の夜戦訓練の面倒を見ましょうか?」

などと神通さんが言い出して…その結果、吹雪ちゃん達が震えながら『い…いえ…神通さん、今日はその…遠慮しておきます』なんて事になるようなw。そして更にその結果を受けて、神通さんが拗ねて再び自棄酒&絡み酒に移行…な未来が容易に想像出来まして…。お互いのためにも、神通さん達が店に居なくて良かったな…と作者も思っておりますw

今回も読んでいただきありがとうございました。




カツのみぞれ煮(四人分)
豚カツ部分
豚肉ロース(豚カツ用) :4枚
卵        :1個
サラダオイル   :5 mL
小麦粉      :適量
パン粉      :適量
塩        :適量
胡椒       :適量

みぞれ煮部分
大根おろし    :大1/2本
わけぎ      :適量
出汁       :400 mL
醤油       :40 mL
砂糖       :10 g
みりん      :20 mL

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