そこで家族に会えた
デンジが目を覚ますとソコには【白い扉】が有った、回りは白い壁白い床、白い天井。
広さは六畳程のそこまで広くはないが、狭すぎないそんな部屋だった。
その白い壁には【白い扉】その白い扉だけが嫌に存在感を放っていた、ただソコに【居る】ただそれだけの扉。
デンジが扉を空けようとすると、左右の壁から【黒の扉】と【赤の扉】が現れ、そのままドアが開く。
ソコから早川アキとパワーが誰かに蹴飛ばされるように飛び出てきた。
デンジは信じられなかった、早川アキは銃の悪魔に体を乗っ取られて、銃の魔人になり自分とパワーを殺しに来た。
そして自分の手で自ら殺したはずだった。
パワーもマキマさんと戦う時に自分の事を身を呈して庇ってくれた、勝てるわけでもないのに戦ってくれた、そして自分の命と血を別けて消えていったはずだ、それからは血の魔人を探したが見つかることわなかったが。
二人は友人であり家族でもあった、自分にポチタ以外で出来た初めての家族、初めて一緒に笑いながらご飯を食べた、心の底から安心して共に眠れた、朝起きて二人のかをを見ると自然と笑顔になれた、そんな二人だった。
そして二人とも死んだ。
だが目の前にはその二人が居る。
暫くはデンジは喋ることが出来なかった。
情けなく「アウアウ」とどんな言葉を話して良いか解らない子供のように、きっと鼻水も出ていただろう、泣いていただろう、解る自分がどんな顔をしていたのか。
何故なら目の前の二人も涙を流しパワーに至っては鼻水を出しながら自分とアキに抱きついて来ている。
アキも最初は放そうとしていたが、二人を強く抱き締め嗚咽を漏らしている、パワーを中心に抱き締められているのでアキの顔が良く見える。
暫くはデンジが二人が死んだ後の事を放していた、マキマを殺したこと、マキマを食べたこと、ナユタの事、高校生になったこと。
アキは驚きながら、呆れながら、デンジの話を噛み締めながら聞いていた。
パワーもマキマを殺したのは自分のお陰だと胸を張り、自分もマキマを食べたかったと、自分も学校に通いたかったと。笑いながら聞いていた。
デンジが話を終えた辺りで、白い扉が開かれる。
デンジはすぐに変身出来るようにスターターに指を掛け。
パワーは血の武器をアキに渡し、自分も血の斧を構える。
3人が構えて少しした後、扉の奥から【何か】が現れる
「俺の名前は異世界の悪魔!今からお前らは異世界に行って貰う!」
「「「異世界の悪魔!?!?!?」」」
◯◯の悪魔に無限の可能性を感じる