フォドラに生まれたので三国共存ルート目指すで(元社畜OLより、愛を込めて)   作:ストレスたまるん

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とりあえず出来てる分を投下爆撃。

来年エンゲージだね! やったねたえt(ry


2.お母さん、貴女はやばいです()

 

 

 

 

 

 

 英才教育、というものをご存知だろうか。

早期教育、とも言われるもので、いわゆる幼少期の頃からスポーツや習い事をして早い段階から教育をして能力をいち早く伸ばし、周りとの差をつけようみたいな、そういうやつだ。

 そんな早期教育もとい、英才教育。

私は質、やり方、そして子供へのメンタルケアが出来て初めて成り立つものだと思っている。

 いきなり言われて何言ってんのこの幼女()? と思った人が多数だろう。

 かくいう私ももし自分が当事者でなく、無関係の人であれば同じ意見を出していただろう。何言ってんのこいつあたおかじゃね? と。 

 だが今回は私自身がある種の被害者なので聞いてほしい。というか聞け。

 

 先程も述べた通り、私は英才教育とは質、やり方、子供へのメンタルケアが出来て初めて成り立つものだと思っている。

 質が悪ければ当然伸びる能力も伸びないし、やり方を間違えれば勘違いしたまま成長し、自滅する可能性もある。

 そしてメンタルケア。

早期教育というだけあり、早い段階から子供にスポーツや習い事をさせるこの教育。

 当然周りの子供が遊んでるのに何故自分は…? と思うようになる可能性もある。そしてそれが元に多大なストレスになり、望まない結果に、なんてこともありうる。

だからこそメンタルケアもとても大切であり、重要度は極めて高いものだと私は考えている。

 

 さて、私がこの英才教育という言葉を使ったことには理由がある。

 まず1つ。

私は今、ほぼ毎日両親からこの英才教育をびっしりと受けている状態だ。

もちろんこれは前にも語った通り、自分で考え、自分で選んだ結果だから不満なんて無い。

 両親は本当に愛情込めて私を育ててくれるし、怒るべき時は叱り、そして何が間違いかを考えさせてくれる、それはもう絵に描いたような立派な人達だ。

 だがそれでも…私は両親に言いたい。主に母に。

 

 母さん。

 

 

 

 

 もう少し手加減してください。

 

 

 

 

 私は今、少しばかり後悔しております。

 

 土下座をキめ、両親からの英才教育を受け始めてから早半年。

今や草木も寒さに凍え、姿を見せなくなり、代わりに白い銀世界が辺りを覆う冬の季節。

月で言うなら12月。

 冬の象徴とも言える雪が今にも振りそうな雲に覆われた早朝に、私は必死にブンブンと訓練用にと渡された棒を何度も振るい、基本的な太刀筋を徹底的に叩き込まれていた。

 

 振っても振っても熱くならない体。

それどころか、逆に消えていく体温。

それに反し、笑顔で涼しげに隣で私の太刀筋を見てる母。

 

 何者なの、この人…。

 

 素振りをする中、自身の母親に対して化け物を見たような気持ちになる。

 私は一応これでもかなり厚手のものを着せてもらっている。

母さん曰く、いきなり薄手で振るうのは厳しすぎるでしょ、とのこと。

 いやそれならまず外で振るうことを止めていただきたいですはい。いや本当に。死ぬって!

 

 だがそんな私に対し母はと言えば、凶悪なお山2つが押し上げるぴっちりとした薄手の服に、ふともも丸出しの大胆なスリットの入ったチャイナドレスっぽい服。

 聖戦の系譜やリンみたいなソードマスター衣装と言えば分かりやすいかな。

私も歳をとったわねぇ、なんていつも笑顔で言うけど、はっきり言ってドスケベですはい。

 何あのムチムチ太もも。くっそエッッッ――

 

「はい雑念。後50回追加ね~」

「あぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 雑念とはかくも恐ろしい…母さんにはモロバレだったようだ…。

 私は気分がガタ落ちするが、罰は罰、致し方なしと気持ちを切り替えると再び素振りを始める。

 

 集中、集中…。

風が少し吹く中、ひたすら無言で振り続ける。

母は相変わらずにこにこと柔らかく笑みを浮かべながら私の素振りを見続けるだけ。

 どうしてこんな寒い中そんな平然としていられるのか、私はアマゾn―― 

 

「気が乱れてるわ~。ほら、もう少しだから頑張って」

 

 おっといかんいかん。

母の言葉に軽く頭を振るい、再び素振りに集中する。 

 

 ……あ~…手がつめt―――

 

「はい雑念~。さらに50回追加~」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 お、鬼ぃぃ……。

そ、そんな感度3000倍近い敏感センサーで私をいたぶり回すのはやめてくだs――

 

「はい50~」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」

 

 鬼! 悪魔! キチガイ!

ナンナンダヨコノアクマ! イカれてんのか!

こちとら寒いんやぞ!? 我4歳ぞ!? ピチピチのクソガキぞ!? これ虐待ぞ!?

 聞こえんのかぁぁ!?(発狂)

 

「聞こえな~い」

「聞こえてますよね母さん!?」

 

 知らないわ~、とひらひらと手を振る母。

鬼ぃぃ…あぁ、手が、足が、顔面が、冷えるぅぅ…。

 

 気持ち指先の感覚が無くなりかけている中、心で母への怨嗟をミニガンの如く発射しながら追加分も終えるまでひたすら振り回し続けるのだった。

 

 やばい、もう心が折れそうだよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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