また四日ほど投稿できそうにありません。
橘家が代々戦う『魔』を知ったから数日が経ちました。
学校では学園祭に向けてみんな発狂しかけながら準備を進めている。特に野郎共がヤバイ。女子がコスプレの練習をするんだけど、それを披露した瞬間に叫びだすからね。まぁわからなくはないけど。
学園祭まであと二日という事もあって、今日と明日はまるまる一日使って準備をするんだ。普通の学校だったら前日だけだよね? さすが駒王学園としか言いようがない。完全にサーゼクスの仕業でしょう。
俺の仕事はコスプレに使う衣装をつくることだ。一応全てつくり終わったんだけどさ、微調整ってやつをしてる。
あんまりダボダボしてると見栄えが悪いからね。メイド服、チャイナ服、ナース服、シスター服は身体にある程度ピッタリしてた方がエロカワイイよね。巫女装束は別だよ。あれは肩がはだけるくらいがいい。
だから一つ一つ直してるんだけどさ………なぜか衣装を着る子と簡易更衣室で二人っきりなんだよね。
確かにそっちの方が効率はいいよ。そりゃだって、直して着る、直して着るってことがすぐにできるからね。
「どう………かな………?」
「バッチリだね」
恥ずかしそうにミニなスカートの裾を手でつまみながら訊いてくる女の子。俺の返答が気に入ったのか、ルンルンしながら簡易更衣室から出て行った。それと同時に野郎共の狂声が聞こえてきた。
ふっ………また、すばらしい仕事をしてしまったようだ。
ていうか本当に目に悪いわー。女の子は俺が作業をしているときもずっと立ってるから目の前に絶対領域があるんだよね。
えぇ、チラチラ見てましたとも。気づかれはしてないと思う。これでもある程度の修羅場をギャグみたいに切り抜けてきたんだ。普通の女の子にバレるほどマヌケでは無いゼヨ。
「次の人、入っていいよ」
「はーい」
そう返事しながら入ってきたのは結衣さんだった。
うむ、これ以上にないくらいにミニスカメイドが似合いますな。黒ニーソが生み出した絶対領域が今日もとてつもない存在感を放ってるぜ。ガーターも付けるか? 絶対領域にガーターか………絶対領域に
「ゆ、結衣さん」
「なぁに?
「こ、これをつけてはくれまいか」
「これって―――――うふふ、いいよ」
妖艶な笑みを浮かべながらガーターを受け取って装着していく結衣さん。―――――ってアカン!! 目の前でスカートめくるのはアカンって!! 黒のレースか………とてもすばらしいですな。
「どう………かな………?」
「すごく………エロカワイイです………」
目が離せない………離せないよ。絶対領域に存在する唯一の
また、新たな道を見つけてしまったようだ。
「それじゃあ次の人お願いします」
「はーい」
俺の挑戦はまだまだ続きます。
†††
学校から帰ってきた俺は、結衣さんと模擬戦をしていた。どちらも武器は槍オンリーで、純粋に槍での戦闘能力の上昇を狙っているのです。
模擬戦をしている場所は結衣さんの家の中庭です。今日は前に来た時みたいに矢は飛んできてない。さすがに富んで来たら《
「せいっ!!」
「
結衣さんが容赦なくて辛いよ。マジで辛いよ。
ただでさえ槍の扱いに関しては結衣さんの方がうまいんだよ? 俺が勝っているのは気の操作と実戦経験からくる勘のみ。無理ゲーってわけじゃないけど、辛いと思うんだよね。
結衣さんは立華流を使いながら攻めてくる。俺はそれを我流の槍術でいなしてく。ていうか、いなすことしかできないんだよね。
結衣さんは冥界合宿で俺に見せてくれた、立華流壱ノ型『
「立華流壱ノ型『
「ちぇりおー!!」
俺は叫びながらどうにかして槍を弾く。もうブリッチって言ってもいいくらい背中を反ってます。
「せいっ!!」
「うぐっ………」
結衣さんの掌底が俺の
この呼吸ができない苦しさ………ただ呼吸ができないのとは違うんだよね。この言いようのない痛さ、どうにかしてもらいたいね。
でも戦闘中はそんな甘えたことは言えない。だから俺も追撃させてもらいます!!
「そいやっさ!!」
「ひゃあぁぁぁ!?」
緩急をつけて結衣さんに近づいて、足払いしてころばせる。そしてそのまま左手で両腕をホールド。右手の指先を首元に向ける。決まったぜ。
結衣さんをの手を握って引っ張って立たせる。いやいや、この程度はしないと男としてどうかと思いますよ? 本当に。
「また負けちゃった………」
「相当強くなってるね。立華流の精度も上がってきてる上に気の操作も上手くなってるし………」
「本当!?」
「本当だよ」
このペースのまま上達していったら俺にも勝てるようになるかもね。槍縛りなら。それと《
ていうかたった数ヶ月修行した結衣さんに負けたら俺のメンツが………
「結衣さんの成長速度はすごいね………うらやましいよ、本当に」
「そうかな? えへへ………」
頬に手を当ててクネクネとして喜んでいる結衣さん。
才能の塊ってやつなのかもね結衣さんは。俺は今の結衣さんの域に達するまで一年ちょっとはかかったもん。それも仙術をほとんど自分のものにしてる黒歌の指導があってだ。
それに対して結衣さんはどうだろうか? まだまだ未熟な俺の指導でここまでになった。こういうところで元々のスペックの違いを思い知らされるよね。
それは仕方ないことだと思う。代々一族に引き継がれる
「それにしても
「……………………………………………あ、ゴメン」
結衣さんは俺と模擬戦とかする時は絶対にミニスカニーソなんだよね。
今日のミニスカートの色は黒一色、それに合わせられたニーソもこれまら黒一色。ま、まぶしい。黒いミニスカートと黒いニーソの間から見える結衣さんの健康的な肉付きの太ももがまぶしいよっ!!
「それじゃあ少し休憩ね」
「わかった~」
俺は結衣さんから見えない場所に移動する。あまり結衣さんには見られたくないんだよねコレ。
右手には
そしてそれを融合させる。
陽気と陰気が融合したソレは、
―――――バチバチバチッ!!
このように、とても危険そうな効果音を鳴らしております。蒼い稲妻がソレの周りを
ただ、そこまで辛くない。冥界合宿からずっと練習してたからね、自然に存在している気を集めるってのを。基本的には陽気だけだったそれを、陰気も同時に集めて融合させるだけだからね。まぁその融合させるだけっていうのがすごく難しいんだけどね。
黒歌でもできないって。見せたらすごく驚いてたよ。それでその驚いた顔がまたかわいかったね。うん。
ソレは今も大きくなり続けている。そうだね………バスケットボールくらいの大きさかな? そろそろヤバイから気を集めるのを中止しよう。
バスケットボールぐらいの大きさのソレを圧縮する。こう、ググッってね。圧縮されたソレはハンドボールぐらいの大きさになった。ただ、青い稲妻の量が増えた上に質が上がった模様。
バチバチバチッ!! だったのが、バチチチチチチチッ!! に変わったもん。ここでこれ以上やるのはやめよう。結衣さんも勘づいてこっちに近づいてきたみたいだし。
ソレを徐々に霧散させていく。一気に霧散させたら爆発しそうで怖いし。
ふぅ………とりあえず一安心ですたい。結衣さんが来る前に霧散させきったし、訊かれたら適当に誤魔化せばいいし。
「
「う、うん………」
「素直でよろしいっ。そろそろ終わりにしない? 時間が時間だし………明日も学校あるでしょ?」
腕時計を見ると―――――ありま、一〇時ですか。そろそろ帰らないと黒歌から電話の嵐が………
「わかったよ。じゃあね、結衣さん。無理しちゃダメだからね」
「うん、また明日」
俺は気で身体強化したまま駆け出した。一刻も早く家に帰らねば!!
†††
「た、ただいま………」
「おかえりにゃん」
リビングに入ると、黒歌がすぐに近寄ってきて抱き着いてきた。そしてクンクンと匂いを嗅いできた。………汗臭くないかな? ちょっと心配かも。
「………またあの女の匂いがするにゃん」
「あ、あはは………まぁ模擬戦してたからね」
別に好んで抱きついたりとかはしてませんよ? ほら、もつれたりするじゃないですか。えーっと………あれです、事故ってやつです。
「風呂に入るにゃん。もちろん一緒に」
「う、うん」
「早くあの女の匂いを私の匂いで消すにゃん」
黒歌………一体あなたはナニをするつもりなんですか?
黒歌に手を引かれて流れるように脱衣所に連れて行かれた。そのまま流れるように服を脱いで、流れるように洗い場に入った。
俺は椅子に座ってます。黒歌が背中を流してくれるようです。ただし―――――黒歌の身体で。
「どうだにゃん?」
「す、すごく………やわらかいです………」
背中だけでこの破壊力だと!? ていうかこの柔らかさってあれだよね? む、胸ですよね? おっぱいですよね? 黒歌のあの豊満な胸で俺の背中は洗われてているんですよね? もう………理性は捨ててもいいのかい?
ふと、黒歌が洗うのを止めて抱き着いた格好で止まった。
「あの女を鍛えなきゃいけないのは知ってる。けどさ、私にもっと構ってよ。寂しいもん」
「―――――ッ!? ゴメンね、黒歌」
「わかればいいにゃん」
むぎゅうって!! 黒歌の胸がむぎゅうって!! ど、どうしよう………俺、死ぬのかな? こんなにイイことが俺にあるなんて………面倒事の前触れとしか考えようがないよ………
ま、まぁ相手が黒歌だから大丈夫だよね? 黒歌さんマジ天使だから。本当は猫又の
明後日の学園祭………荒れそうだな………
一くんには