元モルモット君ダイワスカーレットと、モルモット君が大好きすぎるアグネスタキオントレーナー 作:雅媛
「スカーレットさんってメジロマックイーンのファンでしたよね」
「そうだけど、どうして?」
当然アグネスタキオンの担当トレーナーとして、最推しはアグネスタキオンだが、それ以外にも好きなウマ娘というのは存在する。
私が小さい頃、人気があったウマ娘はTM、メジロマックイーンとトウカイテイオーであり、私はメジロマックイーン派であった。
当然誰が好きか、と言った話は時々するもので、デジたんもそんな話を私がしたのを覚えていたのだろう。
だが、急にどうしたのだろうか。
「見てくださいこれ、メジロマックイーンの勝負服のレプリカです」
「なん…… だと……」
デジたんが取り出したのはメジロマックイーンの勝負服レプリカであった。
憧れのウマ娘の勝負服のレプリカを着ることには憧れがあった。
だが、ごついおっさんの時はさすがに似合わないだろうから自重していたが、今の私はかわいいウマ娘である。
正直タキオンの勝負服のレプリカを着たときはすごく楽しかった。
着てみたい勝負服はいくつかあったのだが、なんせ私がファンのウマ娘たちはちょっと時代が古いのだ。
下の世代になると、教えていたこともある子が混ざってくるのでいろいろと厳しい気持ちになるし、マックイーン前後の年代だと、古いせいでこういった勝負服レプリカはほとんど販売していない。
なのであきらめていたところがあるのだが……
「友人が、勝負服の再現にこだわっていまして。サイズ以外は素材も色もすべて本物と同じです」
「すごいなぁ……」
触ってみるとわかる、華美ながらも、レース用にちゃんと作られている衣装である。
見た目の感じよりも比較的軽く、生地も薄いから、重量を重視していた服なのかもしれない。
長距離を走ることを考えれば、理解できる工夫である。
「スカーレットさん、着てみてもいいですよ」
「え、本当?」
「ええ、ただ、いくつか条件を守ってもらえれば」
「条件?」
「一つは写真を撮らせてください。モデル写真にするので」
「まあ、構わないよ」
「あと同人誌のおまけなんかにもするので、イラストも描かせてください」
「タキオンに怒られない程度なら」
「ちゃんとタキオンさんにも確認するから大丈夫ですよ」
では、問題もなさそうだし、着てみることにしよう。
着替え始めると、タキオンも奥から出てきた。
興味深そうに見られるとちょっと恥ずかしいのだが。
ひとまず全部脱ぎ捨て、靴下とオーバーショーツを着る。
まずはスカートから履いてみる。腰が少しきつく、それ以上にお尻が収まっていない気がする。
まあスカートなのできついとかはないが…… 常時パンツ見えているのではないか。
もともと非常に短いスカートだし、私用に調整されたものではないから仕方ないのかもしれないが……
次に、コートの下に着るシャツを上から被る。
ぴっちりしていて、胸の部分がかなりきつい。
「これ、下がらないんだけど」
「私が下げてあげるよ」
タキオンに下から引っ張ってもらって、どうにかこのでかい胸を服の中に収める。
最期にコートを羽織り、胸元を止めれば完成である。
そう、完成の予定だったが……
「前が閉まらない……」
「身長はスカーレットさんに合わせていますが、それ以外はマックイーンさんのサイズですからね……」
「ふぬ……」
どうにか閉じようとしたのだが……
ぶちぃっ!!
残念ながら服の方が耐え切れずはじけ飛んでしまった。
「ぎゃあ!」
「よし!」
「やった!」
「……やった?」
悲鳴を上げる私に、歓声を上げる見学者二人。
デジたんはすごい勢いで写真を撮っている。
「ねえ、デジたん?」
「なんですか?」
「もしかして、わざと?」
「単にマックイーンさんと同じ体型で作ってもらっただけですよ。スカーレットさんには小さかったかもしれませんね」
「……」
カメラを取り上げようとしたが、その前に躱されてしまう。
「タキオンさんにはちゃんと体形に合ったものを用意しますから」
「たのむよ。メジロマックイーンのスレンダーな体型は私でも少しきつそうだ」
「なに!? どこからどこまで仕込みなの!?」
「いやぁ、予想以上にいい写真が撮れましたよ」
満面の笑顔のデジたん。
同じく非常に楽しそうなタキオン。
私はこの悪ガキ姉妹にいいようにやられてしまうしかできないのであった。
さて、次はスカーレット君に何を着せようか
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バニーガール
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振袖
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巫女
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ゴスロリ
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サンタ
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サリー
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誰かの勝負服