とある個体の方向転換 作:一方通行に健康な食事を食べさせ隊
八月十一日、学生であれば夏休みと呼ばれる長期休暇の時期に入るんでしょう。そんな
そんな時でした。
「青ピ、そこはカミやんの病室じゃないにゃー」
「「え?」」
ガラガラと部屋の扉が開く音の後、聞き覚えのない人の声に驚いて部屋の入り口へ目線を向けます。そこには見覚えのない男性が二人、一人は扉に手をかけて開けたと思われる青く染めた髪とピアスをした人、もう一人は入り口の扉の少し奥に立っている金髪でサングラスをした人でした。
恐らく身長が180はあるであろう二人に、内心怯えながら
「…あの、何か御用でしょうかと、
「あボク青髪でピアスしとるから、みんなから青ピって呼ばれとる。いやー今日はラッキーやね、こんな美少女に出会ぉてしまうなんて!な!土御門!」
「ラッキーかもしれないけどにゃー、今日は入院してるカミやんの見舞いで来たってことを忘れちゃいけないんだぜい」
彼ら二人が言い合っている話の内容を聞いている限り、彼らは”カミやん”と呼ばれている同級生が入院したということで見舞いに来たらしいです。恐らく彼らは高校生で間違いないので、可能であるのなら彼らと行動を共にし、年頃の男性が好む女性図というものを学びたいものです。
可能ならば彼らが自らの顔に投影する表情を見て、
「もし良ければ行動を共にしていいですかと、
「ほら美少女ちゃんもこうゆうとるやろが土御門!!」
青髪ピアスと共に何とか金髪サングラス…もとい
勿論黒兎のフード付きダウンジャケットを着て、その下に布束砥信から貰ったベルトを付けた完全装備で移動しています。あ、ダウンジャケットのチャックは締め切っているので、見られる心配はありません。
「大体野郎どもっていうのはにゃー、女の子に対する下心が計り知れないもんなんだぜい」
「土御門は心配しすぎやとボクは思うで」
「つまり、年頃の男性の女性に対する性欲に気を付けるように言っていると解釈していいですかと、
瞬間、
「…び、美少女ちゃんの口から性欲っつー単語が聞こえた気がしたんやけど、聞き間違いやろか?」
「いや、聞き間違いじゃないにゃー」
…どうやら
「…その場合、
「まあ大丈夫やろ、美少女ちゃんの下心言うても男の下心よりかはだいぶマシや」
ガラガラと、
「こんちゃーカミやん、元気してたかにゃー」
「夏休みを入院で潰したなーカミやん」
「あ!どうしてお前らがここにいるんだよ」
「小萌先生に聞いただけだぜい」
…そんな同級生と納得出来るような会話の様子を、
「せや、美少女ちゃん!こっちこっち!」
「は?美少女ちゃん?」
「あー…実はカミやんの病室来る前に青ピが病室間違えてにゃー、その病室にいた子だぜい」
室内にいる三名の意識が完全に
「こんにちわ”カミやん”、
「あ、すまんカミやん。”カミやん”っつー名前やと思われとる」
「…違うのですか?」
”カミやん”…その単語が何度も彼らの会話に出てきたことから、目の前のベッドに横たわる黒髪の青年の名前だと思っていました。つまりあだ名、通称のような呼び名だったということでしょうか?それを指摘するのであれば、”青髪ピアス”はあだ名ではないのでしょうか?
「俺は
「失礼しました。では改めまして…こんにちわ上条当麻、
「
「そうだカミやん、夏休みの補習大丈夫かにゃー。小萌先生心配してたぜい」
「まさかお前らが上条さんの見舞いに来たのって…!!」
「そのまさかだにゃー、カミやん。再補習だぜい」
「不幸だー!!!!」
そんなやりとりがあったりなかったり。
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