パワフル緋真さん   作:汚名卍解

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少し長めです。
白哉と絡ませようにもなかなか絡ませらんない。
でもそろそろ絡ませようと思う。


一角と喧嘩する緋真さん

 

 

 

 

 

 

緋真が入隊して数日後、一角は当時から評判だった彼女の実力を測るべく、彼女に決闘を挑んだのだ。

一角は十一番隊の道場での決闘を望んでいたが、緋真は人目のつかない場所を希望した。

一角としてはどちらでも良かったのですぐに承諾した。

そして人目のつかない洞窟で一角と緋真は決闘を行った。

 

 

 

 

 

結果は()()()()()()()だった。

始解した鬼灯丸をアッサリと両断され身体を斬り刻まれた。

緋真の実力を測れた一角はもうやめようとするが、緋真はその提案に待ったをかけた。

 

()()()()()()()()()()()

 

「貴方は“最強“の十一番隊で二番目に強い男だと聞いています。そんな男がこの程度な訳が無い」

 

「卍解して私と戦って貰えます?」

 

その提案に一角は最初は惚けて躱そうとするが卍解しなければ殺すと言わんばかりの緋真の形相に詰め寄られ、一角は仕方なく卍解する事を決めた。

何より「この程度」と言われたのが一角としては我慢ならなかった。

 

龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)

 

卍解した事で巨大となった刃を操り、再び緋真に挑むが機動力では緋真の方が遥かに分がある為、終始一角は緋真に翻弄された。

そして龍紋鬼灯丸の一部を居合の一閃で斬り落として彼女は言った。

 

弱い

 

その言葉は一角のプライドを深く傷つけ、激昂させるには充分な言葉だった。

 

「おおおおおおおお!!」

 

龍紋鬼灯丸を回転させて霊圧を最大にする。

破壊力だけならば緋真の剣の上を行っている。

剣のぶつかり合いならば勝機はある。

そこに一角は賭けた。

霊圧が貯まり、刃を掴み、いざ突撃をしようとしたその時だった。

 

「ガッカリです。これでは“最強“の名が泣きます」

 

その賭けは失敗した。

一角が突撃しようとした段階で既に緋真は一角に一太刀を入れていた。

肩から腰にかけて斬られた傷に一角はしばらく気づく事ができなかった。

チンッという緋真が刀を鞘に納める音を聞いて漸くその傷に気づいた。

 

噴き出しながら倒れて意識が朦朧とする一角に緋真は近づいた。

 

「十一番隊が“最強“ならば更木隊長だけが“最強"では“部隊“の意味が無いでしょう?」

 

「最強の“隊長“には最強の“部下“が付き物です。貴方では少々強さが足りない」

 

緋真は言った。

更木剣八の率いる十一番隊が“最強“ならばその部下もまた“最強“でなくてはならないと。

確かに一理ある考えだと一角は思ってしまった。

 

「貴方が部下の“最強“でないならば」

 

緋真が恐ろしいほど冷たい目つきで一角の顔面に刃を向けて言った。

 

とっととその席を変わってくれます?

 

その言葉だけは、一角は容認出来なかった。

 

(更木剣八(あの人)副官(となり)は俺の席だ)

 

初めて更木剣八と会った時の憧れは未だに一角の中に残り続けている。

斑目一角の生涯の目標は「更木剣八の下で死ぬ」事。

今いる席は更木剣八に最も近い場所にいるとても良い位置なのだ。

 

「テメェの席じゃあ…ねぇ…ッ!」

 

いま正にその位置が脅かされようとしている。

 

それだけは我慢ならない。それだけは一角の矜持が許さない。

だが現実は非情にも一角の勝ち目が見えない。

始解してボロ負けし、卍解しても敵わない。

流石の一角も敵わない事は分かりきっていた。

 

(チック…ショウが…)

 

今ほど一角は力を求めた事はなかった。

今までは剣八の実質的な副官という現状に満足していた一角が、その地位を脅かされて初めて強さを求めた。

 

かつて更木と出会う前に戦いに飢えてた頃を思い出す。

あの頃は血に飢えた獣の様に戦いに明け暮れていたその時の気持ちが少しだけだが一角の中で思い出してきた。

 

(…力を求めんのが遅えんだよ相棒)

 

(手前はずっとのんびり屋だ。戦いが好きなクセに“強さ“を求めようとしてねぇ。更木の野郎に会って以来ずっと手前は強くなる事をやめていた)

 

(だがお前は今、力を求めてる。そんなギラギラしてるお前がオレは一番好きなんだ)

 

(そんな相棒なら教えてやってもいいぜ。俺様の真の名を!)

 

その時、一角は自身の斬魄刀の声を久しぶりに聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、一角の霊圧が上昇する。

あまりの突然の変化に緋真は一角から距離を取る。

 

「さっきから聞いてりゃあ調子に乗りやがって…」

 

一角は龍紋鬼灯丸に霊圧を込める。

すると卍解である筈の龍紋鬼灯丸に変化が起こる。

 

「行くぜ」

 

対話は既に終わった。

鬼灯丸の本音は聞いた。

本当の名前も聞いた。

ならば後は、その名前を呼ぶだけだ。

 

龍王鬼灯丸(りゅうおうほおづきまる)!!!」

 

変化した卍解は先程の巨大な三つの刃とは打って変わっていた。

それは赤い龍が彫られた身の丈ほどの大きさのある両刃の()()()だった。

 

「わあ……」

 

緋真はその槍が放つ霊圧に威圧されながらも、前世の漫画では見る事が無かった一角の新形態につい感動してしまう。

 

一角は新たな卍解を見つめ、しっかりと握りしめて、自分の居場所を脅かす敵へと槍を向ける。

 

「さあ!こっからが本番だァ!!」

 

 

 

 

その戦いは先程のような一方的な戦いではなくなっていた。

 

卍解が小型になった事で扱い易くなった龍王鬼灯丸は、始解の時と同じ要領で使えば取り扱い自体は容易く使いこなせた。

 

だが、試しに槍を回している時に突撃槍の刃先が地面に僅かに触れると、地面が数百mに渡って罅割れ、隕石が落下したようなクレーターを作る。

 

「なるほど…()()()()()()()()()()()()()…」

 

前の卍解では龍紋鬼灯丸の状態の時は最大火力を引き出す為に何度も龍紋鬼灯丸を振るって叩き起こす必要があった。

だが龍王鬼灯丸にはその必要が無い。

常に最大火力を発揮できる。

そして真の卍解に至ったお陰なのか、霊圧が隊長格レベルにまで上がったお陰なのか、身体が軽く動きやすい。

これならば緋真の動きについていく事ができそうだ。

 

動きを確認する一角に緋真が斬りかかってくる。当然だ。まだ戦いは続いている。

 

それを龍王鬼灯丸で咄嗟に防御する。

 

「おや…今度の卍解は脆くないようですね?」

 

緋真の夜魔刀の斬撃を受けて、龍王鬼灯丸には傷一つ無かった。

先程の龍紋鬼灯丸はその脆さ故に緋真の夜魔刀の一撃をまともに受けて斬り裂かれていたのに対し、龍王鬼灯丸は夜魔刀の一撃を無傷で防くほどの頑丈さを合わせ持っているようだ。

 

「もうさっきの様にはいかねぇぞ…覚悟しろやァ戌吊ィィ!!」

 

緋真の剣を弾き、槍を振り回し衝撃波を撒き散らす。

龍王鬼灯丸は常に最大火力を発揮する破壊力に特化した卍解。

振り回された槍の旋風は触れればそれだけで砕かれそうな風圧を巻き起こした。

普通の死神や虚ならばそのままなす術なく負けてしまうだろう。

 

「それッ」

 

だが、一角の目の前にいるのは普通の死神ではない。

緋真は一度夜魔刀を鞘に納め、居合の構えを取り、次の瞬間には無数の斬撃が一角の起こした破壊の旋風を斬り払った。

 

「漸く…始解の状態でも出来るようになりました」

 

距離の離れた場所から無数の斬撃を放つ技。

次元斬(じげんざん)】だ。

卍解の状態で放っていた技を始解状態でも放つ事ができるという事は、そんな芸当が出来るまでに彼女の剣の腕が上がっている事の証拠。

 

剣八との戦いを通じて彼女もまたどんどん成長し強くなっていっているのだ。

 

「上等ッ!」

 

むしろ望む所だと一角は笑みを浮かべて彼女に立ち向かう。

 

(嗚呼…この感覚懐かしいな…)

 

戦いの中で一角は思う。

かつて更木剣八と出会う前、一角がギンギラに尖っていた時代。

強さを求め、強者を求め、戦いを求めて彷徨っていた時の懐かしい感覚。

 

(そうだった…これが““だ!)

 

かつての己を思い出し、一角は更なる強さと戦いを求めて緋真と武を競い合う。

 

その懐かしい感覚に一角は笑いが止まらなかった。

 

 

 

 

 

 

(愉しそうだね…一角…)

 

 

2人の戦いを綾瀬川弓親は観戦していた。

 

弓親は緋真の事はそこまで嫌ってもいないが、緋真が急に一角に「その席を寄越せ」と言った時は、流石に腹が立ったのでひっそりと緋真に攻撃を仕掛けてやろうかと思っていたが、新たな卍解に目覚めた一角と戦う彼女を見て納得した。

 

(なるほど…彼女はこの一角と戦いたかっただけか…)

 

緋真の顔は確かに笑っていた。

わざと一角を挑発し、一角の今いる居場所を脅かす事で底力を引き出して真の卍解を手に入れた斑目一角と戦う事。

それが緋真の目的だったのだ。

 

(…一角…君は緋真さんへの見立てを誤ってたみたいだね)

 

弓親は一角の事を誰よりも理解している。

一角は「あの女は喧嘩をしてる自分だけしか愛してねぇ」と言って彼女を嫌っていた。

だが、今の彼女は強敵との戦いに歓喜し、愉しんでいる。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「彼女が自分しか愛してないから」というのは一角なりの建前だ。

戦う自分を愛している者など、十一番隊にはごまんといる。

そんな事を言うならば弓親にも当てはまるし、広義的には一角にだって当てはまる。

 

本音は違う

 

一角は緋真を恐ろしくも思いつつも妬んでいたのだ

 

常に強さを求めて、“最強“である剣八に挑み負けても何度でも立ち上がり剣八に挑み続ける緋真が恐ろしくも妬ましかったのだろう。

 

十一番隊は更木剣八の“強さ“に惹かれて集まった。

だがそれは誰も()()()()()()()()()()()()()()()()()という事と同義だ。

隊の中で誰も本気で更木剣八を超えようと足掻く者は誰一人としていなかった。

皆が更木剣八こそが“最強“だと信じているからだ。

 

だが彼女はその最強に挑み続けて、噛みつき続けている。

彼女は強さを求めて最強に挑んでいる。

彼女の強さへの渇望がいつか自分が信じる“最強“を食い破ってしまうのか心配だった。

現状維持にこだわる今の一角には無い。かつての己のように“最強“を求め“闘争“を求めて戦いに興じる彼女が一角には羨ましかったのだろう。

 

それに緋真は気づいていたのだろう。

 

だからわざと一角を挑発し、自分を一角の居場所を脅かす【敵】となって一角の危機感を煽り、本気の彼を引き出させた。

 

(やれやれ…彼女も生粋の十一番隊だ…)

 

実に戦闘狂の十一番隊らしい乱暴な考えだ。

要は彼女は剣八以外の強敵と戦いたいだけなんだろう。

ずっと剣八ばかりだと、流石に飽きが来ていたのか、それとも別の刺激を求めていたのか、詳しい事は弓親には分からない。

 

その新しい相手に選ばれたのが一角だったのだ。

 

(2人共…愉しそうだな…)

 

共に凶悪な笑顔を浮かべながら戦う2人を見て、弓親は羨ましくも思いつつも微笑ましく見守る。

 

(…そろそろ僕も本格的に()()に乗り出すか)

 

2人に触発されるように自分の斬魄刀を見つめて、弓親は静かに決意する。

 

(一角達が強くなる為に頑張ってるのに、五席の僕が何もしないのは美しくないからね)

 

2人の強さに置いてかれないように弓親は卍解を習得する事を決意し、その場を後にした。

 

 

 

 

そして一角と緋真の戦いは、ひとまず一角の勝利で終わった。

戦いの途中で夜魔刀が折れてしまったので、それを持って緋真は負けを認めて降参したのだ。

当然、それに納得する一角ではなかったが

 

「これに懲りたら、次から卍解を惜しまず使って戦ってくださいね」

 

と一角が今まで卍解を惜しんで戦っていた事を指摘され、一角は黙るしかなかった。

それもその筈、何故なら緋真のやってる事は一角の意趣返しだからだ。

自分が今までやってきた事が自分に返ってきただけだ。

 

(…なるほど…こりゃ腹立つワケだ)

 

今回の件で一角は本気で戦ってもらえない事の悔しさを知った。

これで一角は卍解を惜しむ事は無いだろうと思い、緋真はその場を後にする。

 

「…さてと…特訓でもするか!」

 

緋真が去るのを見届けた後、一角は少し休んでから新しい卍解の修練を始めた。

 

新たに手に入れた卍解

自分の立場を脅かす“敵“の存在

しかもその“敵“はまだ卍解を使っておらず剣八に見せたような底を見せきっていない

 

ならば、休憩している時間すら惜しい。

 

久しぶりに行う卍解を使った修練は妙に楽しかった。

 

 

一角は更なる強さを求めて修練を積み、弓親は卍解を修得する為にそれぞれで修行して彼等は1ヶ月は隊舎に戻って来なかった。

 

 

 

 

 

 

そして

 

「マジふざけんなよ…あのホモカップル…」

 

1人隊舎に戻った緋真に待っていたのは()()だった。

その一ヶ月の間は仕事を順調にこなす者がいなくなったので、緋真がほぼ1人でこなす羽目になり、緋真は仕事を放っといて修行してるであろう一角と弓親に悪態をつくしかなかった。

 

 

 

一ヶ月後、帰ってきた一角と弓親を緋真は無言の卍解で出迎え、2人は般若の如き形相で追いかけてくる緋真から逃げる為に瀞霊廷中を駆け回る逃走劇が始まった。

 

 

更木剣八が騒ぎを聞きつけて血気盛んな緋真に戦いをしかけるまでの24時間、一角と弓親は「生きた心地がしなかった」との事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「斑目三席?」

 

「はっ⁉︎」

 

ふと思い出に耽って、いつの間にか汗が止まらなくなっていた一角を心配した卯ノ花の呼びかけで漸く一角は我に返った。

緋真との戦いの後の逃走劇を思い出したせいか、一角は滝の様な汗をかいていた。

 

「私はもう戻りますが、大丈夫ですか?」

 

「だ、大丈夫…ッス」

 

力なく返事をする一角を見て、卯ノ花はいつもの微笑みを浮かべて今も戦っている緋真を見る。

 

「そうですね。行く前に一つ伝言をお願いできますか?」

 

「え、ええ。構いませんけど…」

 

その伝言の内容を聞いた一角は、多少驚きつつも納得し、隊舎に戻る卯ノ花を見送る。

 

()()()()()()()()()()()()()()とは…モッテモテだな戌吊…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チクショー!また負けたー!

 

その場の思いつきで二刀流したけど、普通に負けたー!

 

ある程度までは上手く打ち合えたけど、結局最後はバケモンみたいな霊圧でゴリ押しされて負けちゃった。

やっぱ勝つには卍解しないとダメか…

でもそれだと居合ばっかになってバージルっぽく無いんだよなぁ…

居合だけがバージルじゃないし。

いっそもっと幻影剣を鍛えるか?

ミラージュエッジ出来たけど、めっちゃ集中力使うから操作難しいんだよな…

 

もっと鬼道そのものを上手くならないと駄目か?

 

きっと鬼道が上手くなれば、幻影剣を応用してバージルみたいにドッペルゲンガーとかベオウルフっぽい物をその場で作って、もっとバージルっぽい事出来る気がする。

 

でも私…鬼道上手い人が知り合いにいないんだよな…

 

十一番隊なんて鬼道使うヤツ=弱虫みたいな扱いだし、鬼道衆とか未だに見た事も会った事もないし…

 

回道なら鬼道の一種だから、四番隊の人に頼み込むのアリだけど、何故か怖がられてるしな…

 

どうしたもんかなぁ…

 

「オイ、戌吊」

 

「あ、一角さん」

 

なんだハゲか。

お前一ヶ月くらい私に仕事押し付けたの未だに忘れてねぇからな?

確かに前世じゃ「設定に殺された可哀想なヤツ」だと思ってネット散々ネタにしてたけど、「もしかしたら真の卍解あるんじゃねぇの?」と思ってちょっと追い詰めて煽ってみたら本当に真の卍解に覚醒した時はマジで感動したぞ。

その感動を台無しにしやがってこの野郎

許さんぞこのハゲー!

 

「今なんか俺に失礼な事思わなかったか?」

 

「いえ!なにも!」

 

なんで分かんだよニュータイプかてめぇ?

 

「それよりもお前に伝言だ。四番隊の卯ノ花隊長からな」

 

 

 

「『暇が出来たらで良いので、回道の練習がしたかったら四番隊に来てください。歓迎しますよ』だとさ」

 

 

 

 

 

 




次回、初代剣八さんにしごかれる緋真さん

卯ノ花「誰も回道の練習だけとは言ってません」





オマケ
一角の卍解はともかく弓親の卍解は本編に出るかどうか怪しいので裏設定として此処に載せときます。






【龍王鬼灯丸】

一角の真の卍解。
身の丈ほどある赤い龍が彫られた両刃のデカい突撃槍。
見た目は武装錬金の武藤カズキが使ってる武装錬金「サンライトハート」をイメージすれば大体合ってる。
龍紋鬼灯丸の時と違ってゲージを貯める必要が無く、常に最大火力を発揮できる。
威力は一振り一振りが月牙天衝並み。
回せば竜巻が起こせる。
龍紋鬼灯丸の致命的なデメリットだった「脆さ」を克服しているので、余程の事が無ければまず壊れない。
強度で例えるなら天鎖斬月並み。
一角としては龍紋鬼灯丸の時より遥かに使い易くて助かってるらしい。



【瑠璃色鳳凰】

弓親の卍解。
巨大な瑠璃色の鳳凰を召喚する。
召喚した際に周囲の半径約100mに霊力を食い尽くす羽根を撒き散らす。
召喚した鳳凰は弓親の指示で操れる。
鳳凰自体にも霊圧や霊力を吸収する性質を持ち、吸収した霊力を使って弓親を回復させたり、一気に解放して大規模な衝撃波を放つ事も可能。
卍解時の弓親は武器を持たない丸腰状態になる欠点がある。

狛村の黒縄天譴明王と同じく、鳳凰も使用者とリンクしていて鳳凰がダメージを受けると弓親もダメージを受けるリスクがある。
ただし弓親が回復すれば鳳凰も回復するので黒縄天譴明王と同じく自動修復機能がある。

ちなみに弓親は人目がつく所で卍解する場合には「藤鳳凰」という偽りの名前で解放する。
その名前で解放された場合は、マジでただのデカい鳥を召喚して操るだけの卍解になる。欠点も同様。

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