なぜお前はいつもそうなのだ!!バーヴァンシー!!(パチモン) 作:ジンジャエール
やぁやぁ皆んなげんきぃ?
私だよ私皆んな大好きバーヴァンシー(偽)ちゃんだよ!!!!
いやぁあの後色々あってね適当に村を見繕って取り敢えず村人が発見しやすいところで気絶するふりして寝てたら保護されたよ!!
計画通りッ!!いく宛ないって行ったら納屋に住まわせてくれることに!嬉しいなぁ!!!。お前らを私が立派な妖精にしてやるからよ…覚悟してな… 。しかし私もそこまで妖精のような働きを彼らに期待しているわけではない。精々私を使い潰してくれさえすればいいんだぜ…。
重要なのは使い潰されボロボロになった過去があればいいんだよ!!
それはそうとここいいところだよね…最近雨も降らないし家畜がどんどん死んでやばいんだってさ…これはあたりっすね…いやぁ幸先がいいなぁ!!私は取り敢えずユーハバッハパイセンが生まれるまでいい子にしてるぜ
よくよく考えたら赤子の時から魂分け与えたりしてたから三重苦を克服したわけだしそれっぽい赤子の情報来たら世話係としてそっちに行って〝再教育〟でもしようかと考えてる。
本物バーヴァンシーさんも旧ダートリンの端女ってストーリーで言われてたしね!!少年時代から会おうとしても既に色々手遅れになる可能性もあるので赤子から教育していきましょう。聖別で生き返らせてもらえる可能性もありますがこの頃の陛下はまだそれらしい能力はあっても聖文字は確かこれよりもっと後だった気がするので!。
ただそこで死んでる女と赤子の時から世話をしてくれていた女が死ぬではだいぶ違いますからね!!これが英才教育かぁ…。
不思議な力を持った大事にされている赤子にいきなりやってきた女を世話係になんてさせてもらえるわけねぇだろ!と思う方もいるでしょう
よく考えてくださいユーハバッハさんは触れたものに自分の魂の一部を分け与える代わりに対象者が短命になるというデメリットがあります
本人にその気がなくてももし触ってしまったら…そう考えるてしまうのではないでしょうか。そうそこで私の出番!!望んでいる人なら別に短命のリスクも背負えるでしょうが触れるだけなら別に望んでいなくても魂を分け与えられて寿命が短くなったなんてこともあり得るかもしれません。しかし世話係として行くにしても身元の確認はされられるでしょうしその他のことは村の方にしてもらいましょう。
助けてもらった恩を返したいから出稼ぎに行きたいといえば多分行かせてくれるでしょう。それになんて言ったてユーハバッハさんは赤子の時から意識があったことが明言されてますし!!。
いい感じのことを呟いていきながら頑張りたいっすね!。
「バーヴァンシー!…病み上がりで悪いけどちょっと手伝ってくれない?井戸から水を汲むだけでいいだけど」
「はい、わかりました!針仕事が終わったらすぐにそちらに行きますね?」
こんな感じでどんどん仕事をもらっていきましょう。この後同じようなことが立て続けにおきて徹夜で全部終わらせました!くまもできていい感じになってきましたね!!いやぁ楽しいなぁ!!!そりゃあこんな時期に行き倒れた少女なんて邪魔でしかないですからね!せめて働いてもらわないとって思いますよね?食糧難で食い口も少ないのに少なからず私のことを疎ましく思っているはずです。まぁ貰ってる食料も雀の涙ほどですが。ですがこれだとまだぬるい…皆さんもそう思っていることでしょう!。私は陛下を曇らせたい…そのためにはよりもっと劣悪な環境に置かれなければなりません。貴方達はせめて妖精級は無理でも準妖精級のクソ野郎に育ってほしい…。立派なクソ野郎の第一歩を少しずつ私と頑張りましょうね?まずは手始めに村長の食糧庫に忍び込んでそれを私の住んでる納屋の前に置いておきましょう。こんな簡単な罠に引っ掛かるわけないだろww…そう思ってますね?人間空腹時には思考する能力は失われるもんなんですわ。そんな空腹でイライラしてる時にちょうど良さげなサンドバッグが目の前に現れてみなさい。しかも免罪符付きですよ?。例え間違いだと分かっていても人間目先の欲には逆らえないのですよ…これでみんなに愛されるバーヴァンシーちゃんに一歩近づきましたね!!やったね!!もちろんちゃんと次の日に別の人を犯人に仕立て上げましたよ。私の目的は嫌われることではないので!
謝りに来てくれた人にいい感じのザ・人が良い感じであ、こいつなら何しても良いんだと思わせましょう!!
その後よく知らんやつから告られたりしたんですけどか振ってやりましたよっ!!それでも優しくしようとしてきたんで彼の親友にしれっと漏らさせて脅させました♡ 村中にばらされたくなかったらボコっボコにしてこいって言わせて、殴る蹴る影でいじめるの暴行三昧…いい感じの痣をプレゼントありがとうございました♡ちょっとときめきましたぜ…やっぱり女になってから思考がそっちになったのかは知りませんけど予定してなかったプレゼントは男でも嬉しいですね!!!
たまに鬱憤晴らしで校舎裏にこいやオラッみたいな不良少年みたいな方もいらっしゃって…。更に余計に頼まれごとをするように!!イェーイ!!たのちぃ〜!!
それにしても皆さん…こんなに立派になって…(涙)。勘違いさんじゃねえ!!な、泣いてねぇやい!!これは目から汗が出ただけじゃあ!!
…あ、村長さんなんですか??今脳内妄想しながら仕事してて忙し…なになに近辺で不思議な力の子供が生まれたけど怖くて皆んなすぐに辞めるから恩を返すと思って出稼ぎに行ってこい?そ、村長〜!?!!!!!初めてこのハゲ好きになりましたよ…鴨がネギどころかだし汁を鍋に入れて食べてくれって言ってるようなものですよ!!!?。
…うわァァァァついにきちゃいましたね…この時が…待っててくださいね?陛下貴方の娘ポジが今会いにいきますよ…。
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朝いつものように母に叩き起こされて一年前から俺の仕事になっている井戸から水を汲み上げようとしていたらそこに〝汚らしい格好の少女〟がいた。銀髪の髪は葉や蜘蛛の巣などで汚れて服はボロを纏っているが顔はなんともいえないほど美しい。スラリとした鼻、均等の取れた瞳は閉じているこの少女なら白痴になったとしてもその美しさが損なわれないだろう。ぼーと見惚れていればいつもすぐに帰ってくる自分を心配して母が後ろに立っていた。母が悲鳴をあげて隣の家に住んでいるおばさんを連れてくる。その後小さな村だったこともあるがこんな時期に行き倒れの少女ということもあり注目されていた。その後使っていない納屋を娘に貸し与えた。綺麗な顔立ちに文字の読み書きもできるとのことでどこかの没落した貴族の娘ではと皆んな内心少女をよく思ってはいなかった。少女は自分の出生について何も言わなかったのでやはりそうなのだろうと納得した。
少女は自分をバーヴァンシーと名乗った。
自分の子供にそんな名前をつける親がいるのか訝しんだが正室ならまだしも側室の子供ならそんなものなのだろうと特にその後そのことについて追及はしなかった。僕はバーヴァンシーのことについて親友によく相談した。吸血鬼、男を惑わせて血を啜り最後には無惨に殺してしまう魔性の妖精。なんて不幸な少女なんだろうか!!
皆んなは冬場にやりたがらない仕事をよくバーヴァンシーに押し付ける
すぐに終わるようなものだがみんなが皆んな一般にバーヴァンシーに頼むので窓から彼女の部屋を見たことがあるがおそらく夜は寝ずにみんなのためにがんばっているんだろう。
みんなに愛されるバーヴァンシー
人が良いバーヴァンシー
いつも笑顔のバーヴァンシー
よくそんなことを影で言われるようになった。なんて皮肉だろうと僕が顔を顰めてもバーヴァンシーはいつもみたいに笑顔だった。
そんなことが続いたある日村長の食糧庫から食べ物が盗まれた。
こんな時期にいったいどんなやつなんだとくまなく村人全員で探す
犯人はすぐに見つかった。バーヴァンシーの家の前に食料が落ちていた。彼女がそんなことをするわけない。
みんなわかっているはずなのに怒りが収まらずにバーヴァンシーは朝にはボロ雑巾のようになっていた。僕は怖くて見ているだけだった
その次の日すぐに真犯人が見つかった。よく村に来て織物を売りに来ていた若者だ。みんな少なからず罪悪感があったはずだ無実の少女を無抵抗のまま甚振ったのだから、誰が言うわけでもなく彼女の家に謝りに行く人がバーヴァンシーの家に来た。そんなことをされて流石にあのバーヴァンシーでも怒るに決まってると思いながら見つめた先の彼女は泣きわめくわけでも物を投げつけて村人を返すわけでもなくいつものように笑顔を浮かべている
「いいえ、私こそ皆さんに誤解されるような女であったと言うだけのこと、皆さんが心を痛めることはありません」
ここまでされて善性を保っていられる目の前の少女が怖くなった瞬間だった。人は理解できないものを淘汰する生き物だ。バーヴァンシーはその日からよく裏で暴力を振るわれるようになった。憂さ晴らしにはちょうどいいから、みんなそれは知っているけど何も言わない。いつもみたいに笑顔の彼女に頼み事をするだけ。彼女の味方はもう僕しかいないのだ。その日の夜に彼女の家に行った。バーヴァンシーは快く家に入れてくれた、僕は君を見つけた日からずっと愛している。将来は結婚してほしいと伝えた。バーヴァンシーは少し考えてから口をゆっくりと開く。
気づいたら外にいた雨が降っていたが気にしない。そのまま家に帰って布団にくるまって寝てしまったなんで、バーヴァンシー、こんなに愛してるのに、そんなことを悶々と考えていたそんな中子供の頃から一緒の親友から呼び出される。
殴った何度も、何度も何度も顔や体を殴った。嗚咽が漏れバーヴァンシーの瞳がかすかに揺れる。その顔を見て僕はバーヴァンシーが好きなんじゃなくて笑顔以外の苦痛に声を漏らすバーヴァンシーを愛しているんだと実感した。それから何度も影で彼女を甚振った。こんな事をしている最中は楽しいのに終わると涙が止まらない。自分はこんな人間だったのか?いや、いいや、違う僕は悪くない。あの魔女が悪いんだ!
あの魔女が僕を唆した!
そう言って自分を正当化する頃にある噂を聞いた。どうやらバーヴァンシーがどこかの子供の世話係で出稼ぎでるそうだ。僕は彼女を崖に突き落とそうと村外れの崖にバーヴァンシーを呼び出した。
彼女は必ず来るだろう。人の良いバーヴァンシーなのだから。
「あ、な、んで」
落ちて地面に潰れたのは僕の方で彼女は冷めた瞳でこちらを見ている。
「流石に陛下に会う前に死んじゃうとアレだしなぁ
二回目以降からなら別によかったんだけど」
なんだ、これはなにを言っているんだ。意味がわからない。ただ、今感じている感情は恐怖でも怒りでもなく。本当の彼女は僕だけが知っていると優越感に浸りながら僕は死ねるのだと思ったことだ。
偽バーヴァンシー「別に妖精みたいなことは期待してないですよ〜ただ私を使い潰してくれるなら」
偽バーヴァンシー「あ、やっぱり妖精検定一級落ちちゃいました?すみませんやっぱりぬるすぎたんで準妖精検定来月なんですけど追加で♡
え、なにできない?できないじゃなくてなぁやるんですよ」
偽バーヴァンシー「は?なに優しくしてるんですか、あなたがすることは振られた腹いせに殴る蹴るの暴行ですよ、え?なにチキンすぎてできない?仕方ないですねあなたの親友使って脅してあげますよ、ほら、これでやりやすいですよね?ほら、はやく!!」
モブ男「ふ、ぅぅ〝」
偽バーヴァンシー「わ、泣いちゃった」