間一髪、助けられたテレーゼ達はカントー・ジョウトチャンピオン、ワタルに案内されて数分後、フスベシティに辿り着いた。尚、保護されたポケモンはテレーゼとワタル、ワタルのカイリューで手分けして抱えていた。
「ここがフスベシティ。」
「ああ、私の故郷だ。急いでポケモンセンターに、」
どうやらワタルの出身地であるようだ。ワタルが言いかけると。
「ワタル兄さん!」
「ん、イブキか。」
謎の声の正体はイブキだった。
「知り合いですか?」
「ああ。私の従兄妹のイブキだ。」
「えー!!!」
ワタルの発言にテレーゼは驚いた。
「確かに驚くのは無理ないね。アタシはイブキ。フスベシティのジムリーダーをしているんだ。よろしくね。」
「あっはい!私はテレーゼ・マイスナー、テレーゼで呼んでください!こちらこそ、よろしくお願いします!」
テレーゼとイブキは互いに自己紹介をしながら握手を交わした。
「ん、これはミニリュウにチルット、ナックラー、タツベイ、フカマル、キバゴ、モノズ、ヌメラ、オンバット、ジャラコ、2匹のカジッチュ、ドラメシヤ、セビエじゃない!ひどい傷だらけじゃないか!」
イブキは傷だらけのミニリュウ達を見て怒りを露わにしながらそう言った。
「実は、テレーゼがこの町に向かう途中に保護したんだ。」
「はい、その時はポケモンを持ってなかったから私が守ろうとしましたが。」
テレーゼはワタルとイブキにこの事件と森の中にいた経緯から詳しく話した。
「つまり、君は違う世界から来たって事でいいのか?」
「はい、これが証拠です。」
テレーゼはワタルとイブキにルーン・フリューゲルを見せた。
「これがアンタの武器なのかい?」
「はい、ちなみに攻撃だけでなく演奏もできます。」
「そうなんだ、じゃあ今すぐテレーゼの演奏を見せたいな。」
テレーゼのルーン・フリューゲルにイブキは興味を持った。
「ごめんなさい、今はこの子達を治療する為にポケモンセンターに向かっているの。」
「そうなのね、ごめんなさい。ここからはアタシも手伝うよ!」
「ああ、カイリュー、イブキにポケモンを渡すんだ。」
ワタルの指示にカイリューはイブキにポケモンを渡し、3人と1匹はポケモンセンターに向かって行った。
ポケモンセンター
「すみません!ポケモン達の治療をお願いします!」
テレーゼ達は受付のジョーイさんにポケモン達を見せた。
「これは酷いケガ!直ちに治療をします!」
ジョーイは直ちにポケモンを治療室に運び出された。
テレーゼ達はミニリュウ達の回復を祈るしか無かった。