霊能力者、鷹村ハルカは改造人間である。   作:ボンコッツ

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(神よ、この出会いに心よりの感謝を)

 

「ヴヴヴヴヴヴヴアアァァァッ……!!」

 

(先ほどまでよりも一層の異形、威圧感、そして闘志! ……別物と思った方がいい!)

 

 

唸り声を響かせるエクシードギルス。異形の体は『殺意』を全身で体現していた。

 

警戒心を一層強めるアークエンジェル、少なくとも肌をぴりぴりと刺す感覚は気のせいではない。

 

まずはマハラギやヒートウェイブで様子見を、と思った次の瞬間。

 

 

「グルァッ!!!」

 

「ッ!?(早っ……)」

 

 

瞬き1つするかしないかの間に、エクシードギルスの拳が目の前にあった。

 

咄嗟に剣を前に出せたのはほとんど偶然だ、動体視力は追い付いていなかった。

 

が、その抵抗も圧倒的な暴力の前にはねじ伏せられる。甲高い音を立て、剣がへし折られる。

 

それでも勢いは止まらず、アークエンジェルの顔面を殴り飛ばした。

 

 

「ごっ!?は、あ……?!」

 

 

ちなみにアークエンジェルも物理耐性持ちだ、ベイコクといいハルカはこの手の相手に縁がある。

 

が、LVが14も違う上に圧倒的な膂力を持つエクシードギルス相手では、ただの物理耐性では足りない。

 

かといって物理無効を持った所で、貫通や万能攻撃で無理やりダメージを通してくる。

 

接近戦……それも肉弾戦が行える間合いでは、エクシードギルスの強さは頭2つほど抜けている。

 

アークエンジェルがいかに個体の中では鍛錬を積んで上澄みレベルになったとしても、LVは28。

 

技術・戦術でひっくり返せる戦力差には限界がある。それを超えれば蹂躙だ。

 

 

(マハラギや……アギラオでは、無理だ。会心撃やヒートウェイブも、決め手にはならない。

 ハンマは反射される、メディアを使って耐えても焼け石に水、か)

 

 

勝機がまるで見えんな、と苦笑するしかないアークエンジェル。

 

それでも、一度剣を手に取り最後まで戦うと決めた以上、引くという選択肢は無かった。

 

折れた剣を捨て、残る手札から最後の反撃の作戦を練る。

 

しかし作戦を練る時間すら、エクシードギルスは与えてはくれなかった。

 

 

「ヴォアアアアアアアアアアアアァァァァッッ!!!」

 

「待ったなし、だろうなッ!……『アギラオ』!!」

 

 

イチかバチかの一手に選んだのはアギラオ、手の中に貯めたソレにありったけのMAGを込める。

 

至近距離でこれを当てるのが最後のアークエンジェルの反撃手段であった。

 

しかし、間合いに踏み込む直前にギルスフィーラーを上回る速度で背面の赤い触手『ギルススティンガー』が射出。

 

アギラオを貯めていた腕に巻き付き、無理やり狙いをそらされた。

 

 

(ここまで……差があったのか……!)

 

 

次の瞬間、深紅のギルスクロウがアークエンジェルの胴体を貫通。

 

血肉をアークエンジェルの背後にまき散らしながら、腹と胸に致命傷となる大穴を開けた。

 

 

「……ここ、までか……」

 

「ああ……僕の勝ちだ」

 

既にまき散らした血肉はMAGへと還元されつつある。アークエンジェルの体もうっすらと透け始めた。

 

両手がだらりと垂れ下がる。生き足掻くためではなく、せめて死ぬまでに彼と言葉を交わせるように、すべてのMAGを『維持』に回す。

 

指の先からゆっくりと消えていく感触を味わいながら、それでも言葉を紡ぐ。

 

 

「一つだけ……聞いても、いいかな?」

 

「……なんだ?」

 

「ガイア連合は……まだ、この街に、ごふっ!……人を、派遣する余裕は……なかった、はず」

 

 

『なぜ君は現れた?』 物語の一番初めの疑問を、アークエンジェルが口にした。

 

 

「……本当なら、この街に来るのは僕じゃなくて、知り合いの双子の黒札だったんです。

 その黒札と顔見知りのシスターが、この近くのメシア教穏健派の支部にいるから、って。

 それで先行して訪れた双子が、そのシスターが赤ん坊拉致して失踪したって調べ上げて……。

 穏健派も『大丈夫です、こちらで処理しますから』としか言わないから独自に動いたんです」

 

 

だいたいいつもの『彼ピのために厄介ごとはこっちでやっときますね♪』のアレである。

 

半終末に突入してガイア連合の負担が増えているのは把握されていた。

 

そのためメシア穏健派は『善意で』この件の抹消を決定。

(特に実質のトップの一人である『テンプルナイト・サチコ』と近い考えの派閥)

 

支部のアークエンジェルを中心とした小隊を派遣し、シスターの追跡と赤子の殺害を図ったのだ。

 

 

「で、調査した先でシスターの遺体を発見。ガイア連合に持ち帰って『蘇生』して……

 凡その事情が把握できたので、すぐに動ける戦闘班である僕が派遣されたんです。

 今頃穏健派の支部長とテンプルナイト・サチコがガイア連合に呼び出し喰らってますよ」

 

「! ……彼女は生きて、いや、蘇生できたのですか!?」

 

「まあ、ガイア連合の治癒能力持ちの黒札なら、めった刺しの覚醒者の死体ぐらいはなんとかね」

 

 

これが一般人とか、あるいは死体の状態が極端に悪ければ蘇生の難易度は上がっていた。

 

が、刃物による刺突で殺害された腐敗も少ない覚醒者の遺体なら、黒札の蘇生持ちならどうとでもなる。

 

ショタオジならそれこそサマリカームで一発だろう。

 

 

「……そうですか、それは、よかった……」

 

 

未練は消えた、もはや留まっている理由すらなくなってしまった。

 

自分の存在が世界に希釈されていくのがわかる。すでにアークエンジェルの姿は陽炎のようだ。

 

五感も薄れ、意識も消える、その寸前に。

 

 

「……強かったよ、アンタ」

 

 

(……まったく、最後の言葉まで用意してくれるとは……。

 どうやら、私は最後に……最高の好敵手に、恵まれたらしい)

 

 

異形の頬を優しく撫でながら、アークエンジェルは『真摯に祈った』。

 

叶うのならば、せめて彼の行く先に、我らが父の加護がありますように……と。

 

 

その時が来るまで、静かに祈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから幾何かの日数が経過し、日本某所『ガイア養護学園』

 

 

「……それじゃ、チビスケは今日からここで預かってもらえるのよね」

 

「ええ、『黒札』の一人が設立した、オカルト関連でワケアリの子供を預かる児童養護施設です」

 

 

新築の立派な建物の前で、梨花とハルカがこの施設についての簡単な説明を行っていた。

 

一応パンフレットとかは事前に渡してあるが、それでも実際に言葉で聞いたほうがいいだろう……というハルカのフォローである。

 

なにせ……これから当分、彼女は赤ん坊には会えないのだ。

 

 

「黒羽市には今後、ガイア連合の手が入ります。ゴーストタウン地区も行政の介入で解体されますよ」

 

「まあ、マトモな都市計画があるならいいけどさ……」

 

「少年少女の一斉補導とか今の状況だととんでもないスキャンダルですし、

 汚職政治家はガイア連合と縁のある政治家がお掃除しますし、多分なんとかなりますよ」

 

 

既に政治家俺たちや警察俺たちが介入を開始しており、ジュネスの建設に合わせ地元の非合法組織は次々解体されている。

 

暴力方面に関しても、高くてLV10程度の戦力が限界であるこの街のアマチュア霊能者やダークサマナーではどうしようもなく。

 

後発黒札が銃耐性持たせた式神を前衛にして「臨時収入じゃー!」とばかりに正義の味方ごっこをやっていた。

 

警察?ジェネリックロナアプラの警察が役に立つわけないじゃないか。

 

寧ろそっちも政治家俺たちや公安俺たちの点数稼ぎにフルボッコにされ、現在記者会見の真っ最中である。

 

マスコミの仕事はしばらく尽きる事もなさそうだ。

 

 

「アカネも保護観察処分になって、今はガイア連合の『バイト』しながら暮らしてるしね」

 

「少年院行きになった知り合いはほとんどいないみたいでよかったじゃないですか」

 

「まあ、どいつもこいつも情状酌量の余地あり、ってことで軽い処分になったのよ」

 

 

ちなみに『バイト』はお察しの通り、覚醒していることもあり危険度の低いオカルト関連の依頼である。

 

デモニカ等を支援されるほどではないので、今は霊視ができるのを生かして『その土地が異界か否か』を判断する仕事をしているらしい。

 

『いずれは装備を揃えて悪魔退治もするッスよ!』と、最後まで笑顔で別れてきた。

 

 

「あ、それから……その子の名前、教えてください」

 

「名前?……え、名前?!いや、アタシ親じゃないしつけてないよ?!」

 

「ならここで考えてくださいよ。そのぐらいの責任はあるでしょう?」

 

「そんなこと言われても……」

 

 

苗字に関しては施設の方で手配すると言われたが、名前は付けてあげるべきだと。

 

うんうん悩みながら、チビスケと呼ばれていた赤子の名前を絞りだす。

 

 

(名前っていうと、この子がどう育って欲しいのか……そう考えてつける、って聞いたことあるけど)

 

 

自分たちの人生に当てはめて考えてみる。自分やアカネは常に何かに飢えて、乾いてきた。

 

アレが欲しいとかコレが欲しいとか、そんなことばっかり考えて生きてきた。

 

そして、そういうことを考えてる時が一番つらいのだと知っていた。だから……。

 

 

「満(みちる)。この子は、今日からミチルって呼んでちょうだい」

 

「……一応、由来を聞いても?」

 

「足るを知る、って言葉もあるけど、どうせだったら『何かが欲しい』って思わないぐらい、幸せに満ちた人生を送って欲しいのよ」

 

「……良い名前だと思いますよ。世辞抜きに」

 

 

程度や環境は違えど、満ち足りたことのない少年期・少女期を送った同士だからこそ同意できた。

 

待ち合わせの時間になったので、養護施設の職員と待ち合わせ、手続きを終えてミチルを預ける。

 

これから、梨花はガイア連合との契約によってペルソナ使いとしての『仕事』に挑む。

 

ガイア連合でもペルソナ使いは貴重らしく、ペルソナ使い向けの仕事は相当滞っているらしい。

 

なので在野で覚醒したペルソナ使いは確保しておきたい、という事情だそうだ。

 

……当然、この施設に何度も面会に来れる状態ではなくなる。彼女は『情状酌量の余地が大きいダークサマナー』という扱いだ。

 

契約も呪術契約であり、逃げ出すことは許されない。ノルマを考えれば次に会いにこれるのはいつになるか。

 

だからこそ、仮にこれが最後の別れになってもいいように、梨花はお別れを告げに来た。

 

 

「……いい、ミチル。アンタはね、そりゃ生まれた場所からは歓迎されなかったでしょうけど……アンタに無事に育って欲しい、ってヤツは結構いたんだからね?」

 

 

あの時、ミチルの世話をしていたのは梨花とアカネだけではない。

 

彼女たちの知り合いである家出少女たちも、入れ代わり立ち代わりに訪れて皆でミチルの世話を焼いていたのだ。

 

誰もかれも家族にも社会にも自分を肯定してもらえなかった少女たち、だからこそ見捨てられたミチルを見捨てられなかった。

 

 

『こんな風に見てくれる人がいれば、この子は自分のようにならないんじゃないか』

 

 

甘い幻想かもしれないが、そう考えてしまったらもう見捨てるという選択肢は消え去ったのである。

 

 

「だから、めいっぱい生きて、幸せになって……おなかいっぱいになるまで人生を楽しみなさい。アタシがいえるのは、それだけよ」

 

 

これ以上一緒にいると未練が残りそうだ、という理由で、梨花はミチルに背を向ける。

 

職員の手に抱かれたミチルがこちらに手を伸ばすのが見えたが、それでも歩みは止めない。

 

……だが、覚悟を決めたはずの足が止まる。

 

 

「まんまぁ」

 

 

本来、初めての言葉を赤ん坊が話すのはもっと後だ。

 

もしかしたら堕天使の因子によって早熟なのかもしれない。

 

だが、少なくともこの瞬間に理屈をつけるのは『無粋』以外のなんでもない。

 

奇跡が起きた、それでいいのだ。

 

 

「ッ……づ、ぅ……!」

 

 

思いっきり自分の舌を噛みしめ、痛みで無理やり思考を切り替える。

 

後ろから聞こえてくる『自分をよぶ声』に背を向けたまま、もう一度歩き出す。

 

だが、梨花の胸中に『もう二度と会えないかも』という諦念は無くなっていた。

 

 

 

 

「……ねぇ」

 

「なにかな」

 

「……ちゃんと仕事頑張ったらさ。もっかい、ここに来れる?」

 

「その時は僕が手続きするさ」

 

「そっか……そっかぁ……!」

 

施設を出るところまではこらえていた涙があふれる。

 

自分の半身が引き裂かれたような感覚に折れそうになる。

 

それでも『先』を目指して、もう一度梨花は一歩を進める。

 

 

「アタシ、生き残るわ。どんな悪魔が相手でも。

 それでもう一回会いに来て、あの子を抱きしめてあげるのよ。

 

 今度は、なんの憂いも無しに」

 

「……立派な目標じゃないですか。胸を張れる答えだ」

 

「ありがと……アンタ、こう見ると結構いい男じゃない。ちょっと顔が女々しいけど」

 

「うるさいよ」

 

 

少しだけ軽くなった気持ちのままに、ハルカをからかいながら、もう一歩。

 

七海 梨花の長い人生は、これからが本番なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、霊山同盟支部にて。

 

「で、師匠」

 

「なにかな?」

 

霊山同盟支部の一室である休憩スペースで、クッキーの箱を開けながら会話を始める師弟。

 

色々と今回の一件で『確認』したい事項ができたので、阿部に都合をつけてもらっておいたのだ。

 

 

「強化形態(エクシードギルス)とかネフィリムの事はいいんですよ、まだ。

 いや、これについてもあとで詳細は説明してもらいますけどね?」

 

「うん、まあ当然だな。後で児童向け特撮書籍っぽい解説書をやろう」

 

「なんで作ってんだそんなモン!?」

 

「子供向けの解説書として必要かなって」

 

「バカにしてんのか!?」

 

 

早速のツッコミ、もはや懐かしいノリである。

 

ちなみに後で押し付けられたが、ほんとに子供向けというか

 

『ギルスクロウ(ぎるすくろう) どんな あくまでも きりさくぞ!』

 

とかそんな解説がついてる書籍が用意してあった。

 

 

「ちなみにガイア連合黒札なら1000マッカで購入可能」

 

「対策にも解析にも役に立たないとはいえ人の写真集を無許可で売るな!!」

 

「問題ない、人じゃなくて式神だ」

 

「ブン殴るぞテメーッ!!」

 

 

とまあ、いつものボケとツッコミが応酬されるのだが、そこで一人の女性が入ってきてお茶を淹れる。

 

さきほどから休憩室に併設された給湯スペースで用意していたらしい。

 

香りからして紅茶のようだ、茶葉こそ市販のモノだが、ちゃんと手間暇かけておいしく淹れてあった。

 

 

「で、エクシードギルスやネフィリム以上に聞きたいことってなんだ?」

 

「はい、私も聞いていて何のことなのかさっぱり……」

 

「お前だよお前ェー!!!」

 

 

紅茶を持ってきた『天使』……いや、元『天使』、現『式神』を指さし盛大にツッコむ。

 

そう、衣服・装備こそ変わったが、明らかに先日ハルカが撃破したアークエンジェルであった。

 

霊山同盟の面々(※メシア嫌いMAX)を刺激しないよう天使としての特徴は抑えられ、あくまで式神の一体として処理されている。

 

 

「いやな、ちょうどあのあと俺も現地に駆け付けたんでな?無駄に意思が強かったせいかうっすら死体が残ってたから……」

 

「蘇生&式神化処理に加えて、ガイア連合で開発中の『十戒プログラム』のテストヘッドになったんです」

 

「台無しだろあの戦いが!?なんだったのあの決死の一撃!」

 

「実験体確保のためのお仕事」

 

「やめろぉ!なんだか僕がすごい悪いことしてる気分になってくる!!」

 

「いいじゃねーか結果的に天使に安全装置を搭載した式神のプロトタイプができたんだから。

 コスト的に今後作るかについてはボツだけど。心情的に作らない黒札の方が多いし」

 

「結果良ければ、で全部押し通そうとするな!つーか変だと思ったんだよ!『指先から消えてった』はずなのに『ギルスの頬を撫でる指』が残ってる時点で!」

 

「ま、まあまあ……ガイア連合の方でも、『天使』というだけなら受け入れてもらえてますから……」

 

「ショタオジはむしろ『式神ボディの分普通の天使より安心できる』って言ってたしな」

 

 

ガイア連合天使部、なんてモノまで存在するので、天使を仲魔にした黒札そのものは存在する。

 

とはいえ元穏健派の天使をそのまま仲魔にするのは安全面が怖いので、阿部とショタオジの手で式神ボディを作成。

 

そこに死にかけというか消えかけの死体だったアークエンジェルを押し込み、式神プロテクトに加えて十戒システムまで組み込んだ試作品である。

 

一応利点として『元の天使』の強さをほぼ受け継いでいることがあげられるが、逆に元の格に見合った天使系の能力しか獲得できないので早熟型だ。

 

だったのだが……。

 

 

 

「式神化と十戒プログラムによるプロテクトの結果……。

 なぜか完成直前に私の階級が『天使プリンシパリティ(LV32)』になってしまいまして。

 一応、今は個体名『レムナント』を名乗っておりますが、なぜか強化されてしまいました」

 

「なんで……?」

 

「さっぱりわからん」

 

 

『製作責任もてやァー!』というしごく真っ当なツッコミをするハルカ。

 

『神主でも笑うしかない事態だもーん』と笑いながら逃げ回る阿部。

 

クッキーと紅茶が巻き込まれないようさらっと避難させるレムナントは、そんな騒がしい光景を見ながらわずかにほほ笑む。

 

死して天の国か、いや、地獄に落ちるはずだった自分がここにいる。

 

運命なのか、あるいは導きなのか、神ならぬこの身にはわからないとしても。

 

 

 

 

 

 

(神よ、この出会いに心よりの感謝を)

 

 

 

祈りを捧げるぐらいは許されるはずだ、と、『鷹村ハルカ』の式神であるレムナントは祈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『エンジェルチルドレン』編 END

 

 

 

 NEXT STAGE

 

 

 

『泣いた悪渦鬼』編

 

 

 

 to be continued……

 

 

 

 

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