もしも原作主人公と仲が良いけど別の高校に行った友人がいたらという話です。
ふと思って書いたものです。
現実には無理な設定もありますけど、そこはご都合ということでお願いします。

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ありふれた転校

「もう本当に勘弁してほしいんだよね。」

 

そんな文章がスマホのLINEのトーク画面に届く。

画面を見つめるのは一人の男子高校生。

学校が終わり、帰宅して部屋で寛いでいるところに彼のスマホに何の前触れもなくこのメッセージが届く。

相手は彼の友人のようだ。

頭に?マークを浮かべ、

 

「いきなり訳が分からん。説明しろ。」

 

当然の返事を相手に送る。

それから続く長すぎる説明、要約するとある女生徒がやたらと絡んでくることでほとんどのクラスメイトから目の敵にされている。

教師も止めようとせず放置。

自分はもう将来設計出来てるしお前らと青春する気無いし、関わってくるなガキども。

ということらしい。

何でここまで説明するかというと、彼と友人は中学まで一緒だったが、高校が違うので、お互いの状況を知らないのだ。

だが互いの連絡先は登録していたので、こうしてたまに連絡を取っているのだ。

 

「他もだけどお前も悪い。」

 

そんな友人の愚痴という説明に対し、彼は呆れながら返事を返す。

 

「そもそも居眠りしなければいいじゃないか。」

 

そう、友人の青年は学校に登校しても殆ど居眠りで過ごし、授業も真面に受けず、クラスメイトとの交流も一切していないのだ。

そんな態度をとっていたら印象が悪くなるのも当然だ。

さらに友人はそれを全く反省していないどころか逆切れする始末。

呆れて物も言えないとはこのことである。

それを指摘しても、

 

「いや、僕はあんな幼稚な連中と青春なんかしたくないし、将来も決めてるから教師の話とかどうでもいいし。」

 

という返事が返ってくるのみ。

いろいろ拗らせて面倒な方向に行ってしまったようだ。

だったら何で高校に入ったと問い詰めたい衝動に駆られるがそれを何とか飲み込む彼。

長すぎる愚痴と逆切れにこれ以上こんなくだらないことで頭を使いたくないと思った彼は、このメッセージを友人、南雲ハジメに送る。

 

「だったらもういっそ通信制の高校に転校すれば?」

 

それを最後にこの通話は終了した。

 

それから少しして南雲ハジメが本当に転校したことが本人から明かされる。

学校に行かなくていいし面倒な連中と絡まなくていいから最高と満面の笑顔で直接家に来て報告された彼の表情は、何とも言えないものだった。

 

それからしばらくして、南雲ハジメの前の高校のクラスメイトが集団神隠しにあった。

初めはニュースになり、話題になったのだが、しばらく経つと関係者以外からは特に話題になることも無くなったそうだ。

ちなみにこれを知った南雲ハジメの言葉が、

 

「ふ~ん、あっそ」

 

だそうだ。




一部にとってはグッドエンド、一部にとってはバッドエンドです。
トータス?原作ヒロイン?何それ美味しいの?という感じです。

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