怒らないでくださいね、Dクラスなんて主人公の玩具箱じゃないですか?
それが『ようこそ実力至上主義の教室へ』アニメ十二話の無人島試験までを見た俺の感想なんだよね。
まるでトダーのような主人公であったがトダーのほうがよほど人間味があるんだよね、怖くない?
ふぅん、機械のような人間というわけか。実質ガルシアだと考えられる。
ハッキリ言って俺は頭脳面はメチャクチャ弱い。物語で察せる様な事を現実でやられるなんて想像が出来ないタイプだから東京都高度育成高等学校じゃ話になんねーよ。
なので原作は主人公に任せて俺は俺個人で2000万ポイントを取って灘神影流クラス滑り! のために動いたほうが有意義なんだよね。当たり前じゃない?
ああいうタイプの主人公に今の俺がなんて言っても意味なんてないと考えられる。
勝手に行動したほうが黒幕気質の主人公にとってうまい感じに転がるだろうから双方ウィン・ウィンのハッピーハッピーやんケ。
名前からしてぜってぇアイツと関係があるんだろうけど、明確な証拠を取り押さえることが出来ないのが、俺なんだ!
しゃあから俺は現在2000万ポイント獲得のために動いてるって訳なんだよね。はーっDクラスよ死ね!
「我が名は猿渡彰梧」
運営の規約が良くわかんなくて改名したのが、俺なんだ!
猿先生の画力に衣笠彰梧のライターとしての力がついたのだと考えられる。
4話から主人公の名前が変わるなんて刺激的でファンタスティックだろ? 旧名は猿空間送りなんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
「えっと、たしかDクラスの人だよね? どうしたの?」
クククク…一之瀬帆波はルックス、おっぱい、知性そしてまともな性格が含まれてる完全メスブタだァ。
うーっやらせろ! おかしくなりそうだ!
「俺Dクラスってキライなんだよね、品がないし頭悪そうでしょう?」
「えぇ……」
うぅむどういうことだ? と一之瀬帆波は困惑の表情を浮かべてるんだ。
どうして普通校に行かずにこんな学校に来たの?
Aクラスの葛城くんもそうだけど真っ当な学校に入って真っ当に進学し真っ当な大人になれば普通に日本経済や日本社会のためになるエリートを超えたエリートになれたと考えられる。
やっぱ怖いスね高度育成高等学校は。はーっ文科省よ死ね!
「大丈夫? 一之瀬さん」
あーっ、誰だよ。
一之瀬帆波しかネームド・キャラを知らないのは、俺なんだ!
「Dクラスの猿渡くんで良かったかな? よろしく。早速で悪いんだけど──Cクラスの情報、いくらで譲ってくれるんだい?」
モブ・キャラなのに察しが良すぎだと考えられる。
おいっそのAIをDクラスと交換してくれっ!
「1万5000ポイント」
「口止め料金含めてかな?」
「それは取り扱ってないんだよね。一つのクラスを優先するより平等に扱ったほうがハッピーハッピーやんケ」
怒らないでくださいね、一つのクラスにのめり込んで他からの信用を捨てるなんて馬鹿みたいじゃないですか。
よく蝙蝠は信用できないと言われるが現状だと蝙蝠未満なんだよね、すごくない。
「情報の統制に力を入れるより情報の収集に力を入れるほうが賢明だと考えられる。怒らないでくださいね、たった一ヶ月でクラス・メイト全員のプライ・ベートを管理するなんて無理じゃないですか」
「どうかな? Bクラスは仲がいいから」
「カッコいいぜ、お前のその気概と矜持。俺が女なら股を濡らすね」
「それは光栄だね。今度デートでもするかい?」
なんでじゃーっ! なんで俺はこんなやつと腹芸しないといけないんじゃー!
クククク…Bクラスはコミュ力・団結力・頭の回転の速さ…そしてモブ・キャラたちの基礎能力の高さが含まれてる完全クラスだァ。
Dクラスの悲哀を感じますね。
「Aクラス、Cクラス、Dクラス。全部の情報を買うよ。代わりに4万ポイントで割り引いてくれるかな?」
「ふむ……」
ちらりと一之瀬帆波に視線を向ける。この男の行為は独断専行を超えた独断専行だと考えるが、Bクラスのリーダーである一之瀬帆波はまるで反応を示さない。
もしかして一之瀬帆波はマネ・モブなんじゃないんスか?
「いいだろう、4万ポイント。即断即決してくれて俺も嬉しいぜ」
「よし、それなら情報はメールで。連絡先を交換しよう。一之瀬さん猿渡くんの連絡先は?」
「まだ知らないかな。ちょうど良いタイミングだし、交換しよっか?」
「情報の交換や交流はメールでの文面でのみ。交渉や折衝が必要なら一之瀬さんを通してお話しよっか。個人的な話でもクラス間を通した話でも大歓迎だよ」
男を中心に話がトントン拍子に進んでいくことに一番戸惑ってるのは俺なんだよね。こ…こんなの納得できない。
巨乳美少女と会話できると思ったのに現実は顔のいい優男との会話なんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
「改めて、Bクラスのリーダー。松雄栄一郎だ。これからよろしくね猿渡くん」
おそらく転生者だと考えられる。