なぜお前はいつもそうなのだ!!バーヴァンシー!!(パチモン) 作:ジンジャエール
しかしまさかの平日にアニメが変更なので次の日仕事の状況でリアタイできるか不安すぎる。
愉悦妖精「お父様ニウムが増えた…?世界そのものがお父様になったと言うことは…つまり全方位陛下曇らせが可能と言うこと、これまでは断片しかお見せできなかったバーヴァン・シーのあんな姿や、こんな姿を360度余すことなく陛下に可哀想な姿を見せられると言うこと!…最高やんけ(スタンディングオベーション)」
霊王の意思「よく考えろ。息子が全知全能そのものになったと言うことは強制曇らせキャンセルルートだぞ」
愉悦妖精「やっべ、…よし、Bボタン連打で進化キャンセルだ!!…できない…だと…?」
レイド戦準備中の現地バー「いい加減にしてレイド戦手伝ってくれません?」
一度目の失態、二度目の失言。今日自分は何度しくじったのか。
これから先に起こる事を予感して、リューダースはグランドマスターの言葉が身に沁みた。
──帝国において、ユーハバッハの前での失態は死刑宣告と同義だ。
「答えろ、私は今お前は預言者か?と問うている」
「…ひ…いえ……違います…」
側にいた聖章騎士達はどこか予定調和めいたそれを静観していた。そこには哀れみも、恐怖も、ない。
ただ、消耗品が一つ無くなるだけだ。
そして、滅却師もどきの破面を一時とはいえ自分たちを率いる権利を有したことに腹を立てていた一部にとってはむしろこの結果は当然のこと。内心胸のすく思いをしていることだろう。
(ランスロットだけじゃなく、陛下の不興も買ったんだ、破面崩れにしちゃちったぁ使えたみてぇだがもう終わりだろうによ。
…チッ、この後に報告すんのめんどくせぇ。さっさと、死ねよ。)
見せ場をランスロットに取られたドリスコールはキレ気味に目の前の消える寸前の虫ケラを苛ついた目で見ていた。
そして、ドリスコールは気がつく。今陛下の不興を買った虫は、確かトリスタンがやけに気に入っていたと言うこと。
それに気がつくと、ドリスコールは先程の苛ついた様子とは反対に、まるで火のついたダイナマイトの点火を見届けるかのような気持ちになる。
(あの女、あの虫ケラが死んだ時どんな顔するんだろうなぁ…!)
気に入らない女の表情が曇る様を見られると、ドリスコールは歓喜に包まれる。嗜虐心をそそられる美しい顔と、女というには未熟で、少女というには育っている彫刻のような体格は、手足をもぎ取ればいい声で泣くだろうとし、あの顔を殴ればきっと気分がいいだろう。
トリスタンは良くも悪くもあの態度から嫌われるか、バンビエッタよりはまぁマシという扱いを受けることが多いが、内心ではドリスコールだけではなく他の聖章騎士や聖兵を惹きつける魅力が確かにあった。
もっとも、それはカリスマなどというものではない浅ましい嗜虐に満ちた願望でしかないが。
早く目の前の破面崩れが死ぬ様を見たかったのに、それに待ったをかける存在が現れる。
「お待ちください、陛下」
余計な事しかしない女が来た、誰かが思わず口に出そうとするが、
その言葉がもし陛下の耳に入ればすぐにでも目の前のゴミと同価値になる。それを知っている彼らは黙って礼の姿勢で、帝国の後継者の道を作った。
「トリスタン卿…!」
「な、なぜこちらまで…!」
この中で唯一トリスタンへの温度が違うイーバーンとリューダースは、己達が主人と仰ぐ者の登場にユーハバッハの前ということも忘れ声を上げた。
「お前達が陛下から与えられた任を果たしたかどうか、見にきただけのことです」
「…知っていたのか」とユーハバッハは呟く。
「?えぇ、もちろんです。此度はこちらの者たちを使いソウルソサティへ宣戦布告に向かったのですよね」
「あれらから聞きましたから」とイーバーンたちを見ながら付け加えれば、ユーハバッハは先程の無機質に部下を粛清しようとした態度を一変して、絶対零度の目で彼らを睨みつける。
「ひ、」
その霊圧に、リューダースとイーバーンは恐怖し、首を垂れるしか無くなった。
ユーハバッハにとって、今回の事柄をトリスタンに話すことは憚られた。
余計なことを話した結果。もし、もし、仮に、あの忌々しい雀部長次郎を愛娘が庇うようなことがあれば、ユーハバッハ自身バーヴァンシーを今までのように娘として扱えるのか分からなかったからだ。
もし、万が一にもそのようなことがあれば──
だから、娘に事を知られる前に、雀部長次郎を殺しておく必要があったのだ。
「それだけか」
「はい…?」
「それだけしか、知らぬのだな?」
「申し訳ございません…あれらはそれ以外に何か重要な事柄を仰せつかっていたのでしょうか?」
何か、ユーハバッハから安堵のようなものを感じたトリスタンは訝しんだが、それよりも今はコレだ。
「…話を戻しますが…陛下、この者たちがどうかなされましたか?」
まるでばつが悪いのか、黙ったままの皇帝陛下。
「わ、私が悪いのです!」
これ以上喋るなと言う周りの圧を知ってか知らずか、リューダースは話し続ける。
「私が、私が…勝手に…」
「顔をあげなさい、リューダース」
「あ、ゎ……私の名前を…、!」
「イーバーンも、あの黒崎一護を相手によく任を果たしましたね、流石は私の側近です」
「…っ!こ、光栄であります!」
約束していた通りに、トリスタンが側近と自分達を称した事に、体が震える。
歓喜に目を潤ませ、体にできた傷の痛みはドーパミンによってかき消された。
白く、神々しい。
まさしく──虚から進化した破面がいつか夢をみる、かの白き竜の如く。
虚から破面になった彼らには本来ない感情。母体回帰願望とでも言うのだろうか。
この方の胸に抱かれると、まるで母の中に還ったような──
「──あ、」
血が、飛び散る。ふわふわと、した感覚のせいで思考がまとまらない。
「──とりすたん、卿、?」
「もしかして本気で私がお前らに期待してたと思ってる?あははっ!おかしい!」
いつものように、血をバックに笑う少女は玉座に相応しくない甲高い声をあげる。
「あ、ぁ…」
「はい、次お前な? 」
「トリスタン卿…!なぜ、なぜ、ぇ…ぁあああッ!」
イーバーンへと、トリスタンが手を伸ばそうとすればその手が届く前にイーバーンの胴体が吹き飛んだ。
「…あぁ…穢らわしい血が、お前の肌についてしまった。父として不甲斐ないな」
血飛沫のせいで顔を真っ赤にしたトリスタンを見て、ユーハバッハは顔を歪ませる。
そして、傷ひとつない肌に、美しい顔に、穢らわしい破面の血をつけてしまった事を心の底から悔いた。
さっさとあれらを娘の目に届く前に殺しておけばよかったと後悔した。
それに対してトリスタンは、顔の血液を不快に思うことはなく、心の底から楽しそうにユーハバッハの行動を喜んでいた。
「お父様!今日はお父様も一緒に遊んでくれるのね!これ、まだ息あるから一緒にぐちゃぐちゃにしましょう!」
「私はお前に触れたその穢らわしい破面崩れを処分したまでのこと、それ以上その羽虫を扱うのはやめなさい」
不満そうにする娘を宥めるように抱き上げる。床にへばりついたまだ息のある羽虫の頭を靴で踏み潰すと、ベシャリと、また血が飛んだ。
「靴…」
「これは違う。お前からの贈り物は大切に飾っている」
「父がお前からの贈り物を汚すと思っていたのか?困った子だ」と言いながら、顔についた血飛沫を自身の袖で拭う。
近くに侍っていたハッシュヴァルトは、清潔な布を部下に持って来させ、ユーハバッハに渡した。
ユーハバッハ自身にトリスタンの顔を拭かせるのは、どうかと周りの部下は思ったが、ハッシュヴァルトはトリスタンのことならばユーハバッハはなんでも自分でやりたがる事を知っていたので布を渡す以外のアクションを起こさなかった。
「履いて欲しかったのに…」
「…部屋でなら構わない」
「今の靴とデザイン同じだけど、もしかして嫌だった…?」
「違う、汚したくないのだ」
「ランスロットは履いてくれた…」
それに対して聖章騎士は思わずギョッとランスロット…ハッシュヴァルトの靴を見た。普通にセンスのいい靴だ。
どうやらあの女にも長所が一つくらいはあったのかと少し感心したと同時に、仮にも後継者の地位にいる者の趣味が靴作りか?と冷笑する者もいる。
その瞬間、複数人がしまったと思ったが、覆面のおかげで、それがユーハバッハにバレていないのが幸いだ。
そんな周りの空気を無視して、鎖に繋がれているティアハリベルをジッと見ていた。
「その破面、どうするの?」
「これは与えられんぞ…全て終わった後なら構わぬが」
「別にそう言うつもりじゃないけど…お父様が言うなら我慢するわ」
くすくすと笑うトリスタンとユーハバッハ、そんな親子の団欒を他所に、ドリスコールはふつふつと再び苛立ちを覚える。
本来なら自分が殺して卍解を奪うはずだったのに、ランスロットのせいでその機会を失った事、あの破面崩れが死んでもトリスタンがいつも通りの平常心であったことがまた苛立ちを募らせる原因となった。
故に、ドリスコールは鬱憤のはらし方を模索していた。
(あの顔だけの雌犬も、副隊長の事で揺さぶれば少しは楽しめるかぁ?)
体と顔だけは最高の女だ。
そうでなくとも少しでも顔を曇らせればランスロットへの仕返しにもなる。
ニヤリと笑ったドリスコールは、さてどうするかとゲスな考えを巡らせた。
この本誌時空の反応集みたいなのやりたいな
この時空のBLEACH本誌読者「メスガキ侍らせてる斬月のオッサン似のやつが次の章ボスか…」
某感想スレ「分からせメスガキの匂い…滅却師版のロリ枠だな」
過去編がお出しされた後のスレ民「……(大量にスレに貼られる例の顔のポテト)」
スレ内に大量発生する陛下「何故だ、何故お前はいつもそうなのだ…!バーヴァンシー!」