―異質― 日本国の有事防衛組織、その異世界を巡る叙事詩《邂逅の編》   作:えぴっくにごつ

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10-15:「確保戦」

 時系列は、指揮通信車と馬車の衝突直後まで戻る。

 馬車と衝突した指揮通信車は、馬車を少しの間荒々しく押した後に、ようやくその速度を落して停車した。

 

「ヅッ……皆、無事か!?」

 

 停車した指揮通信車に車上で、矢万が搭乗する各員に向けて、安否確認の言葉を発する。

 

「痛……無事ですが――今のは何です!?」

「対象の馬車と衝突したんだ!タイミングの悪さが重なってな!」

 

 問いかけの言葉に、後部隊員用スペースの威末から、返答と状況の説明を求める声が返る。それに矢万は、荒く苦々しい色の声で回答する。

 

《ハシント応答しろ!大丈夫か?》

 

 そこへ矢万始め各員の耳に、インカム越しに長沼の声が飛び込み聞こえた、

 

「ハシント、乗員は皆無事です。ですが……」

 

 聞こえ来た尋ねる声に、矢万は無事である旨を返し、同時に目と鼻の先で横転している馬車の姿に目を落とす。

 

「……拘束対象の方は分かりません」

 

 そして苦い表情で、対象の状態が不明である事を、無線の向こうへと伝えた。

 

《了解。まず君等は、自分の身を守れ――》

 

 長沼からは返答と、続いて状況の説明が成される。

 隊列後方に位置していた護衛の警備兵達は二手に分かれ、内の一方は後方より接近する各分隊に向けて。もう一方は指揮通信車、すなわちこちらへ向けての対応行動を取り出したとの事であった。

 そして高機動車の1分隊は、早急にこれを撃破しこちらへ応援に向かうとの事だが、それまでの間こちら側でも、応戦行動を取るようにとの警告指示が寄越された。

 

「了解です――聞いたな、準備しろ!奴さん達こっちに群がって来るぞ!」

 

 通信を終え、矢万は搭乗する各員に向けて張り上げる。

 

「そらそうだろ。大老の乗った駕籠が、見事にふっ飛んでったんだからよ」

「行くぞ」

 

 その指示声に、後部隊員用スペースの門試は、そんな皮肉気な言葉を零す。そんな彼に、傍らの威末はそれを聞き流してその上で促す。そして両名は指揮通信車の後部ハッチを開け放ち、車外へと降車展開してゆく。

 さらに指揮通信車の前部、助手席からは天井ハッチより、宇現士長が這い出て来る姿を見せ、各員は向かい来る敵警備兵達との戦闘に備える――

 

 

 

 指揮通信車の操縦席。そこに座す鬼奈落は、その顔に少し困ったような色を浮かべていた。

 

《鬼奈落、お前も車上に上がれ!》

「あぁ、はい」

 

 鬼奈落の耳に、矢万からのインカム越しの指示の声が響く。しかし対して、鬼奈落はどこかはっきりとしない生返事を返した。

 

《おい、大丈夫か?》

「大丈夫です。上がります」

 

 それを訝しんのだろう、矢万からは問い尋ねる声が寄越される。その声に対して鬼奈落は再度答えるが、その意識と視線は、フロントガラスのその向こうに向いていた。

 そこには、一人の人間の体があった。

 指揮通信車の先端の突起部にその体を乗り上げて横たえ、動く様子を見せないそれは、馬車を操っていた御者の物であった。

 すでに亡骸となっていたそれは、額に死因となったと思しき、頭部強打の証の流血が見て取れる。そしてその眼は、光の消えたそれで、ガラス越しに鬼奈落を見つめていた。

 

「困ったものですね」

 

 そんな光景を前に、しかし何か涼しい様子で鬼奈落は呟く。

 そして言いながらも鬼奈落は、操縦席の足元に置き備えていた、護身用火器の65式9mm短機関銃を手に取り、そして座席より立ち上がる。

 

「悪いですね」

 

 そこで鬼奈落は、こちらを見つめる死体を一瞥。そんな一言を発して投げると、天井のハッチに手を掛け、外へと繰り出した。

 

 

 

「――派手にやってしまいましたね」

 

 ハッチを潜り車上へと上がった鬼奈落は、そこで眼下に見止めた横転した馬車や、それに引きずられて倒れ藻掻いている馬達の姿に、そんな呟きの一言を零す。状況に対して、その口調はどこか飄々としていた。

 

「おや」

 

 しかしそんな彼の眼が、横転した馬車の上に動きを見たのはその時であった。

 

「急げ、だいぶ接近を許してる!準備できた者から、各個の判断で攻撃しろ!」

「車長」

 

 一方の矢万は、自身も12.7㎜重機関銃をその握把を掴み手繰り寄せながら、周囲へ指示の声を張り上げている。その矢万に、鬼奈落は声を掛けた。

 

「馬車から人が出て来ます」

「何!?」

 

 伝え来たその言葉に、それを受けた矢万は驚き――といよりも忌々し気な声を返す。そしてターレットハッチ上から身をさらに乗り出し、鬼奈落が視線で示す先を確認。

 鬼奈落の言葉通り、横転した馬車はその側面の乗降用扉が開かれ、そこから人が這い出て来ようとしている様子が見えた。

 

「捕獲対象でしょうか?」

「区別はつかんが……チッ、この切羽詰まってる時に……!」

 

 現在、指揮通信車と馬車に向けて、各方より護衛の警備兵達が向かってきている。そしてその一部は、すでにすぐそこまで迫っている。余裕の無い状況での事態の追加発生に、矢万はその顔を険しくする。

 

「押さえます。私が行きます」

 

 そこへ鬼奈落が進言の声を上げた。言いながらも彼は、65式9mm短機関銃を手にすでにハッチから這い出ている。

 

「頼む。気を付けろ」

 

 それを受け入れ、そして矢万は自身の付く12.7㎜重機関銃を敵へと旋回させながら、忠告の言葉を送る。鬼奈落はそれに片腕を上げて答えながら、指揮通信車の車上より飛び降りて行った。

 そして同時に、12.7㎜重機関銃は咆哮を上げた。

 

 

 

「ぐ……一体何が……」

 

 横転した馬車から出て来たのは、側近の男であった。

 文字道理、這う這うの体で扉から半身を出して来た側近の男。しかし瞬間に、彼の体を鈍痛が襲った。

 

「ぐぁッ!?」

 

 側近の男から悲鳴が上がる。

 見れば馬車上には鬼奈落の姿があった。威末は指揮通信車より馬車の上に飛び乗り、半開きであった扉ごと、側近の体を踏みつけたのだ。

 そして間髪入れずに、鬼奈落は短機関銃のグリップで側近の男の後ろ首を打つ。側近の男は再び悲鳴を上げ、そして気を失いその体を支える力を失った。

 

「すみませんね。あまり乱暴はしたくないんですが」

 

 そんな言葉を零しながらも鬼奈落は、気を失った男の両肩を掴み、そして強引に馬車の中へと押し戻し、扉を自らの体を乗せて踏み塞ぐ。

 その折、内部からは「ひ!」と驚く別の悲鳴が聞こえた。

 

「さて――」

 

 しかし鬼奈落はそれに意識は割かずに、背後から響く、12.7㎜重機関銃の咆哮を始めとする各銃声を聞きながら、周囲へ視線を走らせる。

 

「指揮車の12時!二騎周ったぞぉ!」

 

 間髪入れずに、銃声に混じり誰かの張り上げる声が聞こえ来た。

 鬼奈落が視線を向ければその先に、こちらに向かって回り込むように駆けこんでくる二騎の軽騎警備兵の姿が映った。そのさらに向こうには、こちらの銃火の犠牲となったのだろう倒れた警備兵達の姿も見えたが、その二騎はどうやら捌ききれずに零れ、回り込んで来たらしい。

 

「――ッ」

 

 二騎からはクロスボウにより矢が放たれ、それ等は鬼奈落の傍を掠めて、背後の指揮通信車の装甲を叩く。

 鬼奈落は少し表情を険しくしたがしかし怯まず、接近し眼前を横切って行くその二騎に向けて、すかさず短機関銃を構えて引き金を引いた。

 銃口から9mm弾がばら撒かれ、それ等は軽騎警備兵達を襲う。内一騎がそれを諸に受け、警備兵が馬上より打たれるように転落。しかしもう一騎はばら撒かれた弾を逃れ、駆け抜け去って行った。

 

「――!、新手ですか」

 

 逃れた一騎を視線と銃口で追う鬼奈落だが、しかしその先に彼はまた新たな敵影を見た。

 別方向より、こちらへ迫る軽騎警備兵がまた二騎。そして直後、その二騎は二手に割れた。

 

「車輛3時より新手、二手に割れました」

「対応する!」

 

 鬼奈落は背後の指揮通信車上に向けて報告の声を上げる。それに対して、車上でMINIMI軽機に着く宇現が呼応。軽機が車上で旋回され、新手の二騎に向けて火を吹いた。

 二騎の内片方は、指揮通信車の側へと踏み込む前に、銃火を受けて押し留められ、無力化される。しかしもう一騎が運よく弾を逃れ接近、そしてすり抜け様に矢を放ち、それが再び指揮通信車の装甲を叩いた。

 

「同一方向、先のが反転してきます」

「車輛7時方向より反転、再来!」

 

 各方より迫った騎兵の警備兵達は、その速度を持って指揮通信車を取り巻き駆け、反復攻撃を試みて来た。

 こちらを翻弄するような動きに、各員は頻繁な銃器の旋回、再照準を余儀なくされる。

 

「排除!」

「ダウン!」

 

 しかしそれでも銃火器による優勢は覆らなかった。各員の装備火器、あるいは搭載火器が各方へ発砲音を響かせ火を吹き、警備兵達は一騎また一騎と数を減らしていった。

 

「――新手。車輛、2時方向より新手です」

 

 引き続き馬車の上で構えていた鬼奈落が、また視線の先に接近する騎兵の姿を捉える。

 

「何か姿が違います。――通達にあった重装甲の騎兵のようです」

 

 そして鬼奈落はその騎兵の様相がそれまでの物と違う事に気付き、発する。その言葉通り接近するそれは、人馬共に鎧で身を覆った重装警騎であった。

 

「車輛10時方向からも2騎!同、装甲騎兵!」

 

 直後、指揮通信車の側に身を隠す、威末からも声が上がる。反対側からも、同様に重装警騎の迫る姿があった。

 聞くが早いか、鬼奈落は短機関銃を構え直し、自分の発見した重装警騎をその照準に覗き、引き金を引いた。連続的な軽い発砲音と共に放たれた数発の9mm弾は、重装警騎目がけて飛ぶ。

 しかし直後に鬼奈落が見聞きしたのは、微かな乾いた金属音。そしてわずかに身を揺らすも、こちらへの吶喊を止めない重装警騎の姿であった。

 

「!――弾かれましたか」

 

 その様子から、瞬時に9mm弾が鎧に弾かれた事を鬼奈落は察する。

 

「――対象健在!これは……弾が通ってない!」

「冗談だろ」

 

 反対側から接近する敵に対応した威末等も、同様の物を目撃したのだろう、威末の発し上げる声や、門試の荒げた言葉が聞こえて来る。

 

「彼等相手には豆鉄砲ですか――車長、50口径での対応願います」

 

 そんな中鬼奈落は呟き、そして車上で12.7㎜重機関銃に着く矢万に、要請の声を上げた。

 

「ちょい待ち、ちょい待ち――順に対応する」

 

 指揮通信車上からは、矢万の少し焦った色での返答が降りて来る。矢万はまず、ターレットを指揮通信車の10時方向に向け、迫る2騎の重装警騎へその銃口を向ける。そして押し鉄に力が込められ、唸り声と共に12.7㎜弾が吐き出された。

 流石の装甲に包まれた重装軽騎も、12.7㎜弾の凶悪な威力の前では無力であった。

 撃ち込まれた12.7㎜弾の群れは、重装警騎達の鎧を易々と貫通。彼等の身をその勢いで、まるで殴り飛ばすようの弾き、打ち倒した。

 

「車長、2時方向よりなお接近。間もなく踏み込まれます」

 

 しかし反対側より近づく重装警騎は未だ健在。鬼奈落は矢万に向けて冷静な、しかし急かす声を送る。

 

「今やる!」

 

 要請に荒々しく返しながら、矢万はターレットを旋回させる。しかし悪い事にすでに重装警騎は、矢万に再照準の間を許さぬ距離まで踏み込んでいた。

 

「ッ」

 

 鬼奈落は、牽制に短機関銃の引き金を引き、9mm弾をばら撒き注ぎ込む。しかしそれ等は重装警騎の装甲に阻まれ、そしてその吶喊の勢いが減じる様子は無い。

 重装警騎は、そのまま真っ直ぐ、鬼奈落の咆哮へと突撃して来る。

 

「鬼奈落!」

「ッ――!」

 

 矢万の警告の声。同時に鬼奈落は身を翻し、乗っていた馬車の上より滑るように飛び降りる。

 瞬間、その直上を、地を蹴り飛んだ重装警騎が飛び越えて行った。そして先程まで鬼奈落が居た場所を、振るわれた剣が掠めてゆく。

 重装警騎は人馬共に跳ねて、馬車の上を飛んで跨いで見せた。そしてその先で蹄を着き、そのままの速度でかけ離れてゆく。

 しかし直後、周囲に唸り響いた発砲音と同時に、重装警騎の身は弾け撃ち飛ばされた。

 見れば、指揮通信車上で再度の旋回照準を終えた12.7㎜重機関銃が、その銃口から白い煙を上げていた。

 

「排除――他は!?」

 

 腕中の凶悪な得物で敵を屠った矢万は、それから各員に向けて報告を求める声を上げる。

 

「――無し」

「排除完了したようです」

 

 それに各員から返答が上がる。

 今の重装警騎を最後に、指揮通信車周辺に迫る敵の姿は無くなっていた。

 

「――鬼奈落、大丈夫か?」

 

 周辺の安全化、無力化の確認ができた後に、矢万は重装警騎からの肉薄攻撃を受けた鬼奈落の身を案じて発する。

 

「少し不愉快でしたね」

 

 対して、幸いにも無事であった鬼奈落は、しかし身を起こしながらもそんな言葉を返す。

 自身を飛び越えて行った重装警騎に対して不快感を覚えての物であろう、少し不機嫌そうな色の込められた軽口であった。

 

「際どかったな」

「ったく、俺等は道を封鎖するだけじゃなかったのかよ」

 

 威末や門試からも、警戒の姿勢を維持する傍らに、それぞれ声が上がり聞こえる。

 

「矢万三曹、高機が来ます」

 

 そこへ指揮通信車上の宇現が声を上げ、そして一方向を指し示す。矢万始め各員が示された方向を見れば、その先にこちらに向けて走って来る高機動車の姿が見えた。

 高機動車はそのまま接近、指揮通信車の側まで走り込んで来て停車。

 

「1分隊、展開してくれ」

 

 高機動車の助手席は長沼の姿があり、彼は指示の声を上げる様子を見せる。

 そしてそれに呼応し、高機動車からは搭乗していた普通科1分隊の隊員等が降車。指揮通信車の周辺へと展開を始めた。

 そして長沼自身も高機動車を降り、指揮通信車へと歩いて来る。

 

「矢万三曹、大丈夫か?」

「なんとか凌ぎました。こちらに損害はありません」

 

 長沼は車上の矢万を見上げ尋ね、矢万はそれに返す。

 

「拘束対象はまだ未確認か?」

「中から声を聞きました。少なくとも、生きてはいるようです」

 

 続け、馬車を一瞥しつつ紡がれた長沼の疑問には、傍らに立つ鬼奈落が答える。

 

「そうか、では確保にあたろう。1組――」

 

 対象の生存確認の報を受けた長沼は、呟き、そして1分隊の隊員等に、拘束対象の確保に掛かるよう、指示の声を発する。

 隊員等が行動に移ると同時に、その場へ制刻等4分隊の乗る小型トラックが駆け込んで来た。

 

「こっちも、片付いたようだな」

「派手にやったモンだなオイ」

 

 停車した小型トラックより、制刻や竹泉は淡々とした声や皮肉の台詞を上げながら、降車し長沼等の元へと合流する。

 

「制刻士長、そちらも片付いたか」

「えぇ、見える限るは弾きました」

「よし。じゃあ君等も、対象の確保と警戒に、それぞれ当たってくれるか」

 

 制刻の報告を聞き、長沼は制刻等に新たな指示を与える。

 

「いいでしょう。策頼、多気投、確保の加勢に行け。剱と竹泉は、見張りだ」

 

 それを了承し、制刻は各員にそれぞれの行動を指示。各員は各々の藩王を示しながら、それ等に掛かって行った。

 

 

 

 横転した馬車から拘束対象を確保すべく、隊員等は馬車を囲み作業に当たっている。

 消化斧、チェーンソー等の物々しい工具が用いられ、馬車の側面が壊され引っぺがされる。そして内部の様子が露わにされ、そこにいた人間達が、隊員等の手により引きずり出された。

 

「な、なんだ貴様ら……!?放せ……!」

 

 隊員等の手によりその身を抑えられ、引っ張り出されて来たのは、商議会の議員の男だ。

 突然現れた得体の知れない者達に拘束され、議員の男は大きな動揺の様子を見せている。

 

「失礼。商議会議員の、ムエア氏ですね?」

 

 そんな議員の男の前に、長沼が現れ立った。

 長沼は、事前の調査で判明していた議員の男の名を出して尋ねる。

 

「き、貴様ら!一体何者だ……!?い、一体何が目的だ!?」

 

 対する議員の男は、長沼の質問には答えずに、喚き立て言葉をぶつけた。

 

「できればこちらの質問に答えて頂きたいのですが――仕方ないか」

 

 少し困った色を浮かべ呟いた長沼。しかし反応から、男が目的の議員本人である事は確かだろうと察し、長沼は言葉を続ける。

 

「私達は日本国陸隊です。ムエアさん、あなたには私達と同行して頂きます」

 

 そして長沼は自分等の組織を名乗り、そして目的を告げた。

 

「ど、同行だと……ふざけた事を!そもそも、こんな事をしてただで済むと……!」

「すみませんが、拒否は受け入れません。連れて行くんだ」

 

 長沼の要求に対して、拒絶の姿勢を見せて喚き立てる議員の男。

 しかし長沼は議員の男の言葉を、ピシャリと跳ね除ける。そして議員の男を抑えている隊員等に向けて、連行するよう発した。

 

「や、やめろ放せ……!どこへ連れて行くのだ……!」

 

 抵抗の姿勢を見せ喚き上げる議員の男は、しかしそれも虚しく連行されて行った。

 

「――他にも、何か証拠になるような物があるかもしれない。すべて押収しよう」

 

 議員の男を見送った長沼は、そして各員に向けて発し、各員は引き続きの作業へと当たって行った。


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