2年ぶりに再会した親友が男を辞めてた上になんかおかしい。 作:あっぷる
「お、お兄ちゃんが知らない男の人と寝てる!」
事件が起きたのは明け方未明である。
勘違いというのは唐突に始まるものである。徹夜で研究の山場を越えて帰ってきたのは緒山 まひろの妹、緒山 みはりである。知らない人たちのために説明すると勉強もスポーツも優秀で大学に飛び級するくらいの天才でありまひろが引きこもるきっかけを与えてしまった人物の一人である。
そんなみはりは兄に早く会いたい一心で研究を片付けて家に戻ると男の人と一緒に寝ていたのである。
「そんなまさか・・・私がいないのをいいことに男の人を連れ込むなんて・・・私は一体どうしたら!!!」
「もう朝か・・・」
「・・・っ!」
みはりはスマホを持って警戒する。兄の知り合いならまだいいがその辺のロリコンだったとしてもし兄の貞操を襲ったのであれば通報しないといけない。そして妹として兄を慰めなきゃとみはりは思っていた。
「・・・えーっともしかしてみはりちゃん?まひろの妹の・・・」
「へっ?」
どうやらこの男はみはりのことを知ってるらしい。一度会ってるので当たり前であるがあったのが2年前なだけにみはりにとっては誰だコイツ状態だった。みはりの中でやはりストーカー?通報しないとという使命感に駆られていた。
「なんだみはり・・・ふわぁあああ。帰ってたのか」
「お、お兄ちゃん・・・これは一体・・・」
兄、緒山 まひろの服は若干はだけでいた。そして一緒に寝ていた相原 葵は上半身はシャツ一枚である。完全に誤解しか招かない状況だが何もおきていないのである。
寝ぼけながらもまひろは思考を巡らせて自分が昨日何したのか思い出した。その途端にまひろの顔はみるみると真っ赤になっていくのである。
「ち、違うんだみはり!これはえっと・・・」
この状況をどうするかを全力で考えるまひろだったが寝起きのため思考が完全に止まったままであり葵もまたなんでこんなところにまひろがいるのとただ困惑していた。
「お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんが汚されちゃった。うわーん」
「ちがっ、何もおきてない、誤解だみはり!葵、お前も何か言ってやってくれ」
「誤解もなにも・・・まずなんでお前一緒の布団にいるんだよ」
「やっぱりお前は黙ってろ!もう何も喋るな!」
理不尽極まりないのはまさにこのことである。
「そんな・・・お兄ちゃんがまさか・・・そんなっ、嘘よ!いくらお兄ちゃんが女の子の服やオシャレに抵抗がなくなってきたとはいえそんな・・・そんな・・・お兄ちゃんが遠い人間に ・・・・」
「違うんだみはり。全部誤解だ!お前の思ってることは何もおきてない!えーっとこれはだな・・・ただゲームをしてたらそのまま寝落ちしちゃって・・・」
「テレビもゲームの電源もついてなかったけど?」
緒山 まひろ、誤解を解こうとするもますます誤解を招くだけだった。どんなに弁明しようとしてもそれは結局○○したのを隠したいという気持ちだと誤解されている。そして遂にみはりは意を決して兄に問う。
「お兄ちゃん・・・そのっ、気持ちよかった?」
「だから何もないって言ってるだろうが!みはりは覚えてないかもしれないが2年前に一度会ってるんだぞ!こいつはオレの親友だ!し・ん・ゆ・う!オレが引きこもった時に家まで来てくれた・・・」
「お兄ちゃんの親友・・・・」
そしてみはりはそこでようやく思い出す。兄にいた唯一のリアルフレンド。一度も見たことないし写真もないから架空の友達だと思っていたが2年前にまひろが引きこもりになったとき直接見舞いをきてくれた人が一人だけいた。
「もしかして相原 葵・・・さん?」
「やっと思い出したか。実はな・・・」
誤解が解けたついでに経緯を話した。
「なるほどね。ピザの注文して届けてくれたのが葵さんで流れでそのまま遊んで雨が強くなって帰れなくなってたから泊めてあげたと」
「そうっ。だから心配しなくてもオレと葵の間で何もないし・・・というよりあってたまるか!一応これでもまだ中身は男だからな!葵が女目線で見てカッコいいのはまあ事実だけど!」
「そっかぁ・・・よかったよ。お兄ちゃんが襲われたのかと思って・・・」
「なわけあるか!それに葵はそんなことするやつじゃないって」
「そうだよね。葵さんごめんなさい。取り乱しちゃって・・・・」
「ああっ、別にそれはいいんだ。誤解さえとければそれで・・・・それでまひろ。お前、ちゃんと自分の部屋で寝てたんだよな」
「ギクっ・・・・」
「・・・お兄ちゃん?」
まひろは壊れたロボットのように首を曲げてワタシニホンゴワッカリマセーンと言っていた。それを見てみはりは危惧する。大好きな兄が親友を好きになってしまったのではないのかと。
以前まひろは果てなき禁欲生活を強いられていて萎えさせるためにBLゲームをやったことがありそれに対してちょっと興奮したと感想を述べていた。女の子になったしそういう素質になったのかそれとも元々そういう素質があったのかは分からないが可能性は少なからず0ではない。みはりは確かめる必要があった。今後の
「本当に葵さんと何もなかったんだよね」
「ないって!本当に・・・」
「じーっ・・・・」
「・・・・・」
「本当に何もないならなんで葵さんと同じ布団で寝てたのかな?実はお兄ちゃん・・・葵さんのことが好きだったりして」
「「はぁ?」」
緒山 みはりは兄に揺さぶりをかける。ついでに葵も反応してたが構わずにみはりは続ける。すぐにまひろは「そんなわけないだろ!」と怒って反論するが顔が真っ赤になってるのは怒りから来てるのか照れ隠しなのか非常に分かりにくい。
「だいたいなんでそんな話になるんだよ」
「だっていくら男友達で仲良くても同じ布団で寝たりしないでしょ。女の子同士ならまだしも・・・」
「まあ・・・確かに一理あるけども・・・」
「一理あるのかよ・・・」
ゲームや漫画では女の子が同じ布団やベッドで寝るなんてよるあることだとまひろは認識してるが流石に男同士でそれをやったらドン引きである。いやっ、実質やったことに変わりはないのだが・・・
「やっぱりお兄ちゃん。脳の中身まで女性化して男の子のこと好きになってるんじゃない?この前もかえでの妹に・・・」
「あー、もうっ。いちいちそんなの掘り返さなくてもいいから!だいたい勘違いだったとは言えもみじはそもそも女の子で・・・・」
「じゃあ葵さんのことが好きじゃないなら一緒に布団に入る理由がないんじゃない?」
「そ、それは・・・・」
「あっ・・・・」
葵は昨日の出来事を思い出してふとまひろがどうして一緒の布団に入ったのかを察した。それを言えば誤解は全て解けて丸く収まるが兄がホラー映画見て怖くて寝れなくなったなんて妹に知られたらダメージは計り知れない。葵はまひろの名誉と誤解を解く方どっちをとればいいのか悩んでいた。そしてついにまひろの方が先に爆発した。
「・・・がうもん」
「お兄ちゃん?」
「ちがうもん!別に葵のことなんか好きじゃないし。ちょっと顔が良くて勉強やスポーツもできてコミュ力あって女の子にモテてるところとかムカつくけど別に好きとかじゃないし!」
「お兄ちゃん・・・・」
それはもう葵のこと大好きなのでは?とみはりは思った。昔、かえでから借りて読んだ少女マンガで主人公のことが本当は好きで好きで仕方ない女の子がいたけどつい本人のいる前ではツンツンな態度をとってしまうと。つまりこれは・・・
「もしかしてこれがツンデレ?」
「違うわ!」
そう言いながらガミガミと言い争いをするまひろとみはり。実際何もなかったのは事実だしこれ以上目の前で兄妹ゲンカをしてるところを葵は見たくはなかった。
「はぁ・・・二人とも。もうその辺でいいだろ」
「葵・・・・」
「葵さん・・・」
「二人がこれ以上ケンカしてるところを俺は見たくはない。それに理由はどうであれ俺とまひろの間には何もなかった。これでいいか?」
「葵・・・・」
「はぁ。葵さんがそう言うなら・・・まあいくらお兄ちゃんが女の子になったからって男の子を好きになるわけないもんね。あんなにエロゲやってたし」
「お前なぁ・・・・」
こうしてまひろの尊厳を守りながら上手く話を葵はまとめてくれた。
「コホン。それで葵さん・・・色々ありましたけどお久しぶりです」
「そうだな・・・」
「それで葵さん・・・率直に聞きますけどお兄ちゃんが女の子になってどう思いました?」
「・・・・」
「それはオレも気になってた。葵、正直に答えてくれ」
「・・・そうだな」
葵は腕を組んで考える。色々思うこともあった。そもそも薬で性別自体変わるのか気になることはたくさんあったし言いたいこともたくさんあった。
「女の子になった以前に元気そうで安心したのが本音だ。姿形はどうあれな。けど親友としてまひろには男に戻って欲しいとは思ってるけどでもそれも決めるのは本人だと思う。男の子に戻る薬とかあったりするの?」
「戻す薬は研究中だけど一応その薬の効果や安全性はしっかり確認してて経過したら自然に男の子に戻っていく感じかな。戻るまでかなり時間かかるけど」
「そっか・・・」
「あのっ・・・正直もっと何か言われるのかと思ってました。どうして女の子にしたのかとか今すぐ戻せとは」
「・・・まひろが今すぐ戻りたいとか言うなら言ったけどでも・・・少なくとも男に戻りたいってセリフを今のまひろに会ってから俺は一度も聞いてはいないけどな」
そういう話はふらないようにしてたのもあるけどとボソッと葵はつぶやく。葵はどこかで気がついてるのかもしれない。戻りたいとは本心で思っているのと同時に今の生活を楽しんでいることも。
「いやっ、オレはちゃんと男に戻りたいと思ってるからな!別に女の子のままでいいとか思ってないし。だいたい女の子の身体で発散したらパーになるんだぞ!コード「072」をしてしまったらいよいよ本当に男に戻れなくなる」
と切実な問題を投げつけていた。とにかく葵自身は親友が元気でさえいてくれればそれでいいのが一番の本音だった。
「とにかくそのうち戻れるならそれでいいんじゃないか」
「クソっ・・・他人事だと思って」
「まあまあ・・・それでお兄ちゃんも朝ごはんまだだよね?葵さんも食べていきませんか?」
「・・・それでどうする葵?朝食っていくか?」
「そうだな・・・けどみはりちゃん。君は徹夜明けで疲れてるはずだ。だから俺でよければ作るよ。朝ごはん」
「いいんですか?てか葵さん料理できるんですか?」
「コイツの料理の腕舐めない方がいいぞ。まじで美味いからな」
「どうしてお兄ちゃんが偉そうなのよ」
「・・・そういえば弁当のおかずもとられたことあったな。昔の話だけど」
そう言って葵は厨房と冷蔵庫の中身使うねと言って準備を始める。
「葵の料理久しぶりだな〜」
まひろのその姿を見て少し苛立ちを覚えるみはりであったが確かに葵の料理がどれくらいなのかも気になるのは事実だった。卵を手に取り慣れた手つきで料理を始める。みはりの目から見ても明らかに初心者の動きじゃないのは分かる。
「完成だ。レタスとベーコンのサンドイッチだ」
「おっ、待ってました!」
「すごく美味しそう・・・」
まひろとひまりのお腹の音がきゅるるると鳴り響く。家の冷蔵庫にある食材だけで本当に作ったのかと疑うレベルのクオリティだった。それこそお店で出しても違和感ないくらいは・・・
「うめぇ。やっぱり葵の料理は相変わらずだな。というよりサンドイッチも作れたんだな」
「基本的になんでも作れるからな。いやっそうなるべくしてなったというか・・・・」
「葵?」
「・・・まっ、とにかくいろんなことやってきたけど無駄なことなんてないんだなって」
「すごいなぁ。普通にかえでと料理のレベル変わらない・・・いやっそれ以上かも」
「かえでちゃんが作ったチャーハンも美味しかったよなぁ。アレは」
「それにしても・・・この技術。葵さんは誰かに料理習ったんですか?」
「・・・ほぼ独学になるのかな。色々あってな」
ほぼ独学で学ばないといけない辺り何があったのだろうかと思ったがめちゃくちゃ美味しいサンドイッチを前にそんなことはどうでもよかった。
「ふぅ・・・まんぞくまんぞく。それでこれからどうするんだ葵?」
「そろそろ家に帰るよ。やることもあるし。まひろ、シャツとズボンは洗って返すからな」
「あっ・・・・・」
「・・・どうかしたか?」
「なんでもない・・・なんでも」
「そこまで気を使わなくてもいいですよ。葵さんっ、こんなに美味しいサンドイッチをもらえたんですから」
それを聞いた葵は思い出したかのように「あっ」と叫んだ。そして葵は冷蔵庫からあるものを取り出した。
「すっかり忘れてた。昨日の夜にこっそりと作ってたんだ。ほらっ」
「これはプリン?作ったのか、葵が」
「昨日の夜に渡すつもりだったけどな。ほらっ、みはりちゃんも」
「ありがとうございます・・・ここまで料理できるのもそれはそれでなんか女として負けた気がする。すごく美味しいけど・・・」
まひろとみはりがプリン食べてる間に葵は手早く着替えて帰る準備をしていた。
「葵・・・えっとその・・・なんだ。またウチに遊びに来てもいいからな」
「まひろ・・・そうだな。迷惑でなければまたそのうちな」
「迷惑なわけあるもんか!オレはいつでも待ってるからな!じゃあっ!」
そう言ってまひろは走って自分の部屋に行ってしまった。葵は色々思うところがあったがこの日の偶然に感謝していた。
「・・・あのっ、葵さん。お兄ちゃんのことで話したいことがあって・・・」
「話したいこと?」
「はいっ・・・実は」
〜☆〜
帰ろうとしたらみはりちゃんに呼び止められた。今回のまひろが女の子になった件について詳細を話しておきたかったらしい。みはりちゃんの話によると治験を行ってるらしい。大学の研究の一環でまひろは薬の効果で女の子になってること。もちろんデータを取ったりとか色々目的はあるらしいけど・・・
「私はただ・・・形はどうであれ昔のような関係に戻りたかったんです。けど私がお兄ちゃん褒めて欲しくて頑張ったことがお兄ちゃんをすごく傷つけて、気がついたらその溝は大きくできていて・・・・その時大学の先輩との研究で試してみたんです。社会不適合者のお兄ちゃんを女の子にして真っ当な人間に戻すこと」
今も引きこもりであることは変わらないらしいが少なくとも女の子になってからいろんなことがあったらしい。朝ごはんを食べるようになったり無理やりではあったけど外出して運動したり・・・そう言えば部屋も綺麗だったな。少なくともまひろはあまり整理整頓は好きじゃなかったし。
少なくとも悪いことばかりではなく女の子になったことでいいこともあったようである。関係が最悪だった兄妹の仲を修復できたりとか。
「もちろんちゃんと研究もしてるけどけど私は・・・・」
「そっか・・・よく分かったよ。みはりちゃん。とりあえず俺から一言だけ。ありがとう」
「ありがとう・・・?なんで・・・私はお兄ちゃんを女の子にしたからお兄ちゃんの親友である葵さんは怒って当然なのに」
「そうかもしれないけどでも変わるきっかけを俺は作ることはできなかった。現にずっとまひろと会うことも怖かったしな。もう一度拒絶したら俺はきっと・・・・」
立ち直れなかったかもしれない。全ての世界が虚無になっていたのかもしれない。だからみはりちゃんにそっとしてやろうと言ったのはあれは建前。本音はただ、怖かったんだ。まひろにもう一度拒絶されることが・・・
もしみはりちゃんが何もしなかったら今もあいつは変わらなかっただろう。俺がやったのは所詮は現状維持・・・ちょっと違うな、ら先延ばしと言えばいいのだろうか。少しでもまひろが元気になってるのはきっとみはりちゃんが行動をおこしたから。
「だから気にしないでくれみはりちゃん。それにいつかは男の子に戻る。ならいいじゃないかそれで」
「葵さん・・・あのっ、葵さん。一つお願いしてもいいですか?」
「お願い?」
「はいっ・・・お兄ちゃんの治験に葵さんも付き合ってくれませんか?」
「は?」
まひろの治験に付き合えだって?それってつまり・・・
「俺も女の子に?」
「違いますよ!なんでそうなるんですか!葵さんにそんなこと頼めないですし頼みませんから!そこは安心してください」
どうやら俺の改造計画ではないらしい。よかった、女の子になるなんて死んでもごめんだ。たまに女の子っぽい名前だねとかも言われたことあったし。
「要するにお兄ちゃんと遊んだりいろんなことして過ごしてください。お兄ちゃんの周りで男の人の知り合いなんて事情を知ってるのも含めてもそうじゃなくても葵さん以外いませんから。貴重なサンプr・・・じゃなかった。とにかくこれからもお兄ちゃんに定期的に会ってくれませんか?」
「まあそういうことなら・・・・」
今ものすごく不穏な単語が聞こえたけど聞かなかったことにしよう。
「あとお兄ちゃんが女の子になってることは私は葵さん含めてもほとんどの人は知らないので基本的にお兄ちゃんの正体は隠す方向でお願いします。色々とややこしくなりますので」
「それもそうだな。分かった・・・」
「あとそれとは別に個人的にもう一つお願いが・・・・」
そう言ってみはりちゃんは小さい声で耳打ちする。
「なるほどね。俺でいいなら全然構わないよ」
「本当ですか!じゃあお互いの都合もあるので連絡先交換しておきませんか?」
「ん?おおっ、連絡先ね。いいよ」
「ありがとうございます。少なくとも葵さんは越えるべき壁だと思ってますので」
「ははは・・・・じゃあ俺はもう行くよ。お邪魔しました。まひろ!帰るからな!」
返事はない・・・ヘッドホンしてゲームでもやってるのだろうか。まあ別にいいが。とりあえず帰るとしよう。さてとこの先どうなることやら・・・・
俺は半分憂鬱な気持ちになりながら帰路へとついた。
「ただいま」
「帰ったか葵、ちょっとこっちに来なさい」
そう言って俺は祖父の書斎に入る。見た目はくそ厳格そうに見える。小さい子が泣き出すレベルで・・・そしてお茶を啜りまじまじと俺を見る。
「なるほど・・・葵、ついに大人の階段登ったのだな」
「もう何もしゃべるなこのエロジジイ」
俺は唯一残ってる身内にただただ頭を抱えた。
後日談含めて後編で投稿してたら12000字くらいだったので分けて正解でした。というわけでようやくプロローグ完成しましたのでここからいよいよ本作の本編に入ります。まひろとみはり以外も全員出していきます。
次回は幕間になるのかな?葵の話になります。すっごく短いのですぐに出せたらなと思います。