いやぁ、沖縄の海は綺麗ですね。
四日間行ってきたんですけど、天候にもめぐまれて最高でした。
バナナボート、最高でしたね。
一人、落ちた時にヘッドギアも吹っ飛んで爆笑しました。
自分は最後尾で、跳ねた時に足が海に落ちて、そのまま引きずられましたよ。
水着が脱げた時はすごく焦りました………
現在進行で俺のクラスは荒れていた。
「ちょっと男子!! 男なんだからしっかりしてよ!!」
「そんなこと言ったってよ………」
「言い訳しない!!」
野郎は女の子にこき使われている。
うちのクラスでやるコスプレ喫茶は凄まじいクオリティに成りそうだ。いや、なっている。なんていうかね、もはやコスプレ喫茶と言っていいのかわからないような豪勢さだよ。
テーブルにしろイスにしろカーテンにしろ、なんか海外の有名ブランドのものなんだって。それに加えてグラスやお皿、ナイフやフォークなどの食器に関してもだ。
これが駒王学園クオリティ。
学園祭一回の為に何十万とかける。それも一クラスだ。ほかの学校ではまずありえないね。やっぱり魔王の財力はすさまじかった………
野郎共は現在、調理器具を運んでいる。俺はそんなことしてませんとも。俺はコスプレの小物を磨いたり、運び込まれてきた調理器具の確認をしてるんだもん。
調理器具などを運んだら普通は教室が狭くなる。でもね、この駒王学園の教室はものすごく広いからそんなことは気にしなくても大丈夫なんだ。さすが駒王学園だね。
ここで女の子と野郎の役割を説明しよう。
女の子は基本的にウェイターさん役だ。つくられた料理を運ぶやくね。野郎は買い出し。もうひたすら買い出し。むしろそれ以外にやることがないね。でも俺は調理したり料理を運んだりするよ。
結衣さんがゴリ押しまくったのと、他の女子からの提案です。俺も買い出しはイヤだったからラッキーだったね。
いや、なにが悲しくて学園祭の最中ずっと買い出しに行かないといけないんだよ。ていうか買い出しがそこまで必要な事態になるかが少し疑問だね。女の子達は絶対になるって言ってたけど………
おっと、こんなことを考えているうちに調理器具の運び込みが終わったようだ。俺も使うわけだし、一応確認しておかないとね。
「おぉっ!? こ、これは………」
思わず声を上げてしまうほどの品々だった。だって海外の最高級の器具だらけなんだよ? うちで使ってるのもチラホラ見つけるけどさ、やっぱり学園祭で使うものじゃないよ。
調理器具はこれでOkだね。ていうか女子が集まってるから近づくに近づけないし。
俺のすることはもうないから、あとは俺のコスプレ用の小物でもつくるか。
俺は別にコスプレしなくてもいいって言ったんだけどさ、結衣さんがどうしてもっていうんだもん。
俺の衣装は執事服と着物なんだ。
執事に必要な小物は、銀製のナイフ、懐中時計、
さーて、準備時間終了まであと三時間ちょっと。一体何をしようか………
†††
学園祭の準備をどうにかして乗り切った俺は、家に帰ってきていた。今は家にある中庭で、黒歌と気の扱いを練習してる。
黒歌は陽気を集めて自分の力にする技―――――
「うぅぅぅ………にゃっ!? む、難しいにゃん」
ただ、黒歌はあまり進歩していない模様です。俺はちゃくちゃくとコントロールできてますよ。ていうか―――――
「黒歌は一度に欲張って陽気を集めすぎなんだよ。少量から少しずつ慣らさないと」
「にゃぁぁぁ………でも
「それを言われちゃうとなぁ………でも黒歌より練習してるし………」
「にゃっ………バレてた?」
「うん。ここ最近全然気の扱いをしてないでしょ?」
黒歌は最近家事に凝ってるからね。ご飯がおいしくなるのはなによりだけどね。
最近めっきり気を扱わなくなった黒歌と、家に帰ったらすぐに陽気を集めたり霧散させたり、辺りに漂っている気と自らの気を同調させている俺だよ? そりゃあ気を集めるのに関しては俺の方が一枚上手だよ。
黒歌はもともと辺りに漂っている気を集めるってことはあまりしなかったらしいんだよね。全く、ってことじゃないからある程度は出来るけど、俺みたいに自由自在にってわけにはいかないらしい。まぁそれはあれだよね、経験の差ってやつ? それかさ、もともと気を集めるのに向いているか向いていないかだね。
俺は辺りの気を集めるのが得意で、黒歌は自分にもともとある気を操るのが得意。
こういうことだろうね。未だにに俺は自分の気を操作するのが黒歌に追いつけないし。でも黒歌に才能がないわけじゃないよ。多分、『操作:収束』が『6:4』ぐらいの割合なんだと思う。それで俺が『2:8』かな?
「にゃぁぁぁ………頑張るにゃん」
「その意気だよ黒歌」
まぁ俺も余裕かましてられるほど慣れてないんだけどね。
集中すれば使えるじゃんとか思うでしょ? 無理だよ。実戦ではその少しの間に殺られるよ。
それに俺がこの先相手するのかはわからないけど、敵対するであろうリリン。こいつの前だときっと一瞬でもアウトだよ。その一瞬でゲームオーバー。俺と敵対するかもしれない奴の存在が多き過ぎて辛い。
それじゃあ練習しますか。
右手に
これを融合させるんだ。
陽気と陰気が融合したソレは、紅色べにいろに変色した。相変らずデンジャラスな雰囲気だね。
―――――バチチチチチチチチチチチ!!
かなりの量を融合させたからか、かなりの音を発している。雷より少し小さいくらいだと思う。蒼い稲妻は存在感をこれでもかって程にソレの周りを迸ってる。
次にソレをなんの効果もないただの短刀に纏わらせる。そしてこの短刀を岩に差し入れる。豆腐を切るみたいに、力を込めないでね。
短刀が岩に触れる時だった。気を混合したときに生じた稲妻が岩に当たって、岩を砕いた。
「にゃっ!? すごいにゃん………」
「あぁ黒歌、あんまり近づいたらダメだよ」
「わかってるにゃん」
ソレに纏わられている稲妻だけでもこの威力だよ? ソレ自体に触れたら………おぉブルブル。怖いデスネー。
岩に全く力を入れないで当てる。当てただけで岩は綺麗に切断された。ていうか、刃に当たるっていうかソレに触れた瞬間消し飛んでるのかな?
検証はこの辺にしておこう。
今度は、ソレを出来るだけ薄く延ばす。短刀の刃を延長するようにね。《
「前に
「そうだよ。でも制御するのが難しい………」
自らの気だけでやるのよりも倍は難しいね。だから―――――
「バラけたにゃん」
「これ………すごく難しいよ………」
「でもできるだけすごいにゃん」
黒歌よ、そんなジト目しないでおくれよ。俺と黒歌は得意な分野が違うんだから。
「きりもいいしさ、そろそろ終わりにしようよ」
「むぅぅぅ………もう少しだけ………」
「無理は良くないのは黒歌も知ってるでしょ?」
「うっ………それを言われると困るにゃん………」
ついこの間のことなんだけどね、黒歌が俺が寝ている時にこっそりと
†††
風呂が入り終わった俺と黒歌は撮影会をしていた。もちろん一緒に入りましたとも。
前回のアーシアさん撮影会からすごく時間が開いちゃったんだけどね。まぁしょうがないか。
今回黒歌に来てもらうのは、巫女装束、メイド服、チャイナ服、ナース服、シスター服、ゴスロリだ。もちろん全部丈はミニだよ。
お気づきの紳士の方もいるかもしれないけど、これは学園祭で着る服なんだ。やっぱり黒歌のコスプレ姿も見たいじゃないか。
「できたにゃん、
「きたきたきたぁぁぁぁぁ!!」
現れたのはミニスカ巫女さんの黒歌。上着をはだけさせることによって妖艶さがUP!! 合わせたニーソは紅。いいですね。
「オオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
俺は夢中で一眼レフのシャッターを切る。
今回は照明装置とかも念入りに設置したからとても良いものが撮れそうである!! もちろん前回撮ったアーシアさんのコスプレ写真が悪かったわけじゃないからね。
「よし、次いってみようか」
「了解にゃん」
黒歌が次の衣装に着替えている間に俺は小物類を用意する。懐中時計に銀のナイフ。ただ、ナイフの柄には漆黒に塗った木材を使っている。銀のままだと悪魔な黒歌にダメージが入っちゃうからね。
「お待たせにゃん」
「はい、これ持って」
「にゃん」
ミニスカネコ耳メイドさんキタコレ!! 白ニーソに包まれた太股が美しい!! これはおさわりしないわけにはいかないでしょ!! でもステイだ俺。今は黒歌の姿を写真に収めるのだ!!
「OK次!!」
「はいにゃん」
黒歌も着換えになれてきたのか、すぐに帰ってきた。
今度はチャイナ。純白のミニチャイナに白ニーソ。太股が眩しいゼヨ!!
俺は夢中でシャッターを切る。クソッ!! 指が攣りやがった!! だが関係ない。俺は構わずシャッターを切る!!
「次お願い!!」
「にゃん」
今度はミニスカナース。白ニーソに白ガーター。そう、白ガァァァァァァタァァァァァ!! 俺が開拓した新たな境地である。
ガーターが黒歌の太ももに食い込んでるんですぅ。「ぷにっ」っと感が倍なんですぅ。
「次よろしく」
「にゃん」
今度はシスター。ミニサイズのシスター服ってね、それだけでエロいんですよ。胸元がはち切れんばかりに伸びてる。黒歌め………また成長しよったな。喜ばしいことだ。ちなみに今回合わせたニーソは黒です。
なんかシスターさんがこんなに妖艶でいいのかな? 背徳感アリアリですたい。
「はい次」
「にゃ………」
最後のゴスロリ。ミニゴスロリです。加えて新たに開拓したガーターという装備品。これは………すごい………
ニーソとガーターが締め付ける太股の「ぷにっ」っと感に加えて、押さえつけらてもなおその存在感をしめる胸。そして自前のネコ耳。それに加えて黒歌の妖艶な笑顔。
これで堕ちない、天使はいない。
「もう………お腹一杯………」
今日の撮影会は、凄まじかったね。完全に俺得でしたよ。これでまたコレクションが増えたよ。