今月は忙しくてなかなかパソコンの前にいることができなくて………
スマホで書こうと思ったんですけど、指がつりまくるというハプニングに襲われ………
今月は更新速度が遅くなりそうです。
最低でも五日に一話は更新します。
最後の週ぐらいになれば一日~三日に一話更新できそうです。
本日は休日なり。もう一度言うね。本日は休日なり。
今日は結衣さんの家に招かれました。どうやら裏関係のことらしいです。ちなみに結衣さんのおじいちゃんからだそうです。
多分結衣さんの
相変らずの日本屋敷を眺めながら石畳を踏みしめて玄関をめざす。
たまに矢が飛んできたりしたのはご愛嬌―――――なわけないから。普通に危ないからね!! しかもなんか鏃に液体が滴っているんだけど。完全に殺す気ですよね? だってこれって―――――毒………ですよね? 俺は人間なのデス。簡単に死んでしまうのデス。
今回は前回とは違い、数十分もかかってしまった。まぁそれだけ結衣さんを守るためにトラップを仕掛けたってことだから文句は言えない。でも、もし俺を仕留めるためにってことだったら―――――土下座して謝ります。
玄関扉をがらがらとスライドさせて中に入ります。そしてその瞬間、廊下の奥から矢が飛んできた。俺はそれを右手で掴んで矢の鏃を見る。やっぱり液体―――――毒が塗ってあった。
マジ怖い。《
「相変らずすごい反応だね
「それだけで………済んでしまうのですね………」
奥からやってきた結衣さんの反応が冷た過ぎて泣ける。
結衣さんに連れられておじいちゃんがいる部屋に向かう。向かうんだけど………前回同様矢が飛んできた。しかも全部に毒が塗ってあった。もう嫌になってきました。
しばらく歩くと、前回と同じ部屋―――――客間についた。
「じゃあ頑張ってね」
「………何を頑張るのかわからないけど頑張るよ」
本当に一体何を頑張るんだろう。ま、まさか結衣さんのおじいちゃんと死合うなんてことは………な、ないよね? ていうかあってたまるか!!
意を決して部屋に入る。そこには相変らず凄まじい気配を漂わさせている結衣さんのおじいちゃんがいた。
「よく来てくれた。座りたまえ」
「失礼します」
座布団に座り、結衣さんのおじいちゃんの顔を見る。
「今日呼び出した理由はなんとなくわかっているだろう?」
「えぇまぁ………《
「その通りだ」
結衣さんのおじいちゃんの顔つきが変わった。険しくなったというか………キリッとしたっていうのかな? まぁなんにせよ今までよりもさらにヤバい話なんだろうね。
「橘家が代々『魔』と戦っていると言ったのを覚えているかな?」
「覚えています」
「蔵に何かないか探していたらこのような巻物が出てきた」
結衣さんのおじいちゃんは高そうだけどかなり古い木箱から巻物を取り出しながら言った。
その取り出した巻物も凄まじい圧を放ってるんだなこれが。明らかにワケありですよね? わかります。
「読んでみたまえ。君の知識なら読めるだろう」
「わかりました」
手渡された巻物を読み進めていく。読み進めていくんだけど………もう、読みたくないです。
巻物に書いてあったことを現代語で簡単に説明すると―――――
橘家を襲う『魔』を率いる者はリリンという。リリンの目的は代々橘家の者に受け継がれている《
リリンは気分屋である故、目的や行動理念は常に違う。だが《
本当の理由は不明だが、おそらくこの
子孫のそのまた子孫。その先になれば血と魂に
神話上の槍を創造できるというところに目をつけたのだろう。
神話上の槍を創造できるとなれば圧倒的な力を手に入れることができる。リリン自身が超越した存在であるが、それでも神話上の槍は魅力的らしい。
―――――こんな感じだね。
簡単に言えば、かなり面倒なことになっているらしい。
なんだよリリンって………急に大物出てきたなオイ。
リリンとはリリスが魔王サタンとの間に儲けた子供の悪魔達に名づけられた名前。これは前に呼んだ本の情報だ。
だからリリンはたくさんいる、ていうか今存在する悪魔全部じゃね? って思ってた頃もあった。
でもそれは違うんだって。
これはサーゼクスからの情報なんだけど、リリンはリゼヴィム・リヴァン・ルシファーと同一人物なんだって。リリンって呼ばれる悪魔は一人しかいないんだって。ちなみにリリンっていうのは聖書に記された名前らしい。
リゼヴィム・リヴァン・ルシファー―――――ルシファーってところからもわかるけど、冥界の魔王だったらしい。
さて、ここでまた一つわかったことがあるね。
ヴァーリのファミリーネームはルシファーだったよね? ということはリリンとヴァーリは血がつながっているってことだ。ヴァーリは父親に殺されかけたんだっけ? いじめられてたんだっけ? そんでその父親は祖父に殺された。祖父は今何処で何してる? あ、察し。
ちなみにルシファー関連の情報は、サーゼクスとアザゼルに報酬として聞いた。もうそれぐらいしか報酬になるものが無いからね。情報は大切よ、情報は。
いやー………橘家も厄介な奴に狙われていますね………
「リリンですか………」
「そうだ、リリンだ。予想以上だっただろう? 橘家が戦ってきた『魔』は」
「そうですね。なんとなく大物は出てくる予感はしていたんですけど、まさかリリンとは………」
「そうだろう? だがこれは事実だ。そして―――――リリンを退け続けたのも事実だ。中には命を落とした者もいるがな」
それだよ………そこが橘家の凄まじいところなんだよ。
人の身と伝説上の槍だけでリリンを退けてきたんだよ。これはすごいことだ。いや、凄まじいことだ。俺に同じことをしろって言われても、絶対に無理だ。
橘家に伝わる《
俺も結衣さんも創造する槍は外国の神話のものが多いでしょ? それだけ外国の神話上の槍の方が使い勝手がいいってことなんだ。
リリンを日本神話上に存在する槍と立華流だけで退けた? どんだけですか橘家!! それに今代は結衣さんだ。
病み度ルナティック+神話上の槍+立華流って考えると………恐ろしい。結衣さんにおしおきと称して槍で追っかけられたら、異世界に逃げ込むしかないかな………いや、結衣さんなら世界の跳躍ぐらい難なくしちゃいそうで怖い。
「リリンとの因縁を自分に話したということは………」
「近い将来、リリンが結衣を襲いに来るだろう。前にも言ったと思うが―――――結衣を守って欲しい。いや、守ってくれ」
「……………………………………」
返答できなかった。軽々しく「はい」とは答えられなかった。
リリンから結衣さんを守るとなると、逃げるだけではキツくなってくる。何代にも渡って橘家を狙ってるんだよ? 逃げても追いかけられるだけだし。
だから向こうが帰ってくれる状況をつくれるようにならないと辛い。まぁ結衣さんが病み度ルナスティックで槍を振り回して破壊活動をし始めればリリンも撤退はしてくれると思うんだよね。
ていうかそれだったら俺、必要なくない?
「出来る限りは。ただおじいさんも結衣さんの実力を甘く見過ぎでは?」
「いや、まだまだ結衣はひよっこだ。立華流を完全に使いこなせるようになれば
「さすがにそれはありえないでしょ!?」
「君が読んだ巻物に記されていたはずだが? それに私だってできる」
書いて………あったんですね………結衣さんのおじいちゃんも………できるんですか………
でもそれなら橘家初代がリリンを退けられた理由がわかったね。
ていうか結衣さんのおじいちゃんは山を両断したり、海を割ったりできるわけですか………そうですか………
「では、そろそろ」
「む? もうそんな時間か。
「―――――はい」
でも結衣さんのおじいちゃん、それだとなんだか俺と結衣さんが結婚するみたいだよ………
†††
家に帰って黒歌と風呂に入って夜ごはんを食べた俺は、自分の部屋で考え込んでいた。
俺が思ったよりも橘家は相当な者を相手にしていたんだもん。なんだよリリンって………規格外にも程があるでしょ!?
確かにコカビエルっていうリリン同様に聖書にも記されていた堕天使を一方的に殺したけどさ、格が違うよ。
リリンだぜ、リリン。困っちゃったなぁ………
これは徐々に戦力を整え無いとマズイね。異世界に逃げるってのもいいけど、それでも追ってきそうだし。あーもう、これだから規格外な奴は嫌いなんだよ。人外は理不尽すぎるぜ………
ていうかいい加減俺の
おっと、それよりもリリンをどうやって封印、または殺すかだったね。あ、違った? でも結論はそうだよね?
逃げても逃げても、異世界に逃げても追ってくる相手だぜ? 封印するか殺すしかないじゃないか。
できれば殺したいね。封印は解けたら大変だし。
でもどうやって殺せばいい? 今の俺の絶対領域じゃあ神格相手だと弱体化しちゃうしさ。まぁ武器を使えばいいんだけどさ、俺じゃあ当てられないよね? かすりもしなそうだ。
さーて………どうしましょ………
橘家が代々戦う『魔』はリリンでした。
リゼヴィム・リヴァン・ルシファーって言った方が分かりやすいですけど、一くんたちはリリンと呼びます。
本文でリリンを神格持ちみたいは風に書きましたが、あくまでも力量的なことです。
相変らず一くんのほのぼのした日常をブチ壊しにしてくれました橘家。
ただ一くん、ガチ戦闘したら世界どうなるんでしょうか。
一くんの絶対領域の潜在能力を全て引き出したら―――――世界が変わりますね。
さーて、これで吸血鬼編の話が膨らむぞ~。