フォドラに生まれたので三国共存ルート目指すで(元社畜OLより、愛を込めて)   作:ストレスたまるん

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さっむ…どうしてこんなに寒いんや()


エンゲージ楽しんでます?
私は楽しめてません(憤怒)


最後辺り失速してもうたけど、まぁ、バレへんやろ…()


7.鍛錬娘と静音娘

 

 

 

 

 

自身の欲まみれの願いを叶えるために両親の鍛錬を受けてきたアルディア。

 様々な形と縁から、凄腕の傭兵、懐刃ジェラルトと呼ばれる男が団長を務めるジェラルト傭兵団に世話になることとなった。

 初めは慣れないサバイバル生活や、長距離の移動、そして荒くれ者が多い傭兵団の団員達やベレス、ベレトとのコミュニケーションに四苦八苦するも、意外と人が良い団員や、前世で培ったコミュニケーション力もあってか、無事良好な関係の構築に成功する。

 鍛錬もまた前世で培った社畜精神が功を奏したのか、母レーラとの鍛錬よりもより厳しくなったジェラルトとの鍛錬も、自身の糧にすべく貪欲に教えを請い続け、大きく成長をし続けた。

 そして時は流れ、1167年。

 花冠の節のある日、次の仕事を求め、移動を続けるジェラルト傭兵団は休息の為にアドラステア内のとある森に立ち寄る。

 各々が疲れを癒やすためにゆったりと過ごす中、アルディアは木刀を手に、鍛錬をしようとしていた時のだが…

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 団が休憩をする為に行進を止めた事のより、少し時間が出来た私は使い慣れた木刀を片手に、一時的な拠点から少し離れたところに向かって移動していた。

 もちろんジェラルトには報告済みだ。

無断単独行動は危険だし、めちゃくちゃ迷惑を掛けるからね。ワンマンショー程戦場どころか、職場で邪魔になる行為は無い。

 

 それにしても、最高に良い環境ね~。目を閉じたら即爆睡出来そうな状況だわ~。

しっかりと光るお天道様!

まるで絵に描かれたかのように木々の間から注ぐ太陽の光!

火照った体をゆっくりと冷ましてくれそうな、涼しい風!

木々から発せられるマイナスイオン!

どれを取っても爆睡確実な要素しか無いこの環境、寝転べば間違いなく、夜まで眠れるわ! FOOO!! ハンモックとか用意して寝たいぜ!!

 

 だが! だがなのよ…残念な事にこちとら鍛錬の為に木刀持ってるんだわ。

 体を休めるには最適と言えど我未熟者ぞ。修行優先ぞ。

そんな甘ちゃんめ、ぺっ! なことなんて出来んのよ。

自身への甘ちゃんは明日の死ってじっちゃん(団長)が言ってたから、やるしかないのよ(血涙)

 

「へぁ~…やるか」

 

 間抜けなため息を吐いた私は、脳内を支配しようとする休憩を満喫したい欲を抑えるために深呼吸をする。

 

「すぅ……ふぅ……よし」

 

よ~し、生き返った(冷静さ的な意味で)

 

 切り替えを終えると、背筋を伸ばす。

 次にしっかりと木刀を握る。

手に伝わる握り慣れた持ちての感触。

ゆっくりと、力まないように力を込めていく。

力みすぎると余計な体力使うから駄目だとじっちゃん(団長)にも母さんにも言われたからね、仕方ないね。

 

 そして程よい力加減で握ると、次は前を見る。

視界に広がるのは当然数多の木。人なんて居ないし、ましてや鉄拳の木人も居ない。

でも大丈夫だ、問題ない。

集中力を上げるためにしてきた瞑想。

そして、もうs、じゃなくて、イメトレ(どやっ)

 これらの経験を活かすのだ。

 

 目を閉じる。

イメージする容姿は鎧を着込んだ一般兵士。

顔は…まぁ見えなくて良いか。

色はとりあえず灰色を…あかん、やめとこ。

 この世界で灰色をイメージすると確実にアッシュデーモンこと、ベレスかベレトが寸分違わずイメージされて瞬殺される結末が見える見える…(敗北の未来線が)太いぜ…。

エガちゃんには悪いがここは赤色にさせてもらおう。許してエガちゃん。

 

 ん~…おぉ、出てきたぞぉ。

赤い鎧を着込んだ一般兵士が出来てきた。

後は足とか具体的な部分を――

 

「ねぇ」

「おっほぃ!?」

 

 背後から聞こえる声。

完全に自分の世界にININININININININ(F1無線)していた私はその不意打ちに心臓が跳ね上がると、間髪入れずに前に全力ローリングをかます。

 

「おいおいおいおいおいおい、なんだ君私を殺す気かね!?」

「そんなつもりはないよ?」

 

 心臓バックバクの私とは対照的に、不思議そうにキョトンと首をかしげる女の子。

ええい、相変わらず君は静かに登場するねぇ!!(憤怒)

 

「ねぇ! いつも言ってるけど、せめてもう少し前に声を掛けて――」

「掛けたよ? でも貴女はいつも通り反応してくれなかった」

「……」

 

すぅぅぅぅぅぅぅぅ……

 

「すみません」

「構わない」

 

 声の主であり、歴代でやっべぇ強さを誇るやっべぇ主人公にして、現在では私の愛しい妹分であるベレスに、限界まで誠意を込めた渾身の土下座をして謝罪するのだった。

 

 なおこのやり取り、既に20回以上している事を追記しておく。

 

 

 

 


 

 

 

 

 ベレスの奇襲を受けた私は完全に集中力を霧散し、鍛錬どころではないと判断。そのままベレスと雑談モードに突入したほうが良いと思い、私は地面に、彼女は切り株に座り、楽しい楽しい会話タイムを楽しんでいた。

 

 ベレス。

風花雪月をした人なら絶対に分かるその人で、女を選んだ場合の主人公。

先生として教壇に立っても、指揮官として戦場に立っても生徒を導き、成長させる恐ろしい人。

芯も強く、必要とあらばたとえ知っている人であろうとも倒して前に進む姿はまさに悪魔とも言えるし、英雄とも言える。

もちろん無双の方ではその圧倒的な力を序盤で発揮してくれましたね()、

後家族への愛もしっかりありましたね。ジェラルトを倒した場合のそれを見て私は思わず、おぉ、あのベレスが…なんて思ったもんだよ。

 

 そんなベレスが今ではこんなに小さく、そして私の妹分みたいな関係になってるんだから、転生ってやべぇわ(戦慄)

原作よりは短いが見覚えのある髪型。

大人の女性にはまだまだ程遠くとも、その原型がしっかりと出始めているクッソかわいいぃ!(デビルマ-ン)顔。

 あぁ、たまんねぇぜこの顔!

 

 そしてベレトも言わずもがな。

この世界ではどういう訳か双子で兄という立ち位置にいる彼。

ベレスと同じで、イケメンの原型が出始めているショタ顔に、原作通りの性格。

 なんだこの双子!(尊死)

 

 だけどその反面、問題もある。

ベレスが意外といたずら好きという点だ。

性格自体は原作と同じようなタイプみたいだけど、今みたいに静かに近寄ってきて声を掛けるなんてことは割りとあるし、何なら膝枕を要求してくることも多々ある。

ベレトはその辺りは真面目なのか、そういった事をしてきたことはない。

 双子なのに意外と違いがあるんだなぁ。

まぁ膝枕は役得なんですけどね、初見さん(恍惚)

 

 さて、そんなベレスとの雑談。

果たしてどんな会話をしているかというと――

 

「ジェラルトが次はレスターに向かうって」

「え、レスター? 今あそこ仕事薄かったよね」

「うん。でも貴族から仕事の依頼が――」

 

 誠に遺憾ながら、女子トークとは真反対のトークをしていた。

これも致し方ないと言えばそうなんだよなぁ。

 

 町や村に住んでいる子供達とは違い、私達は仕事の為にフォドラのあちこちを歩き続ける傭兵団。

資金のやりくりや、生存のための利便性を優先する都合上、どうしてもそういった子供向けの娯楽から離れていってしまう。

娯楽と言ってもそれは大人の娯楽であって子供に受けるかと言えばそうでもないし。

それにこの傭兵団自体子供が少ない。というか私含めてベレスとベレトの3人のみだ。

まぁ酷い話、戦闘を生業とする傭兵家業にとって子供を抱えるというのはお荷物以外の何者でもないからね。

 ジェラルト自身もその辺りは結構気にしているらしく、おっぱいの大きいお姉さんことダイナさんや女性団員とかに相談している姿を度々目撃する。

子を持つ親とは大変なものだ。

まあその問題を解決するために私を利用しているという点についてはジェラルトを恨みつつも、めちゃくちゃ感謝している(2度めの恍惚)

お陰でこの数年でめちゃくちゃ仲良くなれたしな!(どやっ)

 

「アルディア?」

「ん…どうしたの?」

「私の顔をじっと見て固まるからどうしたのかと思って」

「ごめんごめん、ちょっとね」

 

 いかんいかん。

こんな幸せな時間に考え事なんてもったいない。

 

私は謝罪の意味も込めて彼女の頭を軽く撫でる。

相変わらず無表情だけど、少しだけ嬉しそうに見えるのは気のせいか。

 

結局その後、ダイナさんが迎えに来るまでひたすら子供()トークをし、有意義に時間を過ごすのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルディア」

「何?」

「膝枕」

「…」

「ん…」

 

おっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(脳内大乱舞)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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