身内卓にて起きた戦闘を文章化するだけの物
尚うちの子達同士の殺し合いを始めとして『本当に不毛な戦闘或いは戦争』が存在しています

ハウスルール
・R開始前に技能値を分割することで複数回判定可能
 但し初期値以下にはできず、小数点は切り上げとなる
例:日本刀:80の場合、初期値が15となる
その為16*5、20*4、27*3、40*2、80の何れから指定して判定可能
・回避/受け流しが特別な出目となった際、反撃/回避の消費無のどちらかを選択可能
・攻撃/回避は両立可能
・技能値には実数値と技能値の二種類が存在する
 技能値は上限が500となり、この状態でのみ00含めてスペシャルとなる
 但し技能値が100の倍数となる毎に1あげる為に必要な技能値が+1される
 実数値は技能値を無視した合計値となり、上限は1500となる

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刹vsレギオン[DO]1ターン目

Include:刹

 

「…なんだと?」

 

――断る、そう言った。

 

 自身の持ち手であ(・)っ(・)た(・)青年――輝也に背を向ける。

 

 一歩、二歩。

 小さく息を吸う音が、聞こえた。

 

「…何故。お前は――」

 

――嗚呼、我に価値などない。あってはならない。我一(・)つ(・)で、少なからず即身仏及びセフィロトの苗木が出来るのであれば、我はそ(・)れ(・)の『美(ティファレト)』となるべきだろう。

 

「…そうだな、俺も聞く限りそうだと思う。美、というのは少しばかりおかしいが…少なからず属性は火。タロットカードは力/正義だったのであれば、正義を司る熾天使ミカエルが該当する。4大天使ではあるが、ザドキエル・サンダルフォン迄が含まれる天使の関係はセフィロト位しか心当たりはない」

 

 背を向けたまま頷く。サンダルフォン・ザドキエルにおいてはユダヤ教からキリスト教へ遷移した際、10人の天使から7人の天使或いは四大熾天使へと枝葉を切り落とされている。そして四大熾天使は人(・)の(・)姿(・)を(・)し(・)て(・)い(・)な(・)い(・)――模倣しているだけの、我のように。

 

――我もそれには同意見だ。その推論は我も支持している。

 

「…お前が生き埋めになれば――グ(・)ロ(・)ー(・)ス(・)に(・)よ(・)っ(・)て(・)世(・)界(・)が(・)滅(・)ん(・)だ(・)後(・)に(・)再(・)生(・)が(・)可(・)能(・)だ(・)ろ(・)う(・)!?既にNoah's Arkに神秘の住民を含めた戦いを逃れた全生命を避難させ終えている!」

 

――前提がおかしい。我は確かに命すら諦めた、が――それは、約束を見失うか否かという所で、盈虧が殺めたからだ。

 

 その行為に感謝こそ怨むことは無い…家族をその手で殺めさせたことに、未だ罪悪を覚える程度には。だからこそ、盈虧の転生体である朔には伝えてある。それを介して渉――弥にも伝わるだろう。

 

 振り向く――主だった青年が、口角を噛み締めて血を流していた。我の言わんとしたことが、伝わった。

 

――命か、約束か。ならば我は確かに命を捨てる。5つ――否、6(・)つ(・)の世界の人民を見限り、捨てた我(・)独(・)つ(・)の価値など1を"見限り、捨てた生命の人数"で割った数に等しい――限りなく0に近い、ゴミのような存在だ。誰が否定しようとも、我が認知した以上、覆させない。我儘で死した命に、申し訳が立たない。

 

 ぬらり、と右腕を伝って流れる水銀を振り払いながら握り――不気味なほどに静かな金属音と共に、銀の刃を露わにする。潮の香りを纏う、滑りを帯びて灰掛かった緑の肌を持つ人型――深(・)き(・)も(・)の(・)共(・)が、空気に気付き青年を奥へと下げた。

 

 こ(・)れ(・)で(・)、青(・)年(・)と(・)此(・)方(・)の(・)視(・)線(・)は(・)途(・)切(・)れ(・)た(・)。

 

「ッ、第一小隊!奴を――」

 

 気付くのは早いが、遅(・)い(・)。

 

 0秒。双眸を宙(・)へ(・)向(・)け(・)、座標を合わせる(目星/天文学成功)。北緯39度、東経42度*1――上空、捕捉――ノアの機舟。

 

 0.2秒。電磁仕掛けの鞘に銀刃を納める(居合/[DEX:15]対抗成功)。

 

「――止め――」

 

 0.213秒。白く、1度だけ瞬く(聖遺物:素戔嗚起動)。

 

「――r――」

 

 0.238秒。振り抜かれ(異能:仏御霊剣起動)――

 

「ろぉおッ!!」

 

 ギリシャ、アテネの神殿群に居ても、巨大な何かが崩落(ノアの機舟を切り裂き)、墜落したのが見え――大地を、揺らした。

 

――だが、見知らぬた(・)か(・)が(・)世(・)界(・)一(・)つ(・)の為に約束を捨てさせる?

――それを許す位なら、全類悪など…何度でもやろうとも

 

「――」

 

 水を差したかのような沈黙を一拍挟み。

 

「かかれェッ!」

 

 悲願を閉ざされた故の、血を吐くような叫び、形成される槍衾。大地が、嘆き悲しむ様な呻きが潮臭さと共に我へと降りかかる。うめき声の大きさから(聞き耳成功)、数を測り――咄嗟に大きく2歩退く(回避/跳躍成功)。

 

 叩きつけられた、巨大なこぶし及び3本の水流(魔術:水圧の生成)。続いて迫る巨躯4つ(落とし子の脚)の着地にあわせて足の間を縫うように走る(回避/DEX*3成功)。随分な戦力をぶつけるものだ――クトゥルフの星の落とし子3体、ハイドラに、深き者達大隊1つとは、豪勢にも程がある。

 

 槍衾手前に踏み込み、躱すように身を上空へ(跳躍成功)。後ろの深き者5匹のうち3匹が槍を此方に向け(槍成功3/失敗2)るが、槍の腹に爪先を落とし(マーシャルアーツ/キッククリティカル)、残りの二体の槍へとぶつけて流しながら首を刈る(部位狙い:頭日本刀成功/回避失敗/ダメージ:27)。着地を見計らった2体が槍を突き込み(槍成功2/失敗3)、右から迫る切っ先を銀刃で受け流し(日本刀成功)左から迫る銀閃を伏せて躱した(回避成功)。

 

――数ばかりが多くて、窮屈じゃないか?

 

「5番は3番と合流、4番・6番小隊!3方向から囲んで突けェ!」

 

 その言葉に合わせ、首を刈られたものを抱えて潮の奥へと消え。それに合わせて4本の槍が周囲から迫る(槍成功4/失敗6)。それを真上に跳び(跳躍/回避成功)――右から強い風圧を感じ、咄嗟に銀刃を盾にする(日本刀成功)。

 

――ッチィ…

 

 銀刃は砕けず、然し流す場もなく自身が風を切る。上下の間隔は危うい(槍成功??/失敗??)が、約束を果たすまでは(聖遺物:ラプラス起動/目星成功/槍成功:8)――

 呻きに含まれた驚き(日本刀*8成功)、そして槍を弾くごとに失われた勢い(跳躍成功)で深きものの頭に脚を落とし(部位狙い:頭キック成功)、踏み躙ったまま踏み台にする(回避失敗/ダメージ:19)。

 これで2体、然し500と考えると498。数の暴力とは、言ったものである。

 

――んぐ、ッ!

 

 口に迫るものを吐き出す。その際に鼻に覚えたのは潮の匂い(聞き耳/クトゥルフ神話成功)――深淵の吐息、溺死させる魔術。恐らく、ハイドラ――!

 

「ッシィ!」

 

 致命傷を割ける(回避失敗/ダメージ:4)ように後ろへ2歩、潮を吐きかけようとしながら退く。数ミリ上であれば、眼を穿たれていた。それを押し殺し、後ろから迫る槍(槍成功4/失敗1)を伏せるように躱した後(回避/成功)、纏めて上へかちあげて槍を壊す(日本刀成功:ダメージ23)。

 

「ッ、やれェ!」

 

 真上から迫る重圧、槍を突きつけた4体も巻き込まれているが――武器が壊されているが故の、切り捨て。武装を失った深き者を障害とし、此方の動きを止めるつもりか――人と魔の融和を図っていた青年にしては、随分と思い切った事を。

 思い至りつつ、左腕に巨大な銀刃を生成し(異能:仏御霊剣起動)、正面から斬り払えばいい(日本刀成功/ダメージ:21*3/部位破壊:腕)。

 

「しぶとい…ッ」

*1:
アララト山。ノアの箱舟が大洪水後に漂流したとされる山。


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