ぼっち・ざ・ろっく!×SHIORI EXPERIENCE

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SHIORI・ざ・ろっく!

「27クラブ?」

 

 それはいつもの様に結束バンドがだべっていた時の事だった。虹夏のその言葉はバンド活動をしている人間からするとそれなりにポピュラーな話題である。

 

『27クラブ』

 それは音楽史、特に60年後半から70年代に至るまでに話題になったオカルトの一種である。

 

「そうそう!27クラブ!よく聞くじゃん!」

「あー、それってあれでしょ?世界的に有名になったアーティストとかは27歳で死ぬってヤツ」

「し、死ぬ!?」

「あれ?ボッチちゃんこの話知らないの?」

 

 話半分で聞いていたボッチちゃん。またの名を後藤ひとりはいきなり湧いて出てきた物騒なワードに肩を震わせる。ギター演奏の技術は神がかったモノを持っており、ネット上で『ギターヒーロー』として動画投稿をしている彼女がこの話題を知らないのには理由がある。

 

《や、やばい……そんな特定のジャンルに詳しい友達同士でしかしないような話題今まで一回もしたことないのに……》

 

 名は体を表す。彼女は孤独(ぼっち)であった。それ故に彼女はギターの技術を得る為の特訓を惜しまずに続けてきたが、バンドメンバー同士が和気藹々と練習の合間に交わす世間話といった事を一切してこなかったのである。何ならその空間を手に入れる為にギターの技術を高めてきたのである。

 そのため『バンド業界ではポピュラーのオカルト話』などという今まで触れられる筈がなかったこの話題を彼女が知っている訳がなかった。

 

「あ、あたし……そういう話題あんまり興味なくって……」

「そっかー、ボッチちゃんストイックだもんねー。そんな話題気にしてるくらいならギターしてたほうが良いって事かー」

「なるほど。後藤さんは相変わらずですね」

《よ、よかった……咄嗟の言い訳としては上手くいった……かな?》

 

「……」

 

 咄嗟に思いついた後藤の言い訳に同じバンドメンバーである伊地知と喜多はそれぞれで納得する。それを見て内心ほっとする後藤であったが、何かを思っているのか、山田は少しばかり考える様子で後藤を見ていた。

 

「そういや、なんか似てる」

「へ!?」

「似てるって、なにが?」

 

 山田がポツリと囁いたその言葉は不思議と結束バンド全員の耳に届いた。27クラブと先ほどのボッチの発言。いったい何が似ているのか他の三人には皆目見当がつかなかった。やがて沈黙が数秒続き山田は再びポツリと呟く。

 

 

「ジミ・ヘンドリックス」

「…………誰です?その人」

「バンドマンなら知っときなよ。有名なギタリスト」

「あー、そういえば確かその人も27クラブで有名だよねー」

「ギタリスト……27……!!」

 

 伊地知は山田が言いたい事を察し、顔を青くする。

 

「や、山田さん?まさか……」

「超人的なギターテク。27歳前……ひょっとしたらね?」

 

 

 

 

 

 ジミ・ヘンドリックス

 1970年に当時27歳という若さでこの世を去った伝説のギタリスト。ギターを歯で弾く。背中にギターを回して弾く。ギタリストの命であるギターを燃やすなどのパフォーマンスで知られる彼だが、その裏には超人的なギターテクが備わっていた。誰もが彼のギターに酔いしれ、彼に心酔していた。そして着いたあだ名は……

 

 

 

 

 

ギターヒーロー

 

 

 

 

 

『おい、シオリ。何見てんだ?』

「え?ああこれですか?最近参考にしてるギタリストの動画ですよ。女子高生らしいんですけど、すごい上手くて何か参考になるものがないかチェックしてるんです」

『ほーん……』

「流行りの曲とかも結構取り入れてるんですよ?かと言ってオリジナルになぞってるだけじゃなくてアレンジを入れたりして結構クオリティ高くて……」

『おいシオリ』

「はい?」

『こいつは今どこにいる?』

「へ?」

『今すぐこいつに連絡を取れ。すぐにだ!』

 

 

 

 伝説まで後、?????時間

 

 

 

 

 




ピンと来たので投稿
多分『SHIORI EXPERIENCE』もアニメ化したら『ぼっち・ざ・ろっく!』同様
ブーム起こす漫画だと思ってる
パリピ孔明といい、バンド漫画最近流行ってんのかな?

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