プロローグ
賑わう街並み。
準備をしている店もあれば、もう既に大盛況の店もある。
街行く人々。
欠伸をして、どうにも眠そうに
どこかで品物を値切る声が聞こえれば、またどこかでは男女のいざこざが響き、またまたどこかでは我関せずと少し早めの昼食を摂る者がいる。
それぞれが、思い思いの行動をとり、どこまでも賑やかな街。
――ここは、迷宮都市『オラリオ』だ。
世界で唯一の迷宮。
その上に作られた、巨大な都市。
そこは、日夜問わずどこかで誰かが騒いでいる何とも明るい賑やかな街だ。
――だが。
そこに暮らす全ての人が幸せである訳では無い。
「おい、何してやがる! とっととしろ!」
パンパンに膨れたバックパック、大荷物を持ち僅かに遅れた足取りを、男は容赦なく責め立てる。
「荷物を運ぶくらいでちんたらしやがって、この能無しが!」
蔑みを隠そうともしない瞳が、大荷物を背負う少女を射抜く。
冒険者である男から放たれる、傲慢たる言葉は、迷宮の中で幾度も反響して消えてゆく。
少女は、サポーター。
言ってしまえば荷物持ちであり、ダンジョン探索における非戦闘員だ。
戦利品の回収、ダンジョン探索に必要な道具の管理など、冒険者とは違い、武器ではなくバックパックを相棒とする裏方役。
冒険者とサポーターの間には、筆舌に尽くし難い隔たりがある。
だってそうだろう?
『荷物持ちも、戦利品の回収も、道具の管理も、多少面倒ではあるが冒険者でも出来る』
それに対して、サポーターは?
ましてや、
戦闘は出来ず、誰にだって出来る事しか出来ない役立たず。
結局その程度の認識だ。
サポーターというのは、冒険者にとって常に下の立場にあるのだから。
どこかで囁かれる言葉。
サポーターは冒険者に真価を発揮させ、サポーターの働きがあってこそダンジョン探索が行え、サポーター達は縁の下の力持ちである、と。
間違っていない。確かに道理だ。一理ある。
サポーターの存在が、冒険者の負担を減らしているのは事実だ。これは否定なんて出来る筈も無い。
「碌に仕事もこなせねえ足手纏いに、くれてやる
だが、事実である事と、理解される事はイコールでは結ばれない。
この事を理解する冒険者が、どれほどいるだろうか。
サポーターの力を、価値を、理解し、認識する、そんな冒険者が、一体どこに存在するのか。
「いいか、モンスターに囲まれた時くらいはしっかり仕事をしろよ――
力のない
そんな事を堂々と口にする冒険者の男を見て、巨大なバックパックを背負うサポーターの少女は、思わずといった様子で笑みを零す。
既に前を向き、サポーターになんて見向きもしない男は、それに気付くことは無かった。
少女は、言葉には出さず、心中で呟いた。
『あぁ、本当に、見限るのに困らない
第二章開幕。
最近頑張って頻度上げてるから褒めて欲しい(実際は文字数が少ないからパパっと仕上げられてるだけ)
ダンまちヒロイン誰がお好きですか?(完全に興味本位なので結果が小説に影響する事は無いです)
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ヘスティア
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アイズ・ヴァレンシュタイン
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エイナ・チュール
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リリルカ・アーデ
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シル・フローヴァ
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リュー・リオン
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サンジョウノ・春姫
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フレイヤ
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カサンドラ・イリオン
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ウィーネ