コサジタウンでジムリーダーやってます。

 ネモがヒソカ扱いされたりヤベー奴扱いされたりしているのを見てむしゃくしゃして書いた。反省はしていない。今は公開している。

1 / 1
 
 アーマードコアの新作が発表されてテンションぶち上がって短編書いてたら詰まって気分転換にポケモン書いたところこっちは一本書き上がったので初投稿です。

※ご注意

・本作ではチャンプルジムが消滅しアオキさんが四天王に注力しています。アオキさんはジムリーダーじゃなきゃダメな方には合わない作品です。

・個人的にトレーナーが自分のポケモンのことを種族名で呼ぶのは現実で言うと飼ってるチワワをチワワと呼ぶような違和感があるため、主要キャラクターの手持ちに勝手に名前をつけています。

・ポケモンって人語を解するっぽいのにトレーナーが技名叫んで指示なんか出したら何するかわかって避け放題だろ、という気持ちがあるので、強いトレーナーほど指示を出さない世界観となっています。

・現実のバトルがターン制なわけないので先制技が先制しなかったりします。

・主人公がパルデアに居ないポケモンを使います。

・作劇の都合上、特性《へんげんじざい》の効果がゲームと少し違います。

・本作は続きません。続いたとしてもエタります。

・SVで一番かわいいのはネモ(ふくつのこころ)

 以上をご了承くださる皆様には本作を楽しんで頂けると幸いです。




コサジタウンのジムリーダー

 

 パルデア地方、コサジタウン――

 

 小匙の名に違わぬ小さな街の片隅に、それはある。

 二階建てのそれなりに大きな一軒家。二五メートルプール程の大きさの池を備えた庭付き。

 五人家族くらいなら余裕で住めるこの家に、その男は一人で住んでいる。

 ただしポケモンが一緒なので独りではない。

 

 ――ロトロトロトロト……。

 

「…………ぅあー……何だよこんな朝っぱらから……」

 

 スマホロトムの着信音に起こされた彼はベッドでしばらく身動ぎして、のそりと起き上がる。

 すぐさま目の前へ飛んできたスマホロトムが回線を繋ぎ、相手の顔を映し出した。

 

『おはようございます、今何時だと思ってやがりますかコノヤロウ』

 

 スーツに身を包んだ美女が青筋を立てて笑っている。見慣れた受付さんである。

 

「何時……何時? ……とりあえず朝では?」

 

『昼ですよ! ひ・る!! 午後!! P.M.!!』

 

「あー……あー?」

 

 スマホロトムのディスプレイの片隅に時間が表示された。

 P.M.1:15と書いてあった。

 

「わーお」

 

『わーお、じゃない! 1時間もしない間にチャレンジャーが来るんですよ! さっさと出勤してください!

 あと昨日遅くまで配信してたの知ってるんですからね!!』

 

「うぇーい……」

 

 ブツン! と回線が切れ、役目を終えたスマホロトムは洋服掛けの彼の上着のポケットに飛び込んでいった。

 

「…………寝すぎたな」

 

 周りを見回せば彼のポケモンたちもまだ寝ている。やはり夜更かししたせいだろう。

 

「ナンジャモの言うこと聞いて寝ときゃよかったなァ」

 

 ふわぁ、とあくびをひとつ。そして急いでヒゲを剃り、着替えて……メシは終わってからだな、と涙を飲んで。

 

「お前ら行きますよー。起きろよー」

 

 目を擦ったりあくびをしたりしているポケモンたちをモンスターボールに入れて、外へ。

 待ち構えていたかのように、ざばぁ、と池から上がってきたポケモンもボールに。

 最後に、

 

「アコニット~、行きますよ~」

 

 近くの岩に頭を突っ込んでいたポケモンもボールに入れて。

 

「じゃ、頼むよソルガム」

 

 ゴーゴートに跨がり、颯爽と走りだした。

 

 

 

 

 

 

 コサジジムは少々特殊な経緯で設立されたジムだ。

 

 そもそもこの小さな町には五年前までジムは無かった。

 そしてパルデア地方のポケモンリーグはハッキリ言って人手不足である。チャンプルジムのジムリーダーが四天王とポケモンリーグ営業部社員も兼任していたことからもそれは察せられたというものだ。

 無論そのような状態が健全であるはずがなく。

 故にパルデア地方ポケモンリーグのトップはなんとかジムリーダー、あるいは四天王を増員できないかと常々考えていた。

 しかしてジムリーダーや四天王ともなれば求人を出して世に広く募集をかけるというわけにもいかない。

 トップはパルデア中に目を向け、外にも目を向け、もう一度パルデア中をくまなく探して、そして見つけた。

 かつてパルデア地方のジムに挑み、チャンピオンランクの試験に挑み、たった四匹の手持ちで四天王を三人倒すも四人目に破れた少年。

 その後彼は両親の旅行にくっついて母の故郷ガラル地方へ渡り、ジムチャレンジを経てファイナルトーナメント決勝に辿り着くも無敵のチャンピオン・ダンデに敗れ。永住も視野に入れつつまだ滞在するという両親と別れていくつかの地方を観光した彼は、パルデアへ帰還した。

 

 彼がトップに見つかったのは丁度帰ってきたところだった。一年ぶりにパルデアの地に降り立ったまさにそのとき、声をかけられたのだ。待ち伏せでないならとんだ偶然もあったものである。

 そうしてトップにバトルを挑まれた彼は、なんと彼女を蹴散らしてしまった。手持ちが増えたのもあるが、ジム戦が大規模な競技であるガラルで揉まれてより成長したというのもある。

 ともあれトップに勝ってしまった彼は熱烈な勧誘を受けた。主に四天王のほうで。

 しかしこの勧誘を彼は辞退した。いくらガラルリーグ準優勝とはいえパルデアではチャンピオン試験に落ちている。そんな自分が四天王では受験者が納得しないだろう。

 

 だがトップは退かぬ、媚びぬ、省みぬ。

 そもそも四天王だろうとジムリーダーだろうとチャンピオンランクである必要は実は無いのだ。四天王はトップがふさわしい実力があると判断した者をスカウトする形で任命されている。ジムリーダーはジムリーダーでチャンピオンランクとは別に試験があるし、どうしてもジムリーダーに据えたい程有能であればトップの裁量で試験をすっ飛ばして任命も出来る。

 だがまあ、チャンピオンランクを理由に辞退しようというのなら。彼は一度ジムバッジを全て集めているし、トップを今ここで倒している。

 チャンピオンランク合格おめでとうございます、さあ四天王になりましょう(ニッコリ)。

 などと詰められ。どうあってもこの人は退かぬ、仮に今を誤魔化して断っても絶対また来る、引き受けるまで来る。そういう()()()がある!

 と悟った彼は折れた。そして「故郷のコサジタウンでジムリーダーをやるのなら引き受ける」と返した。

 するとあれよあれよと言う間にいろいろと話がついていく。ジムのオフィスは使われていない空き家を改装し、スタッフはパルデアポケモンリーグ本部から数名が出向し、バトルコートはオフィスにした空き家の庭に作られ。

 ひと月と経たないうちにコサジジムはオープンと相成った。

 

 そしてチャンプルジムは消えた。チャンプルジムリーダーのアオキが四天王かジムリーダーどちらかを辞められるようにという目的の増員なので当然だが。

 

「ようこそチャレンジャー。俺がジムリーダーのグリシナだ」

 

 そうした経緯で誕生したコサジジムももう五年も運営されているわけで。どう見ても一般家庭なジムに当初は困惑されていたものだが、今ではすっかり受け入れられている。

 

「えー、ジムテストはクリアしてるとして、バッジは……六つか。ならこちらの使用ポケモンは四体。そちらに制限はありません。何か質問は?」

 

 ジムリーダー、グリシナは焦げ茶の短髪に薄紫の瞳の男だ。身長も体型も平均的で、顔立ちも特段印象に残らない。細縁で四角い藤色フレームのアンダーリム眼鏡をつけている。

 

「ありません」

 

 チャレンジャーは見たところ二〇代前半の男性だ。

 ジム巡りをする者のうち、四つまでに脱落する者が半数以上を占める。それを考えればバッジを六つ集めているのは快挙と言える。才能に恵まれたのだろう。

 だからといって容赦するものではないが。

 

「オーケーチャレンジャー。では準備が良ければ始めましょうか」

 

「お願いします!」

 

「うん、良い返事だ。そんじゃ――」

 

 両者同時にボールを投げる。

 

「いけ!」

 

「頼むよ」

 

 チャレンジャーが繰り出したのはマスカーニャ。グリシナが繰り出したのはキラフロル。

 

「トリックフラワー!」

 

 キラフロルよりもマスカーニャの方が俊敏だ。動きや音等で視線を誘導し、その間に爆発する花を敵に貼り付ける技――《トリックフラワー》を使うべく動き出す。

 だがボールから飛び出してトレーナーの指示を聞いて実行するまではタイムラグがある。

 マスカーニャが動き出すよりもキラフロルが尖った岩を飛ばす方が速い。

 

「速い……!?」

 

 バトルコートの半分、チャレンジャー側に無数の岩が浮遊し、溶けるように姿を消す。いわゆる設置技と呼ばれる《ステルスロック》だ。

 そしてマスカーニャのトリックフラワーがキラフロルを捉える。いかなる原理によるものか必ず急所に当たるその技はキラフロルの体力を一気に削り取るだろう。

 爆発。その瞬間、毒々しい色の結晶が飛び散った。特性《どくげしょう》により、キラフロルの身体から剥がれ落ちたそれは《どくびし》という技と同じ効果を持つ。

 己の引き受けた役割を全うしたキラフロルは力尽き、グリシナの元へ戻っていく。

 

「さあ次だ」

 

 グリシナが次のボールを投げる。そこから飛び出したポケモンは素早くマスカーニャに接近すると、強烈に殴りつけた。

 この一撃でマスカーニャは戦闘不能となり倒れ伏す。モンスターボールのリターンレーザーを当てながら、チャレンジャーは下手人を見た。

 見たことの無いポケモンだ。鎧武者のように重厚な姿の――おそらくは虫ポケモン。

 

「今のは……」

 

「グソクムシャを見るのは初めてか? だとしても、パルデアに居るポケモンだと……タイレーツなんかは同じ技を使えるはずですよ」

 

 タイレーツの情報を頭の中で検索したチャレンジャーは《であいがしら》という技に辿り着いた。その名の通り出会い頭に強烈な一撃を叩き込むむしタイプの技だ。

 くさ・あく複合タイプのマスカーニャにとっては致命的な技だった。

 

「でも、むしタイプなら――!」

 

 チャレンジャーが次のボールを投げる。

 お互いまだ一匹失っただけ。勝負はこれからだ――。

 

 

 

 

 ▼

 

 

 

 

 

「あ、居た。グリ(にい)まーたサボってる」

 

「バッカおめぇサボってんじゃねぇ~よ、今日の授業の時間に向けて英気を養ってるんです。なあマロウ?」

 

 からかうような生徒の言葉にそう返して相棒に声をかければ、ニャ~と気の抜けた鳴き声があがる。

 

「いや~、堂々と医務室のベッドに寝転んでそれはさすがに無理があるでしょ」

 

「やっぱダメかねえ?」

 

 よっこいしょ、と身体を起こす。すると彼に覆い被さるようにして寝ていたマスカーニャのマロウがずり落ちて、うにゃ~と抗議した。

 

「つーかお前今はいいけど校長が居るとこではちゃんとグリシナ先生って呼べよ。あの人そういうとこ細けえんだから」

 

「わーかってるってー。でもグリ兄って実は教師じゃないんでしょ?」

 

「まあ教員免許持ってねーですからね。特別非常勤講師ってやつよ」

 

 コサジタウンの実家で自給自足でもしつつ、何らかの手段で最低限の金銭を稼いで暮らそう。それが、ガラルから戻ってくるときにグリシナが考えていた人生プランだった。

 ポケモンたちの力を借りれば生きるだけならどうとでもなりはする。しかし光熱費、電気代、医療費、税金、自給自足するのが難しい食品を買うお金、etc.――そうしたものを稼いだほうが人生は豊かだ。

 最近は動画配信なんかでバズればそれで稼ぐ人も居るそうだし、ちょっとやってみよう。ダメそうなら日雇いとかでもいいし、ポケモントレーナーなのだからバトルで稼いでもいいし、なんなら何でも屋みたいなのを開業してもいいし。

 両親からは実家は好きに使えと許可も出ている。

 これから先どんな人生になるかなー! なんてちょっとワクワクしながらパルデアに降り立った。その矢先に、()()である。

 

 そしてパルデアのジムリーダーというのは、仕事が少ない代わりに薄給なのだった。

 事務仕事は専門のスタッフがやるし、ジムテストも――ナンジャモのような例外も居るが――担当スタッフがやる。ジムリーダーの仕事はジムテストの内容の立案、チャレンジャーの力量をバトルで測ること、そして所属トレーナーが居るならその指導くらい。

 なのでチャレンジャーが来なければ基本ヒマだし、それに合わせてか給料は少ない。とはいえ生活できないほどではないが。

 それゆえ基本的にジムリーダーは他に何らかの職に就いている。そっちが本業とすら言える。それは例えばパティシエだったり、芸術家だったり、動画配信者だったり、ラッパーだったりする。

 グリシナがリーグのトップの圧に屈してジムリーダーになったとき、当然彼は無職だった。

 とはいえ新米ジムリーダーである。直接運営しないにしろ覚えることは多々あったし、挨拶回りや根回し、メディア出演等々、それなりに忙しい日々を過ごし。

 幾分余裕も出来てきた二年程前、なんか良い職ないですかね、とトップに相談してみた。

 するとその半年後、グレープアカデミーの特別非常勤講師に任命された。なんでも教師の総入れ替えがあったとか。ヤバそうな匂いしかしない話なのでそのあたり突っ込んで聞きはしなかったが。

 大事な科目は常勤のちゃんとした教師が教えるので、彼の担当は週に二日ある選択授業ということになった。

 

「で、グリ兄ヒマなんだよね? バトルしよっ!」

 

「しないが?」

 

 これだから戦闘狂は、とグリシナはじっとりした目を生徒に向けた。

 長くて艶やかな黒髪をポニーテールにした小麦色の肌の快活美少女お嬢様な生徒会長――というのは、黙っていればの話。口を開けばバトルバトルの戦闘狂だと周りのみんなに思われているのがこのネモという生徒なのである。

 実際のところ授業は真面目に受けているし、成績はトップクラスだし、生徒会長の仕事もちゃんとしているし、バトルより優先すべきことがあれば我慢してそれに徹する理性もあるのだが。バトル好きの印象が強すぎてそれらはあまり目立たないのだろう。

 

 ちなみに彼女、グリシナの実家のご近所の大豪邸に住んでいる。幼い頃からバトル好きだった彼女にポケモンを貸し出してバトルさせてあげたのは他ならぬ彼だ。いわゆる幼馴染み……というよりは近所のお兄ちゃんポジションだろうか。彼はあまり気にしたことがないので正確なところがわからないが、歳は七つくらいは離れていたはずだし。

 グリシナがパルデアを出ていた一年間のネモの様子を彼は知らないのだが、どうもその間に自分でポケモンを捕まえたようで、五年前に帰ってきてからもかなりの頻度で付き合わされている。

 前回の宝探し(課外授業)では彼女はジム巡りをしたのでグリシナの元にも来たし、ジムリーダーとしてのバトルで許されている範囲の力で戦ったら本気出せと文句を言われた。ジムバトルで本気など出したらトップに殺されることを彼女はご存知ないらしい。

 

 そんな彼女が歴代最年少でチャンピオンランクになったと聞いたときは、そらそうだろうなと思った。それはそれとしてどうにも煮え切らない微妙な顔で報告してきた彼女を目一杯褒めてやったし、盛大に祝ってやったが。

 

「え~、いいじゃん! 戦ろうよ!」

 

「嫌だよ! お昼寝タイムの邪魔すんなし!」

 

「マロウだってやりたいよね?」

 

 マロウから「いや寝たいが?」と言わんばかりの呆れた目を向けられてもなんのその。生徒会長は止まらない。

 

「あんたら、騒ぐんなら出てってくれる?」

 

 そこへ割り込む第三者。医務室の主、学校保健師のミモザだ。

 美人で妙齢の女性なのだが、保健室の先生と聞いてイメージするような柔らかい性格ではあまりない。顔つきはおっとりしているのだが。

 といっても、親しみやすいとして生徒からは好感を持たれている。

 何か事情があったりして授業に出たくないという生徒がやって来ても良い意味で放任していて、そうした生徒には特に人気がある。

 

「すみませんミモザ先生、うちの戦闘狂が……」

 

「いやあんたも十分うるさいから」

 

「そうだそうだ! だからバトルしろ!」

 

「ネーモー?」

 

「はいごめんなさいミモザ先生」

 

 先生だろうが生徒だろうが来る者は拒まないが、騒ぐ者や暴れる者は決して許さない。例え最年少のチャンピオンランクであろうとも。それが医務室の掟だ。

 

「つーかネモ、お前何しに来たんですか? 俺を探してたような口ぶりだったが」

 

「バトルだけど?」

 

「お前さあ……」

 

 グリシナとマロウの表情が完全にシンクロした。ものすごくゲンナリしている。

 

「こないだお前んちの向かいに越してきたお嬢さんはどうした。目ぇつけてたじゃないですか」

 

 新しく来た編入生に押しつけようとするが、

 

「だってアオイはまだ芽を出したばっかりだもん。大きく育ってしっかり実るように今は我慢してるんだー」

 

「お前さあ……ほんとさあ……」

 

「三日後には宝探しも始まるし! そしたらジム巡りしようねって誘ってるんだよ!」

 

「ああ、そう……」

 

 ならばそのうちコサジジムにも来るかも知れない。聞くところによると彼女は最初の三匹の中からニャオハを選んだというので気は合いそうだ。ジムバトルには関係の無いことだが。

 

「医務室でイチャイチャすんなってのー。元気が有り余ってるようだからグラウンドにでも行ったら?」

 

「あっちょっミモりん! 余計なこと言うなし!」

 

「ミモりん言うなって言ってんでしょうがどいつもこいつも!!」

 

 親しみやすい先生というのは得てしてあだ名がつくものである。医務室常連――サボり的な意味でも患者的な意味でも――の間で彼女には立派にあだ名がついているのだ。彼女は気に入らないようだが。

 

「……ミモりん? へー、ずいぶん仲良いんだねグリ兄?」

 

 冷ややかな声。医務室に緊張が走り、他の利用者たちも息を呑んだ。

 

「え? ネモ?」

 

「私どぉーーーーしても今すぐバトルしたくなっちゃったなあ。パーム、お願い」

 

 ネモのボールから飛び出したパーム――パーモットが、とても申し訳なさそうな顔をしながらもしっかりとグリシナの腕を掴み、グイグイと引っ張っていく。

 人間がかくとうタイプに敵うはずもなく、彼に為す術は無かった。

 

「嫌だ! 放してください! 俺はオフトゥンちゃんと添い遂げるんだぁー!!」

 

「医務室では静かにしないとダメだよグリ兄。ほら行くよ」

 

「助けてーー……!」

 

 取り残されたミモザとマロウは互いに顔を見合わせて。

 

「……あれがクソボケってやつ?」

 

 にゃ~。

 

「ま、静かになったから良しとしますか。あんた追った方がいいんじゃないの、ホントにバトル始めるよアレ」

 

 にゃ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 パルデア地方は実のところ、あまりバトルが盛んではない。

 

 他の地方ならばポケモントレーナーたちは目が合ったらたいてい勝負を始めるのだが、パルデアにおいてはまず話して同意を得てからバトルをする。

 またジムリーダーたちは他に本業がある者がほとんどのため、バトルの実力はパルデアでも最高峰ながらジムバトルは副業、あえて悪い言い方をすれば試験官のアルバイトのようなものだ。試験官ゆえ当然試験の目的に沿ったバトルが求められ、必然本気のバトルにはならない。

 バッジを集め終えた先にある四天王戦、チャンピオン戦も、言ってしまえば「チャンピオンランクという資格の試験」だ。他の地方のそれのような死力を尽くした戦いとは言えない。ここパルデアにおいてチャンピオンとは()()()()()()()()()()のだ。

 そして民間のトレーナーたちのバトルへの熱も強いとは言い難い。ジム巡りをする者の半分以上はアカデミーの学生で、理由は「課外授業で取り組むこととしてわかりやすいから」だ。野良バトルをする者達も学生が多く、これまた課外授業の一環だからやるという風潮が強い。

 

 これはパルデアという地方の土地柄のせいもある。

 豊かな自然と調和した暮らし――と言えば聞こえは良いが、つまりそれは整備された土地が少ないということ。

 他地方では散見される舗装された道は街中以外では見られないし、ガラルのように鉄道が走っているわけでもない。険しい山道や崖、登り坂に降り坂、丸太を渡しただけの橋だってあるし、ろくに道も無い雪山を登らないと辿り着けない街やジムだってある。

 そうなれば必然、暮らしの中にポケモンの力が必要になる。ポケモンバトルで力尽き、肝心なときに動けませんでは命に関わる場合もある。

 

 もちろん、他地方と比べてポケモントレーナーたちの実力が劣りすぎていては問題があるため、リーグとしては改善しようとしてはいる。

 具体的には、街中だけでなく外にもポケモンセンターを多数配置するだとか、ナンジャモらインフルエンサーにバトルを配信してもらうだとか、ジムバトルを住民たちが観戦しやすいようにバトルコートを設置するだとか、バトルの振興に貢献した者にLP(電子マネー)を発行するだとか。

 だがそれらも近年始まったばかり。長年の文化というのは根強く、いまだに「観るのは好きだが自分がやるのはちょっと」という層が多いのが現状であった。

 

 そんな中にネモのようなバトル大好きガールが混じれば、必然浮いてしまう。

 他地方ならばよかった。バトル好きはそこら中に居る。彼女の腕前はともかく、熱意はありふれたものだっただろう。

 ネモは強い。だから戦っても勝てない。勝てないから楽しくない。

 勝っても負けても得るものがある、今回負けても次は勝つ、等と考えて勝てないバトルをする程の熱を持ったトレーナーはパルデアでは稀だ。

 彼女の不幸はパルデアに生まれ育ったこと。同じ熱量で戦う者が居ないこと。だから彼女は〝戦闘狂〟などと揶揄されるほど飢えてしまった。

 

 ――と、いうようなことを、短い間とはいえパルデアの外を見て回ったグリシナは感じている。

 特にガラルはジムチャレンジが一大(いちだい)興行であるせいもあってストイックにバトルをする人たちがたくさん居たし、カントーなんてバトル好きなうえバケモノみたいに強い奴がゴロゴロ居た。

 だから、彼女はきっと外に飛び出していくべきなのだ。それを考えるとなんだかモヤモヤするけれど。

 

「今日は五匹しか連れてきてないから五対五ね!」

 

「はいはい」

 

「いけー、ルーガル!」

 

「やるからには勝つぞ。頼むよアコニット」

 

 ネモのボールから飛び出したのは真昼の姿のルガルガン、ルーガル。グリシナのボールから飛び出したのはキラフロルのアコニット。

 アカデミーのグラウンドにあつらえられたバトルコートに降り立った両者は同時に岩をまいた。ステルスロックだ。尖った岩が浮遊し、溶けるようにして見えなくなる。

 さらにルーガルは回転しながらアコニットに突撃していく。じめんタイプの技《ドリルライナー》。

 アコニットはいわ・どくタイプで、じめんタイプはどちらにも有効だ。それを受けて身体に纏う毒の結晶を撒き散らし、撃沈した。

 

「次だ、マロウ!」

 

 グリシナが次に繰り出したマスカーニャ、マロウは、大きな鳴き声を上げ派手な動きをしながらボールから飛び出した。

 

「先手必勝だよルーガル!」

 

《アクセルロック》で先制しようとして――()()

 いつの間にかつけられていた花爆弾。マスカーニャというポケモンの十八番、トリックフラワーだ。

 確定で急所に当たる技、それも弱点のくさタイプとあって、耐久力のあるポケモンではないルーガルは地に()した。

 しかしマロウもまた無傷ではない。不可視となって浮遊するステルスロックのダメージを受けている。

 

「だったら、ルコ! やっちゃって!」

 

 ネモの次鋒はヌメルゴン。のんびりした種族であり、このルコもまたすぐには動き出さない。

 ステルスロックが食い込んで痛そうにしているし、毒の結晶に侵されて顔をしかめてもいるが、その様子もどこか気が抜ける。

 

「あ、そうだネモ。バトルに付き合ってやってんだからなんか報酬ください」

 

「教師が生徒にたかっていいの?」

 

「俺教師じゃないもーん。特別非常勤講師だもーん」

 

「屁理屈だ! まあいいや、私があげられるものにしてよ?」

 

「じゃあ、今度一緒にチャンプルタウンに行きましょう」

 

「チャンプルタウン? いいよ、何捕まえに行くの? それとも誰かとバトルの約束してたり?」

 

「いや捕まえねぇーしバトらねぇーよ。メシ食うんだよ。食べ歩きするんです」

 

「え?」

 

「デートしようぜ」

 

「へぇっ!?」

 

 よし動揺した! とグリシナは内心ガッツポーズした。最低である。

 いやネモと食べ歩きしたいのは本音なのだが。それだけなら別にバトルが終わってからでも良いわけで。

 今言う理由は動揺を誘って状況把握を鈍らせるために他ならない。

 そんな相棒をマロウはゴミを見るような目で見ているが、些事だ。勝つためだ。

 

「遊んでやれ!」

 

 もちろんというか、相棒が最低の行動を取ったからといって手を抜くマロウではない。

 彼女の特性は《へんげんじざい》。戦闘中、ボールに戻るまでの間に()()()()、出す技と同じタイプに変化する。

 彼女はフェアリータイプとなってルコにじゃれついた。

 

「あっ、ルコ!?」

 

 何も出来ずに沈んでいったルコをボールに収めて、ネモは深呼吸した。落ち着け、クールになれ、デート何着て行こう――じゃなくて。

 

「グリ兄卑怯じゃない!?」

 

「勝ぁ~てばよかろうなのだ、勝ぁ~てば!」

 

「絶っっっっ対負けない! 私が勝ったら一番高いお店でおごってもらうから!」

 

「やめろください俺は薄給なんだぞ!」

 

 勝ったらデートしてやらない、とかでないあたり推して知るべしである。

 

「勝ぁ~てばよかろうなんでしょ? 行ってウォーム!」

 

 ネモの後続はミミズズ、ウォーム。防御の高いはがねタイプのポケモン。

 フェアリータイプとなっているマロウにとって、はがねタイプの技は当たれば致命的だ。

 フェアリータイプならば、だが。

 マロウは身体からくさタイプとはまた違った色合いの緑のエネルギーを発しながらウォームに突っ込んだ。むしタイプの《とんぼがえり》だ。

 これによりむしタイプとなったマロウはウォームを蹴りつけて宙返りし、グリシナの手元のボールへと戻っていく。

 ――が、その前に大きな岩が飛来した。

 出所はウォーム。《ロックブラスト》で飛ばした岩が五つ、空中で躱すことのできないマロウに直撃。今はむしタイプであるマロウはこれに耐えられなかった。

 

「どうだ!」

 

「相変わらずセンスが良いですね! 蹴散らせヘイスタック!」

 

 現れたるはミミロップ。

 ボールから出た勢いそのままに膝をウォームにシュゥーッ!!

《とびひざげり》が決まったァー!!

 しかし防御の高いミミズズたるウォームは一撃で沈みはしない。

 返す刀のアイアンテールを放つが、そこは身軽なミミロップ。ひょいと飛び上がったヘイスタックはふたたびウォームに膝をぶち当てた。さらにダメ押しとばかりに拳に火炎を纏わせ《ほのおのパンチ》。

 

「あーっ! やられた!」

 

「よくやったヘイスタック! このまま勝ってネモにフリッフリの白ワンピースを着せてやりますよ!」

 

 何言ってんだこいつ、という目でチラッと振り返ったヘイスタックにグリシナは気づかない。

 

「なにそれ聞いてない!? 私着ないよそんなの!」

 

「だったら俺だって負けたら奢るなんて聞いてませんよ! 敗者は大人しく従うんだなァ!」

 

「絶対泣かす! お財布すっからかんにしてやるからね!! 行ってパーム!」

 

 グリシナをグラウンドまで引っ張ってきたパームの再登場。ステルスロックと毒で顔を歪めるものの、闘志漲るといった様子でヘイスタックに突っ込んでいく。

 迎え撃つヘイスタックもまたパームに飛びかかり――パームは拳で、ヘイスタックは蹴りで、激しい連続攻撃を繰り出した。

 拳と脚がぶつかり合い、火花ならぬ衝撃波を散らす。

 もつれ合うようにして殴り合った両者は弾かれたように後方へ吹っ飛ばされ――パームはよろけながらも着地し、ヘイスタックは地に転がった。《インファイト》同士の戦いはノーマルタイプのヘイスタックには分が悪かったようだ。

 

「ぬわーっ! ヘイスタックー!?」

 

「いいよパーム! 最っ高!」

 

「ぐぬぬ……。デュランタ! やっちまってください!」

 

 グリシナの四体目はソウブレイズのデュランタ。

 先の殴り合いのダメージと毒でフラつくパームは全身に電気を迸らせた。相手がゴーストタイプでインファイトが効かないことも、自分が倒れる寸前であることも理解している彼は、最大火力の大技を放って退場しようと目論んでいる。

 しかしそんな彼の背後に忍び寄る影。

 

「パーム、下!」

 

 比喩ではなくデュランタの足元から実際に伸びているその影は、いかなる原理か地面から飛び出してパームを襲った。彼はネモの注意喚起を受けて、しかし動けない。

 デュランタの《かげうち》を受け、パームは《でんこうそうげき》を使うことなく崩れ落ちたのだった。

 

「どうだ! 観念してかわいいワンピースを着なさい!」

 

「やだよ恥ずか死ぬってば!

 でももうあとが無い! 行ってアダー!」

 

 ネモのラストはノココッチ。珍しい()()()()フォルムの威容を見せつけてバトルコートに降り立った。

 

「テラスタル、やっちゃうからね!」

 

 テラスタルオーブを取り出したネモは、エネルギー迸るそれを危なっかしい手つきでアダーめがけて投げた。彼女は見た目に反して運動が得意でないのだ。

 アダーの頭上から降り注ぐエネルギー。地面から生えてきた結晶が彼を包み――弾ける。

 結晶化した彼の頭上には地球儀を半分にしたような見た目のテラスタルジュエルがあった。じめんタイプだ。

 それを見たデュランタは出そうとしていたほのおタイプの技を中断し、光を集め始める。《ソーラーブレード》だ。

 日差しが強い状態でなければエネルギーを溜めるのに時間がかかる技だが、彼はそれを補う道具を持たされている。

 しかし、一度他の技を出そうとしたためどうしてもワンテンポ遅い。そしてそんな隙を逃してくれる相手ではない。

 這い寄ったアダーのドリル状の尻尾が下からデュランタを襲う。ルーガルも使ったドリルライナー。

 テラスタルしてじめんタイプとなった今、タイプが一致したそれを、ほのおタイプのデュランタが受けきれる道理は無かった。いわタイプであるステルスロックのダメージが大きかったのもある。

 致命的な隙をさらしたデュランタは回避もできず、まともに技を受けて倒れた。

 

「お疲れデュランタ」

 

「最高だよアダー! 次でラスト、頑張ろうね!」

 

「大将は任せた、レティシア!」

 

 グリシナの五つめのボールから現れたのはブリムオンだった。ふわりと優雅にバトルコートに着地し、敵を見下ろす。

 

「着飾っていこう、レティシア。今日の主役はお前です!」

 

 ジムリーダーたるグリシナも当然テラスタルオーブを所持している。

 降り注ぐエネルギーが結晶に変わる。

 頭上に戴くジュエルはブリリアントカットのダイヤモンドにも似た無色――ノーマルタイプ。

 

「ぶっ放せ、レティシア!!」

 

「穿って、アダー!!」

 

 レティシアの頭部からのびる腕の先にエネルギーが集まっていく。

 アダーの尾がドリルライナーよりさらに強く唸りを上げて回転する。

 レティシアの集めたエネルギーが臨界に達し、しかしそれより僅かにアダーが早い。

《ハイパードリル》がレティシアの身体を捉え――そして《はかいこうせん》が炸裂した。

 強烈なエネルギーがバトルコートを砕き、土埃が巻き上げられ、視界が塞がれて。風が吹いて――フラつきながらも立っているレティシア、その足元でアダーが目を回してひっくり返っていた。

 

「――フリフリの白ワンピィィィィィス!!!!」

 

 勝利宣言が色々と台無しだった。

 

 

 

 

 

 

 なおこの後、グリシナが受け持つ授業の開始は無事遅れた。

 

「といった次第でバトルを行ったのでありまして」

 

「それで授業の開始が遅れたと」

 

「はい」

 

「バトルをするなとは言いませんし、ネモさんの押しが強いのもわかります。が、それはそれ。仕事は仕事。時間は守っていただかなければ」

 

「はい」

 

「今後は無いようお願いしますよ」

 

「はい」

 

 彼は授業後、校長室でクラベル校長にめちゃくちゃ怒られたという。

 

 

 

 




 
 ネモが一番かわいい。それはそれとしてミモザ先生もかわいいしナンジャモもかわいい。マスカーニャも捨てがたいしヘイラッシャは寿司握るのが上手い。
 ちなみに本作のネモは外見から私が受けた印象を元に15歳くらいを想定しています。

 主人公やパーティーメンバーの設定はそこそこ作り込んでありますが、私の他の作品をご存知の方はおわかりの通り、本作は続かないかちょっと続いてエタるかします。モチベーション……モチベーションと時間が……。

 なおテンポ重視で戦闘シーンを書いたため誰も四つ以上の技を使っていませんが、本作では習得してさえいれば何個でも技を使える設定です。

 以下にキャラクターの設定だけ載せておくのでご興味のある方はどうぞ。


・グリシナ
 コサジタウン出身の男性。22歳。
 15歳のときジム巡りに挑戦。マスカーニャ、キラフロル、ソウブレイズ、ブリムオンの四匹とライドポケモンのゴーゴートを引き連れてパルデア中を駆け回り、バッジを八つ集め四天王を三人倒すもハッサクに負けた。当然ながら当時の四天王にポピーは居ない。
 翌年、両親と共に旅行を兼ねてガラルの親戚に会いに行き、なんやかんやあって挑戦権を得てジムチャレンジに参加。新たにミミロップとグソクムシャを加えたパーティーでファイナルまで駆け上がり、チャンピオン・ダンデに迫るも敗退する。
 その後両親や親戚から離れて一人で各地方を観光し、17歳になる年にパルデアに帰還。オモダカに捕獲されジムリーダーになり、現在に至る。
 ガラル以外の地方では観光目的だったためジムには挑戦していない。

 ジムリーダーであるもののパーティーが特定のタイプに特化していない。
 実はくさタイプが大好き。ジム戦で使っているパーティーメンバーがそのまま普段使い、かつ一番強いが、それ以外にくさタイプのポケモンを複数所持している。
 パーティーのタイプがバラバラなのはジムに挑戦するに当たりタイプが偏っては厳しいと考えてタイプをばらけさせていた名残。加えてくさタイプのジムリーダーは既に居るため、「単一タイプ特化でない相手への対応力」を測るジムという立場をオモダカより与えられている。これもあってリーグによる難易度設定は最高となっている。
 ポケモンは生き物である以上タイプによって生態も様々であるため、一般的には育てるタイプを絞る傾向が強い。そうした中で複数タイプを育てることが出来るのは才能と言えるだろう。

 転生とかしてるかどうかはあんまり決めてない。万一続いたら作劇の都合で転生してることになるかもしれないし、やっぱりしてないかもしれない。


・マスカーニャ♀ マロウ
 グリシナの初めてのポケモン。グリシナ大好き。寝るのも大好き。目立つのも大好き。バトルはそこそこ好き。
 マスカーニャの中でもかなり小柄(ゲーム的には2XS)で身軽、そのためかすばしっこい。
 すまし顔で素っ気ないことが多いが内心めちゃくちゃに甘えたい、が自分はクールなイメージだと思っているので表に出さないよう頑張っている(出ている)。
 テラスタイプはくさ。

・キラフロル♀ アコニット
 たいてい先発。サポーターもアタッカーもこなせるオールラウンダー。ただしだいたいすぐ倒される。そういう役目なので。
 バトルではキリッとしているがプライベートではおっとりマイペース。表情変わらないけど。
 隙あらば岩に顔を突っ込んで食事をする食いしん坊。キラフロルの食事がどういう仕組みかよくわからないけど。
 テラスタイプはどく。
 体格はちょっと大きい(L)

・ソウブレイズ♂ デュランタ
 物理火力担当。正々堂々正面からの試合が好きだが、一方で勝つためならかげうちとかあやしいひかりとか平気で使う。勝った方が正義。
 無口で何事にも動じない忠義の騎士……のように見えるが、顔に出ないだけで動揺しやすくちょっと優柔不断。バトル中に咄嗟の判断を間違えがち。
 基本的に真面目なためよくマロウにからかわれる。
 テラスタイプはほのお。
 体格はけっこう大きい(XL)

・ブリムオン♀ レティシア
 特殊火力担当。基本的にブッパ主義。ただし気持ち良く大技をブッパするための補助技は惜しまない。
 ブリムオンという種族の例に漏れず静かな場所が好き。家では一部屋まるまる防音室に改造してもらって入り浸っている。
 甘いものが大好き。甘味のためなら人でごった返すスーパーマーケットのタイムセールにも乗り込んでいけるくらい大好き。どきな近所のオカンども、その半額ヨウカンは私のだ!! 静寂とはいったい。
 テラスタイプはノーマル。
 体格はとっても小さい(2XS)

・ミミロップ♀ ヘイスタック
 かわいい担当。愛想がよくて愛嬌のある性格をしている。カメラとか急に向けてもにっこり手を振ってくれるタイプ。さすがだぞ! 自分がかわいいのをバッチリ理解しているんだな!
 が、バトルになると急に苛烈になる。補助技とか使うより蹴りたい殴りたい。とはいえ補助技を使えないわけではないどころか補助技の方が得意で、本領はそちら。性格的に補助技が嫌いなだけで。
 テラスタイプはかくとう。
 イッツ・ア・スモールポケモン!(3XS)

・グソクムシャ♂ タガヤサン
 出会い頭に限りあらゆる敵を粉砕する頼れる武者。……なのだが、出会い頭で倒せなかったり後続が出てきたりすると途端に逃げ腰になる。
 とはいえ自分に自信が無いだけで実力は本物。逃げ腰だってやれば出来る……のだが、ビビりながら出した技が良い感じに決まって良い感じに戦えてしまうので傍から見たら堂々たる強者に見えるというパターンが多い。繰り返すがビビりかつ自信が無いだけでちゃんと強い。
 テラスタイプはいわ。
 イッツ・ア・ビッグポケモン!(3XL)

・ゴーゴート♂ ソルガム
 ライドポケモン。人を乗せるのが大好きな一方でバトルが大嫌い。そのためバトルには基本的に参加しない。
 とはいえ主を背に乗せパルデア中を駆け回る身体は強靭そのもの。特に脚力がものすごい。やむを得ず戦闘を行うことになっても戦えるだけのポテンシャルはある。戦わないけど。
 体格はとっても大きい(2XL)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。