ボクは社員さんのことを気に入っているんだぁ。正直、ボクには社員さんの心を射止めるのは難しいかなぁなんて思っている時に……フブキちゃんから社員さんがホストとして働いているというお話を聞いた。その話を聞いた翌日には社員さんが勤めている、ホスト店に行った。
そこには事務所で見る時よりも…カッコいい社員さんがいた。髪をセットして服装もいつものスーツ姿よりもカジュアルな服装。普段の社員さんとは全然違った。
そして何よりもここは『ホストクラブ』。社員さんをボクだけのものにできる。それから暇さえあれば…ホストクラブに行くようになった。もちろん、社員さん目当てで。
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猫又さんはいつものように僕を指名して肌が触れ合うぐらいの距離に座る。そして何よりも猫又さんはとても良い笑顔で…本当に楽しそう。一応、僕もホストしてお客さんを楽しませるのが仕事の一つだから。
「それにしても猫又さんはよく来てくれますよね」
「うん!そりゃ社員さんに会うためだもん。どんなことがあっても来るよ」
「…そ、それは嬉しいですけど…」
猫又さんも一回で来なくなるかなぁなんて最初は思っていたんだけど、予想以上に通い詰めている。前にも思ったけど、こんなことがホロライブスタッフの誰かに知れ渡ったら僕はクビなんだよね。翌々考えればタレントが僕の弱みを握っているということになるのか。それはかなり怖いなぁと改めて感じた。
そんなことを思っていると…ホストのスタッフさんが僕のところに来た。
「ご指名が入りましたので…」
ホストは指名が入ったら…そのお客さんのところに行かないといけない。
「ごめんね、猫又さん。なるべくすぐに戻るから」
僕なんかを指名してくれるような人が最近は少しずつ増えてきた。よく僕を指名するなぁと思ってしまうけど。僕よりも魅力的な人なんてこのホストクラブにはたくさんいるから。
そして指名されたところである程度、接待が済んで猫又さんのところに戻ると…猫又さんが一人切りだった。普通はこんなことあり得ない。僕が居なかったとしても他のホストが持て成すのが普通だ。なのに猫又さんは一人。
すると僕のことを見つけた、猫又さんは抱き着いてきた。そしてお酒をかなり飲んでいるのか、お酒の匂いがする。
「あ、やっとかえってきたぁ~~」
「ごめんなさい…」
「ううん。だいじょうぶだよぉ~~」
そしてまた席に座って乾杯したりして話をする。
「それにしてもなんで一人なんですか?他のホストの方が来たと思うんですけど…」
「だってきみだけだもん!ほかはいらない!」
「そうですか…」
普通のお客さんであれば…ホストを追い返すような真似はしないんだけど、この様子だと猫又さんは追い返したのかも。
「ねぇ…さっきよばれてたけど…そのおきゃくさんとぼく、どっちがいい?」
明らかに酔っちゃっているので…呂律が回らなくなってるし。それにそんな事をホストが答えられる訳がない。
「…それはさすがに言えませんよ」
「え~~ぼくのほうがいいでしょ~~」
「そうですかね…」
「…ぼくでよくない~?」
「酔い過ぎじゃないですか?」
「ううん、ぜんぜんよってないもん!」
酔ってる人ほど酔っていないって言うんだよね。
「だぁめぇ~~どこにもいっちゃだめ~」
「で、でも…そういうわけには…」
「じゃあ…これたのむ!」
そう言って猫又さんはメニュー表のあるものを指差していた。そしてその指差しているものを理解した、僕は必至に止めた。
「さ、さすがに止めてください!!」
「なぁんでぇ~~ぼくはきみといっしょがいい~~」
猫又さんが頼もうとしているのは……ドンペリ。一本十万円。さすがに酔っている状態で十万円はまずい。
「…い、いや…一緒にいますから」
「ほ、ほんと……で、でも…たのむもん!」
「なんで?」
「きみがどこにもいかないように…。これをたのめば…だいじょうぶだってかいてあったもん」
それを聞きつけた…店長が「ドンペリ一本」と叫んだことによってドンペリの注文を止めることは出来なかった。
仕方ない…あとで俺がお金を払っておくか。さすがに猫又さんにこんな高額を払わせるわけにはいかないですしね。
そして最終的に猫又さんは三本もドンペリを頼んだのであった。僕の給料のほとんどが吹っ飛んだ。
ホロメンが社員を接待するというシチュエーションだったら誰がいいですか?
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天音かなた
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夜空メル
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常闇トワ
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猫又おかゆ
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潤羽るしあ