なぜお前はいつもそうなのだ!!バーヴァンシー!!(パチモン)   作:ジンジャエール

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予告の陛下えっちでしたね〜


何故お前はいつも…21

現世へ向かうべく穿界門へと向かう朽木ルキアを見送った織姫はそのまま界壁固定が完了するまでの間ただじっと待つ。 

 

 

(黒崎くん…大丈夫かな。破面の人達が来たって言ってたけど、また怪我してないかな)

 

織姫は大怪我をした一護を想像して目をぎゅっと瞑る。

 

 

(ううん!弱気になっちゃ駄目!それにもし大怪我してもあたしが絶対‥)

 

 

 

「井上様!井上織姫様!断界界壁固定、終了致しました!!お通り下さい!!」

 

 

その声を聞いた織姫は慌てて後ろに居た死神達にお礼を言って急ぎ早に走り出す。それと同時に両脇から2人の死神が織姫の横に就く。

 

「!」

「お供致します!」

 

織姫は驚いたが直ぐに困った顔をしながら声を出す。

 

「えぇっ!?いいですそんな…」

「貴方はもう旅禍ではない!客人です!客人の往来きは地獄蝶を外した死神2名が同行するのが習わし!煩わしいでしょうがご容赦を!」

 

それを聞いた織姫は笑顔で両隣の死神に遠慮がちに声を出した。  

 

「はい…じゃあ…お願いします…」

 

 

(急がなきゃ…大丈夫…あたしもこの一ヶ月で少しは強くなった…きっと今なら役に立てる…!だから待ってて黒崎くん…みんな───…!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「─何だ、護衛は2人か」

織姫は目を見開いた。背後からする声に覚えがあったからだ。しかしそれは決して安心感を及ぼす者ではないからだ。この声は──

 

「存外尸魂界も無能だな。最も危険が高いのは移動の時だということを知らんらしい」

 

何もない場所から忽然と黒い破裂が現れる。そこから現れた人物、それはついこの間ヤミーと共に現世を蹂躙した破面──ウルキオラ・シファーだった。

 

「…護衛が2人というのは拍子抜けだが…煩わしい拘流の動きが固定されていたのは都合が良かった」

 

「話をするのに時間を急ぐのは性に合わんからな」

 

(あの時の───)

 

 

「な…何者だ貴様っ!!破面か!?」

 

「まって!話があるんでしょ!?」

 

ウルキオラが手を動かす仕草をした瞬間血飛沫が広がり1人の死神の左うでから腹部までが根こそぎ無くなった。

 

「双天帰盾!」

 

そして慌てて体を動かす。ウルキオラは邪魔するでもなくただその何も映し出さない瞳でそれを見ていた。

 

「う…うあ…」

 

「逃げて!逃げてください!!」

 

「し…しかし…」

 

もう1人の死神は冷汗を流しながら顔を引き攣らせて今まさに迫っている死の恐怖から顔を歪める。

 

「いいから逃げて!!お願いッ!」

 

このままじゃ殺される。その前になんとか逃げてくれればという織姫のそんは願いは虚しくもその場で崩れ去る。

 

「あやめっ!!」

 

先程の死神より深く上半身を持っていかれた死神に織姫は急いで膜で覆い治療を施す。

 

 

「ほう、そこまで損傷していても回復できるのか、大した能力だ」

 

「─俺と来い、女」

 

「!?な…「喋るな」

 

空中に映し出されたそこにはよく知った仲間の姿が映し

 

「言葉は〝はい〟だ。それ以外を喋れば殺す。〝お前を〟じゃない。〝お前の仲間を〟だ」

 

「!!」

 

空中に映し出されたそこにはよく知った仲間の姿が映し出され織姫の心を揺さぶる。

 

「何も問うな。何も語るな。あらゆる権利はお前に無い。お前がその手に握っているのは仲間の首が据えられたギロチンの紐、それだけだ」

 

 

「理解しろ、女これは交渉じゃない。〝命令〟だ」

 

青い顔を通り越して血色の悪くなった織姫を無視してウルキオラは続ける。

 

 

「藍染様はお前のその能力をお望みだ。俺にはお前を無傷で連れ帰る使命がある」

 

 

「もう一度だけ言う。」

  

 

 

 

 

 

 

 

 

「──俺と来い、女」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

影の中から覗いていた聖兵達は目前の機械を慌ただしくりながら詳細について事細かに記述していく。室内だというのに皆一様に軍帽で表情は見えないが無機質にただ耳に付けてある機器で音声を聞き取りながら目前の映像情報を見ていた1人の聖兵が隣に居た先輩らしき人物に声をかける。

 

「一十二番隊隊舎技術開発局より特記戦力である黒崎一護の現世における戦闘の可能性を確認。かなり高い確率で交戦は免れないものとなりますがこのまま報告として陛下へ繋げますか?」

 

その問いの人物より幾分か先輩の聖兵は指示を飛ばす。

 

「陛下は今寝室で休息を取られている。黒崎一護に関して緊急性はそこまで高くはないものとして急ぎダーテンを作成後ランスロット様への入電を推奨する」

 

「了解、このまま技術開発局の観測を継続します。」

 

向かいから手前に居た聖兵は弄っていた機器を動かしていた手を止めると少し戸惑いながら報告する。

 

「一般隊士2名と井上織姫が通っている断界に高エネルギーを確認、高い確率で過去に黒崎一護と交戦した碳面と思われます。恐らくは殺害か或いは拉致を目的としたものだと予想」

 

「井上織姫の能力を考慮した上で藍染惣右介らによる拉致と断定、黒崎一護に近しい者の近況は彼の戦闘に繋がる事がある。ランスロット様に報告に向かうが一度状況を確認を推奨する」

 

 

画面を配き込みながら複数の聖兵が声を出す。

 

「一番隊隊舎クリア」

 

「二番隊隊舎クリア」

 

「三番隊隊舎クリア」

 

「四番隊隊舎クリア」

 

「五番隊隊舎クリア」

 

「四番隊隊舎クリア」

 

「五番隊隊舎クリア」

 

「六番隊隊舎クリア」 

 

「七番隊隊舎クリア」

 

「八番隊隊舎クリア」

 

「九番隊隊舎クリア」

 

「十番隊隊舎クリア」

 

「十一番隊隊舎クリア」

 

「十二番隊隊舎クリア」  

 

「十三番隊隊舎クリア」

 

「異常なし。引き続き業務を継続します」

 

 

 

 

 




石田雨竜くんへのクインシークロスによる生搾りを目撃したパチモンバーヴァンシー

パチバー「いいなあ…」

陛下「あれは衛生上良くないから駄目だぞ。お前にはちゃんと消毒したナイフで切ったものをやるから我慢しなさい」

パチバー「じゃあ直接…」

陛下「…バーヴァンシー、年頃の娘が男の肌に噛み付くのは良くない…後でグラスに入れて飲ませるからそれで我慢しなさい。他の男にも頼んでは駄目だぞ。特にハッシュヴァルト、あれはお前には甘いからな」

パチバー「はーい」

光の使者キュア♡ウリュウ「(衛生上良くないのをわかってるならやめてくれ…)」

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