―異質― 日本国の有事防衛組織、その異世界を巡る叙事詩《邂逅の編》   作:えぴっくにごつ

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5-9:「ダウン――」

「よそ見は厳禁だ」

 

 策頼が超巨大蜘蛛に向けて声を上げる。

 彼は対岸の竹泉等へと反れた超巨大蜘蛛の注意を、自分達へと戻すために火炎放射攻撃を実施。超巨大蜘蛛の注意が再び自分達へと向いた所で、発射筒のハンドルを切って放射を停止した。

 

「ギュァァ――ギュァァァァッ!!」

 

 超巨大蜘蛛は、火炎に怯む様子を見せたのも束の間。自身に攻撃を行って来た策頼へとその顔を向け、そして叫び上げる共に、前脚の一本を振り上げ、振り下ろした。

 

「ッ――」

 

 策頼は、超巨大蜘蛛の前脚が振り下ろされた瞬間に、側方へ跳躍。

 瞬間、今さっきまで策頼が居た場所へ、前脚の切っ先が突き下ろされた。

 

「――まだ来るか」

 

 策頼は突き下ろされた前脚を、そしてそれを辿って超巨大蜘蛛の胴体を見上げる。

 超巨大蜘蛛は策頼を追ってその巨体を旋回させ、そして再び前脚を振り上げた。

 

「来る――」

 

 自分を狙う追撃に、策頼はそれを回避するための予備姿勢を取る。しかし超巨大蜘蛛の状態に、変化が見られたのはその時であった。

 超巨大蜘蛛はその前脚を振り上げた直後、胴を支えていた脚の内の数本をガクリと折り、その体勢を崩した。そして直後に振り上げていた前脚を突き下ろしたが、それは策頼のいる場所とはまるで離れた所であった。

 

「体勢を崩した?――自由さん、これは」

 

 超巨大蜘蛛の様子の変化を察した策頼は、制刻に向けて呼びかける。

 

「あぁ――竹泉、良い知らせだ。ハチヨンの攻撃は、全く通ってねぇ訳じゃぁ、ねぇらしい」

 

 策頼の言葉に制刻は答え、そしてインカムを通して対岸の竹泉に向けて発した。

 

《見えてる。合計三発もぶち込んだんだ。外っ面は無傷でも、内臓まで無事とはいかねぇだろぉよ》

 

 それに対して、竹泉は分析の言葉を返して寄越す。

 竹泉の言葉通り、超巨大蜘蛛は外観こそ無傷に見えたが、三度に渡る対戦車榴弾の被弾により、その内側には軽くない損傷を受けているようであった。

 

「ギュォォ……ギャァァァァッ!!」

 

 しかし半端に追い込まれた事が、超巨大蜘蛛を焦らせ、そして何より感情を逆撫でしたのだろう。

 超巨大蜘蛛は複数の脚を地面に突き立て直して体勢を立て直すと、自分を奮い立たせるかのように方向を上げ、そして同時に前脚四本を半身ごと思い切り振り上げた。

 

「来るぞ!」

 

 それを見た制刻は策頼に向けて声を飛ばす。そして超巨大蜘蛛がその四本の前脚を一斉に振り下ろした瞬間、二人はその場からそれぞれの方向へと跳躍。

 直後、二人の近辺各所に、四本の前脚が次々に突き下ろされた。

 

「とぉ――無理やり押し込むにゃ、まだ元気過ぎるな」

 

 退避先で超巨大蜘蛛の姿を見上げ、変わらぬその凶暴さから、呟く制刻。

 一方の超巨大蜘蛛の攻撃は、その一回に留まらなかった。

 超巨大蜘蛛は振り下ろした四本の脚を、引いて集め揃える。そして再び身を振り上げると同時に揃えた脚を広げ、広範囲に一斉に突き下ろした。

 

「ッ――」

「おっと」

 

 幸い、突き下ろされた四本の脚は、全て制刻等の立つ場所からは外れた地点に落ちる。

 しかし超巨大蜘蛛の攻撃はさらに続く。

 再び突き下ろした四本の脚を引いて揃えた超巨大蜘蛛は、それを端から順に振り上げ、一本づつ連続的に突き出し振り下ろした。

 

「――自由さん。奴さん、すでに狙ってません」

「あぁ、余裕がねぇのかもな」

 

 襲い来た攻撃を回避しやり過ごした二人は、言葉を交わす。

 その攻撃が、狙いを定めた上で行われた物では無く、勢い任せの物であることは明白であった。

 

《ヨォ!ダメ押しの四発目行くぞォッ!》

 

 そこへインカム越しに制刻等の耳に、竹泉の声が響く。

 そして同時に、川の向こうで無反動砲のバックブラストが上がり、撃ち出された対戦車榴弾が超巨大蜘蛛目がけて飛来する。

 ――しかし、それが起こったのは次の瞬間であった。

 超巨大蜘蛛は、その前脚の一本をわずかに動かした。

 その行為自体は偶然の物であり、意図したものではなかったのであろう。しかし結果としてその前脚は、対戦車榴弾の射線を遮る形となった。

 そして対戦車榴弾は前脚と接触。その段階では起爆せず、そして接触の影響で対戦車榴弾はその進路を変え、超巨大蜘蛛の直下の地面に落ち、炸裂した。

 

「ッ!」

「――っとぉ」

 

 幸いにも制刻等に被害は無かったが、予期せぬ位置で上がった爆炎に、二人は思わず手で顔を庇う。

 

《オイ冗談だろ?どうなったんだ!?》

 

 そして思わぬ位置での対戦車榴弾の炸裂に、それを放った竹泉から、インカム越しにそんな声が届く。

 

「脚に掠って軌道が反れたらしいな。竹泉、これ以降はもう少し慎重に狙え」

《どこまでもふざけてやがる!》

 

 届いた声に対して制刻が説明と指示を返すと、了承の言葉の代わりに悪態が飛んで来た。

 

「ギャァァァァァッ!!」

 

 一方の超巨大蜘蛛は、自らの直下起こった炸裂を脅しと受け取ったのか、それに返すように咆哮を上げる。

 そして四本の前脚を、制刻等目がけて一本一本突き下ろす。さらにそこから連続動作で、脚を揃え集めて身を振り上げ、四本の脚を広げながら一斉に突き下ろした。

 

「――っと」

「おぉ、危ねぇ」

 

 超巨大蜘蛛の繰り出した連続的な攻撃を、制刻と策頼は跳躍行動で回避する。

 

「ッ――どうやったらこのバケモノを押し込めるんだ?」

 

 策頼は跳躍回避し着地した先で、超巨大蜘蛛の姿を見上げて呟く。

 

「確実に弱ってはいる。だが、何か決定打が必要だな」

 

 動揺に超巨大蜘蛛を見上げて発した制刻は、そこからさらに周囲へと視線を配る。

 

「――おぉ?」

 

 そして脚元に視線を落とした時、制刻は〝それ〟に気付いた。

 彼等の脚元、周辺の地面に、いくつもの亀裂が走っている事を。

 

「自由さん、地面が」

 

 策頼もそれに気づいたのだろう、制刻に向けて声を投げかけて来る。

 

「あぁ、こいつぁ使える――竹泉」

 

 制刻は呟くと、インカムを用いて、竹泉へと呼び掛け始める。

 

「ヤツの脚元の地面に、もっぺんハチヨンをぶち込め」

《はぁ?なんだってまた――》

 

 唐突に寄越された不可解な指示に、竹泉からは怪訝な声が返って来る。

 

「説明は後だ。やれ」

 

 しかし制刻は端的に再び指示する。

 

《あぁ、わーったよッ!》

 

 竹泉から、悪態じみた了解の言葉が返って来る。

 そして直後、川の向こうでここに来て四度目のバックブラストが上がり、そして対戦車榴弾が飛来し着弾。超巨大蜘蛛の脚元で爆炎が上がった。

 

「――ギャァァァァッ!!」

 

 炸裂により撒き散らされた熱と破片が超巨大蜘蛛の腹部を襲う。

 致命傷とはならなかったが、それに対して苛立ちを覚えたのだろう超巨大蜘蛛は、怒り叫びあげると共に半身を振り上げ、制刻等目がけて、何度目かもしれぬ四本脚による一斉攻撃を突き下ろす。

 ――それが決定打となった。

 

「自由さん!」

「あぁ」

 

 セオリー通りその攻撃を跳躍回避した制刻と策頼は、退避先で足元周囲に視線を落とし、言葉を交わす。

 発生していた亀裂はその数を目に見えて増やし、瞬く間に周辺地面へと広がり走ってゆく。

 ピシリピシリと何かが割れるような音が聞こえ、さらにズズ――と大きな何かがズレを起こしたような音が聞こえ来る――。

 

「退避だ!」

 

 制刻が策頼に向けて張り上げ、二人は身を翻して飛ぶようにその場から駆け出す。

 瞬間――制刻等と超巨大蜘蛛のいた崖際一帯が、亀裂に沿って、巨大な音を立てて崩落した。

 水際で水気を含んでおり、さらに木々が生えておらず根等により繋ぎ止められていなかった崖際一帯の地面は、元々脆い状態にあったのであろう。

 さらにその上幾度も超巨大蜘蛛の体重を乗せた攻撃を受け止め、極めつけは二度に及ぶ対戦車榴弾の着弾。

 それ等の要素が積み重なり、耐えきれなくなった一帯は、ついに崩落したのだ。

 

「ギャァァァァ!!」

 

 崩落地帯の真上に身を置いていた超巨大蜘蛛は、崩落に諸に巻き込まれた。

 崩落し、雪崩のように背後の湖に落ちてゆく土砂に流され、その巨体を滑らせて行く。

 

「っと!」

「危ねぇ」

 

 一方、制刻と策頼はギリギリの所で崩落地帯から脱し、崩落を間逃れた――かに見えた。

 

「――!、自由さん!」

 

 しかしその時、策頼が声を張り上げる。

 

「――チッ」

 

 そして制刻も事態に気付き、舌打ちを打つ。

 制刻のすぐ側に、超巨大蜘蛛の伸ばした一本の脚の先があった。

 超巨大蜘蛛が足掻きに伸ばした一本だ。

 制刻は即座に背後へ飛ぼうとしたが、それよりもわずかに早く、伸ばされた前脚は制刻の近場の地面を突いて掻き、制刻の立つ周辺を崩落させた。

 

「自由さん!?」

 

 策頼は崩落に巻き込まれた制刻の姿を追い、慌てて眼下へ視線を送る。

 

「ふざけやがってぇ!」

 

 制刻は悪態は吐きながら、崩落によりできた斜面を、仰向けの姿勢で滑り降りていた。

 流れ落ちる土砂に運ばれるように、制刻は数メートル程流される。

 

「おぉらッ」

 

 しかし制刻はその途中で、弾帯に差しておいた鉈を抜いて繰り出し、それを斜面に突き立ててその身を停止させた。

 

「おぉ、やべぇやべぇ」

 

 どうにかその場で身を留め、制刻は一息吐く言葉を零す。

 

「自由さん、無事ですか!」

 

 そこへ頭上から、策頼の安否を問う言葉が聞こえてくる。

 

「一応な。愉快じゃねぇ、アトラクションだ」

 

 それに対してそんな言葉で返しながら、制刻は眼下へと視線を送る。

 視線の先、崩落によりできた斜面の下の方では、ギリギリの所でその前脚を突き立てて、湖への落下を逃れている超巨大蜘蛛の姿があった。

 超巨大蜘蛛は、どうにかその位置から這い上がろうと前脚を必死に伸ばし突き立てているが、斜面の土は超巨大蜘蛛の体重を支えるには脆過ぎるようで、前脚を突き立てた傍から崩落してしまう。

 さらには、今奇跡的に超巨大蜘蛛の脚を掴み支えている部分にも亀裂が走り、長くは持たないであろう事を現していた。

 

「ギシャァァァ!!ギュァァァァ!!」

 

 超巨大蜘蛛は、その怒りと悔しさをぶつけようとしているのか、それとも何としても道連れにしようとしているのか、斜面の途中で留まっている制刻に向けて、叫び散らす。

 

「だいぶお怒りだな。楽しいダイビングを用意してやったのに、不満だったか?」

「ギャァァァァッ!!」

 

 制刻の挑発が理解できるのか、超巨大蜘蛛は制刻を食い殺してやりたいと言わんばかりに、悍ましい口内を覗かせて、その顎をバクバクと動かして見せる。

 

「おぉ、気色悪ぃ。腹でも減ってんのか?」

 

 そんな悍ましい光景を眼下に見ながらも、制刻は淡々と発して見せる。

 

「丁度いい。いいモンをやるよ」

 

 制刻は言うと、残っていた数発の手榴弾を掴み出した。制刻は彼の持つ独特の大きく鋭い左手で、複数の手榴弾をまとめて握り、指先を器用に操り、手榴弾のピンをまとめて引き抜く。

 そして大きく開かれた超巨大蜘蛛の口内目がけて、数発の手榴弾を放り込んだ。

 

「ギュォォ――」

 

 手榴弾はいとも容易く超巨大蜘蛛の口内へと入り、そしてその暗い咽の奥へと消える。

 そして――

 

「ギョォォォォォォ!!?」

 

 ボゴォ――という鈍い炸裂音が響き、次いで超巨大蜘蛛の絶叫が上がった。

 

「ギョゴォォォ!!ギュォォォォ!!」

 

 上がった絶叫は、それまでの咆哮とは違う、大きな苦痛を訴える物であった。

 全くの無防備な体の内側からの手榴弾複数発の炸裂には、流石に〝彼〟も耐えられる物ではなかったのであろう。

 苦しみのあまりか、前脚、後ろ脚を共に、最早何の考えも無くがむしゃらに動かし、藻掻く姿を見せる超巨大蜘蛛。

 その大きな動きに耐えきれずに、超巨大蜘蛛の脚先を支えていた箇所が、ついに崩落した。

 

「ギャァァァァァァァッ!!!」

 

 その巨体は崖際を離れ、超巨大蜘蛛はその腹を空に見せて、森中に響き渡るかのような叫び声と共に落下して行く。

 そして眼下の湖へとその巨体を落とし、盛大な音と水柱、飛沫を上げた。

 

「ギャァァ……ギシャァァァ……!!」

 

 湖に落ちた超巨大蜘蛛は、なお、沈むまいと死に物狂いの足掻きを見せる。

 万全の状態であれば、その状態から復帰する事も不可能ではなかっただろう。しかし内外から爆発によるダメージを受け、その身に多大な損傷を負った今の〝彼〟にとって、水中に落ちた事は致命的な物となった。

 

「ギャァァ……!!ギュォォォォ……」

 

 その胴は真っ先に水中へと沈んでゆき、水面から突き出て藻掻く姿を見せていた八本の脚も、次々に水面下へと沈んでゆく。

 やがて全ての脚が水面下に沈み、超巨大蜘蛛はその巨体を、湖の中へと消した。

 

「――あばよ」

 

 制刻は、完全に水中へと沈んだ超巨大蜘蛛に向けて、一言呟いた。

 

「よっと」

 

 超巨大蜘蛛の最期を見届けた制刻は、弾帯に着けた鞘から銃剣を引き抜くと、先に突き立てていた鉈と共に、それ等をピッケル代わりとして、崩落によりできた斜面を登ってゆく。

 

「自由さん」

「悪ぃな」

 

 そして上で待っていた策頼の手を借り、崖の上へと戻り上がった。

 

「肝が冷えましたよ――やりましたね」

「あぁ。サプライズだったが、結果オーライだ」

 

 言葉を交わした二人は、再び眼下に視線を向ける。

 超巨大蜘蛛の落下の影響で、湖は底に沈殿していたであろう泥が舞い上がり濁っていたが、それでもなお、そこに沈んだ超巨大蜘蛛のシルエットがはっきりと浮かんでいた。

 未だ湖の底で藻掻いているのであろう、シルエットは蠢き、湖の水面は不規則に波打っている。

 

《どこまでしつけぇんだよ。どうする、止めにもぉ一発ぶち込むかぁ?》

 

 川の向こうの崖際では、同様に眼下の湖へ視線を落とす竹泉等の姿が見えた。そしてインカム越しに、竹泉からそんな進言が送られて来る。

 

「必要ねぇ。じき、息絶える」

 

 しかし制刻は竹泉の進言に否定で答え、そして再び眼下に視線を送る。

 水面に浮かぶシルエットの動きは次第に鈍くなり、そしてついに息が続かなくなったのだろう、大きな気泡が水面に上がる様子が見えた。

 

「――許してくれとは言わない」

 

 超巨大蜘蛛が息絶えたのであろうその光景に、策頼が静かに言葉を紡いだ。

 

「――終わったんですかね?」

 

 そして眼下に向けていた視線を起こし、策頼は、事態がこれで一段落したのか勘繰る声を、制刻に向けて発する。

 

「ヤツの絶叫が響いてなお、新手が現れる様子はねぇ。少なくとも、近場にはこれ以上いねぇようだ」

 

 尋ねて来た策頼に対して、制刻は推察を述べ、当面の脅威は去った物と結論付けた。

 

「皆、とりあえず終わったようだ、よくやった。異常はねぇか?」

 

 そして制刻はインカムを通じて、竹泉等へ安否確認の言葉を送る。

 

《あぁ、俺等もこっちのブラザーズも問題ねぇよ。――やれやれ……とんだビックリドッキリアドベンチャーだったぜ……ッ!》

 

 それに対して、竹泉からは悪態混じりの報告が、捲し立てられ返って来る。制刻が川の向こうへ目をやれば、竹泉と多気投、ディコシアやティ等四人の健在な姿が確認できた。

 

《――お?ヘイ竹しゃん、下見て見ろやぁ》

 

 そこへ続けて、インカムから多気投の促す言葉が零れ聞こえてくる。

 

《でっけぇ木がいっぱいだぜぇ。あの辺なら、使えるんじゃねぇかぁ?》

 

 川の向こうで竹泉等が崖下に視線を降ろす様子が見え、それに合わせて制刻や策頼も眼下へ視線を降ろす。

 下に広がる湖の周辺には、これまで見て来た以上の巨木が生え揃っていた。

 

《あぁ、探す手間が省けたな。あのサイズなら施設のヤツ等の要求に足りるだろうよ》

 

 インカムから竹泉のそんな呟きが聞こえ来る。

 

《だがよぉ自由。これ以上の作業は、全部明日以降にしてもらう事を強く要求するねぇ。これが通らなきゃ、俺はこの場で辞表を提出すっからなぁ!》

 

 そして今度は制刻に言葉が向けられ、そんな訴えを竹泉は捲し立てて来た。

 

「オメェが辞めたかろうが知ったこっちゃねぇが、前半は尊重してやるよ。記録写真を撮って、撤収だ」

 

 そうして制刻等はここまでに遭遇した巨大蜘蛛や超巨大蜘蛛、ゴブリンの群れ等を可能な限り記録として写真に収めた後、森から撤収した。


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