リアルが忙しかったんです………言い訳で申し訳ありませんが………
急いで書いたので誤字脱字が多いかもしれません。
修学旅行三日目。
昨日と同じようにルームサ―ビスの朝ごはんを食べた。相変わらずすごくおいしかったたです。
昨夜も別にナニもなかったからね。ていうか九重ちゃんとナニかあったら八坂さんに狐火で燃え尽くされるわ。
制服に着替えた俺は、ミニスカ巫女装束の九重ちゃんと結衣さんと一緒に京都駅に行った。
今日は天龍寺から向かうことになってる。嵐山方面行きの電車に乗って、最寄りの駅で下車。それから歩く。直通は無いけどまぁしょうがないよね。
しかしまぁ京都は便利だね。どこへ行くにしても電車かバスで行けるんだもん。東京もそうだけど、やっぱり首都は違うね。さすが観光地とでも言うべきかな?
天龍寺までは看板出てるのすごく簡単に行けた。
天龍寺に着くと、京都お馴染みの赴きがある門が迎えてくれた。これはもうお決まりだね。
しかし天龍寺って名前は気になるね。なんか二天龍に何か関係ありそうだよね。もしあったとしたら覚醒しちゃう? まぁまずないよね。あったらアザゼル辺りが何か言うだろうし。
境内を進んでいくと、大方上裏の庭園に来た。色づいた秋の山々を背景にして、和の庭園も秋模様という素晴らしい状態。秋に来たのは正解だね。池には鯉もいるみたいだね。
「ここの景色は絶好じゃ。何せ世界遺産じゃからな」
「世界遺産………すごいね」
世界遺産とは驚いた。俺はそっち方面の知識は皆無だからね。
「
「もちろん。九重ちゃんもいいよね?」
「うむ!! もちろんじゃ!!」
俺は近くにいた人に例の一眼レフを渡して、写真を撮ってくれと頼んだ。その人も一眼レフを持って、いかにもカメラマンって感じの人だったから綺麗に撮ってくれるだろう。
俺と結衣さんが九重ちゃんを挟むように並ぶ。順番的には右から俺、九重ちゃん、結衣さんって感じだね。
「いきますよ~、はい、チーズ」
一眼レフを受け取って、撮った写真を小さい画面でだけど見てみた。案の定、もの凄くきれいに撮れていた。全員が笑顔のタイミングで撮るとか、凄すぎだよ。
写真と撮った俺たちは、法堂に向かった。
堂内に入って天井を見たんだけどね、すごいよ。龍の絵が描かれてたんだ。あ、身体が長い東洋タイプのね。
なんか睨まれてるみたいですこしゾクゾクしたけど。あ、変な意味じゃないからね。
「これは
確かに九重ちゃんが説明してくれた通り、どこから見てにらんでいるように見えた。
これを技術が発展していない昔に描いたんだから凄いよね。昔の人は案外現代の人よりも頭がいいのかもね。
天龍寺も一通り見て回ったあと、俺達は外に出た。
「九重ちゃん。次はどこがいいかな?」
「
竹林の道って………文字通り竹でできた林の道なのかな? ちょっと気になるなぁ………
†††
俺達は九重ちゃんのおすすめらしい湯豆腐屋で昼ごはんを食べていた。
いやぁ、さすが京都って感じだったよ。
初めて人力車に乗ったんだけどね、なかなか快適だったたよ。
「ほら、ここの湯豆腐は絶品じゃ」
九重ちゃんが俺達に湯豆腐をすくって器に入れてくれるんだけど………なんかもうしわけないね。普通は年上の俺か結衣さんがやることなんだけど………まぁ九重ちゃんが楽しそうだから別にいいんだけど。
湯豆腐はね、すごくおいしいよ。ホテルでも出されたんだけどさ、それよりも確実においしい。
「おいしいね。ホテルで出されたのより確実においしい。さすが九重ちゃんおすすめのお店だね」
「本当だね!! 九重ちゃんさまさまね!!」
「―――――ッ!?」
「ど、どうしたの
なんでだろう。この店内にアザゼルとロスヴァイセさん。それにイッセーにアーシアさん、ゼノヴィアさんにイリナさん、極め付けには木場の気配が………
このままここにいて九重ちゃんと一緒にいるところを見られると厄介なことになるね。俺が
「結衣さん、九重ちゃん。この店をこっそり出よう。アザゼルにグレモリー眷属が勢ぞろいしちゃってるよ」
「わ、わかった」
「う、うむ」
早めに店を出たおかげか、アザゼル達に気づかれずに済んだ。本当によかったよ。こんなことで俺が
とりあえず俺達は渡月橋ってところに来た。
店を出て数分観光街を歩くと目の前に桂川が姿を現したんだ。
渡月橋は古風な木造の橋だった。それでもってここから見える山の風景がすさまじくよかった。紅葉がいいね。
「知っておるか? 渡月橋はの、渡りきるまで後ろを振り返ってはいけないのじゃ」
「「どうして?」」
「渡月橋を渡っているときに振り替えと授かった知恵が全て返ってしまうのじゃ」
「でも本当は?」
「そんな効果は無いのじゃ」
術式が組み込まれている訳でもないしね。
「そういえばもう一つあったのじゃ。振り返ると、男女が別れるというものじゃ。まぁこっちはジンクスに―――――」
「絶対に振り向かない!!
「今さ、九重ちゃんがジンクスって言ったじゃん」
「それでも!!」
「は、はい………」
まぁ断る理由もないし別にいいんだけどね。ただ結衣さん、そこまで強く腕を抱きしめますと、いろいろと当たるんですよ。胸とか胸とか太ももとか。
腕を抱き込むのはいいんだ。いや、まぁ理性はガリガリ削れていくけどね。でね、やっぱり結衣さんは今日も白ニーソを履いていてね、まぁ存在してるんですよ。
至高の存在―――――絶対領域が。
手が、触れるんです。my handがニーソに締め付けられて「ぷにっ」っと感満載の太ももに、手が触れているんです。スベスベですよ。もちもちですよ。最高ですよ!!
自重なんて言葉は俺の辞書に無い!! 思う存分楽しむのみぃぃぃぃぃ!!
渡月橋を渡りきったので、近くのベンチで少し休むことにした。昼ごはんを食べたばかりだからさ、お腹がちょっと苦しかったんだ。
「それにしても京都はいいね。趣もあるし、なによりこの空気がいい」
「そうじゃろ? こ、こっちに居を構えたらどうじゃ?」
「それもいいかもなぁ………」
京都には九重ちゃんもいるし、黒歌も京都の妖怪とは仲良くやってたみたいだし。
駒王に居たら居るだけ面倒事とか厄介ごとが舞い込んでくるもん。赤龍帝がいるってだけで力が集まるからね。あーやだやだ。
そろそろ次の場所に行こうかと思い、立ち上がった時だった。
「―――――ッ!? やばい………結衣さん、
「え? う、うん!!」
結衣さんが鞄から狐のお面と軍服みたいな外套を纏ったのを確認しながら、俺も
「ど、どうしたのじゃ
「イッセー達が来―――――」
九重ちゃんに説明をしている途中に、ぬるりと生暖かい感触が全身を包み込んでいった。
†††
巻き込まれちゃったよ………
多分本命はグレモリー眷属なんだろう。ついでに近くにいた俺達も隔離するか、ってノリだったんだと思う。
周囲には案の定、イッセー、アーシアさん、ゼノヴィアさん、イリナさん、木場というグレモリー眷属二年生組が勢ぞろいしていた。
これはフラグだ。完全にフラグだ。もうビンビンにおっ立ってます。
だってさ、裏事情を知っている人間以外周囲にいないんだよ? これで何も、無いはずがない!!
『
結衣さんがお馴染みの電子音で訊いてきた。
『何らかの力で転移させられたんだと思う。それか結界かな?』
『転移………結界………』
「………亡くなった母上の護衛が言った通りじゃ。気づいたときには霧に包まれていた、と」
霧………霧かぁ………
ここまでの人数を数瞬で転移か結界に閉じ込めるとなると………
とりあえず《
「初めまして、アザゼル総督、赤龍帝―――――そして俺達人間の希望、
あいさつっていうか過剰な希望論を俺にぶつけてくれたのは、学生服を着たただならぬ気配をビンビンさせている黒髪の野郎だった。
学生服の上には
手には槍………それもかなりの『聖』のオーラだね。
野郎の周りには俺達と大して歳が変わらなそうな女の子と野郎が複数いる。全員が異様なプレッシャーを放ってくる。
「お前が噂の英雄派を仕切っている男か」
アザゼルが野郎に訊いた。
野郎は肩に槍の柄をトントンとしながら答える。
「曹操と名乗っている。三国志で有名な曹操の子孫―――――一応ね」
ぷぎゃー………予想の遥か右斜め上をカッ飛んで行ったよ!! 曹操の子孫とかアカンでしょ。
曹操ってアレでしょ? 三国志かなんかの英雄でしょ? 英雄VS人外ですか。じゃあ俺は邪魔なんで帰りましょうか。ね?
だって俺、場違いにも程があるでしょ?
片や英雄の子孫様、片や堕天使の総督と赤龍帝率いるいろいろと規格外な悪魔さん。明らかに俺は場違いですね。結衣さんはまたどうだかわからないけど。なんせTA☆CHI☆BA☆NAですからな。
「
しまった………アザゼルに見つかっちゃったよ。
「相手は最強の
『いやいやいや逆だろ普通!! ていうか俺は九重ちゃん連れて逃げるからね」
九重ちゃんになにかあったら八坂さんに見せる顔がないよ。
「待つのだ
『可能性はあるよ。でも必ずじゃない。死んじゃうかもしれないよ? それでも?』
「そうでもじゃ」
まぁ半分以上の確率で曹操達が原因だろうけど。このタイミングだしね。
そんなことを考えていると、九重ちゃんが怒りの感情丸出しの表情で曹操に向かって口を開いた。
「貴様!! 一つ訊くぞ!!」
「これはこれは小さな姫君。なんでしょう? この私ごときでよろしければ、ななりとお答えしましょう」
曹操の声音は、俺知ってますよ的な感じで無性にイラついた。わかるでしょ? 俺知ってるからね、ニヤニヤ。って感じで話す奴。すごいムカつくよね。
「母上をさらったのはお主達か!!」
「左様で」
あっさり認めてくれました。
でもね、俺の膝が笑いだしちゃったんだ。結衣さん見てみなよ。明らかに怒ってますよって表情をしてるもん。今にもブリューナクを創造して、そのままぶん投げそうです。
「母上をどうするつもりじゃ!!」
「お母上には我々の実験にお付き合いしていただくのですよ」
「実験? お主達、何を考えておる?」
「スポンサーの要望を叶えるため、というのが建前かな」
八坂さんで実験をする? おいおい冗談だろ? ダメだよそんなことしちゃ。俺、おこだよ。マジでおこだお。
ていうか結衣さんが本気で怒ってる。実験、ってワードを聞いた瞬間にマジで怒った。闇色のオーラが見えるようになったもん。
未だに曹操はアザゼルと会話している。でもそれもすぐに終わった。どうやらこれから戦闘になるようだ。まぁ俺は九重ちゃんを守るのに全力を尽くしますよ。
あ、イッセーがゼノヴィアにアスカロンを渡した。とうとう戦闘開始か? 曹操の方も近くのショタっ子に命令を出したみたいだし。
なんかショタっ子の足元に不気味な影が出現したんですけど。影が広がって渡月橋全域を包むくらいの大きさになったんですけど。そんでもって影が盛り上がったんですけど。挙句の果てには化物の形になったんですけど!? しかも軽く一〇〇はいそうなんですけど!!
「―――――《
あかーん。それはあかん。死んでまう、小生死んじゃう。あ、俺の絶対領域があるから死ぬことはないか。
『九重ちゃん。俺から絶対に離れちゃダメだよ』
「でも―――――」
『でもじゃない。九重ちゃんに怪我をされたら八坂さんに見せる顔がないんだ。大丈夫。今回は
「わかったのじゃ」
目に涙を浮かべながら九重ちゃんが言った。
そりゃそうだろう。自分の母親が実験の道具にされてるんだもん。冷静になれって方が無理だ。それに九重ちゃんはまだまだ子供。俺も子供だけどね。そういうところを含めても今の状況は辛いものがある。
『
『わかってるよ
『そ、その通りです………』
否定できるとでも? 結衣さんの瞳を見てまなよ。ハイライトなんて―――――どこにもない。あるのは闇色に染まった瞳。完全に病んでる。いや、病んでるって表現は正しくないかもね。
俺には今の結衣さんの状態を正しく言い表せそうにないよ。
『―――――ゲイ・ボルグ』
結衣さんがゲイ・ボルグを創造しました。声音が凄く冷淡で、ゾクゾクしました。そして右手に収まったその槍を掲げて―――――
『ゲイ―――――』
思いっきりのけぞって―――――
『―――――ボルグ』
投擲なさいました。
投擲されたゲイ・ボルグは三〇の鏃となって魔獣共に降り注いでいった。それだけじゃないんだ。
『あははははははは!! どうして逃げるの? ねぇ? ねぇ? ねぇ!!』
狂ったように笑いながらあんなこと言ってるんだよ? 電子音なのがさらに怖さを引き立ててるし。
「あ、あやつは大丈夫なのか………」
九重ちゃんも顔が引き攣ってるよ。曹操もこころなしか顔が青いような気がする。
これはかなりの混戦に成りそうな予感。
京都での出来事も残す事二話。
サイラオーグ編は………特にかかわる必要ないですよね?
あれってイッセーとリアスがくっつくお話ですし。