ある横須賀鎮守府の提督と、艦娘である航空巡洋艦利根との結婚前夜の話です

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初めてここで書かせていただきます

二次創作は初めてですので、至らない点があるとおもいますが、よろしくお願いします

(※ここの提督は、利根LOVEです※)

では、本編どうぞ・・・


とある提督と利根の結婚前夜

私がこの鎮守府に来てもう半年が来ようとしている

 

突然現れた謎の敵、『深海凄艦』達を倒す為に、全国から集められた提督達は各鎮守府に配属された、下っ端の下っ端であった私は何の因果が、海軍の本拠地とも言える横須賀鎮守府に配属された

 

深海凄艦を倒すのは我々提督が指揮をする『艦娘達』との出会いもこの横須賀鎮守府であった

 

配属された時の私は新米少佐だったが、いまや少将と言う階級になっている

 

今日は月を眺めながら一杯の酒を飲もうかと鎮守府の屋根に上っていた

 

提督

「ふぅ・・・・・・」

 

一人で屋根の上に上って酒を飲んでいると・・・

 

ブゥ~ウウウウウウン!

 

提督

「ん!?な、何だ!?敵襲か!?」

 

突然のエンジン音で私は驚いてしまった、エンジン音のする方を見ると、9個の影が鎮守府の屋根の上を通過して行った

 

提督

「あれは・・・」

 

そう言って提督は屋根から降りて、あるところに向かった

 

鎮守府、演習場にて

 

利根

「ほう、晴嵐の妖精たちも中々の技量じゃのぉ」

 

白いリボンの髪留めをしたツインテールの少女はそらを見上げながらそう言った、彼女の名前は航空巡洋艦利根、重巡洋艦利根型一番艦の利根の艦娘である

 

最近、海軍本部から利根型の航空巡洋艦の改装目途が立った為、利根型の利根と筑摩は航空巡洋艦に改装されているのである

 

利根の左にある飛行甲板に飛んでいた晴嵐が全機収容された

 

利根

「・・・・・・・・・本当にいいのじゃろうか?」

 

提督

「何がだ」?

 

利根の後ろに、提督が立っていた

 

利根

「なっ!?て、提督よお主いつの間に吾輩の後ろにいたのじゃ!?」

 

提督

「屋根の上で酒を飲んでいたら晴嵐が飛んでいるのが見えてね、もしかしたらと思ってここに来たら利根が居たってわけさ・・・一人で演習か?」

 

利根

「うむ、戦闘は訓練が大事じゃからな、いざ戦闘になって練度不足じゃったら筑摩に笑われてしまうからの」

 

提督

「ははっ、確かにそうだな・・・なぁ利根、一緒に来てくれないか?」

 

利根

「ん、何処へじゃ?」

 

提督

「いいからついて来て」

 

そう言って提督が利根をある場所に連れてきた

 

提督

「ついたよ、利根」

 

利根

「ここは・・・」

 

提督が連れてきたのは、鎮守府の屋根の上だった

 

提督

「夜、晴れた日にはここの月が一番綺麗なんだ・・・」

 

利根

「そうであったな・・・お主はいつも晴れた日にはここで一人慣れない酒を飲んでいたのぉ」

 

提督

「・・・いつ俺が酒が苦手って分かった?」

 

利根

「吾輩が初めてこの鎮守府に来た時じゃ、あの時のお主の顔は今でも忘れん」

 

提督

「は、ははは・・・」

 

利根がこの鎮守府に配属された時、この提督は号泣して秘書官の吹雪や、先に配属された筑摩にドン引きされていたのである

 

利根

「・・・でも、本当に良かったのか?」

 

提督

「何がだ?」

 

利根

「そ、その・・・ケッ、ケッコンの相手が・・・わ、吾輩で・・・」

 

そう言って頬を赤らめながら下を向く利根、そう・・・私は1ヶ月ほど前に、利根にケッコンを申し込んだのだ、その場で利根にOKをもらえた時は、鎮守府の窓が割れるかと思うくらいに喜びの雄叫びを上げたのはいい思い出だ

 

提督

「・・・あぁ、利根でよかったよ」

 

利根

「で、でも吾輩には・・・あの過去があるんじゃぞ?・・・それでも吾輩でいいのか?」

 

提督

「・・・・・・・・・」

 

艦娘は、太平洋戦争を戦った艦船が少女と言う形で現れた存在だ、あの太平洋戦争の戦いも彼女たちの記憶に残っているのだ、利根にはビハール号事件と言う目を背けたくなるような事件があるのだ

イギリス商船ビハール号を利根は撃沈、捕虜を115名のうち35名を陸軍施設に送ったが、残りの80名は利根の甲板上で処刑されてしまったのだ

 

利根

「吾輩には・・・いくら忘れようとしても忘れられない過去があるんじゃぞ?・・・それでも吾輩でいいのか!?」

 

そう利根は俺に言い放った、その目は涙が溜まっていた

 

提督

「利根・・・」

 

ガバッ

 

私は利根を思いっきり抱きしめた、強くとても強く抱きしめた

 

利根

「て、提督?」

 

提督

「・・・俺がそんな過去を背負っているだけで誰がお前を嫌いになるか・・・俺はお前の事を愛している・・・未来永劫、ずっとお前だけを愛するって決めたんだ・・・そんな過去があるから何だ・・・そんな忘れられない過去があるんなら俺が全部受け止めてやるよ!!!」

 

利根

「て、提督・・・吾輩・・・わがはいわ・・・」

 

提督

「もう何も言うな・・・何も言わなくていいよ、利根・・・」

 

利根はそのまま私の胸で泣いた、大きな声で泣いた、私は利根をずっと抱きしめていた

 

次の日・・・

 

筑摩

「提督、姉さんの準備はもう済んでますよ?」

 

提督

「ま、待ってくれ、この前の海域を突破した時の勲章がつけにくくて・・・」

 

筑摩

「もう、早くしないと式が始まっちゃいますよ?」

 

提督

「これでよしっ!それじゃ、行こうか」

 

そう言って部屋を出て、式場に向かった

 

部屋の開いた窓からは桜の花びらが、部屋に入って来ていた、落ちた所には、提督と利根が一緒に映った写真が置かれていた・・・

 

                   終わり

 




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