転生したらベトベターだった件   作:BREW

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見た目好きだからベトベトンを次の友人間の対戦のメインポケモンにする為に、色違い+高サイズ厳選をしてたら唐突に頭に浮かんだ物語。

衝動的に書いた、後悔はしてない。
けど第一話がポケモンゲーム詳しくない人にも分かるようにしたら説明会になった。


現状、そして方針決めの幕開き

 

 

ふう、OK,be cool. 一旦落ち着こう。

 

 

まずは初めまして、世界。お互い自己紹介といこうか。

 

俺の名はーー ーーー、種族は霊長類……哺乳網霊長目ヒト科ヒト亜科ヒト族のヒト/人間「ホモ・サピエンス」(多分合ってる筈)、性別は男、年齢二十一歳、身分は専門学生で出身は惑星Earth 、地球と呼ばれる星の島国日本。

その都会と田舎の中間、交通機関一本で高層ビルの立ち並ぶ都会へ行けるが近所に山や森があり、喧嘩と軽犯罪の絶えない楽しいとある街が俺の故郷。

 

普段は学生としてプログラムや企画方面を学び(深く聞かないでくれたまえ)その傍らで、筋トレや趣味のポップカルチャーに心血を注いでいた。

 

経歴。

幼少期より体格と器量、両親や友人関係に恵まれ、何不自由無く育てられた。

地元の初等部と中等部で、遊び感覚で喧嘩に誘ってくる悪友、純粋に一緒に居るだけで楽しい友好、我が趣味ポップカルチャーにて深く話し合う同士と。

高等部と専門学校で、只只馬鹿な事をして笑い合える類友、志しを同じくし共に競えあえるライバルと。

現代日本における所謂普通の暮らしを満喫していた。

 

能力。

学校でのサッカーや野球等のスポーツ、剣道や柔道等の武術、身体能力テストは始めはトップ争いをしていたが、次第に特化した級友に勝てなくなる。学問は得意不得意は無く必ず地元全体の上位20%以内だが科目一位は無い。普段は脳筋と言われる振る舞いを好むが頭の回転や柔軟さは高く友人からは脳筋の振りをした変態とも言われる。酒にとても強く、書道や工作、イラストやプログラムといった特技も持っている。

 

容姿。

身長は成人男性の平均よりもそこそこ高く、体格が良く筋肉質。黒の短髪、太眉に黒目。厳ついらしい(友人談)顔立ちは古き日本人そのもの。それに加え、がっちりとした体格でロングコートとフェルトの中折帽とマフラーを好んで着用する為、完全にヤクザだろと級友によく言われる。因みに、男女問わない友人にカッコイイやイケメンと言われたりするがモテた事は一度も無い。地元のジジババには受けがいいが。

 

そう。これこそが我が人生、俺の全てだ。

 

ここでひとつ、自己完結をしようと思う。我思う故に我ありだ。詰まる所、俺は俺。それ以外有り得ない。

 

 

 

さて、次は現実に目を向けようか。

 

お前は誰だ。

 

 

 

水面に映る俺の容姿はポケットモンスターの「ベトベター」の色違いの姿をしていた。

 

 

辺りを見渡す。

 

 

両端を崖と街壁で挟まれた小さな入り江。

 

色こそ違うが俺の見た目と同一の生き物+α。

 

海の上に立つ見覚えのある建造物。

 

 

ハッコウシティであるな。

 

 

OK。自己の補完も現状の把握も終わったので一から状況整理して順番に言語化しよう。

 

俺の記憶はクリスマスイブの夜、家庭用ゲームの「ポケットモンスター バイオレット」というソフトでポケモンを捕獲…より詳しく述べると「ベトベター」というヘドロ状のモンスターの希少個体である色違いかつ体躯が大きな個体を探していた。

 

ポケットモンスター、縮めて「ポケモン」は二十世紀末に発売されたゲームのシリーズに登場する「架空の生物」である。その生態は謎が多い。

 

で、だ。前日に完徹したのが原因か、ゲームのプレイ中にあろう事か寝落ちしたらしい。

 

そして次第に微睡みが浅くなるに連れ、意識が覚醒してきた俺は自分の体勢がどうなっているのか分からなかった。うつ伏せか仰向けか、はたまた椅子の上なのか机に突っ伏しているのか。

 

ゆっくりと目を開けると、薄暗い砂浜が目に飛び込んできた。

 

只只困惑した。

 

果たしてこの光景は夢では無いのかと。

 

辺りの様子を見る為に一歩踏み出す。

 

自分の体勢が分からなかった事を忘れ、一歩進むと脚の感覚がないことに気付く。

 

感触はある。だが、明らかに違う。足を一歩踏み締めた筈なのに体を這いずってるような感触だった。

 

そこから自分の体を見下ろして、走り(這いずり)、波打つ水面に自らの姿を映し絶叫するまでに時間はかからなかった。

 

実に一晩程度、辺りを観察しじっくりと考え抜いた結果、ゲームの世界に入り込みポケモンに憑依した、或いはその世界(或いは酷似した世界)に転生した等といった昨近の小説のような事態になったのだと仮定した。

 

現在地は「ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」における舞台、「パルデア地方」、その東に位置する「ハッコウシティ」という街のすぐ側、確か「東二番エリア」に属する小さな入り江である。ポケモンは現在の俺と同じ種族であるベトベター、キルリア、コイル、コイキング、ヒドイデ、カゲボウズ、ロトムが見える範囲にいる。

 

状況確認の後は方針の決定をする事にした。

方針を決めるのに当たり、無視出来ない事実が幾つかある。

 

まず、プレイヤーらしき人物が居ない。俺達がゲームをプレイする際に操作する主人公キャラだ。同時にトレーナー、人間らしき姿もない。ああ、ポケモントレーナーとはポケモンを捕まえ、バトルさせるこの世界のメジャースポーツとも言うべきポケモンバトルの選手のようなものだ。マジで何処にでも居る。そして、彼らの姿が無いと言う事実が示すのは、俺が野生のポケモンであるという事だ。

野生のポケモンは完全に知性と感情のある大型野生動物と言っても過言では無いと思っている。厳しい自然環境と戦ったりするのだろう。…多分。コイキングを食べる鳥型ポケモン等と言った生態ピラミッドもあると聞くし。

とは言っても、地球のサバンナの弱小動物に転生して生き抜くよりは遥かにイージーだ。

 

次に、『わざ(技)』が使えるのだ。

ポケモンというゲームは基本、ターン制RPGだ。一体につき四つまで同時に覚える事の出来る『わざ』はポケモンが戦闘や移動に置いて使用する能力の事を指す。

原則として、戦闘においてポケモンが直接行う行動の全ては「わざ」である。相手に打撃や異常を与えるもの、自分を強化したり傷を癒したりするもの、双方あるいは空間全体に影響を与える(あまごいやトリックルームとか)もの等、様々な「わざ」が存在している。

一応、「わざ」として「たいあたり」や「なきごえ」があり、ポカン、と言った感じでそれ等の行動を忘れる(出来なくなる)事が出来るが、攻撃力のある体当たりや相手の能力を下げる鳴き声が出せなくなるだけで、別に鳴けなくなる訳では無い。

普通にパンチとかも出来なくはない。「わるあがき」みたいに体力が減るかはともかく。

因みに技を思い出すには時間がかかる為、一度の戦闘中は体が覚えている四つまでの能力、技しか使えないと言ったようなのだ。つまり、今ならば俺が自由に自分の技構成を変えられる訳だ。

 

三つ目と四つ目は主に感情論だが、瀕死になるのが怖いという所とゲーマーがゲームの世界に転生したというシチュエーションに対しての高揚感だな。

野生のポケモンがトレーナーの前に飛び出すと漏れなくバトルになり、大抵そのまま瀕死までボコられる。瀕死で放置など確実に死ねる。少なくともアニメ版なら兎も角、ゲーム版なら特に珍しくもない実情だ。特にベトベターやその進化先であるベトベトンは概要やらで積極的に駆除され続けていたとか書かれていたと思うから特にだ。

……逆に絶滅しそうだから保護する動きがとか、最近アニメ版でチラッと主人公の傍に居たなとか、そういう都合のいい不確定情報はこの際無視する。色違いだし、捕まえて貰える可能性も高いがボックスの肥やしや通信交換の餌なんて嫌だぞ、俺は。

そして弱くて生きていけないなら強くなれば良いじゃないか!と俺のゲーム脳が訴え掛けてくる。俺の人生が算出した一種の答えでもある。自分自身を育成するのも悪くは無い。いや、それをしない訳が無い。

 

以上の観点から、今後の方針を自己(ポケモン)の育成とした。

 

まずはレベル上げと努力値振りだな。

 

レベルはそのまま「レベル」で1から100まで上がり、上げる毎に「HP(以下H)」、「攻撃(以下A)」、「防御(以下B)」、「特攻(特殊攻撃力、以下C)」、「特防(特殊防御力、以下D)」、「素早さ(以下S)」のステータスが上昇する。強くなるには最も手っ取り早く上昇幅の大きい必須項目だ。

 

努力値はポケモンにおける隠しパラメーターで、簡単に言うとステータスの限界突破的なものだ。例えば本来100までしかHが届かないポケモンが、努力値を振ることでそれ以上伸びると言ったふうになる。勿論、上限や努力値の限界もある。

ゲームなら最大で合計510という数値があり、ひとつのステータスに最大252まで割り振る事が出来、これらを伸ばしたいステータスに振るのだ。割り振った数値の四分の一がステータスに加わりステータスの実数値となる。

上げ方は、落ちてたり買ったりするアイテムを使ったり特定のポケモンを倒す事で上昇する筈だ。

 

……これら「レベル」と「努力値」に加えてそのポケモンの種族で決まっている「種族値」、その種族の中でどれだけの才能があるかという「個体値」、その個体の性格によってステータスの得意不得意が変わる「性格補正」、レベルアップやわざマシンという技を覚える事が出来る装置によって「技の構成」、各ポケモン固有の「特性」という能力。

これらを最高の状態にするのがポケモンというゲームにおける「育成」だ。

 

と言っても、種族値はレベル上げて進化してベトベターからベトベトンに進化するだけで終わるし、性格も俺の自我との関係性が分からない以上迂闊に変えることも出来ないしな。個体値も周りのヤツらと比べる以外の方法が無いし取りたい手段でもないのでこの際は無視する。ベトベターの特性は「あくしゅう(悪臭、てか元々臭いらしい)」か「ねんちゃく(粘着、ヘドロだからか元々粘着質っぽい)」で夢特性という通常の野生ポケモンが持っていないレアな特性枠で「どくしゅ(毒手、そもそも毒で出来た手)」があるが、ぶっちゃけ戦闘しない事には判別がつかない。

 

……ヌシポケモンみたいに秘伝スパイスで強大化出来る…のか?

 

まあ、まずは出来る事からやっていこうか。と言っても今から出来るのは、落ちてるアイテムを拾ったりポケモンを倒してレベルと努力値を上げる事だな。都合のいいドーピングアイテムやタスキ(対戦でよく使われる持ち物)とか落ちて無いかなー。

 

と言うか、瀕死でゲームオーバーな現実世界と同じだから生存して行く事にも注意しなくちゃならないな。この辺自分と同じかそれ以上に強いやつばかりだけど。…バトルは考えてから始めるか。

 

……腹が減ったんだが、ヘドロとか人間の出すゴミとか食うか取り込まなきゃいけねーのかなー……。

 

……やると決めた以上弱音を吐く訳には行かないな。

突然こんな状況になって、一晩程度で順応出来てる俺の頭のイカレ具合でも、楽しんで生きていこうと思う。

 

「グァ゙ァ゙ア゙、ア゙ァ゙……(さあて! いこうか。)」

 

顔を出した朝日に、そう宣言した。

 

……流体の体なんだから人間の声帯とか模倣出来ねぇかなー。




主人公ステ

種族・ベトベター(色違い)
名前・なし
Lv.21 ♂
持ち物・なし
タイプ・どく
テラスタイプ・どく
H すばらしい
A かなりいい
B すごくいい
C すごくいい
D かなりいい
S すごくいい

合計値
素晴らしい能力!

努力値
無振り

技構成 技効果 命中 PP
ちいさくなる 回避グーン 10
かたくなる b+1 30
ヘドロこうげき 特殊 65 100 20
マッドショット 特殊 55 95 15

特性 あくしゅう 攻撃10%でひるませる

ゆうかんな性格。暴れることが好き。
証・??
リボン・無し


どうでもいい(良くない)けど、なんでベトベター系統ってCが低くてAの方が高いのに物理毒技どくづきとダストシュートしか覚えないんだよ。どくづきはわざマシンだけだしダストシュートは野生から20レベ近く上げないと覚えないし。毒タイプ縛りストーリーかなり苦労したんだが。
いや、どくづきもダストシュートも物理毒技の最強格だし物理技よりもヘドロウェーブとかの特殊技の方が沢山覚えてそうっていうビジュアル基準なのも分かるけどさ。

それはそれとして、感想&誤字報告等お待ちしております。

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