2年ぶりに再会した親友が男を辞めてた上になんかおかしい。   作:あっぷる

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38.6分の熱が出て仕事早退して療養してました。コロナでもなくインフルでもなかったので本当によかったです(コロナもインフルもなったことあるから正直2度となりたくない)


前回の話の続きです。今回は3人称になります。初めて書くけど多分三人称であってるはず。2話のラストを少し修正してます。


まひろと葵 お泊まりハプニング(前編)

 

前回までのあらすじ。2年越しに再会した緒山 真尋(以降まひろとする)と相原 葵。久しぶりにあった親友の変わり果てた姿(性別)を見て戸惑ってはいたものの元気そうにしてたことをみて安堵した葵。再会した記念に少しだけ遊んでいくことにした葵だったが帰ろうとした時に強い雨が降ったのでまひろに泊まっていけば?と案を出される。葵はしばし悩みながら了承したのである。ちなみに大学生の夏休みは長いのでまだ夏休みである(感覚は秋休みに近い)

 

 

「というわけでお泊まり会だけど・・・お前ってお泊まり会とかの経験あるか?」

 

「いや全然」

 

「へ、へぇ〜そっか〜なんか意外だな。じゃあオレが初めてなんだな」

 

「まあそうなるな」

 

 

意外なことに葵はお泊まり会をしたことはなかった。まひろと違い友達も多く人当たりの良さ、勉強もスポーツも出来ることから学年問わずすごく人気がある。まひろ曰く妹のみはりと別の意味でスペックが高かったらしい。どうして彼女いないのだろうと当時からずっと意外に思っていてふとまひろは思った。

 

 

「じゃ、じゃあさ葵。あれから彼女とかできたか?」

 

「彼女?なんでだ?」

 

「いやっ!なんでって!なんでって!お前高校の時からモテてただろ!大学生にもなったんだし・・・そのっ、付き合ってる人くらいいるかなーって」

 

「・・・いやぁ確かに大学生になってゼミとか色々なところで知り合いは出来たけど別に付き合うとかそんな」

 

 

そこまで来てまひろは思い出した。葵自身鈍感なところもあるが恋愛自体に興味がないことである。今にして思えばギリギリな生活を送ってた葵にそんな余裕は微塵もなかっただろうがそれを踏まえてもまひろと趣味が合わなかった一つの要因でもあった。高校時代会ってまもない頃・・・

 

 

『なあ・・・えっと相原』

 

『なに?緒山くん』

 

『相原ってさ。趣味とかあるの?ゲームとかやってたりする?』

 

『ゲームか。昔やってたなぁ』

 

『なるほどレトロゲームか。レトロゲームはいいよな、ちなみになにやってたんだ?』

 

『えーっと花札にかるた、囲碁とか将棋だったかな』

 

 

それはあまりにもレトロの意味が違いすぎた。レトロ(アナログ)でありゲーム機をピコピコする方はやったことはないらしい。なのでギャルゲーとかって聞いたときもギャルゲーってなんだ?って聞いてまひろはこいつ同じ人間かよと内心思ってた。

 

 

 

「そっか。ならいいんだ」

 

「まあでもいつかは彼女とか作るんだろうな。出会い次第とかまあよく分からんがきっかけ一つで人は変わるものだと言ってたし」

 

 

真尋は葵に彼女ができたことを考えると少し胸がチクリと音を立てる感覚をした。

 

 

「えっ、オレ今なにを・・・なんでオレ今・・・」

 

「どうかしたか?まひろ」

 

「い、いやっなんでもない!なんでもないぞ!そうだ葵!オレのおすすめのゲームやらないか?」

 

「おすすめのゲーム?」

 

「ほらっ、約束しただろ?いつかお前にオレの趣味の良さを教えてやるって」

 

「えっ?でもさっきやっただろ"対戦"ゲーム」

 

「あれはそういうジャンルなんだよ。ゲームには音楽を楽しむ音ゲーがあったり銃を使ったシューティングゲーム、物語を進めるアドベンチャーゲームとかあとはすごろくとかいろんなことを楽しむパーティーゲームとか。ゲームにもいろんなジャンルがあるんだよ」

 

「そ、そっか・・・」

 

 

ゲーム界隈に疎い葵は少しだけ困惑した。ゲームとかこういうことに饒舌になるのをオタクだというのをネットで見ておりまひろもそうなのかと葵は1人納得していた。

 

 

「とにかくオレの部屋に来い。今からやるゲームはパソコンを使うんだ。行くぞ」

 

 

そして何気にまひろの部屋に入るのははじめての葵。前来た時には門前払いされたがついにこの時が来たのである。葵は心配していた。高校の時からまひろは大雑把な部分があり部屋が汚いタイプではないのかと心配してたが・・・

 

 

「・・・ほっ」

 

「どうかしたか?葵」

 

「いやっ、案外部屋を綺麗にしてて安心したよ。正直お前の性格を考慮してもあまり綺麗な部屋じゃないんだろうなと思ってたから」

 

「失礼だな」

 

 

失礼なのも事実であるが無理やり性別変えられて生活習慣を矯正された結果、綺麗な部屋になってることをまひろは口が裂けても言えなかった。

 

 

「えーっとどこにしまったっけな。とりあえず葵はそこに座っててくれ」

 

「いいけど今のお前の身長で届くのかそこ?」

 

「大丈夫・・・だ、ぐぬぬ。もうすこし!あとちょっと・・・」

 

 

かつてのまひろならギリギリ届いてたんだろうなと思いながら葵は立ち上がる。今のまひろは女子中学生の平均身長しかないし背伸びして指先が当たるだけじゃどうしようにもないと判断する。

 

 

「まひろ、本当に大丈夫か?届かないならオレが」

 

「いやっ・・・もう少し届いた・・・」

 

 

ガタッと音を立てて棚に入ってる本やソフトが落ちてくる。

 

 

「まひろ!」

 

 

走り出した葵は何かに引っかかりズルっと音を立てた。まひろの部屋は見た感じ綺麗だがほとんどは妹のみはりのおかげである。それ故に思ったより綺麗でも床には何か落ちてるものである。主に布切れみたいなものとか。

 

ゲームソフトを取ろうとして失敗してこけるまひろとそれを止めようとして助けに入るも布切れを踏んで足を滑らせた葵もこけてしまった。

 

 

 

「いてて・・・すまんまひろ。大丈夫・・・」

 

 

むにっ

 

 

 

「むにっ?」

 

 

 

むにっむにっ

 

 

 

 

葵は感じたことのない未知の感触に遭遇していた。そして葵は目を開けると押し倒されてるまひろ。そして葵の両手はまひろの胸に乗っていた。

 

 

「は・・・はうっ・・・・」

 

「あっ・・・すまんっ、まひ・・・」

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

「なーにしてんだー葵のえっちー」

 

 

 

 

「ぐふぉ!」

 

 

葵はビンタされてその場に倒れてしまった。ちなみに葵はこけそうになったまひろを助けようとしただけであり対するまひろはその原因を作った挙句、何とは言わないが布切れを下に置いてたのも原因なので自業自得としか言いようがなかったが女とはこう言う生き物である。

 

そして自分の思考が女の子に染まっていることにまひろはまだ気がついていない。数分後、葵はまひろの前で正座していた。

 

 

 

「そ、そのっ・・・まひろ・・・さん」

 

「なんだよこのすけべ・・・」

 

「あっ・・・ハイ」

 

 

 

ゴミのような目で見てくるまひろに気圧されてなにも弁明できない葵。いろいろあったが結果的に揉んでしまった葵はまひろの自業自得とは言え胸を揉んだことに対しての罪悪感を抱いていた。基本的にあの件を除いて葵とまひろは喧嘩はしたことはない。けど今回はあまりにも特殊すぎるケース故に葵もどうすればいいか分からなかった。

 

 

「・・・葵に胸を揉まれた。葵に胸を揉まれた。オレはもうダメだ。もうお嫁に行けない」

 

「いやえっと・・・」

 

 

本来の葵ならそれでいいのか?とツッコむことくらいはできるのだろうが状況が状況なだけにそんな余裕は微塵もなかった。

 

 

「どうすれば許してもらえますかね」

 

「・・・責任取れ」

 

「へっ?」

 

「胸を揉んだ罰だ!お前は今後オレが男に戻るまでは恋人を作るな!と言うよりオレに恋人ができるまでは作るな!」

 

「・・・えっ?」

 

「なんだよ、本来なら責任とって結婚するとか付き合うとかがギャルゲーでは常識なんだぞ!けどお前は男でオレも中身は男だ。そんなことありえないだろ」

 

「まあうん・・・お前がそれでいいなら俺はいいが」

 

「言ったな!一生独身かもしれないんだぞ!」

 

「安易に自分がモテないって言ってるぞそれ」

 

「失敬な!今のオレなら男の1人や2人・・・男を落としてどうするんだオレは」

 

 

自分で言ってて虚しくなったまひろは布団でうずくまる。ちなみに恋人をそもそも現時点で作る気0の葵にとってまひろの出した案は実質ノーダメージであるので約束もクソもない。

 

 

「クソっ、もういい!お風呂入ってくる」

 

「あっ・・・」

 

 

そう言ってまひろは部屋から出て行ってしまい散乱した部屋に葵は1人取り残された。




話長くなりそうなので分けることにしました。原作も前半後編で分けてるしこのくらいのテンポでいいよね。


それよりアニメの2話もよかったです。主人公が1番可愛いな(洗脳済み)


とりあえず私の体調は病み上がりなので後編は3日後に投稿します。
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