軽い気持ちでランキングを覗いていたら『絶対☆領域』っていう題名を見つけました。
うれしい………すごくうれしいです!!
これからも『絶対☆領域』をよろしくお願いします!!
嫌な予感しかしない………
俺はすぐに黒歌フィギュアが置いてある机に視線を向けた。俺が、俺がそこで目にしたものは―――――
「ノオォォォォォォォォォォォォ!?」
「ど、どうしたにゃ。一!!」
俺は叫んだ。黒歌が心配そうに声を掛けられてくれたけどそれどころではない。
机の本棚から落下した時計の下敷きになって無残にもバラバラになった黒歌フィギュアがあった。
「う、嘘だろ………」
俺が、俺が本気でつくっていったんだぞ………。全部石粉粘土でつくってたんだぞ………。黒歌フィギュアだけは全部自分の手でつくりたかったから、
それが置時計一つでパァだ。滑り止めしいてあったはずなのに。え? じゃあ何? 滑り止めで留めきれないほどの揺れだったの?
「ふざけるなよ………」
本当にふざけるなよチクショウ!! 何? 和平結ぶんじゃなかったの!? なんで揺れが起きるほど魔力使ちゃってるの!? 大体人外同士の会議なんだから人間界でやるなよ!! 次元の狭間にでもレーティングゲームの時みたいに空間つくれよ!!
「俺は怒ったぞ!! 人外共ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「は、一!! ご近所迷惑にゃ!!」
「あ、やべっ」
今は真夜中だったね。俺がご近所さんに迷惑しちゃったよ。
待ってろよ人外共。お灸を添えに行ってやるからな!!
†††
オッス!! イッセーだ。
今三大陣営で和平を結んでいたんだけどさ、どうやら『
―――――ドッガァァァァァアアアアアンッ!!
ド派手な音を立てながら俺たちの目の前に何かが落ちてきた。立ち込める土煙が消えた後、そこにいたのは―――――
「………チッ。この状況下で反旗か、ヴァーリ」
ダメージを負った堕天使の総督だった。
「そうだよ、アザゼル」
まばゆい輝きを放ちながら、俺太刀の前に白龍皇が舞い降りる。その傍らには知らないお姉さんもいた。
「和平が決まった瞬間、拉致したハーフヴァンパイアの
ものすんごくエッチな服だ!! お、おっぱいがあんなに見えちゃっていいの? ス、スリットも深く入ってるし………眼福です!! いい脚してんなぁ、おい!!
「いやらしい視線を感じるわ。―――――その子が赤龍帝なのですか、ヴァーリ?」
「あぁ、残念ながら、そうだよ。本当に残念な宿主なんだ」
「残念残念言うな!! 俺だって懸命に日々を生きてんだ!!………って、なんでお前とアザゼルが対峙してる? つーか、その姉ちゃん誰だよ?」
ちんぷんかんぷんだぜまったく。お姉さん、そんな憐れむような目で俺を見るな!!
「なるほどね。本当に残念な子みたいね。ヴァーリ、殺すの?」
「「どうしようか迷っているのが本音だ。正直、俺は彼にそこまでの期待をかけているわけじゃないんだ」
何を言っているのか全然わからん。
「………まったく、俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな………」
自嘲するアザゼル。え? じゃ、じゃあ、白龍皇はマジでテロリストの仲間? そっちの姉ちゃんも敵か?
俺がそんな風に考え込んでいるときだった。
『さっきバカみたいな爆発起こしたバカは何処のどいつ?』
聞きなれた電子音が聞こえてきた。
この声質は―――――
「「「「「
「誰なのかしらアイツ?」
姉ちゃん以外の全員が声をそろえてその名を言った。
な、なんで
†††
『さっきバカみたいな爆発起こしたバカは何処のどいつ?』
とりあえず言ってやった。
「「「「「
「誰なのかしらアイツ?」
みんな驚いてるみたいだけど関係ないね。一人痴女みたいな格好をしてるお姉さんだけ「誰?」とか言ってるみたいだけど、こっちからしてみれば痴女お姉さんの方が誰? って感じなんだよね。
辺りを見回して状況を軽く把握する。どうやらアザゼルがボコされたらしい。きっとあれだね? 他の陣営に恨まれてたんだろ。そんで協力されてボコされたと。
そしたらさっきの爆発の原因はアザゼルだよね?
『アザゼルぅ………なに? 他の陣営に協力されてボコられたの?』
「よぅ、
『白龍皇ってさ、堕天使の陣営じゃないの?』
「う………それを言われるとな………まぁあれだ、裏切られたってやつだ」
ほぅ? なんだ? 部下もしつけられなかったってこと? でもまぁ裏切った白龍皇も悪いよね? そしてアザゼルを爆撃したのも白龍皇。
『白龍皇………テメェだけは許さねぇ』
「「「「「―――――ッ!?」」」」」
本気で殺気を放ってみる。黒歌フィギュアの恨み………晴らさせてもらうぞ!!
白龍皇には俺の苦しみを知ってもらう!! だから簡単に『塵になれ』で終わらせない。
俺を中心とした半径5.040m―――――俺の絶対領域が展開しているのを確認。ばっちりだね。これなら多少無茶しても大丈夫だね。
気の質量を上げる。身体の周りにはっきりと桃色のオーラだ見えるようになった。ここまで上げれば貧弱な人間の拳でも悪魔で白龍皇なアイツにも攻撃が通るはずだ。………さすがに通るよね? なんか白い中二感丸出しの鎧つけてるけど。
「わざわざ君の方から来てくれるとはね、
『黙れこの中二が。テメェがアザゼルを爆破したせいで俺のつくってたフィギュアがぶっ壊れたんだ。手加減なんかゼッテーしてやらないからな』
既に仕込みは済んでいる!! 白龍皇の周囲には、俺のすごく少ない魔力で創った足場が数十箇所ある。それに気づいてない時点でお前の未来は決まってるぜ白龍皇。………俺の魔力がゴミすぎて感知できないのかもしれないけど。
『いくよ―――――覚悟してね』
「ククク、楽しぶふぅ!?」
『バカみたいに話し続けてるからだよ』
白龍皇が笑った瞬間、足場を跳躍しまくって一瞬と呼ばれる時間で白龍皇に近づき、顔面に右ストレートをプレゼントしてやったぜ!! 少しだけ、ほんの少しだけ気が晴れた。ほんの少しだよ?
『まだまだいくよ』
右ストレートからの左ボディ、右アッパーで顔面を撃ち抜き、回し蹴りで白龍皇を蹴り飛ばす。
駒王学園の敷地に生えてる木々を巻き込みながら面白いようにぶっ飛んで行った。あーあ………あれ直すの大変そうだなぁ………。ま、まぁ俺には関係ないけど(笑)
「お、おい
アザゼルが腹を押さえながら歩いて来て、言った。ていうかまだ回復してないのかよ………やっぱり滑り止めに置いた時計を動かすっていうのはよっぽどのことなんだなぁ………
おいおい冗談じゃないぜまったく。人間界で散々ヤンチャしてたのは
『え? どこが? だって俺のつくりかけのフィギュアを壊した原因だぜ? 容赦なんて、手加減なんてできるわけないじゃん。ていうか、人間にあそこまでやられる悪魔で白龍皇って………』
もはや白龍皇(笑)じゃん? まぁわざと攻撃を受けてどの程度の実力か見極めにきたのかもしれないけど………それにしては被害がね………
白龍皇の白い中二感丸出しの鎧はボロボロだ。顔はつけてなかったから鼻を砕く感触がした。回し蹴りを放った腹部分は砕け散っていて、青く黒くなってた。内出血だろうなぁ………痛そうだなぁ………でも黒歌フィギュアが壊れた原因をつくった張本人だからなぁ………しょうがないよね。
「ごほっごほっ………カハッ!! 凄まじいな君は………」
のそのそと立ち上がって白龍皇が言ってきた。
そんなボロボロな姿で言われてもねぇ………。まぁこっちは黒歌フィギュアを関節的とはいえ壊されたんだし、まだまだいかせてもらうけど。
本気で地面を蹴り、跳躍する。魔力の足場を跳躍、跳躍………跳躍跳躍ぅ!! スピードを上げていき、乗り切ったところで右ストレートを―――――
「今度はさっきみたいにはいかないぞ」
放ったんだけど、白龍皇に受け止められちゃった。
「今度は俺の番だ」
『―――――ッ!?』
今度は白龍皇にラッシュをブチ込まれた。まったく痛くないけどね。でもノックバックで吹っ飛んだ。もう綺麗にね、ポーンって。さっき白龍皇が吹っ飛んだところに。
やっぱり力量をはかってただけだったんだね。
すぐに立ち上がって、白龍皇を見る。中二感丸出しの白い鎧が修復されてる………なんだよそれ。便利すぎるでしょその機能。まぁ俺の絶対領域には及ばないけどね。
首を回すとパキパキといい音が鳴る。本当は鳴らしちゃいけないんだけどね。気持ちいいからついね。
『いくぞ白龍皇』
「こい
俺の絶対領域内にある剣を創造する。それは聖なる剣だ。太古にその剣は七つに分かれた。ここまで言えば分るよね?
『―――――エクスカリバー』
「「「「「エクスカリバー!?」」」」」
周りの奴らが騒いでる。そりゃそうだよね。だって偽物とはいってもエクスカリバーだからね。
早速、能力を使いたいと思います。
『
ずるいなんて言わせないからね。こちとら貧弱(笑)な人間だよ? 相手は悪魔で白龍皇な奴だぜ? このくらいはハンデだよね。それに、黒歌フィギュアの件もあるからね。
『第二ラウンド、はじめるよ』
俺は電子音な声音で宣言した。
一くんはすごく黒歌フィギュアを壊されて怒ってます。
なんせ手作りですからね………
全てホームセンターでわざわざ買った材料でつくってましたからね………本文には書かれてませんけど。
不明な点、分かりにくい表現などがあったら教えてください。